藤浩志Report:福岡市・北九州等での活動
2024-01-05T09:45:25+09:00
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2004年ぐらいから使っているブログサイト、特に2006年から2010年のプロジェクトについてはかなりまめに記述していました。それはプロジェクトごとにページ下のカテゴリーごとに収められています。
Excite Blog
おもしろいきものもり
http://geco.exblog.jp/241931656/
2023-09-22T18:22:00+09:00
2023-09-22T18:25:49+09:00
2023-09-22T18:22:22+09:00
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福岡市・北九州等での活動
福岡県の大牟田市の動物園の中にある絵本の美術館 ともだちや美術館
そこの運営を昔からの知り合いの岡くんが行っているということで、そのギャラリー部分をつかって夏休みイベントを行うことになった。
最近はかえっこのおもちゃの破片を利用したジュラシック・プラスチック関係の展示ばかりを行っていたこともあって、なんだか気分転換もふくめ、これまでつくったクスタケシ制作の木彫の動物たちも一緒に展示できないかなと考えた。まあ、動物園のなかにある美術館なので、せっかくなので、動物のようなものを一回全部並べてみようかなと思った。で、「おもしろいきものもり」 おもしろい いきもの の もり
せかっくなので、青森からやってきた青森ねぶた廃材を利用して九州新幹線ができたとき、つまり東日本大震災がおこった2011年に制作した飛龍も展示させてもらった。それと、最近、地道に作品に利用している枝とハッピーフラワーたちの展示。枯れ落ちた枝もまた気になってこの数年コレクション(?)しつつ、たまに使っている。
ちょっと首が長すぎるのが気になっているメガロケロスとかも展示させてもらって、嬉しい。
その下にはかえっこのためのおもちゃたちをなふらべ、欲しいおもちゃを持って帰ってもらえる仕組みを美術館の人に考えてもらうことに。
今回の展覧会には1992年に制作した睡蓮の葉っぱのぬいぐるみの上に、かえっこで集まったぬいぐるみの皮でつくった新作、キノコ類シリーズ。おもしろい いきもの。やっぱりこの睡蓮の葉っぱの作品、好きだな。なんだか、こうやって、ブログ書くの何年ぶりだろうか。
たまにはいいものですね。
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はたらくことについての展覧会
http://geco.exblog.jp/242017830/
2021-12-21T13:39:00+09:00
2024-01-05T09:45:25+09:00
2023-12-19T13:40:58+09:00
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福岡市・北九州等での活動
今回その九州芸文館を拠点とした福岡県主催のプロジェクト、「ちくごアートファーム計画」その今年バージョン「はたらくアート」に参加することになり、先週あたりから展覧会形式のプロジェクトが始まっております。
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単なる展覧会ではなくて、アートコミュニケーター、アートマネジメント人材育成プログラムということで、「はたらく」ことの意味を問い直す・・・ということらしい。今回はこの20年蓄積してきたちゃれんじ系のビデオテープ(人のはたらきを誘発するためのツールだったかも。でも今はもうはたらけなくなったメディア)を主題にした空間構成「チャレンジラボ」。
ここでは感性が「はたらく」状況を作り出したつもりだけど・・・感性はたらかせてくれるかな?
2024ねんが
https://www.kyushu-geibun.jp/main/5352.html
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435皆川 嘉博、山本 太郎、他433人
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福岡市美術館とヤセ犬の常設展示
http://geco.exblog.jp/22806139/
2016-05-13T18:04:00+09:00
2016-05-14T18:41:45+09:00
2016-05-13T18:09:48+09:00
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■福岡での活動
嬉しい。
1994年に開催されたアジア美術展の時にお世話になって以来、深い縁のある美術館。
建築物は1979年にできた前川國男の晩年の作品で、新潟とか山梨とか上野とか宮城とか熊本とか70年代後半から80年代に作られた前川美術館建設ブームの典型的な感じだが、内部空間の変化に富んだボリューム感のつながりやテラスなどの雰囲気やディテールがなんとも言えない厳かさを醸していて、僕らの世代には染みついている感じすらある。 しかし、さすがに内装としては床の色とか質感とかに関しては空間の作品を展開する仕様にはなっておらず、額縁とか台座とかが前提のしつらえになっている。まあ、それはそれで真っ白の空間が全ていいとも思わないので今となってはまた味があるものだが・・・このあたりが変わるんだろうね。
ところで、僕の常設の作品、昔のノートの落書きやメモ書きなども戦闘機やヤセ犬たちと一緒に展示されていて嬉しい。パプアニューギニアを離れる時、大学の教室の天井に設置して日本に帰国したが、15年ほど経ったある時、ふと思い出してその作品をパプアユーギニアまで探しに行ってみると、そのままの状態で置かれていたのが衝撃的だった。
それを持って帰ってきて、こうやって作品がちゃんと公開されているというのは嬉しいことだ。常設展で多くの観客を作品に引き込んでいる十和田市現代美術館の展示の手法や展示室を考えると、もっと観客を取り込むような展示にもできるのだとおもうと、もどかしい面もある。 パプアニューギニアで何故だかもらった野ブタの籠編みの作品もちゃんと壁に取り付けられている。
学芸員さん、ありがとう。
この野ブタ作品は本当は当時ちゃんと展覧会に合わせて木彫で豚も作ろうと思っていたのだけど、間に合わなくて、部屋にあったもらってきたこの編みかごの野ブタをパプアニューギニア国立博物館での展示にもちゃんと使ったのです。結構めだたないところの端っこにさりげなく設置。しかし、この籠編みでできた豚のつくりがなんとも愛らしくて実は手放したくなかったのだけど・・・やっぱり収蔵してもらってよかった。
しかし、1988年頃の作品なので、かれこれ28年前の作品がちゃんと観れるのってやっぱり美術館ってすごいな。
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北九州でのプレゼンテーション
http://geco.exblog.jp/13629707/
2011-09-18T22:07:00+09:00
2021-11-26T11:01:01+09:00
2011-09-19T08:34:33+09:00
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福岡市・北九州等での活動
この活動のフレームは少し珍しい。アーティストがアイデアや手法、あるいはシクミ・ツールを興味のある人に提供し、主体的に参加する人が作り手、活動の担い手となりなんらかのアーツな活動をしかけてゆくというフレーム。
テーマはart for share
数年前からNPO法人 創を考える会・北九州が毎年企画している「街じゅうアートin北九州」の企画内容をアーティスト主体の活動から市民主体の活動へとシフトさせての企画。
仕掛けているのは元、北九州市美術館の学芸員の花田伸一。
今はフリーのキュレイターとして北九州をベースに活動しながら今年からこの事務局にも参加している。
「街じゅうアートin北九州」のネーミングは問題があると思うが、花田君のやろうとしていることには共感する部分もあり…むしろこのような地域実験には相当興味がある。
ということで、なんだか意味不明のプレゼンしていないようなプレゼンテーションを行った後、北九州の商店街を巡る。
北九州では何度も仕事をしたこともあるし、もちろん何度も通っているが…街とがっつり組んだことはない。
それどころか、北九州という大きな地域以前の地域、門司、小倉、八幡、黒崎、折尾などの街を俯瞰するように廻ったことはなかった。
一日だけのブラウズだったが、やはり北九州は深い。歴史的時間軸の深さではなく、近代においての質量の深さが深い。
これは大変だ!
しかし…避けて通れないな。
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アジア美術館のアジビホールでフォーラム
http://geco.exblog.jp/13107045/
2011-07-16T23:04:00+09:00
2011-07-19T23:36:42+09:00
2011-07-19T23:36:42+09:00
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■福岡での活動
美術システムの人ではなくコマーシャルとかメディア系のアートディレクターとかプロデューサーとかで、普段あまり仕事をしない人とのセッションだったので思いのほか刺激的で面白かった。
実は福岡の広告系のクリエイターがその業界で優秀だということは知らなかった。…というか接点がない。街であまり遊ばないし、テレビのアンテナが家にはないし、そもそも福岡に滞在している時間がない。
福岡にいてもインターネットラジオでどこかの地域のFM聞いているかR&Bとかジャズとか聞いているだけだし…福岡のメディアとの接点がない。
ライブにも行かないし演劇やコンサートを観にゆくわけでもないし、まちで飲むこともなくなった。
福岡出身の伊藤総研さんの活動も魅力的だったし、電通九州の伊藤さんの仕事も面白かった。で、福岡を拠点に活動する江口カンさんの仕事には相当魅かれた。
なるほど、広告というフォーマットだからできる仕事なのかもしれないが、それにしても感性をくすぐる。
久しぶりに福岡で活動している広告系の人に出会ったなぁ。
もっと福岡で仕事がしたいなぁ。
でも当分仕事なさそうだなぁ。
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博多の飛龍作品メイキングの映像がアップされています。
http://geco.exblog.jp/12762267/
2011-06-06T08:52:00+09:00
2011-06-13T06:55:52+09:00
2011-06-06T08:51:58+09:00
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■福岡での活動
JR博多シティが駅ビル内で流す映像を制作してくれました。
撮影する人が撮影するとちゃんと撮影できるんですね。すごいなぁ。
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博多駅でのトーク「意味は連鎖の結果発生し、変化する」
http://geco.exblog.jp/12586054/
2011-05-16T09:52:00+09:00
2011-11-24T10:46:12+09:00
2011-05-16T09:52:03+09:00
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■福岡での活動
このレジデンスそのものが「ツナガルシクミ」というタイトルのように、様々な活動の連鎖、人の連鎖がテーマだった。
「ツナガルシクミ」では鹿児島の甲南高等学校美術部・京都市立芸術大学バレー部、演劇部、日本美術(工芸)経由という共通のバックグランドを持つ3人のアーティストとその家族が青森の国際芸術センターというレジデンス施設に滞在し、それぞれが最長3カ月滞在して各自の活動を行うというもの。
それそれの活動はバラバラだが、妙にリンクしあってくるのが面白かった。
彼らの活動の連鎖の確信もあり、僕にとって、随分と前から「予期せぬ連鎖」はとても重要で、連鎖を引き起こす活動を作り出すことへの興味は深い。
今回は青森からねぶたの廃材というツールからいろいろな連鎖を引出し、そこから新しい物語の展開を見つめている。
過去においてはこいのぼりも、やせ犬も、お米のカエルも・・・いろいろな予期せぬ連鎖が面白く物語を作り出したように、この龍の物語もまた展開するのかな?
僕自身がオープンになり、誇示せず、緩やかで、フットワークを軽く・・・受け入れることで物語は展開するのだと思っている。
今後、この龍が誰と出会うかでまたその物語の展開は変化する。
で、…この活動の意味は…連鎖の延長で、「誰と関わるか」によって自然と発生し、変化してゆくものだと思っている。
それを見つめるのがまた楽しみでしかたない。
龍の旅先募集開始! 4トントラック1台で運べます・・・。
やっぱり鹿児島には旅させたいよね。
・・・・そういえば・・・一万本近いビスが残っていた! これも龍にするのかな…
そうだ! 龍の原型の馬の龍…龍馬(りょうば・りゅうば)にしようかな・・・
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博多駅、アートゲートでの展示。飛龍の設営とテキスト
http://geco.exblog.jp/12568692/
2011-05-13T12:00:00+09:00
2011-06-13T07:00:54+09:00
2011-05-13T12:00:09+09:00
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■福岡での活動
やっぱり現場での設営作業はいい時間だ。
最終的な展示の為に泉山君に今回の経緯を映像化してもらおうとテキストを書いた。
・・・・・・・・・・・・・
とりあえずブログアップしときます。テキスト中、関連ブログにリンクつけてみました。あまり知らない人は是非その時々のブログをご覧ください。・・・・・・・・・・・・
2010年夏、新幹線開通前で賑わう青森で「ねぶた」に出会った。市民が主体となって制作するプロセスと、ありえないスケールに興味を持ち、深く関わりたいと思った。ヒヤリングを重ねるうちに、祭りの後のねぶたが廃棄処分されることを知る。大型ねぶた一台分の廃材を貰い受け、そのすべてを分類して再利用したいと願った。
青森で制作される大型ねぶたの数は22台。幅9m奥行7m高さ5m重さ4トン。
ねぶた作りを本職とするねぶた師が、出品する題材を考え、3か月以上かけて市民とともに制作する。歌舞伎の名場面や歴史上の物語がモチーフとなることが多く、様々な歴史的勇者や伝説上の生き物の姿が迫力のある動きとスケールで制作され、8月はじめの一週間、300万人もの観客を魅了した。その最終日、貰い受けるねぶたが決まったとの連絡を受け、そのタイトルを聞いて驚く。「天神・菅原道真」
菅原道真は藤原時平と醍醐天皇の陰謀により福岡の太宰府に左遷されたと伝えられる。道真の死後、権力を掌握した藤原時平は蛇の亡霊にとりつかれ若くして亡くなる。天変地異が続いた後、御所を落雷が直撃し陰謀に関わった多くの者が死亡。そのような経緯もあり道真の霊は雷神として畏れられることになった。
太古の昔より天変地異や自然現象は霊の力と繋がったものとして捉えられ、その力は政治や宗教と結びつき利用されてきた。中でも菅原道真の霊は雷神として最も畏れられ、その後学問の神様として全国の天満宮に祀られるようになったという。その背景にある、人間の思惑や所業の連鎖は興味深い。
青森に新幹線が開通し、九州と繋がるというタイミングで、菅原道真の物語が込められたねぶたの廃材を貰い受けることになる。その取り壊しの現場に立ち会い、潰した廃材の塊を4トントラック2台で国際芸術センター青森の展示室に運び込み、絡み合った素材を分類する作業に約3週間没頭した。その結果、おびただしい数量の角材と針金、ビスと和紙に向き合うことになる。
分類されたねぶた素材から何か大きな形のものを作りたいと思い始めた頃、偶然なのか必然なのか…大阪と福岡から展示の話をもらう。大阪天満宮の参道に繋がる天神橋下・中之島公園での展示と、博多駅での展示。大阪では分類された角材を利用して白龍を制作し、博多では絡み合う針金素材を繋ぎあわせ飛龍をつくろうというイメージが滲み出た。
なぜ龍なのかは分からない。なぜか龍を無視できない。寺院の法堂や神社の手水所で龍を目にする度に、龍を無視してはいけないという気持ちになる。水辺の低湿地帯で、あらゆる水害と闘ってきた先祖の強い意志が僕の細胞の中に積層されているからなのかもしれない。
龍は水の湧き出るところの象徴として、暴れ狂う濁流の隠喩として、あるいは脅威や権威のシンボルとして歴史の中で伝えられてきた。人間の想像を超えた驚異的現象が起こるという事実を龍の姿に重ね、後世に伝えようとしたメッセージと捉えることもできる。
大阪での白龍の制作と展示を終え、作品素材をすべて福岡に運び込み、3月半ばから5月半ばの2カ月を飛龍の制作期間と決めてスタジオに籠る調整を行った。そして最後の出張先の横浜で3月11日午後2時46分を迎えた。想像をはるかに越えた厳しい現実が発生し、その実態は未だ誰にも把握できない状態にある。
しばらくはショックで何も手につかない日々を過ごしていたが、針金を繋ぎあわせる作業に没頭することにした。僕らはあまりにも見えていない。見えないものを見る力が欲しい。日常に隣接する隠された脅威としっかり向き合い、闘い、それを乗り越える力を身に付けたい。
見えない龍は必ず存在し続ける。無視してはいけない。
・・・・・・・・・・・・・・
以上。
明日、この仕事のきっかけとなったレジデンス「つながるしくみ」のディレクターの日沼さんをゲストで迎えて会場でアーティストトークが午後2時から。博多駅にて。
ここで告知するのも珍しいなぁ。展示は6月末まで一か月半ほど行っています。博多駅にきたらついでに見てね。
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久しぶりの太宰府と太宰府天満宮
http://geco.exblog.jp/12219855/
2011-03-03T19:39:00+09:00
2011-03-07T10:46:47+09:00
2011-03-04T19:46:44+09:00
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■福岡での活動
2004年に福岡でミーティングテーブルplants!に大宰府市役所の(当時)イカシタ若者チームが参加したのが大宰府と関わるきっかけだった。
あの時、どういう繋がりで参加してきたか忘れたが、福岡のギャラリー、通称モマコンの横に、有志でcom+(コムプラス)というカフェ空間をつくり、その運営上の理由で再開したのが僕が主催するミーティングテーブルがplants!(プランツ)
当時、国立博物館が建設中で、もうすぐ開館という盛り上がりに大宰府市役所職員として…その立場というより、「思い」のようなものが、彼らの「何かをやりたい」という大きなモチベーションになっていたのだと記憶する。
その後、大宰府市役所職員(当時)イケテル若者チームがCATというグループを作ることになり、その延長でplants!企画で太宰府の街歩きとかを行った。
そこからの連鎖で大宰府政庁跡でのスタードームフェスティバルが始まり…
つづく
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工事中の新博多駅の下見と打ち合わせ
http://geco.exblog.jp/11726148/
2010-12-15T23:35:00+09:00
2010-12-16T11:13:57+09:00
2010-12-16T11:03:23+09:00
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■福岡での活動
数年前に九州新幹線の鹿児島ー八代間が一部開通した時に…その開通記念に、上野の西郷さんの銅像が連れている薩摩犬「ツン」が新幹線にのって鹿児島の軍服姿の西郷さんの銅像に会いに来るという出来事を実施したこともある。
そしていよいよ3月には九州新幹線が全線開通し博多ー鹿児島は最速で1時間20分で行けるのだとか。
大阪や東京で暮らす人にはまったく興味も関心もないことだと思うが…両親の暮らす鹿児島を離れて30年…実家とのプロジェクトも抱えながら100を超える数以上、京都から東京からそして福岡から…時には車で、バイクで、飛行機で、フェリーで…そしてJRで通い続けてきた僕としては…相当期待感の大きな夢のような出来事である。
で、思わず…ついつい青森ねぶたの廃材をもらって、それを旅させる出来事を思いつき…
現在大阪の中之島の天神橋の下にある龍が…素材と姿を変えて(針金と和紙とビスのバージョン)新博多駅にやってくる…という計画が浮上してしまった。
で、その実現に向けて、工事中の新博多駅の中の現場の下見。
新博多駅の中には相当使えそうな魅力的なホールもできたり、福岡を360度見渡せる屋上デッキができたりするとかで、博多の新しいスポットになることは間違いない。
そしてその運営をしている人達が単なる駅舎としてではなく、九州各地の魅力に繋げるネットワーク拠点としてのステーションを目指している態度に共感し、僕らもいろいろ協力することになっている。
それにしてもこのような施設は…どのような組織やシクミもそうであると思うが、それを動かしている人の意志のありようでその連鎖の方向性は全く異なってくる。
開放的で積極的に繋げようとする意志はいろいろな可能性の連鎖をつくりだすが、閉鎖的に抑制し、規制しようとする意志を持つ人がかかわることで閉塞感への連鎖を引き出す。
関わる人の態度の積極性が状況を打開するんだけど…困った現場も多い。
さて、新博多駅、5月の半ばごろ、駅ビルの中の飛龍は登場するのか!
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施設をどうするかではなく、施設がまわりとどういう関係にあるかを考える。
http://geco.exblog.jp/10940983/
2010-07-07T23:02:00+09:00
2010-07-08T23:38:06+09:00
2010-07-08T07:13:12+09:00
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■福岡での活動
来年の春にいよいよ博多ー鹿児島の新幹線が開通し、それにともなって博多駅に新しい複合ビルが誕生する。
そこを拠点として九州各地、あるいはアジア各地のアーツな活動をネットワークしようとする動きが盛り上がりつつある。
駅は玄関でもあり、ネットワークのハブとして十分機能する特質を持っている。
施設の運営を考える視点からはじまった話だが、実は施設が周辺とどのような関係を持つのか・・・という仕組みの話だと捉えて聞いていた。
福岡をベースに活動するコアな若手もミーティングに参加し、なんだか何かがはじまりそうな期待感。
福岡をはじめとして九州各地で活動を展開してきた様々なコアが、あるいはこれから新たな活動を作り出そうとする様々な要素がどのような面白い関係のあり方を模索するのか。
そのそれぞれに対していかに開き、対応し、繋いでゆくのか・・・。そのシステムを組み込む器として機能するかどうかが問題なのだと思う。
施設をどう運営してゆくのか、施設の祭事をどう考えるかという視点を超えて、九州各地で、あるいはアジア各地で・・・つまり博多駅というハブが繋がるべきどのような活動とリンク、あるいはシンクロし、連動連鎖して行くシステムのインストールを考える視点に立つことが重要だと思う。
とりあえずは勉強会とか研究会とか、その延長のディスカッションとかを重ね、ポジティブ因子を集積することからはじまるのかな・・・。
・・・とにかく、どうなることか。
新しいアーツにまつわる新しい動きが始まるといいな・・・。
博多駅での打ち合わせのあと、自宅の改修工事とか台風対策とかがまだまだできなかったので気になりながらも、再び瀬戸内海の豊島に向かう。
(さいごの写真は瀬戸内海との島との関係を繋ぐ高松駅前の風景。)
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福岡市美術館の灯明のプランだとか、海の家のプランだとか・・・
http://geco.exblog.jp/8941040/
2009-09-09T23:51:00+09:00
2009-09-10T09:04:04+09:00
2009-09-10T09:04:04+09:00
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■福岡での活動
福岡市美術館で開催される博多灯明の図柄のイメージをつくってみたり、
筑前深江海岸の海の家の建築計画を見直してみたり、
うみかえるのテーブルをつくってみたり、
うみかえるの改装のための木材とかガラスとかを運び込んだり、
イザ!カエルキャラバンのツールの消してケロポンの新作を製図してみたり、
かえっこてぬぐいの新しいデザインをつくってみたり、
水都大阪のかえるシステムの会場でのフライヤーのイメージを考えてデザインしてみたり、
前原の制作スタジオでウルトラ作品の補修をしてみたり、
来年からの就職先を探してみたり・・・。
部屋とかスタジオとかの掃除をしてみたり・・・。
なんだかんだと隙間がないなー・・・。
明日から大阪の現場にもどり、かえる工房を充実させよう。]]>
福岡アジア美術トリエンナーレでのかえっこと野村誠
http://geco.exblog.jp/8928386/
2009-09-05T23:14:00+09:00
2009-09-08T10:00:10+09:00
2009-09-07T21:06:09+09:00
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■福岡での活動
その開幕のイベントの一環で、福岡アジア美術館が入っている博多リバレインビルのアトリウムガーデンでかえっこが開催される。
この場所は2000年の3月に、アジア美術館の開館一周年を記念したイベントのときにうちの子どもたちが「かえっこショップ」をはじめて出品した記念すべき場所。
ほぼ10年前にかえっこ屋をひろげた同じ場所にかえっこバンクをひろげる。
ほとんど広報をしていなかったので、来客はほとんど口伝に来てくれた人だったが、それでも途切れなくバンクの仕事も充実して、オークションも最低限だが盛り上がる。
会場では同時期にオープニングイベントでカンボジアの作家の90メートルのマカラが登場し、そのパレードの送り出しを野村君が中学生の吹奏楽部と演奏をするというパフォーマンスが繰り広げられ・・・
久しぶりの野村誠の演奏・・・というより、パフォーマンスに感動する。
マカラもすごかったし、吹奏楽もすごかったし、野村君の激しい動きもすごかった。
いい空間を共有できて、ほんとうによかった。
生きていると、予期せぬいい瞬間に出会えるものだ。
やっぱり感覚を開放して、何かが起こりそうなところのにおいを嗅ぎ出し・・・
ちゃんと動ける能力が大切だなー・・・。
・・・
ところで、僕も舞台で久しぶりにがま君とかえる君の紙芝居をやったんだけど・・・
小学生の観客が10名程度と関係者の大人がちらほら10名程度・・・
全力でやったけど、のどをつぶし・・・もうだめだな。
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福岡での「カンガルー日和」始まりました。
http://geco.exblog.jp/8926489/
2009-09-05T15:21:00+09:00
2021-10-04T21:21:38+09:00
2009-09-07T13:21:15+09:00
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福岡での活動
これは「かえっこ」で集まってしまう素材から作られる作品にならないかと試行錯誤しているうちにつくられたものなので、この春に出版した「かえっこについてかたる。」の本の中で紹介した。
福岡でギャラリーをやっている友人がたまたまその写真をみつけていたく感動し、村上春樹の短編小説のタイトル「カンガルー日和」というフレーズを思いついたのだそうだ。
で、そのタイトルの展覧会が福岡のギャラリー「モマ・コンテンポラリー」で開催される。
もともとは被り物だったカンガルー作品だが、ぬいぐるみ状態に仕上げて、ポケットの中ファスナーから山ほどのぬいぐるみを詰め込んでできた作品。
会場のカンガルーの向かい側には水都大阪での一緒に展示しているヤノベケンジの作品が・・・。
いろいろな人が動物をモチーフとした作品を出品していて、そのバランスが面白い展覧会。
そこになんと・・・
大学院を終了後はじめて行った個展のプランを描いた素描の作品が出品されていてびっくり。この、作品が描かれているベースになっている下地は、僕の大学院修士作品、「ゴジラとハニワの結婚離婚問題」で、その披露宴会場のバックのために、3ヶ月以上もかけて染め続けた青海波模様の60枚の屏風の一部。
おお・・・・!
自分でも忘れていた貴重品!
もちろん、他の屏風は全部行方不明だが、この一枚だけがドローイングの下地として残っている。
このときの展覧会は、展覧会期間中、毎日毎日、一日何度も、がま君とかえる君の紙芝居を演じ続けるといものだった。そのときの会場のプラン図として描かれたもの。
かえるはここで初登場した。
これからバブル景気を迎えようとしている真っ只中の時代、周辺でバヒョバヒョとささやき続ける様々な業界の権威の甘い呼びかけの中で、まったく違う次元への飛躍を求めていたのだと思う。
僕の作家歴の中で最初のかえるの絵・・・だと思います。
作品タイトルは
「すてきな畑 はたらく僕 退屈な芋 飽きたけど そこでがんばれ 雨蛙」
うーん。さすがに青い。]]>
福岡アジア美術トリエンナーレがはじまります。
http://geco.exblog.jp/8926598/
2009-09-04T23:29:00+09:00
2009-09-07T13:54:15+09:00
2009-09-07T13:51:01+09:00
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■福岡での活動
アジア美術の調査とコレクションを重ねてきて、その連鎖として、福岡にアジア美術館ができたのが1999年。
僕自身も1994年の福岡市美術館でのアジア美術展に出品したことがきっかけとなり、1997年、福岡に引っ越してきて、主にアジアと日本のローカルをフィールドに活動を続けてきた。
この10年でアジア美術の状況は大きく変わり・・・・、福岡がアジア美術を語ることに違和感すら発するような状況にまで激変した。
今後、このアジア美術という視点がどうなるかはわからないし、福岡市の都市戦略がどのような方向性に連鎖してゆくのかはわからないが・・・、
とにかく、ある区切りをイメージさせるような「第4回 福岡アジア美術トリエンナーレ2009」の開会のセレモニーがある。
今回はこの展覧会出品者を選考するという立場で関わることができて、、とても感謝している。
記念すべきカタログにも、選考委員という立場から文章として思いをぶつけた。
抑圧されたひとつの時代から開放され、まったく新しい時代につながってゆくような感覚をおぼえながら、これまで、この場で出会ったアーティスト達を思い出し、なんんだかしみじみとした。
福岡の近くにこられたらぜひゆっくりとご覧ください。
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