藤浩志Report:兵庫での活動
2011-12-11T08:22:25+09:00
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2004年ぐらいから使っているブログサイト、特に2006年から2010年のプロジェクトについてはかなりまめに記述していました。それはプロジェクトごとにページ下のカテゴリーごとに収められています。
Excite Blog
宝塚での地熱シンポジウムで遠藤秀平と。
http://geco.exblog.jp/14149836/
2011-12-11T00:49:00+09:00
2011-12-11T08:22:25+09:00
2011-12-11T00:49:36+09:00
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■兵庫での活動
昨日は大阪中之島のデザインミュージアム de sign deで開催されている関西の6人の建築家(KANSAI 6)によるオノマトペ(擬態・擬音語)がテーマの展覧会に関連した連続トークでの対談。
そして今日は宝塚の東公民館で開催された宝塚地熱シンポジウムでのゲストとして…
青森の弘前大学から来ていた地熱発電の研究者の村岡洋文さんの発表もよかったし、本人もまたとても魅力的でよかったし、…そもそも地熱発電についてなぜだかあまりにも知らなかった。
温泉地だけの発電の話だと思っていたが、そうではなく、全国各地どこでも可能性のある話だ。
それほど難しい話ではないのに今まで知らされていなかった…ということはこれは明らかにメディア戦略によって知らされないようにしてきた意図が働いていたとしか思えない。
だんだか将来が明るくなってきた。
さらに久しぶりにお会いした畑祥雄さんの活動がまたよかった。
遠野市でのデジタルアーカイブの活動も興味深いが駅前商業施設跡地利用の市民水栽培農園の活動…これは相当可能性のがある。
そして神戸大学の遠藤さんの学生の地熱発電所×コミュニティスペース×地下シェルター×地下野菜菜園×温水プールのアイデアもまたよかった。
地熱発電と足湯と建物内の市民農園という掛け合わせにはとても可能性を感じる。
しかし、何故いままで知らなかったのかなぁ…。
ちゃんと活動している人はちゃんと活動してるんだなぁ。
…駅前やさい部と…地熱と足湯部…とか。
その部室とか。
皆さんのまちにもどうですか?
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兵庫県と大阪府の県境、川西にあるクリーンセンター国崎でのワークショップとディスカッション
http://geco.exblog.jp/11767059/
2010-12-23T12:20:00+09:00
2010-12-25T00:14:07+09:00
2010-12-23T12:20:33+09:00
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■兵庫での活動
そこは里山ももっていて、その里山ともリンクしつつ、環境教育に力をいれようとしているのだとか。
4市町の廃棄物処理施設だけあって、日常的にいろいろな廃棄物が持ち込まれる施設。
その廃材のなかから使えそうな特選された素材を分類し、それを創作活動の素材として使えるようなシクミを組み込めないか…との思いを持った啓発施設の管理者が僕や椿さんや淀川テクニックやyottagrooveに声をかけてワークショップとディスカッションを行う。
もう10年前に福岡の古賀市にクリーンセンターができるときにそのリサイクルプラザの計画に関わり、その可能性を探ったことがある。
提案のほとんどは実現できなかったが、運営の主体に意識の高い市民が関わるきっかけとなり、大切な活動の連鎖は作り出しているとか…
そもそも広い制作スタジオを確保できる空間的に余裕のある大型施設であるし、倉庫や展示室も確保もしやすく、なんといっても、素材を狙って集めようとする意志を持つと…ありとあらゆる素材をかなりの量で集めることができる。
そこに必要なのはそれを利用して何かに活かそうとするエネルギーと分別のエネルギー。
僕らのように…何かをいじりたくて…作ってしまう性質の者にとっては…あらゆる素材が集まってくるこの現場は相当創作意欲やイメージをかきたてる。
1000種類ぐらいの素材の分別ショーケースと自由に使える工房と、そこで懸命に制作するアーティストや工芸家、あるいは学生…時にはへんなおっちゃん…などの懸命に素材に向かい合う姿がそこにあることで、相当面白いモノゴトを作り出す現場になる。
しかもクオリティの高い展示空間を設ければ、そのまま上質の作品を常時展示しておくいちに可能になるだろうし、作品の流通の拠点になる可能性もある。
いいプログラムを用意しなければならないのでなないかと勘違いしがちであるが、そうは思わない。
自主的に発生するプログラムを受け入れるシステムと、素材に向かい合う懸命な態度があればそこから面白い連鎖は広がる…と確信する。
問題はその場所が…ここもそうだが…交通の不便な…公共交通機関では行き着けない辺鄙な場所にあり、そこに宿泊できない現状と…
廃棄物処理法やリサイクル法などの法規上の規制や廃棄物を扱う資格業者の利権等…それがその可能性の連鎖を阻害している。
この10年ぐらいにできたほとんどの処理施設には若干の制作工房や家具工房、自転車修理工房などもあるが、多くの場合換気設備が不十分だったり、本格的な作業や簡単な塗装すらできない工房も多く、専門的に大量の素材を使うスタジオとしては機能していない。
実際に作業場で手や体を動かして本気で制作の仕事をしたことのない人が設計しているのだから仕方ない。
処理施設にアーティストインレジデンス機能を付属させ、自由に滞在し制作と料理などができるスタジオや滞在施設、さらに温泉なども併設し(露天風呂でいいかな…。)、まあ、ちかくのチャンプ場でもいいが…
同時に廃棄物になる前の素材を選別し確保できるシクミとそれを分類しストックする場を設けることで…地域の中での有益な活動への連鎖をつくりだすような魅力的な場となる可能性は随分と高まる。
さらにそれが24時間利用可能な自由工房みたいになるとさらにいいんだけど…
しかし、なかなか常識的な管理・運営の発想では難しいだろうな。…
それにしてもこの
ヨタグルーブの焼き芋カー、金時は最高。
最高の焼き芋環境を作り出している。このぐらいのありえなさに心は動く。
ディスカッションでは、この処理施設自体に大学などの研究機関が入ってきて、その活用法を考えたり、地域の活動に繋げるシクミを考えてゆくことも必要…との意見も。
どんな場でもどんなモノゴトでも…何かを超えるあり方が素晴らしい。
そうなんですよ。超えた存在じゃないと本当に興味なんて持てない。
参加者が少ない中でも淡々と作業をこなし、時間内にしっかりした仕事を仕上げる淀川テクニック。
その態度がこのような施設には必要なんだと思う。
地域社会のためとかエコのためとか…大きな他のためではなくて、自分の感覚の為に…淡々と作業をする態度。
そうそう。最近気になっている「作業」と「仕事」と「労働」の違いについてもちょっとだけディスカッションでぶつけてみた。
大切なのは作業。作業は自分や周辺の関係をとてもよくする大切な行為…ということ。
地方や田舎、あるいは都市部でも、最近「仕事がない…」のが問題ですが、実はやったほうが幸せになれる作業であふれている…と思うんです。
その話はまたいづれ…。
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神戸大学での表現ワークショップ論、3日間の集中講義
http://geco.exblog.jp/7430893/
2008-08-26T18:07:00+09:00
2009-07-10T09:55:29+09:00
2008-08-26T18:07:42+09:00
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■兵庫での活動
夏の集中講義が続く。去年からはじめた表現ワークショップ論の集中講座。
表現ワークショップを論じる・・・というより表現ワークショップを論じるワークショップ・・・。
僕が講座を持つことに違和感を持ちつつも、とにかく学生にぶつけてみる。
論じるよりやっぱり現場で制作してゆくほうが僕に向いている・・・。
しかし、現場で走り続けるだけではなくて、こうやって自分の行なってきたことを周りの活動との関係の中で客観的に捉える機会も大切なのかもしれない。
学生に感謝しなければいけないなー・・・。
ああ、現場でじっくり制作したい・・・。
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日本文化デザイン会議2007兵庫
http://geco.exblog.jp/6484922/
2007-11-24T23:59:00+09:00
2009-03-19T12:19:37+09:00
2007-11-25T08:34:27+09:00
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■兵庫での活動
日本文化デザイン会議、1979年にアメリカで開催されたデザイン会議に触発されて黒川紀章が呼びかけ、1980年にはじまったシステムなのだとか。
その設立について詳しくはこちらを参照していただくとして、・・・なんとその最初の代表は梅原猛だったとか。1979年~1980年の梅原さんといえば僕がちょうど大学1年で、ちょうど東山から西山に大学が移転した頃。そういえば当時そういう話をしていたようなかすかな記憶が・・・。
考えてみると学生時代、こいのぼりの計画を作ったときに、最初に相談にのってもらい「鴨川をつかうことについてとても大切なことだ!」と教えてくれたのは梅原さんだった。
そのときの彼の助言がなかったら僕は実際にこいのぼりをやらなかっただろうし、それがなければその後のゴジラもなければハニワもなく、今の僕はない。
今の僕の活動がないばかりか、多くのいろいろな連鎖は生じていない。
その連鎖を思うと、僕の周辺の状況にとって梅原さんの存在は大きい。
ちなみに、このドームの設計者の遠藤さんも京都芸大の出身。なんだか縁が深い。
しかし、ここでかなり大規模な会議が開催され・・・有名人も含めていろいろなデザイン関係の人がここに集まり、話し合い、ワークショップを行い、話し合い、交流を深めるのだとか。
会場に入ると早速、曽我部さん とか日比野さん とか八谷さん とか知り合いが多い。
会場で開催されているイザ!カエルキャラバンでは、なんとサッカーの岡田監督がかえっこをしている。 すごい!
デザイナーだけではなくて、いろいろな人がいる様子。すごいな。
黒川さんがずっと面倒を見ていた会議の影響だと思うが、建築家がやたらとたくさん参加している。
とくにこのセッションは建築家のてんこもりで贅沢。
遠藤さん に若林さん、曽我部さん に手塚さん。
それに大江さんに團さん。
團さんはもう20年近く前、東京で勤めていた会社が團さんに設計を御願いしたことがあり、新入社員の僕は何もわからないままその竣工前の住宅のチェックをご一緒したことがある。
しかし、大江さんという建築家、いきなりセッション会場で吼え始めて、その場の空気が一転し、面白くなった。
「だいたいこんな無駄な建築をつくる必要があるのか!」と積極的に絡む。
この施設が必要なのかどうかはおいといて、目の前の建築家のほぼ全員に挑みかかる大江さんのオーバーアクションは面白かった。
デザイン会議というよりは建築家会議という雰囲気で熱いトークセッションのあとは、またまたさらに建築家がどっとあつまり、水没したあとの計画のコンペの白熱した審査。「水没コンペ」
水没したあとの都市を考えるコンペとはかなり大胆だが・・・さすがに防災ドームで行うデザイン会議だけのことはある。
企画はてんこもりで内容は充実していたが、なにぶん会場が広くて寒く、広報が悪いのか来場者は少なく、音響セッティングが悪いのか、少人数にやたらと大きい出力のスピーカーが会場全体に鳴り響くようにセットされ、話しづらい。聴きづらい。
大手代理店が連絡してくれていたが、送られてきた飛行機のチケットが使えなかったり、別の空港からホテルまでの利用できないタクシーチケットが送られてきたり、会場に行っても受付するでもなく、控え室にも案内されることなかったり、運営が素人くさい。
イザ!カエルキャラバン!なんて場所も悪ければ会場のセッティングも悪ければ、広報をした形跡がみえないような来場者の状況。
その中でドームの外に足場を使って作られた防災シェルターはいいかんじだし、幸せな場になっている。
風は冷たかったが天気がよくて、とてもいい気持ち。
しかし、このビケ足場というのは便利。
曽我部さんたちが学生と作ったらしいが、これはなかなか使えそう。
でも相当な数が欲しいが…これ町内に常設しておきたいなー。
ところで、会場の入り口に刃物で作られた鳥が。
なんだか僕の原型がここにある。三木は刃物の町ということで、この刃物の巨大な鳥が入り口に飾られている。
こういうのってたまにあるけど、何なのだろう。
チェーンソーアートと同類のおやじアートの文化の分類?
・・・っていうか、ほとんど僕のレベルなんですけど・・・。
僕のレベルが低いのか、彼らのレベルが高いのか・・・ビミョー。
はい。もっと学びます。
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結局、ワークショップ論というワークショップ。
http://geco.exblog.jp/6048838/
2007-08-24T23:50:00+09:00
2009-03-19T12:18:42+09:00
2007-08-24T23:50:11+09:00
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■兵庫での活動
結局、ワークショップ論というワークショップになっちゃいました。
まあ、予測していたことなのですが・・・。
しかし、大学の講義だと何故学生はすぐに寝むくなってしまうのでしょう?
いつも行う地域のプロジェクトやアートプロジェクトに参加する学生へのレクチャーで眠そうにしている人はいないのだけど、大学の授業で行うと必ず寝てしまう学生がいる。
同じ話しをしても反応や態度がまったく違うのは何故?
モチベーションが違うからだとは思うのですが・・・、大学の授業って何なのかあらためて考えてしまう。
大学の講義って結局、受身なんでしょうね。自分から勉強しようと思って大きなモチベーションをもって主体的に講義を受ける学生なんてほんの一部なのかもしれないなー。
国立大学でも少なくとも一日あたり4000円ぐらいの授業料を払っているのだろうけど・・・、私立だと8000円~10000円ぐらい? そのぶん吸収しているのかな・・・。
地域で行われている講座の場合ひとつ受けるのに無料~1500円程度。地域の中に出かけていって社会の中にある様々なレクチャーや講座の類を積極的に受講するほうがよほど吸収性が高く、意味があるように思う。
さらに生の現場でボランティアスタッフ等で現場に関わると、実際に仕事をしている人と一緒に働けるのでよほど勉強になる。
そういえば、高校の授業時間ってひたすら眠かった記憶がある。
そういえば、大学の講義って受けた記憶がない。
ひたすら実技の実習の部屋にこもっていて制作をおこなっていた記憶はあるが・・・。
授業料はほとんど制作室の利用料と光熱費で元をとっていた記憶がある。
で、ワークショップ論の授業・・・、結局、ワークショップ形式で行ったので眠くなる人もいなくてそれなりに皆さんワークショップ論を楽しんでいた様子。
ワークショップ論について認識を深めたかどうかはわかりませんが・・・。
新しい視点を持つことができたのではないかと思うのですが・・・、やっぱり現場に参加してくださいね。そのほうが勉強になると思います。
大学を離れ、社会に出よう!
・・と一番大学を離れたくなかった僕が言うのもなんですが・・・。
地域社会の中で本当に学習できていろいろな問題について深めてゆける新しい仕組みも必要なのでしょうね。今の大学の仕組みではなく・・・。
そうだ。アーツクールの話しもあったんだ!
・・・・
とにかく受講した学生の皆さん、お疲れ様でした。ノートをたのしく拝見させていただいております。
今度は是非、地域の現場でお会いしましょう。
明日は大分へ移動・・・AAF学校ですね。
地域社会の中の学校・・・。
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神戸大学ワークショップ論の授業2日目→御影→たこ焼き
http://geco.exblog.jp/6045880/
2007-08-24T14:52:00+09:00
2009-03-19T12:18:42+09:00
2007-08-24T14:52:03+09:00
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■兵庫での活動
僕が論じようとするとみんな眠たくなるようなので、みんなに論じてもらうことにする。
いろいろワークショップを考えるプロセスを通してワークショップ論を考える時間に変換。
どうにか楽しくなってきたなー。
で、授業を終えてバスで駅に向かおうとする・・・と、そこへ阪神御影行きのバスが。
阪神御影というとちょうど今いろいろとプランを考えている現場。
JR六甲道を越えて阪神御影駅まで行き、これから提案する現場のイメージをつかむ。
その後九州の鹿児島から旅してきたウノサワ君と合流。
大阪のプラスアーツの事務局に向かい、少々打ち合わせ。
で、プラスアーツのスタッフとたこ焼きを食べに行く。
雨の中の露天でのたこ焼き。
みんながさす傘でいきなりドームをつくる。
大阪の路上で食べるたこ焼きの味は最高。
口の中をやけどしながら、はふはふしながら、雨にぬれながらも、とても楽しい時間。
ああ、こういうのいいですよね。]]>
神戸大学でワークショップ論の授業1日目
http://geco.exblog.jp/6037358/
2007-08-22T23:52:00+09:00
2009-03-19T12:18:42+09:00
2007-08-22T23:52:39+09:00
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■兵庫での活動
今年からはじめて行うワークショップ論の授業。
ワークショップを論じるのは初めてなので学生の反応も悪い。
やっぱりいつものペースでやるかな。
しかし、みんな授業というとなぜか後ろから座るんですよね。
僕にはやっぱりなじめないなー。
授業のあと、大阪のプラスアーツの事務所へ。
大阪此花区のこのはなカエルクラブの募集されたキャラクターをリタッチして完成させる。
明日と明後日とワークショップ論の授業は続く。]]>
篠山の小学校での地域の祭のかえっこで遊ぶ。
http://geco.exblog.jp/5970232/
2007-08-06T23:57:00+09:00
2009-03-19T12:09:18+09:00
2007-08-07T21:11:40+09:00
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■兵庫での活動
そこでかえっこをやっていると聞いたので立ち寄ってみる。
その学校の6年生が地域の祭の出店のひとつとしてかえっこを出店しているのだとか。
ちいさなテントひとつ分のちいさなかえっこ。
独自ルールでやっていてなかなかユニークだったが、地元の子ども達以上に家の子ども達は一通り楽しんで、いくつかお気に入りのおもちゃを手に入れる。
見知らぬ土地での見知らぬ人たちが運営すrかえっこに単なる通りすがりの客として楽しんで・・・不思議な感じでした。]]>
篠山チルドレンズミュージアムと篠山市内での展覧会等・・・
http://geco.exblog.jp/5967711/
2007-08-05T01:40:00+09:00
2009-03-19T10:24:13+09:00
2007-08-07T01:40:05+09:00
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■兵庫での活動
篠山のチルドレンズミュージアムとそこを拠点とした篠山市内各所での展覧会がはじまる。
その設営とかカフェトークとか、ワークショップとかで篠山に6日間滞在。
滞在地が丹波猪村という山の中で通信電波がまったく通じないところ。
篠山チルドレンズミュージアムもまったく通信の為の電波が通じずに皆さんにご迷惑をおかけしております。ウィルコムさん、もっとがんばって!
それはさておき・・・
このチルミュー(チルドレンズミュージアムの略称)の入り口のシャボン玉の仕掛けはとてもいい。
子どもも大人も純粋にシャボン玉を楽しんでしまう。
施設の入り口にシャボン玉と熱中してシャボン玉を作ろうとする姿と笑顔が絶えない仕掛け。
今回の企画は、子どもの為の施設として篠山市の外れの学校跡地にできたチルドレンズミュージアムが主体となって・・・、
これは歴史資料館に設置した気配シリーズ・・・
市内にある歴史資料館とかお城の復元された大書院とか数百年ものの建物が保存されている商家群などの古い建造物の一部に子ども向けの作品を仕掛けて展覧会をおこなうという篠山市としては初めての実験。
僕としては去年篠山にかえっこの仕組みを紹介し、チルドレンズミュージアムで夏休みの間かえっこを常時開催しながら・・・、
篠山城跡の大書院にはデコプラで着飾ったヤセ犬が散歩している・・・。
それで集まる素材でできた作品を街中の各所に仕掛けると同時に、チルドレンズミュージアムではかえっこの素材を利用した作品制作の工房を開設し、いろいろなアイデアを募集するという仕掛け。
なかなか複雑な展覧会とワークショップ。
作品は単純だけど、仕込が複雑。
コーディネーターの苦労が多い。
ということで、僕のおもちゃの破片と芝川さんのおもちゃの化石(?)が篠山市内に数十点仕掛けられる。
普段は子ども達になかなか興味を持ってもらえないような空間に妙なモノが潜入するかんじ。
おもちゃをたどってゆくことで篠山市が大切に保存してきた空間を満喫できる。
しかし、こうやって篠山市内を走っていると、すごい豪邸が多い。
いまだに茅葺屋根の大きな屋敷が点在している。
黒豆をはじめこのあたりの農作物がいまだにブランド力を保っているためか・・・
そういえば田舎ではあるが大きな川が流れ、平地が拡がっているし、京都、大阪、神戸などの都市圏にもそれぞれ近い。
なるほど。それでこんな街なんだな。
・・・ばたばたと展示したので記録写真を撮り忘れました。
高崎さん。写真撮ったら頂戴ね。
ということで、お疲れ様でした。
台風に巻き込まれて2日間はロッジに避難しましたが・・・
猪村でのキャンプ生活はよかったなー。
それにしても・・・
しかし、なぜチルドレンズミュージアムではキャンプも食事もできないのだろう。
お風呂とキャンプと食事ができればもっともっと魅力的になるのになー。
僕ならやっぱりあの素敵な庭沿いには美味しいカフェかな。
建築家とアーテイストのコラボレーションでのロッジとキャンプ施設と露天風呂をつくるんでしょうね。
完成した空間でなくて、作られ続ける空間とその仕組みのデザイン・・・。
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篠山チルドレンズミュージアムへ!
http://geco.exblog.jp/5577329/
2007-05-12T14:40:00+09:00
2009-03-19T10:24:13+09:00
2007-05-13T14:42:41+09:00
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■兵庫での活動
その下見の為に篠山へ!
篠山のチルドレンズミュージアムへは去年の春にかえっこを伝授しに訪ねて以来、1年ぶり。
こんな施設が町内にあればどれほど幸せだろう。
筑前深江の海岸の海の家がこんな施設だったらものすごく幸せだと思う。
去年は大きな海の家の空き家があったのでちょっとその気になっていたが、ちょっとの差で他の人が借りてしまったので実現が遠のいた。
今年はそのチルドレンズミュージアムがある篠山の街の中にいろいろと仕掛けるというお話。
去年はほとんど施設の中しか行かなかったが、今回ははじめてレンタサイクルで市内の拠点を巡る。
篠山ってなんともしっとりといいかんじの町です。
かなりいい雰囲気に整備されていますが、レンタサイクルは普通の品のないママチャリ。
市内を何十台もうろうろするこの自転車を良質のオリジナルなものに変えるだけで街の風景が変わるということにまだ気づいていない様子。
街はある時代に取り残された感じの部分が一回りして、価値を生み出す風景として整備され、観光客も多い様子。
僕が最近興味を持っている黒豆屋が街のいたるところにあるのでとても幸せ。
どこか懐かしく、魅力的な空間が通り沿いの家のあちこちにある。
そのあちこちを使って作品展!という予定らしい。
場としては上等すぎるぐらいだが、果たしてそれぞれの家の人はどうなのか、行政はどうなのか、だれが一番興味を持って、だれが一番喜ぶのかがなかなか見えてこない。
こんなときに、日常の場の経験値と住民の経験値が重要となる。
しっかりした経験をしていれば物事は面白い方向に転がり、思いもよらない面白い方向へ展開するし、そうでなければ苦労は絶えず大きな経験へとつながる。
僕も幸いに、無茶をしようと食い下がるお年頃でもなく、無理なくしっとりとやりたがる大人になった分、参加住民にその無茶な部分がゆだねられる。
ということで、住民と僕が制作した作品が街中に点在する予定。
さてどうなるか・・・。
8月4,5日から約一ヶ月。
まあ、ちいさな規模ですが・・・。
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シルバーカレッジの授業でのかえっこ開催
http://geco.exblog.jp/4553600/
2006-10-22T18:04:00+09:00
2009-03-19T12:10:38+09:00
2006-10-23T00:04:28+09:00
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■兵庫での活動
神戸の「しあわせの村」にあるシルバーカレッジの授業としてのかえっこの開催。
受講者中心で神戸の環境展にからめてかえっこが開催される。
いや、授業での発表とのことだったので、それほどお客はこないと思っていたがさにあらず、午前と午後とのダブルヘッダーで延べ500人ぐらいはいたかも。
おじいさんたちのやるオークションもなかなかよかったですよ。
横で神戸市のゴミ分別のキャラクター、ワケトンがかえっこオークションを応援。
しかし、この神戸市のしあわせの村という施設、病院とか福祉施設とかシルバーカレッジとかいろいろ併設された高原の緑豊かな異空間。
こんなところがあるなんてこんな機会がないとなかなか知ることもなかった。
で、おまけですが・・・ワケトンのアップ。
あーしかし、、テトラでやっていたジョシ・美展、結局逃してしまった。
あー、疲れました。
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御前浜・香櫨園浜をこれからどうする!の話し合い
http://geco.exblog.jp/4309685/
2006-09-16T23:17:00+09:00
2009-03-19T10:24:13+09:00
2006-09-19T09:17:30+09:00
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■兵庫での活動
この夏に少々関わった御前浜・香櫨園浜…この地域の整備活動を面白く行うという話だったと思うが・・・結局、住民側から面白い活動を引き出そうという流れというよりはコンサルタントが綿密に用意したプログラムに住民を乗っけてゆこうという雰囲気の流れ…。
まあ実際僕のナビゲートはほとんどなかったな。
でも、結局浜に関わる住民の活動にどれほどの意味と価値を認識してゆくのかという話だと思う。
新しい活動が必要なのではなくてこれまでのそれぞれの活動をどこまで新しい形に編集できるのかということだと思うのであるが、どうも今回の一連の動きにシンクロできない。
なにか基本的なところでズレがあるんだろうな…。
砲台跡地活用 松林再生 木陰 砂浜 海 対岸 周辺海岸とのネットワーク 小学校教育への派遣 教育プログラムの開発 海のスタジオ活動・・・
いろいろ不完全燃焼だが、いったん僕の中での火を止める。またそのうちまったく違うシステム上で僕の不完全燃焼の火種が別のところで役に立つかも…。
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しあわせの村のかえっこのデモンストレーション
http://geco.exblog.jp/4106328/
2006-08-08T23:58:00+09:00
2009-03-19T10:20:19+09:00
2006-08-11T01:21:07+09:00
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■兵庫での活動
神戸市の北部の住宅地を抜けたところに拡がるしあわせの村。
ここは本当に空気が違う。そこの若い学生達(平均年齢七十うん歳)を対象としてかえっこの仕組みを伝授し、卒業生が地域に戻ってゆき、かえっこ的な手法から拡がる地域活動の指導者となることを目的とした神戸市の新しい人材育成プログラム。
この秋に連続で講座を持つためのデモンストレーションを行った。
神戸市の広報誌による広報と、近くの小学校に直接ちらしを配布したため平日の開催にも関わらず350人~450人程度の参加
ワークショップはシルバーカレッジのクラブ活動を行っている人たちが参加してくれて、昔遊びとか工作とかゲームとか。
これ以上参加者が増えればパニックになりそうだったがどうにか大丈夫。
募集の人数を調整するのが難しい。
これは皿回し芸に挑戦する子ども達の図。
しかし、シルバーカレッジの講座にかえっこを組み込むとはよく考えたものですね。
仕掛け人は神戸市役所の職員・・・
なかなかやるなー。
さて秋の本番はどうなるのかな?
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すみコミュニケーションというプロジェクト
http://geco.exblog.jp/4106425/
2006-08-07T01:26:00+09:00
2009-03-19T10:20:19+09:00
2006-08-11T01:44:25+09:00
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■兵庫での活動
そういえば2004年に新開地楽座を行っていたときに、このあたりまで足を伸ばしたこともあり、何かプロジェクトをおこなっているといううわさを聞いた。
そのときは何にも遭遇しなかったが、今回はじつにいい空気に遭遇した。
いや、とても等身大でゆるやかで、もしかしたらものすごく素晴らしいプロジェクトなのかもしれない。
妙に魅力的な若者が古い商店街の隙間に自分達の居場所を作ろうとゆるやかに格闘していた。
全体像はわからないが、とにかく大切な場がそこにあった。
で、どてやきもさすけと呼ばれていた焼酎もおいしかったし・・・。
ああ、現場の写真を紹介したいな。またいづれ。]]>
なぎさとカエルと西風のバザール
http://geco.exblog.jp/4086161/
2006-08-05T15:38:00+09:00
2009-03-19T10:20:19+09:00
2006-08-07T15:42:56+09:00
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■兵庫での活動
それを主導している大阪のコンサルタントから頼まれてそこにかえっこのシステムを導入してみることになった。
浜辺はいいかんじに緩やかなルールで利用者が多い。
それはそれで素晴らしいことだと思うのだが、利用者がそれぞれのルールで利用しているためにある利用者にとっては常識でも他の利用者にとっては非常識な場合もある。
お互いがコミュニケーションをとりながら共通理解を得つつ利用してきたわけではないので様々な価値観のズレが砂浜に蓄積されている・・・・
そのズレを整地しようという考え方もあるが、僕としてはそのズレから生まれる新しい意識のほうが興味深い。
とりあえず現場でいろいろな人や事柄にかかわりを広げつつ日常を超えた視点を見出すことはできないかとの実験を一部かえっこの仕組みを取り入れつつ実施してみる。
ゴミ袋に貼るシールをつくるコーナーと子どもが海岸のパトロールを行うコーナー?!
海岸でバーベキューを行った人が捨てていった炭の破片をコップに集める遊び!?
海水の成分を調べ分析するコーナー! 意外と専門的!
海岸で発見した不思議なものからミステリーを考える海辺の探偵のコーナー!
子どもれレポーターのコーナー。子ども達が海岸で清掃活動など様々な活動をしている大人にいろいろとインタビューするコーナー。
よく考えたナー。
で、日常御前浜にそれぞれ関わっている人たちがグループを編成しなおしていろいろ調査研究を発表する。
もちろん、海岸で。
海岸におかれている看板、サインの調査の発表や、今後の御前浜を伝えるメディアを作ろうという話やゴミ問題などについての発表・報告が行われて御前浜の場の雰囲気が盛り上がる。
で、夕暮れからそこにある砲台に昔の写真をプロジェクションしたりして、1日御前浜での実験が行われました。詳しくは・・・詳しくは・・・!?
あれ?どこで報告されているのかな?
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https://www.excite.co.jp/
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