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今年最後の仕事は鹿児島の実家の改装。
ちょうど去年の今頃まではまだカフェとして営業していたが、ついに店としての営業をやめて演奏会や展覧会の貸し会場として整備している鹿児島の実家。

a0010575_0484132.jpgここでもなんども紹介しているが、眺めだけはいい。

今日は特に正面の霧島連山が美しい。

右の大きな山が活火山の桜島。そのいちばん右端ぐらいに桜島アーツホテルの現場がある。


a0010575_049417.jpgその桜島の改装も考えなければならないが、とりあえず、この実家の改装。両親が2階に住んでいるし、住宅地なのでがんがん営業する雰囲気でもないし、これ以上銀行から借金してほしくないので、時間のあるたびごとに少しずつ僕自身が改装している。

しかし、時間の隙間がないので、なかなかうまく進まない。

とりあえずの今回の作業は前回展覧会をやるために作った壁の延長と、キッチン横の空間に壁をたてる。


a0010575_0504152.jpg今回は微妙な年頃の娘2人(小6と中2)にも木材運びから電ドリでのビス打ち、塗装まで手伝ってもらう。

このショット、おそらく20年後には記念になるのかな。


a0010575_1143714.jpg桜島では壁をはずし、天井をはがす作業なのに、なぜか鹿児島ではそれができずに壁を立てる作業となる。

これは廃墟となったところと、両親が住んでいる住宅との違いなのか、それとも雰囲気なのか。


a0010575_0514973.jpgいずれにしても、図面をひいてどうこうするものではなく、現場で実際に木材をおいていって決まってゆく。

昔、すんでいた家の隣に祖母が一人暮らしをしていて、その家の塀が焼いた杉板の塀だった。 


a0010575_0521919.jpg焼き杉板の塀の隙間や、杉板の目からのぞけそうな世界が子ども心をくすぐった。

その板塀の記憶をたどるように、妙な隙間をつくったり、のぞき穴のような穴を開けてみたり・・・。

一見普通の壁だがよくみるとありえない・・・!・・・っというのが好み。 この微妙な空気感って実際に空間を触らないやりかたで図面で業者に指示して工務店が制作できるのもなのだろうか・・・。

しかもこの基地作りのような手探り感覚が空間として成立してくる感触がたまらなくうれしい。

で、とりあえず、屏風上に折れ曲がりながら部屋の形を変える壁を作ってみる。
ここをステージにする人もいれば、バーカウンターに使う人もいるかもしれないな。

で、今回は最低限の音響システムもハードオフで購入、設置。これでようやく小さなアンプを使っての演奏会に対応できる。


a0010575_0535842.jpg廊下の中庭をふさぐのはもったいなかったので、3本のスリットを入れてみる。あー、ださい。

この感じがすきなんだな。

なかなかシャープな建築系デザイナーではできないこのラインだと思う。

ということで、2006年も31日の夜まで仕事をしてしまった。

来年こそは自分を変えたいな。こんなところでうろうろしていないで、もっとちゃんとした仕事をしたいなー。

それにしても、この木材、ホームセンターで70本程度切断してもらったけど、切断費、60円って安すぎないでしょうかね。おじさんが1時間ぐらいかけて積み上げて、切断は確かに3回ぐらいだったけど。福岡のホームセンターの1カット50円でも安いと思っていたが、鹿児島では1カット20円とはこれいかに。

あー、せこいことかいているうちに2006年が終わる・・・!

あーーーー!
by fuji-studio | 2006-12-31 23:59 | ○イイスペイス@イイテラス
カエルキャラバンに関連するお知らせ2つ!
a0010575_1240283.jpgお知らせが2つです。



横浜のBankARTで4月に開催する防災がらみの展覧会「地震 EXPO」で防災グッズの公募を行います。基本的には指名された大学関係の学生対象と若手デザイナー対象の公募ですが、興味ある方は僕の推薦ということで応募できる・・・と思いますので是非参加してください。

その応募のサイトがこちら
http://www.plus-arts.net/bousaigoodsdesigncompe/




神戸で立ち上がったイザ!カエルキャラバンが1月に宮崎で開催されます。

そのインフォメーション。

現場ではもうすでに動き始めていて、そのブログサイトがあるようですので興味のある方はご覧ください。

それはこちら
http://bikkyon.exblog.jp/

ということで、2007年もよろしくお願いします。

2007年も忙しいのかな・・・。
by fuji-studio | 2006-12-28 12:31 | ○イザ!カエルキャラバン
鍋の陣?! 
筑前深江アーツキャンプの秋の陣のディスカッションに参加できなかったアーティストからの要望で「鍋の陣」には参加します。とのことだったので、一応、まじめに福岡の僕の家で鍋の陣を開催。

それに合わせて鹿児島から福岡まで浦田さんとスーさんを連れて車で急ぐ。スーさんは鍋が苦手だと言い出して、途中下車。

鍋の陣、ただの宴会ですね。

これで今年の飲み納めでしょうか・・・。
先に酔いつぶれてごめんなさい。

いや、2006年よく飲んだ。

仕事はまだまだ残っているが、飲み会の予定はないなー。

皆さん酔いお年を! 

げっぷ!
by fuji-studio | 2006-12-26 23:59 | ◎福岡・筑前深江での活動
桜島にとりあえず白い空間が仕上がる。 ・・・が、しかし・・・
a0010575_1912265.jpg11月の末から約1ヶ月間、思いのほか、なれない仕事に苦労しつつ、浦田さんががんばって仕上げた桜島の白い空間

ここは2階の一部屋。

一応ギャラリーとして利用できるがとりあえずはミーティングの場、宿泊場としての整備はできたかな。


a0010575_19132574.jpgパーテーションのシルバーのフレームをそのまま残していたり、窓枠の障子がそのままだったり床材に手を入れたかったりと個人的にはナットクのできない部分もあるが、まあ、それは次の課題にしましょう。

建具的な細工まではなかなか難しいので。

しかし、廃墟の一室をまったくの素人一人で、約一ヶ月でここまでできるのだという事実を知ってもらいたい。どんな空間でも丁寧に扱うと変容するものです。


a0010575_1914278.jpgで、さてさて、ここからが本番。

こんどは地下室の天井と壁をほんの30分程度、取り外してみると・・・なんともいい空間が。


a0010575_19145396.jpgきりがないのでもうそろそろやめようかというところに桜島にアトリエを持つ作家の萩原さんがやってきて、黙々と壁をはがし始める。

ストレス解消にはもってこいの作業で、なかなか面白い。


a0010575_19152233.jpg1988年に東京の都内で取り壊しになる前の木造住宅を借りて転々と暮らしていた頃の記憶がよみがえる。

そうそう。僕は1987年にパプアニューギニアで暮らしている頃、東京で取り壊されてゆく廃墟を空間の作品として彫刻しようと思いつき、1988年に東京の土地開発業者(いわゆる地上げ屋)に就職した。

僕が求めていた就職の条件は「取り壊しになる前の家に住まわせてもらうこと」。

夜中にガラスの扉をはずそうとして解体しているときに大きな硝子板が割れて頭を大怪我したこともある。廃墟で暮らすようになって家の中にテントを張って暮らすようになった。


a0010575_19155634.jpgとにかく、この地下室は荒々しいコンクリートの壁面やら天井やらが見えてきてなかなかワイルドな空間になりそう。

地下室ホールということで、木材のフレームを残して着色して仕上げればどうだろう。


a0010575_19194986.jpgこの地下ホールの横にはキッチンスタジオになりそうな厨房跡の広い空間があり、長い廊下や20部屋程度の客室、展望浴場の跡、露天風呂、アウトドア空間など、いろいろ魅力的に整備できる空間はまだまだ続く。

とりあえず、かび臭い絨毯もはがしてみることにする。


a0010575_19241560.jpg春ぐらいに有志による展覧会を行えばどうだろうと考えて、一応、なんとなく改装せずにも空間を変えるサンプルの為に、数年前、博多の商業施設の為に楠丈(くすたけし)が制作したヤセ犬もどきの黒猫数匹を配置してみる。

猫屋敷・・・。廃墟と猫は妙にマッチするな~。

実はこの桜島の現場、許認可の関係でしばらく動ごけなくなるという話。

とりあえず1月半ばまでにここの施設利用の提案書を作成して、一応僕の仕事の第一段階とさせてもらおうかな。
by fuji-studio | 2006-12-25 22:25 | ■桜島での活動
桜島で琴ちゃんが玄関コンサート
a0010575_12161769.jpg桜島の拠点作りのひとつのプログラムとして、実験的なワークショップを試みてもらっているが、そのうちのひとつ、玄関コンサートをやってみる。


a0010575_12165735.jpg今年の取手アートプロジェクトで浦田琴恵さんがプロポーザルでアイデアを出し、取手市内のあちこちに呼びかけて実際に10軒ぐらいの玄関でコンサートを実施したのが最初。

ちゃんと表現活動として名前をつけて行われた「玄関コンサート」はたぶんこのときが世界ではじめて。


a0010575_12172289.jpg取手では当初かなり苦労したようだが、最終的には盛り上がったとか。

で、その全国展開バージョン、桜島の巻!

桜島の寒空の中、客は玄関の外に出されて、・・・中でライブしても十分にいい空間なのだが・・・コンサートがはじまる。

飛び入りで僕の中学2年の娘も参加。写真で見るすごい演奏をしているように見える・・・が・・・。

浦田さんに仕掛けられて僕も歌うことになり、出ない声をふりしぼろうとするが・・・カスカスで大迷惑。 みっともなくてごめんなさい。

最後は観客もみんなで合奏! あー、音楽はいいなー。

で、このコンサートで桜島のオリジナルな音楽が欲しいことを思い知る。

やはりドラム系、リズム系で活火山系でしょうかね。新しい楽器を考えたり、リズムを考えたり、曲を考えたりして、誰もが参加できて皆で演奏できるようなそんな音楽を持った地域がいいなー。


やっぱりあのネタ実現しなければいけないなーと思う今日この頃。・・・あのネタ?・・・来年ぐらいには発表しているかな。・・・時間かかりそうだなぁ~。ね。林君よろしく。
by fuji-studio | 2006-12-23 23:17 | ■桜島での活動
桜島で足湯をほってくつろぐワークショップ!?
a0010575_10315544.jpg世界的にも珍しい都市に隣接する活火山桜島

今日の桜島は垂水フェリーの上からのショット。鹿児島から見る桜島よりもスリム。


a0010575_10332328.jpgその海岸は砂が黒い。溶岩が崩れて小さな砂状になっているのかな。
黒い砂浜ってたぶん珍しいで・・・と思うのだが・・。


a0010575_10335920.jpgで、黒い砂浜にアクセントのように砂利のような白い軽石が集まっている場所もある。
これもまた珍しい。


a0010575_10345840.jpgそこの砂浜をスコップで掘ると、温泉が湧き出てくる。

湧き出てくるというよりは滲み出てくる感じ。


a0010575_10353949.jpg適当なところに見当をつけて、よいしょと掘り始めると、掘ったほんの30秒後にはその穴に温泉が滲み出てくる。とても不思議。

その温度がまたちょうどいい湯加減。

こんなところがこんな身近にあったなんて・・・なぜ知らなかったのだろう。


a0010575_10374062.jpg温泉って地下深くを掘らなければ湧き出てこないものだと思っていた。
個人的には個人的な都合でこの海岸を宮城県のえずこホールの前に引っ張ってゆきたいが・・・、まあ、そりゃ無理。


a0010575_10382869.jpgえずこホールの音泉と桜島のプロジェクトと僕個人の中ではがんがんとリンクしてくるが、それってどうしようもないただのリンク。


a0010575_10385252.jpgああ、どうすればいいんだ・・・と思ってしまう自分を馬鹿だと思う。だってこれは関係ないことがら。・・・と自分に言い聞かせながらも・・・無意識が宮城とのリンクを探っている。


a0010575_10391699.jpg皆思い思いに穴を掘り、湧き出たお湯に足をつけて、すっかり満足。

ああ、いい足湯だった。

こんど桜島に来てくれる人がいたら連れてゆきますよ。この秘境。
by fuji-studio | 2006-12-23 15:39 | ■桜島での活動
台湾のすーさんを連れて鹿児島の桜島へ!
台湾のスーさんを連れて桜島へ入る。

桜島では足湯掘り、足湯つかり、琴ちゃんの玄関コンサートの助手。そして飲んだくれて、天井はがし、壁塗りの最終仕上げ。

写真、写真・・・。えーっと・・・。
by fuji-studio | 2006-12-23 00:24 | ■桜島での活動
十年音泉のウェブサイトがようやくできました。
遅くなりました。

十年音泉のちらしの発注が終わり、それをベースにしてウェブサイトもできたようです。
えずこホールのスタッフの皆さんの手作り。

基本的なことがで内部のスタッフでできることって重要ですよね。
by fuji-studio | 2006-12-22 10:18 | ■宮城・えずこホールとの活動
福岡のアイランドシティにある拠点を作る話
去年、というよりこの数年、なんとなく関わりつつ・・・でも結局、なにもできていないのであるが、福岡の香椎浜の沖にできた人工島、アイランドシティにアートの拠点を作るという話・・・。

そのディスカッションが福岡市役所で開催される。

まったくなにもない状態から始まった話にふんふんと乗っかって、意見だけいいつつも、結局何のアクションもできないままに、気づいてみると島開き。花博とよばれていたものが開催され、終わり、住宅ができて、住まないかと誘われつつも入居募集が始まり、入居がはじまり、なにもできぬままに小学校と拠点となるベンチャービジネス系の複合施設がこの春にオープンだとか。

ああ、動きが鈍くなったな。

ああ、動けなくなったな。

ああ、時間がないな。

なんと、とりあえずの拠点となりそうなところの上のフロアにソフトバンクが出資して、吉村作治が学長となり、サイバー大学なるものが作られ、その入居が決まっているとか。2007年4月開校だとか。

動いているところでは動いているんだな。すごい。僕が寝返りしているうちに・・・。
by fuji-studio | 2006-12-21 23:06 | ・講座/対話/研究会
富士山と温泉タオルと熨斗袋
a0010575_23244953.jpg僕は昔から富士山の近くを通過するときと、9時になる頃、たまに不愉快な思いをすることがある。

今日もそんなかんじ。飛行機で羽田空港から福岡に向かい飛び立ち、ちょうど寝付いた頃・・・「ふじさん!」「フジサン!」「ふじさんダ!」と呼ばれ眼を覚まします。
新幹線の中でも天気のいいときしばしば。

僕とはまったく関係ないのだけど、周りの人が「ふじさん!」と呼ぶのでびっくりして眼を覚ましてしまいます。

そうです。ただ単に「富士山だ!」と喜んでいるだけなんですよ。これネタじゃなくてホントなんです。きょうもホントの話。

午前も午後も9時周辺になると「ふじダ!」「ふじ!」と呼ばれ、「はい!」と返事することしばしば。実は「くじだ!」「くじ!」と時間をいっているだけなのに、たまに発音のなまっている人がいてどうしても名前を呼ばれているような気がするんです。

まあ、そんなことはどうでもいい。


a0010575_2336430.jpgで十年音泉ですが、今日タオルを制作しました。なんということない、敢えてとても普通な温泉タオルのようなチープなタオルです。

で、せっかくタオルを配るのだから、入り口に、番台を置き、男湯と女湯の暖簾をつけてわかれて入ってもらおうかというアイデアが飛びだしました。
入場のときのことです。 
で、舞台上からは湯気の変わりにすでにスモークが炊かれているという風景。

で、バックには「富士山の絵でしょ」という話。


a0010575_23364728.jpgでもそこまでやるのもちょっと・・・。と思いながらも、なぜか今日は「ふじさんだ!」に起こされて、窓からのぞくとこの風景。

運命かな・・・。一応写真に撮影したし・・・。

というノリですが、大丈夫かな野村さん・・・。

ちなみにこれはタオルが入ってくるサービスの熨斗袋。一応原稿確認。

これってもはや舞台美術じゃないよね。

あ、これ会場に入場する観客に全員配る予定です。
これ使って演奏なりダンスなり、演技なりよろしくお願いいたします。
by fuji-studio | 2006-12-20 23:38 | ■宮城・えずこホールとの活動