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2004年ぐらいから使っているブログサイト、特に2006年から2010年のプロジェクトについてはかなりまめに記述していました。それはプロジェクトごとにページ下のカテゴリーごとに収められています。
2010年 07月 31日 国際芸術センター青森にこもって絵本作家「藤島八十郎」の絵をひたすら描くjはずだったのに・・・ 森の中でじっとしていると、その自分自身の態度に違和感が生じてきて、もっと青森でできることがあるのでは・・・という疑問が膨らむ。 運命的に・・・この時期青森県の各所ではあの有名な「ねぶた」で県内全体が盛り上がっているらしい。 それを無視して、ゲイジュツに縛られ、絵本作家を演じるのはい...
2010年 07月 29日 青森の国際芸術センターでの鹿児島3兄弟のレジデンスに途中から参加。 青森に到着していきなり、青森の小学校の先生達が行っている図画工作研究会の研修会で高嶺格と二人でレクチャー。 彼と一緒にレクチャーするのは・・・20年ぶり? もっと? 熟練の小学校の先生を対象としたレクチャーとワークショップだけに、少々緊張。 しかし、日常子とも達と向き合う現場にいる人との接点だけに...
2010年 07月 26日 島で出会う風景は本当にすばらしい。朝、藤島八十郎の家の納屋にある豊島タワーに上って日の出を拝む。当たり前の話だが、周りが海で囲まれているので、太陽や月がどこ角度にあっても、ほんの少し移動すれば朝日にせよ、夕日にせよ、満月にせよ・・・海に浮かぶ風景にめぐり合える。海越しに見る島々の形や四国や岡山、広島側の風景は、島の中でどこから見るかで変化し、表情豊で、どこにもアクセスしやすい位置にあることが...
2010年 07月 24日 藤島八十郎の家では家の中にテントを張って生活している。 テント生活は壁や窓、床が隙間だらけの廃墟での生活でも、蚊やムカデから身を守り、安心してねむることができる。 しかもここは風通しがいいので、フライをはずしてメッシュ状態で寝るととても涼しく、朝方は寒いぐらいの毎日。 実はこのテント生活、今にはじまったものではない。 福岡の自宅でも、大阪の此花でも、埼玉の北本でも、テ...
2010年 07月 23日 連日、連夜、藤島八十郎の家には地元の人が訪ねてきて、いろいろな会話が重ねられ、刺激的な時間を過ごしている。 地域に入り込み、ニュートラルな立場でいると、いろいろな角度からいろいろな立場の人との接点ができて、それぞれの事情や思いが伝わってきて、興味深かったり、感動したり、心苦しかったり・・・。 藤島八十郎としいうキャラクターが架空の「おまぬけ」キャラであるのと、絵本作家を目指して...
2010年 07月 21日 瀬戸内国際芸術祭の主催で会期中、いくつかのシンポジウムが企画されている。 その豊島バージョンがあり、ボルタンスキーと浅田彰との対談のあとに僕らのトーク。 シンポジウムというより、簡単な自己紹介で、時間切れの会だったけど・・・。 出品作家も多いし、英語やフランス語とかの通訳もありで、同時通訳というわけにも行かず、時間的にも厳しいのも確か。仕方ない。 クーラーもない炎天下...
2010年 07月 21日 藤島八十郎をつくるために暮らしている豊島の唐櫃という集落から、壇山の頂上に向かう途中にスダジイの森というところがある。 島の人に聞いても「?」というかんじだが、権現様というと「ああ!はいはいはいはい」と返ってくるほど重要な場所。 ちゃんと足を踏み入れたことがなかったので、いつも買い物をしている商店のおばちゃんに近道を訪ねてみると奥から83歳のおじちゃんが足を引きずって出てきてくれ...
2010年 07月 19日 じわじわーっと、ゆっくりゆっくりと、なぜこんなに無駄な形にならないことばかりをやっているのか・・・と思えるほど、ほんの少しずつ、藤島八十郎の家の制作をすすめているうちに・・・ 気づいてみると、プレス関係とか、関係者とか、知り合いとかがどどーっと家に流れ込み始め・・・ あれ? 何かがもうはじまったのかな? ・・・というかんじで、瀬戸内国際芸術祭がはじまった。 高松の方で...
2010年 07月 16日 これだけの小さな家でも、もともと放置されていたすべてのモノ達とちゃんと向かい合うことは難しい。架空の人物、藤島八十郎の存在をつくるために、廃屋の掃除をしつつ・・・その内装のために、新しい素材を一切購入することなく・・・その家に残されたすべてのものと向き合う日々。こえび隊というプロジェクトサポートメンバーの力を借りて、ずべての廃材をひたすら分別し、ひたすら洗浄し、ひたすら磨き・・・、どんな些細...
2010年 07月 15日 豊島に来て活動していると、時折、いろいろな誤解された言葉で語る人に出会い、嫌悪感を感じてしまう。 豊島が大きく誤解された言葉で語られることがあるので悲しい。 豊島は行政と戦い、自然を守りきった住民の姿で有名になった島なのであって、廃棄物で有名になった島なのではない。 わずかな言葉の使い方の違いが島に対するイメージや認識を大きく誤解させ、無神経に語る人がたまにいるので心苦しい...
2010年 07月 14日 藤島八十郎の家にある豊島タワー。 ・・・タワー・・・というか、ただ、やたらと高い位置にある土蔵の納屋の煙ぬきの屋根の通気窓から眺める風景は、豊島の集落を俯瞰できていいだろうな・・・というイメージから、そこまで上るはしごをつけて、屋根の梁を利用して、展望室をつくろうか・・・というイメージに連鎖し・・・ それがいろいろな人のイメージをかきたてるうちに・・・いろいろな人がありえない作...
2010年 07月 14日 瀬戸内国際芸術祭に出品することになった藤島八十郎という名前には戦後アメリカで活動した1908年生まれの絵本作家・八島太郎の名前が組み込まれている。 実は僕にとってとても大切な八島太郎。 その名前から八・島・郎の文字を引用した。 藤が島でのプロジェクトを行うから藤島だったり、管巻三十郎(宇野澤君のペンネーム)をプロジェクトパートナーとして活動を行うので八十郎と説明したり、僕と管巻...
2010年 07月 13日 豊島の唐櫃の公堂。もともと小学校の講堂だったところの床の色あせと汚れが気になり、藤島八十郎はその床を磨く・・・という設定で今日はこえび隊と一緒に床磨き。 着色塗装でがっと塗れば早くてきれいになるのだろうが、匂いとかいろいろ大変そうなので、カラーワックスで磨く。 磨いていると床にこびりついている塗料のしみとか、木目とかが気になり、それを小動物にたとてみたり、星にたとえてみたりとこえ...
2010年 07月 10日 瀬戸内国際芸術祭のオープンが迫ってきた。 その出品作品が「藤島八十郎をつくる。」という作品。 実際には存在しない藤島八十郎という架空の人物をつくるという新しい試み。 藤島八十郎は存在しないので、その存在をつくるために、いろいろな関係を作ってみようと考えた。 「関係をつくることが存在をつくること」という話は僕自身が最も気になるところ。 逆に存在しているようでも関係...
2010年 07月 10日 豊島の唐櫃の自然の家。この閉鎖された入り口付近に色がはげて樹脂の継ぎ目が浮き出たライオンの遊具がいた。もともとこの自然の家は唐櫃小学校だったが、昭和40年代後半に児童数の減少から小学校が統合され、廃校となり、保育施設として使われていた。おそらくその時期のこのライオン君はやってきたのだと思う。 しかし、さらに子どもの数が減少したことによって平成元年、保育施設も閉鎖されることになり・・・ライオン...
2010年 07月 07日 豊島の現場の隙間で福岡の自宅にもどり、もろもろの雑用。地元の祭事、町内会活動、父兄参観、家の夏対策。 そのついでに博多駅で動き始めた話し合いに参加する。 来年の春にいよいよ博多ー鹿児島の新幹線が開通し、それにともなって博多駅に新しい複合ビルが誕生する。 そこを拠点として九州各地、あるいはアジア各地のアーツな活動をネットワークしようとする動きが盛り上がりつつある。 駅は玄関で...
2010年 07月 04日 地域で何か新しい活動が発生するにはそれなりに新しいシステムが必要なのだと思う。 地域活動のシステム(仕組み)の多くはある時期、それなりの理由があり発生してきた。自治会とか子ども会とかPTAとか敬老会とか婦人会とか青年団とか青少年育成会とか商店街振興会とか連合会とかなんちゃら委員会とかかんちゃら会とか・・・ その多くがそれぞれの時代の必要に応じ発生し、それなりの拠点を持ちつつ、それ...
2010年 07月 01日 崩れている床板とか柱とか、廃材を磨き、繋ぎなおし、棚をつくろうとしている。 瀬戸内国際芸術祭の周辺の現場には多くの工事関係の業者が投入され、多くの資材が島外から搬入され、工事車両が行き交い・・・日々消費される膨大なプロジェクト費用・・・もったいないなぁ・・・ 少しは地域経済の活性化に役立っているのかもしれないけれど・・・ しかしなぜだか、僕の現場だけはこの廃墟の中から発生...
青森ねぶたの終わったあとの廃材を・・.. 8月はじめのほどんど一週...
土佐の高知の桂浜 土佐の高知のはりまや橋、...
いわき湯本の三函座 アリオスでのもやもや会議...
存在しないのに龍はなぜ存在してきたのか? 決して好きというわけでは...
「描く」の現在進行形 draw+in.. この一週間、ほとんどこ...
大阪の新世界から西成を歩く。 新世界、西成で何か活動を...
人見記念講堂での1300人! 昭和女子大学からレクチャ...
トイ・ザウルス(Toys Sauru.. 水都大阪2009の中之島...
本田紘輝・13年の命 本田紘輝(ほんだこうき)...
美術館をつくるという設計の課題 九州大学の建築学科での授...