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2004年ぐらいから使っているブログサイト、特に2006年から2010年のプロジェクトについてはかなりまめに記述していました。それはプロジェクトごとにページ下のカテゴリーごとに収められています。
2016年 05月 08日 4年前、十和田に赴任する一週間ぐらい前に引き渡しをうけた海沿いの自宅兼スタジオ。 外壁と屋根とコンクリートの床下だけという12m×12mのとてもシンプルな何もない空間に簡易水洗だけがある状態。・・・あまりにも寒いし、壁のない部屋なので、まるでキャンプ場のように屋内にテントを立てて、トイレを囲ったり、お風呂を囲ったり・・・しつつここでの生活がはじまった。・・・僕は十和田に行っちゃったの...
◎福岡・筑前深江での活動
2016年 04月 11日 奥入瀬渓流渓流に設置されて苔むしたテーブルの苔が剥がされて話題になったのが去年。 その話題の影響か、何故だかその苔テーブルが青森県によって撤去されたとか。 皆に親しまれていた極上の苔テーブルだっただけに殺されるのは忍びないと奥入瀬のネイチャーガイドたちの要望もあり、撤去された苔のテーブルがバラバラに解体されて、星野リゾート・奥入瀬渓流ホテルにやってきた。 奥入瀬自然のネイチャーガイドの...
■青森&十和田での活動
2015年 03月 21日 ホームからの眺め駅について以前からいろいろ考えてきた。博多駅に九州新幹線がいよいよ開通するということで大規模改修を行われた時も、ディスカッションの場をもうけていろいろ話してきた。駅の在り方について意識しはじめたのは東京の都市計画事務所に勤めていた頃、電車通勤をしていて、毎日電車を待つ駅のホームの環境をもとめて引っ越し先を決めたこともある。地下鉄の駅を利用して通勤していた頃、閉鎖空間の空気の淀...
・日常と雑言?
2015年 03月 13日 どうしても無視できないんだと思う。一般的な常識としては廃棄するという事になってるのもわかる。展示の後の廃材とか、大学の廃棄物入れの中を覗いてしまう。素材や廃棄物や周辺の環境や状況に縛られて、表現が飛躍できないという事も理解できる。しかしついついそこにあるソレを使って何かできないかと考えてしまう。可能ならば全部使ってしまいたい。ひとつのこらず使い切ってしまいたい。とりあえず短く切れた破片だから...
・思索雑感/ImageTrash
2015年 02月 09日 僕は遠くにあるものを探しに出かけて手に入れようとするタイプではない。目の前にあるもの、手の届くものを触りいじりたがる。いじり始めるとある程度までいじってしまう。ずっといじり続けていると、状態が変化することがある。別にどうしようとか思っていじっているわけではないが、いじるうちに・・・もっとこうしてみようかなとか・・・もっとこうできるなとか・・・そんな思いが湧き出てくるのが面白い。中学、高校時代...
2015年 02月 03日 ひとつ40円するかしないかぐらいのビニールテープ。ぼくが小学校の頃から学校の文房具売り場にでさえ売っていたロングランの商品だと思う。子供の頃はセロハンテープとこのビニールテープの違いがほどんどわからず、セロテープよりはくっつきが悪いダメなやつだ・・・ぐらいに思っていた。いや当時はセロハンテープがなんとなく綺麗で新しく、子供の心をくすぐるものだったので、セロハンテープに心奪われて、ビニールテー...
・生活周辺/LifeScape
2015年 01月 10日 私見創見2015年1月ー2016年11月デーリー東北に連載した原稿の記録をこちらに転載しときます。校正前の原稿です。202016年11月原稿廃棄物との格闘ヨーガンレールになれない私先月から十和田市現代美術館ではじまった展覧会「On the beach ヨーガンレール 海からのメッセージ」に展示されている作品は、彼が暮らす石垣島の海岸に打ち寄せられた無数のプラスチックゴミをつなぎ合わせて作られ...
2014年 10月 30日 パプアニューギニアで先祖の精霊と繋がるための儀式のようなものに出会ったことがある。体に模様や装飾を施し、声を出し、同じパターンのリズムを刻みつづけ、体を動かし続け、何らかの行為を繰り返し行う行為。それはまるで体内にある遺伝子と繋がろうとしている行為のようでもあった。それは音楽、美術、舞踊、宗教、政治など、近代社会が分けてしまったカテゴリー以前の生命と自然を繋ぐ大切な術だったのだろうと思う。自...
2014年 10月 26日 田中忠三郎の伝える精神 の展覧会の準備でもろもろ文章を書かねばならない。新聞に3回連載で紹介してもらえるというので、どのような形で書いたらいいのか模索中。・・・・・・・刺すという行為と縫うという行為は全く違うということをこの展覧会を企画する中で出会った八戸在住の南部菱刺しの作家、天羽弥生さんに教えられた。薄手の麻布の経糸と横糸のわずかの隙間に糸を通し、二目、四目と偶数の目をとりながら糸を横に...
2014年 10月 26日 最近、開くことと閉じることのバランスがとても重要だということが気になって仕方ない。感情や感覚の在り方、あるいは精神状態のあり方というべきか、心の在り方というべきか。自分自身の状態を客観視できること。そのことがとても重要な気がする。作品を作る行為、あるいは表現に向かう行為、自分自身を客観視し、さらに自分自身を超えようとする行為はあくまでも内側に向かいつつ、ある意味閉じたところから発する質のもの...
2014年 07月 20日 タイトル:思考を深める/想像を広げる2日時:2014年(平成26年)7月20日(日)14:00-17:15ゲスト:藤浩志(美術家/十和田市現代美術館館長/秋田公立美術大学教授)新雅史(社会学者)モデレーター:佐藤慎也(日本大学准教授/建築家)プレゼンテーション①:藤浩志【地上げ屋から始まる】僕の最初の就職先は東京のいわゆる「地上げ屋」です。新宿エリアの千坪開発、神田エリアの千坪開発をたった3...
・講座/対話/研究会
2014年 06月 10日 先日に続き、再び十和田市から弘前市を目指す。先日は八甲田を越えて黒石経由で弘前に入ったが、今日は濃霧注意報とかで、三沢空港の飛行機が全便欠航しているぐらい・・・山越えを断念し、みちのく有料道路経由の青森から高速道路で弘前に向かうことにする。濃霧をさけたはずが・・・みちのく道路もやはり濃霧。霧の中ゆっくり走りながら青森をめざし、峠のトンネルを抜けた瞬間…ウソみたいに濃霧はなくなり、おだやかな晴...
2014年 06月 08日 八戸で南部菱ざしを行っている天羽やよいさんのところを訪ねるために八戸へ。ついでに秋の十和田奥入瀬でのパフォーマーとのコラボレーション企画のために最近フリーランスになった今川さんにお会いしようと声をかけてみる。今川さんは最近八戸酒造のこの蔵での企画やこの蔵の周辺の町とアートな関係の仕事をしているということで、その現場を見せてもらうことに。250年近い歴史のある酒造元だけに、建築物といい、調度品...
2014年 06月 05日 十和田に来て3年目だというのにまだまだ青森県内を巡れていない。青森で活動するさまざまな人に出会えていない。今年の秋に企画している田中忠三郎の展覧会のために八甲田を越えて弘前に向かう。八甲田はまだ雪がつもったまま。空気が澄んで美しい。心が洗われる。青森の弘前を中心にかつて女性が作っていたこぎん刺し。その記念館を運営している佐藤陽子さんのことろを訪ねてみる。100年以前も前につくられたこぎん刺し...
2013年 09月 24日 十和田奥入瀬芸術祭の準備でばたばたしているうちに・・・ しらないうちに・・・ 1999年ごろに手作りで作ったgeco.jpのサイトが消えてしまっている。 当時の契約書とかもないし、どことの契約だったのか・・・。どうやって調べればいいのだろう? とりあえず、コンテンツをこことFacebookに移すか、あるいは新しくドメイン取り直すか・・・。 どなたかアドバイスを! しかし時...
ご案内/Information
2013年 02月 27日 考えてみると、十和田市現代美術館に赴任して、美術館のブログを書かなければならないとなったときから、ブログへの書き込みの興味が失せた。 今は企画展、「超訳 びじゅつの学校」のブログサイトもあり、なんだか「書かなければならない」ものがたくさんあり、…結局できていないのだが…ふと気まぐれに、自分の古巣に戻ってきて書き込む安心感を味わってみている。 ツイッターの利用に連鎖してfacebookの...
2012年 11月 08日 十和田市現代美術館の企画展、奈良美智「青い森の ちいさな ちいさな おうち」に関連する企画。 奈良さんが部長の美術部「青い森のちいさな美術部」の部員を募集したところ、全国から140名近い応募があった。 その中からもろもろの理由で選抜された6名とマネージャー2名が全国から集まり、美術部の合宿が始まる。 僕が借りている家を合宿所として明け渡し、僕は3日前からホテル暮らし。 ...
2012年 10月 26日 青森の十和田に来て半年が過ぎ・・・、これは性質というしかないのでしょうが・・・奥入瀬渓流、十和田湖周辺でのアーツなプロジェクトがいよいよ動き始めてしまいました。 なんとなく動きそうなかんじがしていたのですが、今日は確信に変わった記念すべき日です。 いろいろ妄想はあったのですが、昨日と今日、この二日ではじめて奥入瀬渓流の周辺の一時休業したユースホステルとかホテルとか合計5軒の内部を...
2012年 08月 25日 メルボルンの中心街の川沿いにあるアートセンターのリニューアルオープンのイベントに絡む屋外でのインスタレーションプロジェクト。一か月間の仮設テントでのオープンワークショップの後、最終的にこのような形で一か月間屋外インスタレーションを行い、特に夜間ライトアップされ、お客さんに楽しんでもらう。http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpag...
メルボルンでの活動
2012年 08月 19日 今月の初めから約3週間近く、昼の12時半から夕方4時半まで、だれでも自由に出入りで来て、好き勝手につくれる状況の「Kaeru」のテント。家族連れのリピーターも多く、小さな子どもから小学生、中学生、高校生、大学生まで、クラス単位でやってきたり、日々にぎわう中、もくもくと作り続けるおじさんを演じている。まるで、芝居小屋のようだなと思いながら、もくもくと作り続けるおじさんを演じているようでありなが...
2012年 08月 10日 メルボルンのアートセンターの通りに面した芝生のところの屋外に、こちらは真冬だというのに3つのテントをたてて、その中で、アートセンターから出る廃材、…一年分のバックライトのプリントポスターを使って屋外の展示作品をつくるデモンストレーションを公開している。 2009年の大阪の中之島とか2008年のサンタフェビエンナーレで行った「かえるシステム」のメルボルン・アートセンターバージョンといったところ...
2012年 08月 02日 メルボルンのど真ん中にあるアートセンターのキュレイターから連絡が来たのはもう2年ぐらい前のこと。実は僕は近年、どんどん海外からの仕事が苦手になってきてほとんど無視したり断ったりしている。国内にいてもなかなか自宅に戻れないし、自宅のスタジオにこもって仕事するのが一番いい環境で仕事ができと思っているし・・・(いや、本当に半年以上も使っていないのに家賃だけは払い続けている自分のスタジオで仕事がした...
2012年 07月 15日 秋葉原のアーツ千代田3331でのセントラルかえるステーション、わずか3日間の設営スケジュールだったが、どうにかオープンする。今回、千代田のアートセンターでの開催ということと、ちょうど小学生の夏休みにあわせた時期での開催ということもあり、いわゆる美術展という雰囲気よりは子ども連れの家族が過ごせる場としていかに開放するか・・・というのが課題としてあった。 僕個人としては、アートセンターでしかでき...
東京での活動
2012年 07月 13日 新潟の水と土の芸術祭。 打ち合わせ、仕込みのために訪れて、もろもろしているうちにあっという間に一か月。 ついにオープンしました。 このために東京と神戸に暮らす知り合い二人を中心に全国の部室的な活動と部活動的な活動事例を調べてもらっていて、その一部をブログサイトに公開し始めています。まだまだ未整理ですがよろしければ面白く、興味深い活動がたくさんあるのでご覧ください。 htt...
■新潟での活動
2012年 06月 17日 新潟の水と土の芸術祭まであと一か月をきってしまった。 今回出品する作品(?)は部室ビルダー「かえるぐみ」という部室をつくるという概念とネットワーク。 システム型の新しい展開・・・のつもり。 今回の水と土の芸術祭のメイン会場となる水産会館荷上げ場跡の一角の小さなスペースと、新潟の古町という中心市街地の商店街のど真ん中と、沼垂というお寺と市場の素敵な人の匂いのする古くからの街...
2012年 06月 07日 僕が普通に仕事にコンピューターを使い始めたのが1988年。マッキントッシュのIIFxというグラフィック系の仕事でつかえるマシンが会社に導入され…でもまだCADはコマンド入力でAutoCadを使っていたし、ワープロは専用のワープロマシンがあった時代。 おそらく、88年ぐらいから急激にデザイン事務所ではMacを導入しはじめていたが通信ネットワークはまだこれからというかんじで、当時名...
2012年 06月 06日 6月6日はかえるの日だってことを知ったのは2000年ぐらいに福岡で「福岡かえる展」というかえる好きが集まった展覧会に出品することにいなった時に教えてもらい初めて知り、偶然の一致に驚いたことがある。 6月6日というと、このブログタイトルにもなっている藤浩志企画制作室という個人事務所の設立記念日。 実は、1992年に青山スパイラルガーデンでの当時にしては大規模な個展が6月に決まり、当...
2012年 06月 06日 地域の活動を作ってゆく上で、活動を作り出すための仕組みとして、アートプロジェクトというフォーマットがとても有効に利用できるのではないかと考えている。仕組みをつくることで、地域資源としての様々な場を使い、いろいろな表現が展開することで、そこから活動の連鎖を促すことができる。 仕組みがなければただの空き地だったり空き家だったりで、そこにまさに様々なアプリケーションが起動するかのようなOS的...
2012年 06月 05日 「自分の内側からイメージが湧き出てくる…。」 美術大学で美術を勉強していた頃、イメージというのはアーティストの内側から湧き出てくるものだとばかり思っていたし、そのように教えられているような気がしていた。(誰に教えられたのかさっぱりわからないが…) 確かに周りには自分の内側からイメージが湧き出てくる人もたくさんいて羨ましかった。 しかし、僕の場合、どうも自分の内側を覗き込んで...
2012年 06月 04日 表現することって自分自身の日常の行為を超えることなんじゃないかなと考えている。 どちらかというと流されてしまっている日常の違和感をはたと立ち止まり疑問視して、客観視し、それを何らかの形として表に現す。 それはどんな手法でもいいと思うが、それぞれに得意とする、あるいはフェチとする手法があるのだと思う。言葉を使うだとか、楽器をつかうだとか、行動で現すだとか、描いてみるとか・・・、しか...
青森ねぶたの終わったあとの廃材を・・.. 8月はじめのほどんど一週...
「描く」の現在進行形 draw+in.. この一週間、ほとんどこ...
人見記念講堂での1300人! 昭和女子大学からレクチャ...
美術館をつくるという設計の課題 九州大学の建築学科での授...
大阪の新世界から西成を歩く。 新世界、西成で何か活動を...
いわき湯本の三函座 アリオスでのもやもや会議...
WishとDreamの違いのモヤモヤ 「夢」というと一般的には...
地域活動での土、風、光、水の性質につ.. 数年前、とある地域でのシ...
サハラ砂漠のSIWAオアシスチュウその2 フジが以前勤めていた開発...
創作機械工房 Piccolo S.P.. 富山県の高岡にある創作機...