藤浩志Report:茨城・取手Art Project
2008-11-28T10:03:37+09:00
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2004年ぐらいから使っているブログサイト、特に2006年から2010年のプロジェクトについてはかなりまめに記述していました。それはプロジェクトごとにページ下のカテゴリーごとに収められています。
Excite Blog
40年ものの団地でのアートプロジェクト。
http://geco.exblog.jp/7666591/
2008-11-15T14:48:00+09:00
2008-11-28T10:03:37+09:00
2008-11-17T14:49:12+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
地域の豊醸化。 あるいは、芳醇化・・・。
これは最近の僕のキーワード。決して活性化などという言葉ではない。
シングルモルトウイスキーは20年もの以上になるとぐっとおいしくなるし、そのぶんぐぐっと高価になりなかなか飲めない。・・・そうだった。禁酒中だったんだ。
40年物となるとその倍なので、ウィスキーの世界ではオークションの世界で一本数十万円するボトルとなる。・・・そうそう。禁酒中でした。
それにしてもお酒がおいしく飲めそうな団地の模型でできたカフェのテーブル・・・。
お見事!
今年の取手アートプロジェクトはそんな40年物の団地での開催。
昭和40年代にできた大型の団地が取手にあったことを去年初めて知ったが、そこがまさかアートプロジェクトのメイン会場として公開されるとは思ってもみなかった。
さすが、10年近くいろいろな活動を経験してきた取手アートプロジェクトならではのなせる業!
10年の経験と蓄積・・・これまでのさまざまな活動の連鎖が生み出した奇跡のような風景。
巨額で巨大な無人空間をつくりあげて、そのなかのショーケースのような個室にアーティストを放つのではなく・・・、
40年という人間の生活スケールの時間と空間に住民とアーティストの関係性をはぐくむ仕組みがインストールされたようなプロジェクト。
上の写真の壁、よく見ると・・・偽者の壁・・・。
応募するほどモチベーションの高い参加作家が、それぞれの視点や方法で、団地に熟成された空間とかかわり、読み込み、深めているように感じる。
団地の中の空き店舗にできた井戸端トークのミニFM放送局・・・ちゃんと井戸がつくられている。・・・やるなー。
40年の年月の襞のある場に、10年の年月を経たTAPシステムがいい形で起動している。
もともと夏だけ利用されている子ども用のプールを利用してお湯を注ぎ込んでいる住民に人気の足湯作品。
気になったガス代だが、なんt地元のガス会社の協賛を得ているとか。すばらしいガス会社!
そういえば数年前にガスタンクの絵のコンペに僕も落選狙いで参加したことがある。
そのときの関係の連鎖・・・。
取手アートプロジェクトがこの地でこの10年間培ってきた関係の連鎖が、とても自然な形でプロジェクトをささえ、動かしているように見える。
団地の各所にある貸し倉庫。 妙な倉庫の番号・・・。このあたりはいろいろみかんぐみが遊んだのだとか・・・。
個人的にかなり好きな感覚です。
仕掛けが綿密で・・・これはこの団地の合唱曲を作曲して・・・地元の人と合唱隊を結成して・・・みんなで歌うという企画。
ぼくも思わず一緒に歌ってしまいました。
歌うの・・・12年ぶりぐらいでした。
建築のゼミがこの団地で行った実験。
団地の普通の部屋、3DKに毎日一人ずつ増えながら暮らしてみるというもの。
最初は一人で暮らし始めて、毎日ひとりずつ増えてゆき、結局23人が暮らしたのだとか・・・。
暮らしながら毎日ベッドを増やしていったのだとか。
日々の対話の痕跡をそのベランダでみつけ・・・、そのプロジェクトの本当の意味を垣間見たような気がした。
団地の内装をほとんど触らずに、あたかも新築マンションのショールームとして見せようと、間接照明を作品化しているアーティストもいた。
ありえないけどありえそうな微妙な間接照明が妙にしらじらしくもあり、心くすぐる。
そういえば、家電もまた昭和を象徴するものなのかもしれないなー・・・。
ゴキブリ家の一家団欒の家庭の明かり?
このつまらないこだわりが妙に面白い。
ひととおり団地内の作品を堪能して周り、またカフェにもどると、そこでは全国の団地をまわって撮影している団地マニアがあつまり、レクチャーをおこなっていた。
団地マニアっているんだな・・・。高層団地マニアと低層の団地マニアといるらしい。
取手アートプロジェクトの最高傑作の作品も団地の中で発見した。
プロジェクトサイトの団地に引っ越してきて暮らしている取手アートプロジェクトのスタッフ関係者。
ぐるっとひとまわりして足が疲れたので、再び足湯へ。
そこで、以前金沢でお世話になった60年代あたりの地方の前衛美術の研究者のN氏に久しぶりにお会いする。
現在は水戸に住んでいるのだとか。ここでもいろいろと縁が連鎖しているなー。
その日の夜に取手アートプロジェクトの同窓会があり、過去の関係者がいろいろ集まるのだとか。
で、ここで、オリジナルの盆ダンスもやり、もりあがるのだとか。
そのまま飲んだくれて井野団地で過ごしたいが・・・神楽坂のギャラリーのオープニングに行かなくては・・・。
あ、禁酒中だった!
取手アートプロジェクト、万歳!
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取手アートプロジェクト2007
http://geco.exblog.jp/6469518/
2007-11-17T23:01:00+09:00
2008-09-11T13:21:32+09:00
2007-11-21T07:00:59+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
1年ぶりの取手アートプロジェクト=TAP。
去年もすごかったが、今年もすごい。
なんだかんだで3年前から毎年参加しているので、僕としては今年で4年目の取手。
なんだか家族に会いに故郷に帰る気分。
いや、故郷以上に関係の深い人たちがたくさんいて、皆の成長に接するのが楽しみな場所なのかもしれない。
去年はゲストアーティストと公募による若手作家が交錯しながら、かなり派手な展覧会を行ったが、今年は駅前に拠点をつくって、取手各地の作家の制作スタジオを紹介する控え目な年なので作品はないのだろうと思っていた…。ところがところが・・・。
今年のゲストアーティストが中村政人で、彼のM1を使ったプロジェクトに多くの作家が参加し、しかも広範囲に点在しているということで、なかなか見ごたえのあるプロジェクトになっていて驚いた。
M1というのはセキスイハイムが1970年代に開発したプレハブユニット。
それを重ねたり、並べたり、立てかけたり・・・様々な人が関わり、M1を過剰に使い、取手のはらっぱを過剰に使い・・・あらゆる人材やあらゆる組織の関係を過剰に使い…
その結果、取手周辺の風景はあきらかに変化していた。
いつも挑戦的な社会実験を繰り返し、しかもその経験値を重ねてゆくTAPであるが、今回の取手は他の地域で拡がりつつあるアートプロジェクトとは明らかにいくつかの点で違っていた。
ひとつは街に作品をちりばめるときにM1というフレーム…いわば額縁や台座の役割を与えたツールに匹敵するモノゴト…を活用しているという点。
そのフレームがアーティストのプロジェクトのひとつという幾重にも重ねられた仕掛けの厚み。
これにより、街へのアプローチのスケール感とイメージが増幅され、少なくとも、作品がプロジェクト自体が街に埋没する現象を最低限に食いとどめているように思える。
もうひとつは、街のシクミに深く関与し、街に潜在する多くの関係が利用されているという点。
当たり前のようにそこにあるが、多くのモノゴトが社会的常識の例外として仕掛けられている。
このような団地の集合商業施設のあとをまるごと賃貸のアートスタジオとしてオープンさせようとする試みも実現しつつある。
プロジェクトから派生する関係の連鎖が新しい風景を作ろうとしている。
これまでのプロジェクトによって街が重ねてきた経験が街のシクミに深く関わるところで、かなり多くの人たちが熱意と誠意を持って動き続け、信頼関係を獲得しつつあるという証…。
2年前に始まったTAPツアー。地元のゴルフ場がマイクロバスを運転手つきで提供してくれて、去年からの固定客もいる様子。
今年はその周辺の街までツアーで出かけて、作家のスタジオを巡る。
取手周辺に多くの作家が定着して行くのもTAPの活動の連鎖がもたらすものだと思う。
僕が取手に入った日に周辺のアートプロジェクトに関係する人たちが集まってオープンディスカッションを行っていた。話を聞きながら面白いことに気づく。
作品を次の時代の価値観を作り出す苗にたとえるとすると・・・
その土地の風土にふさわしい苗に注目して、その発芽を試みる我孫子。
外来種の選りすぐった希少な苗を育てる試みの守谷。
実ったあとの作物を街に活かすことを試みる柏。
そして土壌改良や新種の苗の開発、肥料など、成長し開花するしくみの研究を試みる取手…
…
それぞれの街の役割は違う。それがうまく連携しつつ、活動がさらに連鎖をうみだしてゆくと面白い。
で、取手は今月25日まで。
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TAPについてのインタビュー1
http://geco.exblog.jp/5369258/
2006-11-21T23:18:00+09:00
2007-04-06T19:28:57+09:00
2007-04-06T19:28:57+09:00
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■茨城・取手Art Project
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野村誠のあーだ・こーだ・けーだ・パーティ
http://geco.exblog.jp/4720343/
2006-11-19T23:49:00+09:00
2006-11-27T00:31:58+09:00
2006-11-21T09:49:39+09:00
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■茨城・取手Art Project
取手アートプロジェクト2006のひとつの山場。
野村誠プロデュースの「あーだ・こーだ・けーだ・パーティ」が始まり、そして終わる。
取手福祉会館のほぼ全館を利用しての1日だけの特別なアートイベント。
公民館とか、福祉会館とか・・・全国各地で自治体が持っている公共施設。
住民の利用の活発なところもあれば、枯れかけていたり一部の高齢な住民だけが静かに利用していたり、存在も知られていなかったりと様々。
そんな施設をもっともとすごく、すごく、すごいことに利用できないものか・・・?
そんなデモンストレーションのような取手アートプロジェクトでの野村誠の今回の特別パーティ。
内容について詳しくは取手のサイトとか野村さんのサイトから探してもらうとして・・・
そこにゲストで呼ばれて参加。
僕は取手アートプロジェクトのほかの会場で作品を取材した映像とか、常磐線の駅を降りて散歩して撮影した映像とか・・・出品しつつ、企画会議を行う。
企画会議に必要なものは落書きできる大きな紙とお茶とお菓子と・・・
で、とにかく来た人と企画会議。
おかげで結局参加作家の興味深い数々のパフォーマンスも
藤本さんの伝説となりそうなパフォーマンスも
椿さんの相談所も
野村さんの演奏も・・・
福祉会館の各部屋で開催されている盛りだくさんのパフォーマンスのどれも体験できずに・・・
ああ、残念
で、夕方から今回の若手作家達が仕掛けた「おおぎり」に参加。
会場は超満員! ホンとに皆で「よいしょ」でつめて座りなおしてもらいましたし・・・。
で、座布団をもらいながらのトークショー。
で、そのとき使用していた浴衣・・・
これって僕の地元の筑前深江アーツキャンプ春の陣で利用して・・・もうすでに取り壊されてしまった旅館「見晴荘」の浴衣!
こんなところで繋がっているなんて誰も知らないし興味もないんだろうな。
しかし鱗(うろこ)柄がめずらしい。
会場に数多くの方にきていただきました。本当にありがとうございました。
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週末の取手は本当にすごいぞ!必見!
http://geco.exblog.jp/4703395/
2006-11-18T23:59:00+09:00
2006-11-27T00:34:33+09:00
2006-11-18T09:04:27+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
ちゃんとした写真をとれていないのでつらいなー
会場の写真とか作品とかは取手のサイトから見ていただくとして…、
とにかく取手アートプロジェクトはすごい。
ありえない。
すごくいいです。本当!
何がいいかというと、ありかたがいい。
作品がいい。
作家がいい。
スタッフがいい。
住民の協力がいい。
とにかく状態がいい。
状況がいい。
空気感がいい。
とにかくいい。
で、僕はその取手アートプロジェクトの企画、明日のあーだこーだけーだパーティの為に取手アートプロジェクトの作品を取材してまわる。
作家もしくは取手アートプロジェクトのスタッフへインタビューさせてもらうのだが、最近制作したかえっこで集まってしまったM系おもちゃのリングを冠にみたててかぶってもらい、鳥をつるしながら撮影。
(写真は期待の作家の浅井裕介。冠がやたらと似合っています。かっこいいぞ!)
各作家と僕とのささやかなコラボレーションの映像。
確かコラボレーションが裏のテーマになっていたというのは僕の勝手な勘違い?
というか、本当に作家と話をしたかったしスタッフとも話をしたかった。
作家の空間を使わせてもらいつつ作家の話を聞きつつ、とても遠慮がちに僕の空間へと仕立ててみる。カメラの中のアングル上での話だが・・・。
おっ!このサイトではかなりいい報告があります。要チェック!
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この踏み石を歩くとフニューっとなります。
http://geco.exblog.jp/4746190/
2006-11-18T23:47:00+09:00
2006-11-27T00:33:49+09:00
2006-11-25T23:51:43+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
取手アートプロジェクト2006の出品作品のひとつ。
いろいろものすごく力作がある中、藤本さんのシャープでミニマルな作品に向かう会場の入り口にある飛び石。
上に載ると間抜けな「ぷに~」という音がする。 やわらかい赤ちゃん用のビニール玩具を潰すと出る音。
なさけなくて・・・。このありようが心にしみた。
誰の作品なのかは取手で探そう!
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取手までの常磐線で途中下車と散歩して・・ああ、懐かしい。
http://geco.exblog.jp/4720650/
2006-11-17T20:36:00+09:00
2006-11-27T00:38:43+09:00
2006-11-21T11:36:17+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
取手の市長との前々回のトークセッションで突然飛びだしてきた「常磐アートライン構想」
前回の話のときも確認したらもうすでに委員会のようなものが立ち上がっているということで、着々と進行中だとか。
取手に行くついでに一度全部の駅を降りてみて現在の駅前の空気だけでもすってみようと・・・
上野・北千住・松戸・柏・我孫子 と、途中下車しながら取手に向かう。
1991年から1992年の末まで暮らしていた亀有も実は常磐線の途中の駅。
たまに飲みつぶれて最終電車で乗り過ごして、駅員に起こされて途方にくれたことがしばしばある駅が松戸・・・懐かしい。
しかし、ここを結んでアートラインといっても・・・いったいどんなイメージができるのだろうと漠然と思いにふけながら散歩してみる。
無意識に思いのまま歩いてみると・・・昔歩いた道のりをたどる自分に気づく・・・。
1985年、僕にとっては学生時代。我孫子の手賀沼のほとりで展覧会を行ったことがある。当時東京芸大の彫刻家を卒業して我孫子のパーマ屋さんの跡を改装して「スクォッターズハウスギャラリー」というのを運営していた島さんと沼尻さんという作家夫婦がいた。
その何周年かの企画展に招待されて、手賀沼のほとりの空き地で何かやってくれと頼まれ、一ヶ月ほど我孫子で過ごしたことがある。
暮らしていたのは朽ち果てて壁もなく、畳が腐り、屋根が落ちかけている作家が借りている改装する前の廃屋。
その時の表現がこの横の写真
この住宅地の持つ属性を理解する能力なんてまったくなかった当時の僕は、沼池のほとりの空き地に「なまずの群像建設未定地」という意味不明な看板をたてて、中途半端なやぐらを組み、工事現場の雰囲気だけ作って、完成することのない群像をつくるふりをするパフォーマンスを数週間行う。
その現場の空き地に中古のテレビモニター10台を埋め込み、そこからスピーカーを引き出し空き地各所にちりばめて、そのアンテナに接続されていないテレビモニターの発する光と微妙にチューニングのズレたノイズ音を夕暮れの空間に溶け込ませることに没頭していて・・・
いつも犬の散歩をするおじさんがその行為を気にしてくれて・・・
「君はまだ若いんだから・・・まだまだ可能性はあるから・・・それだけのエネルギーがあればなんだってできるから・・・ここでこんなことしていないで、がんばれ!・・・」と励まされていた。
そうそう。僕はその現場にそれが展覧会として行なわれていることと、それが美術表現に類するものであるということを一切表記しなかったし、絶対発言もしないというルールを自分に課していた。
なまずの群像を作り続けるという行為と夕暮れにテレビモニターのノイズ光とノイズ音を溶け込ませるという行為が、アートという冠なしにその住宅地の日常の空間と時間に成立するのかという実験であり、リサーチのつもりだったと思う。
20年以上経過した現場に無意識に足が向かっていた。沼池のほとりには新しい道路が走り、風景はまったく変わっている。20年の時間の経過は風景をことごとく変えてしまうなー・・・っと
そこになんとなく見覚えのある家の屋根の形を発見・・・とりあえず写真にとってみたのが横の写真。帰ってから写真で確認してみようと・・・
あ、家の屋根の形、窓の形・・・やっぱりこの現場だったんだ・・・。
しかし・・・それにしても・・・
20年前はまだこの表現・・・だれにも理解してもらえなかったのになー。
それがいつのまにか・・・今では当たり前の表現・・・
しかし、未熟な時代の活動のほうが面白いな・・・。
ちくしょー!
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取手のはらっぱが本当のはらっぱになる日はあるのか・・・。
http://geco.exblog.jp/4168420/
2006-08-23T13:16:00+09:00
2006-08-23T00:54:50+09:00
2006-08-23T00:38:29+09:00
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■茨城・取手Art Project
坂道と桜の大木は残っていたのでほっとしたが…
既存の建造物が取り壊され、見事なはらっぱになっていた。
去年はその使われなくなったところを開放してもらい、市民やプロジェクト参加者に開放し、それを強調するために取手在住でTAPのスタッフでもある作家が立派な階段を制作し…、そこを取手ヒルズとなづけ…、はらっぱの意味を考えながら100日間いろいろ活動した。
その活動の記録集については先日紹介したが、そのはらっぱだったところがもっと広い本格的なはらっぱになっていた。
・・・しかし・・、開放されていない所をはらっぱと呼べるのか?
去年のTAPは駅前の閉鎖されていた遊休地をはらっぱやヒルズに仕立てたのだが…、柵で囲い込んでなんとなく立ち入り禁止地域にしたところではらっぱとは呼べないのではないか…。
はらっぱがはらっぱであるための唯一の条件はそこが開放されて誰もが利用できる共有の場であるということ…なのかな。
取手駅前に本物のはらっぱが誕生するとしたらそれこそ世界に先駆ける画期的な出来事!?
取手市にそれを行う器量と度量があるかどうか?
それは取手市の行政担当者と取手市民との信頼関係のバロメーターでもあるのかな。
取手市の文化行政はそこからはじまる・・・なんてね。
しかし、どうやれば駅前はらっぱとして位置づけることができるのか…。それって去年のトークセッションの課題だったような・・・。
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記録集にのらない大きな効果
http://geco.exblog.jp/4168600/
2006-08-23T01:10:00+09:00
2006-08-23T09:09:21+09:00
2006-08-23T01:10:32+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
取手の駅前に去年の取手アートプロジェクトのインターン生4名で共同で借りたといううわさの一軒家、通称TAP Houseにはじめて行きました。
なんとも懐かしい…僕が学生時代に暮らしていた京都の上桂の家を思い出させる雰囲気のいいかんじの家…というより「場」・・・
ちゃんとゲストルームもあるじゃないですか。 (ありがとう!)
みんなで話し合いも宴会もできそうだし。
よし! 今度ここでホットプレートの大きさのお好み焼きを何枚も焼いてあげよう!
焼酎は伊佐美でねっ!・・・ってこれが僕の学生時代のたまり場の定番でしたから・・・。
いや、本当にいい雰囲気でしたね。周辺の大木や空き地がまたいい。
ここがこういう形でここにあるということは記録集にものらない本当のTAPの大きな効果なのだと思う。
アートプロジェクトは記録に載らないところでいろいろな関係を作り出し、いろいろな出来事をつくりだしているんだな~… っと実感。
おっ! ちゃんとブログに報告しているじゃないですか! 早いね。これ夜中の1時でしたよね・・・]]>
芸術と出会う豪華な旅!取手の2日間!
http://geco.exblog.jp/4166028/
2006-08-21T17:45:00+09:00
2006-08-23T00:55:27+09:00
2006-08-22T17:45:30+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
もう、そりゃもう豪華な2日間の旅だった…。
芸術と出会う…というか、取手アートプロジェクト2006(TAP2006)の公開選考会なので250点もの応募作品・・・つまり芸術作品づけ!
もういっぱい出会いました。ほんとに。
芸術作品というかいろいろなイメージの種に…。
2日間、昼も夜も深夜まで、僕の隣には豪華なあのアーティスト椿昇が同行!
で、椿さんは僕が大学時代やっていたバレーボール部の大先輩であることも判明!
で、ヤノベケンジ、藤本由紀夫、野村誠もほとんど2日一緒。
で、ついついそのバレー部の後輩のヤノベに絡むモードになってしまう。いかんいかん。
もちろんTAPに関わる森さんとか熊倉さんとかもずっと一緒でうれしい。
(みんなほとんど兄弟のような安心できる長い付き合いになってきたなー)
ついでにTAP2006の拠点となる場のすぐ裏に住む学生時代の友人の宮島達男のところでお茶!
僕にとっては昔からの友人と大先輩と後輩と、一緒にいて本当に幸せになれる人たち(取手のスタッフ達)と過ごすホンとに豪華な2日間でした。
仕掛けてくれた皆さんに感謝感謝!
ちなみにこの宮島君のスタジオでの写真は椿さんが撮影してくれました。
椿さん、ナイスショットをありがとう!
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取手アートプロジェクトのアートフォーラム終了!
http://geco.exblog.jp/3352054/
2006-03-18T23:47:00+09:00
2006-03-22T19:31:45+09:00
2006-03-17T12:44:51+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
取手アートプロジェクト(TAP)2005の活動はどうだったのかについてちゃんと話し合いをするTAPフォーラムがあった。去年の夏のフォーラムにも参加したが、そのときの会場は取手市役所の近くのホールで舞台の上。そこに前回の出品作家の椿昇と取手市長の塚本さんと僕と司会進行役が壇上で話をした。
ところが今年の会場は取手駅前のショッピングセンターカタクラの地下一階の広いスペース。そこに[Cafe TAPチャンネル]という名称で全体を4つの公開スタジオのような話し合いの場をつくり、そこにカフェ機能を組み込無という形で段差をなくし、フラットな面にいくつかのセルがあり、それがネットワークされるという構造の空間を構成した。
取手アートプロジェクトなかなかがんばった面白いしかけ。
雛形は数年前に神戸アートビレッジセンターで開催された「ソーダンタンク」。このときは会場に3種類のカフェ形式の相談コーナーを設置し、そこに相談員がそれぞれはりつき、そこで飲みながら話しあいを続けるというものだった。そのとき、僕も相談員を行ったが、早い時間から焼酎に手を出して、飲みながら行ったために、僕自身何を話したのかまったく覚えていないという事態が発生。そのときは確か盛り上がって終わったとは思うが、なにせ半分ぐらい記憶にない。
今回この企画の相談をうけて、まず伝えたのはその反省点。で、その結果(・・・かどうかはわかりませんが・・・)1部、2部の夕方まではアルコールなしの設定。5時以降アルコールが解禁になり、7時の終了時間までは飲みながらのトーク。いや、なかなかいい感じだった。
もうちょっと詳しく話したほうがいいよね。はい。
会場に設定だれたチャンネルは「あつまるチャンネル」と「つなぐチャンネル」と「そだてるチャンネル」それに全部の会場を映像でモニターされた「チャンネルステーション」
あつまるチャンネル」では取手駅前の茨城県寮跡地をつかって活動のインフォメーションとたまり場的な場づくりを試みたチームが話し合いのナビゲーターとなりニッセイ基礎研究所の吉本光宏さんをゲストとした対話。
つなぐチャンネルでは取手市内の作家のアトリエを公開するプログラムやそれをめぐるツアーなどを編集して実施したチームがナビゲーターとなった対話。
(・・・あれ?ゲストってだれだったっけ? もしかして熊倉純子せんせーですか? 羽原さ~ん!)
そだてるチャンネルでは取手市内の小学1年生全生徒を対象に作品をあつめて絵画展を開催したり、商店街を歩行者天国にしての大規模なかえっこを開催したチームがナビゲーターとなり、西巣鴨を拠点に学校に芸術家を派遣する事業を行っているNPO「芸術家と子ども達」の堤さんがゲストでの対話。おやおや、なんともお客さんの中にメインゲスト並みの豪華な方々の姿も見える!
それぞれをモニターでつないで、それぞれ対話されている内容のキーワードが大きな紙に書き込まれ、それについてなんとなくうだうだと話したり、質問者に答えたりするのがセンターチャンネル。で、そこをナビゲートするのが僕の役割。ゲストはそこに寄ってくる人。マイクを通して対話しているので、視聴者がいるのかいないのかわからないミニFMで深夜話し続けるコメンテータの気分。
僕のチャンネルはさておき、それぞれのチャンネルでは、ナビゲーターがTAP2005で実際に行ってきたことに対する疑問や検証、あるいはもやもやなど、話の種が尽きないのか、もしくは話をしようとしたことが飛び込んでくる厳しい意見によってズレてゆき、話題を整理できずに奮闘しているのかそれそれかなり白熱している・・・。これはスタッフの皆がいろいろ現場で問題や疑問にぶつかりながら、本当にその問題に対して自分の問題として、あるいは地域の問題として少なからずリアリティをもって対峙している証のようなもの。
なかなかいいそ。相当いいぞ! この手のフォーラムってほとんど壇上の人が少ない時間でたいした討論もなされずに順番に話をしておしまいというパターンが多いが、このシチュエーションだと皆、話す。話す。話す。本当に討議しているかんじが伝わる。
しかも、出入り自由で、カフェもあるので、それぞれの時間で自由に参加できるから結構いごごちがいい。途中で、商店街のお菓子屋さんからテレビ電話を使っての中継も入り、いい感じの気分転換になる。
ちょっとマイクとスピーカーのクオリティとか、テクニカルな面で難しいところもあったけど、それはそれで、手作り感が滲み出ている空間なのでいいかんじ。このテレビ番組的な仕組みってもう少しブラッシュアップするとなかなか使えるチャンネルになるのでは!
それを中心的に動かしているのが去年から導入されたインターンと呼ばれる学生のような立場の人たち。アートプロジェクトの現場を体験し、学習し、将来的にもそのような活動に従事したいと志し、熱意を持った人が集まっているので、それはそれは盛り上がる。
で、実はそのフォーラムのすべてのプログラムのあとにその会場で2005年度のインターンの卒業式が開催され、卒業証書授与の儀式も行われる。
いや、またまた体験しましたこの充実感、充足感で満ち溢れた空気。いいねー。いろいろな苦労を乗り越えて達成したときにしか味わえない感動の場!
この空気が作られただけでも大成功。
皆ほんとうにいい笑顔で終了証を授与され、宴会でもりあがり、ついつい3時まで・・・。ふう。
いや、皆さん、ほんとうにおめでうございました。この宝物の価値はきっと10年後にしみじみわかってくると思うよ。で、僕も感動のおすそ分けをいただいて、ほんとうにごちそうさまでした。]]>
取手でのフォーラムの為のミーティング
http://geco.exblog.jp/3169050/
2006-02-05T23:44:00+09:00
2006-02-09T20:40:29+09:00
2006-02-09T18:32:31+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
取手アートプロジェクトのフォーラムが3月18日に開催される予定。本当は21日で希望がきていたが、僕が福岡でのデザインリーグの予定と重なるために無理に調整してもらった。ごめんなさい。
で、そのフォーラムの会場が取手駅前の商業施設の地下1階の空きスペース。この空間がなんとも魅力的。卓球台が似合いそうな広々とした空間。この空間がつかえるのも取手アートプロジェクトが長い時間をかけて街に認知されているからなのか、信頼関係を築いてきたからだろうか。
2005年の活動を振り返るとともにちゃんと次へと繋げる意識を組み込むあたりもさすが・・・。スタッフの皆がいろいろと頭を悩ませながらあれこれとアイデアを出し合う空気を久しぶりにともにしてなんだか懐かしい気持ちになる。
僕等は学生時代いったい何を話し合ったらいいかも分からない状態でとにかく話し合い、なにをやったらいいのかも分からずしどろもどろの意見をぶつけ合い、喧嘩し、断絶し、挫折しながら、やみくもに形にし、とにかく時間をかけて「なにか」を作ろうとしていたように思う。結局そのプロセス・・・それが貴重だったんだなとつくづく思う。・・・いや、もう曇りかけているけど、ほんとにその瞬間が記憶の中の宝物だったような気がする。話したくてももう二度と話し合うこともできない仲間も何人もいるし・・・。]]>
大盛況! 歩行者天国のかえっこ@取手白山商店街
http://geco.exblog.jp/2727003/
2005-11-27T23:22:00+09:00
2005-12-06T23:09:07+09:00
2005-11-29T12:01:27+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
取手アートプロジェクトのクライマックス?! 歩行者天国となった白山商店街でかえっこが開催されました。この仕掛けも長く大変でしたね。本当にお疲れ様でした。この開催の為に練習かえっこをヒルズや旧藤代庁舎などで開催。取手市内の小学生全員に手渡してもらえるように配り、歩行者天国になるように警察に申請を出し、商店街の協力を呼びかけ、スタッフは一件づつ挨拶にまわり、空き店舗や空きスペースを借りる交渉を行い、掃除をして、看板をつくり、Tシャツをつくり・・・準備をととのえ、果たして何人来場するかの不安の中での開催! はじまってみると来るわ来るわ・・・子どもが道路から湧き出てきているよう。
歩くと10分はかるくかかる長い白山商店街が見る見るうちに子どもたちでうまってゆく。しかし、今回の面白さはワークショップのバリエーション。取手で活動しているヤストモ飾案や書道家の神長さん、インド舞踊のミーナさんなど面白いワークショップが多数。作家に気軽に白山商店街と関わってもらえる手法としてもっと深めたいところ。スタッフが行っていた路上での落書きしりとりや各種ゲーム、作品制作ワークショップなど、子ども達が体験した質もかなり高かったような気がする。これを進めてゆけば、取手の子ども達は取手在住の作家のワークショップを遊びの中で体験することになる。・・・ってことはかなり凄い! 商店街の人たちもその賑わいに目を丸くし、前代未聞の賑わいだったとか。商店街の人いわく「700~800人はいるんじゃないの?」っと。かえっこオークションの雰囲気からすれば僕の経験からカウントすると500人は来場していた雰囲気。
いや、久しぶりにマイクを使わず地声で子ども達の勢いにまけじとオークションを行ったので声がかれてしまいました。しまた! 四万十のパフォーマンスの為に調整しなければ・・・。
この白山商店街でのかえっこもたぶん火をつけてしまったかんじがありますね。
そうやってみてみると、今回の取手アートプロジェクト、手法は微妙で、地道なものが多かったですが、街への浸透性からすれば、かなり高かったのではないかと評価してるんですけど、これって自己満足でしょうかね・・・。はい、すみません。でも今は自己満足したい気分・・・。この写真のかえっこの達人の向島のコウノスさんやキタガワくん、ひたちなかのヤスさんや我孫子のマエノさん、いろいろなかえっこのベテランの方にもご協力いただきありがとうございました。]]>
感動! 藤浩志シークレットキャンプ実施!
http://geco.exblog.jp/2709308/
2005-11-27T06:35:00+09:00
2005-11-29T12:10:07+09:00
2005-11-27T06:35:38+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
いや、またまた濃厚な2日間だったな。最近濃厚な日々が多く、このブログでの報告も大変。簡単にさらりとやりたいところだが、無器用だからな・・。 何を報告すべきか・・・。報告したいことが様々なレイヤーで多層にあるなー。
とりあえずこの写真はシークレットキャンプでの朝6時の写真。取手アートプロジェクト(以後TAPと表記します)での藤浩志シークレットキャンプ! どこでなにをしてキャンプをするのが状況がわからないし。2800円もの高額な参加費用なので参加者はいないだろうと思っていたが、なんとしっかり参加者がいる。
日本国内、屋久島、京都、富士五湖と旅するオーストラリア人夫妻まで京都ツアーと富士五湖ツアーの間に取手ツアーに参加してもらい、光栄です。ツアー客は小貝川沿いにぽつんと佇む隈研吾設計の防災センターに向かい、そこで利根川周辺と災害の話を聞いた後、自己紹介タイム。でそのまま岡堰へ移動して干上がった川を渡りなぜか間宮林蔵の銅像へ。なぜか間宮林蔵のブロンズ像はミルキーとチョコレートのリースがかけられていてかわいいかんじ。で、ついでなので間宮林蔵さんのところでそのあたりの歴史のお話。
その横に畑のようなところがあり、よくみると人数分のスコップが用意されている。さらに良く見ると畑には緑のバランがあちこちに突き刺さって何かの目印のよう。僕がそのハランのところを掘って見ると、なぜか袋に入ったジャガイモがぼろぼろと出てくる。
というわけで、皆で畑で秋の収穫を楽しむことに。
あらら! キュウリも出てくる。白菜も出てくる。こんにゃく、にんじん、だいこんも出てくる。おまけにカップケーキ、おつまみ、チーズなどと豊作!…。
こりゃ今晩は鍋ですね。
で、収穫を楽しんだあとは眺めのいい、イチョウの木の下でお湯を沸かし、珈琲か紅茶を楽しみながら、雑談。そうそう。神戸カエルキャンプで教えてもらった新聞紙とポリ袋でつくる紙コップ、早速使わせていただきました。急遽pdfファイルを送ってくれた永田さん、ありがとうございます。
その後ゆるゆるとバスに移動し高井城跡へと移動する。このあたりでは珍しい林の坂道をゆるゆると散歩し、歴史のお勉強をしながら、森林浴…とそこには・・・
ねぎ?
ちょっとやりすぎ?
見渡すと林のあちこちに収穫物が! 葱! 新巻鮭! 赤ワイン! 焼酎! ついでに鍋や皮むき用のピーラーまでも林にぶら下がっている。
取手市は今年隣町の藤代町と合併した。藤代と取手が合併するので藤代市となってもよさそうだが、残念ながら取手市となった。藤代市になれなかった藤代・・・。
「ふじしろしとふじひろしって名前がにてるよね」「ぎゃはははは・・。」たったそれだけのきっかけでこのツアーをやることになった。「よっしゃ!やりまひょ!」
まあ、きっかけなんてそんなものかもしれない。
とにかく僕が藤代を廻るツアーを行うということだけは決まっていたものの、僕自身が動かないのでツアースタッフは困る。今回TAPでは取手市の作家のアトリエを巡るツアーが7つほど企画された。
スタッフは取手周辺の作家のアトリエにアンケートによる協力の要請を行い、そして一件づつ訪ねて話しをしながら地図とパンフレットと紹介カタログを作成し、TAPトラベルという仮想の旅行会社をたちあげ、取手駅前の取手ヒルズと呼ばれた施設にその旅行カウンターを設け、取手にあるゴルフクラブからマイクロバスを運転手つきで借りてツアーの準備を行う。いや、ほんとうに大変だったと思う。よくやったね。
そのなかでフジヒロシのツアーだけが未定のまま何も決まっていなかった。で、苦肉の策で考え出されたのが藤浩志シークレットキャンプ! シークレットということは事前に決めておかなくても直前に決めればいいというわけ。キャンプにしたのは僕が「キャンプしたい!」とわがままをいったから。
で、なんとなく藤代エリアのスポットを巡る旅ということになったがそのままでは面白くない。そこに小貝川沿いに暮らし、造園の仕事を行いながらその周辺の昆虫や植物、風景などの写真をとり続けてきた佐々木さんと出会う。
収穫の後、皆でコミュニティセンターのようなところで野菜の下ごしらえをし、取手駅前のヒルズにもどり、ヒルズのオークションに参加し、(・・・これは別で報告しよう!) 例の食材でできた石狩鍋をおいしくいただく。その後佐々木さんに彼がこれまで撮影してきた作品のスライドレクチャーをしてもらい、近くのスーパー銭湯に皆で行き、戻ってきて12時の深夜から森司との深夜のテーブルトークで3時半まで。で、とあるシークレットなところで仮眠を取り5時半に起床!その佐々木さんのナビゲーションで利根川の早朝の幻想的な朝焼けと日の出を堪能。・・・もう濃厚すぎて報告できない。
(おや、森さん、報告早いね。僕が報告終わる前にリンクされてしまったぞ!)
で、朝のヒルズに行くとモーニング珈琲とブレッドとフルーツが用意されていてまったりしているところで、はらっぱ音楽隊が演奏をしてくれて感激!・・・最後は皆で記念撮影をしてツアー終了。いや、大変だったけど、本当に面白かったしいろいろな可能性を感じました。取手は深いですよ。本当に・・・。
スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
・・・で、休むまもなく白山商店街を歩行者天国にしての500人規模のかえっこの準備へと突入する! あー、しんど!
随分前からミステリーツアーのようなパフォーマンスを集積させたバスを利用した移動しながらのアトラクションのようなものをやってみたいと考えていた。観客をツアーとして連れ出し、フィクションとノンフィクションを楽しむようなもの。福岡でバスをチャーターして前原のスタジオを劇場化して演劇系のパフォーマーと協力しながらできないものかと思っていた。福岡、向島、京都、とイメージだけは作りかけようかとしたこともあるが、実際に具体化はしていない。
原型は1984年のゴジラでマクドナルドなどの街中を散歩するパフォーマンス。 1991年にひそかに文京区の廃墟のようなビルの1室に鍵を貸し出して作品を体験してもらう「お米の砂漠、犬のおしっこ」の「プライベートアート」の実験。で、展開が1997年に行った「ゴミとねずみと未来予想」の未来を予測するための藤浩志スタジオツアー。ある特定の電車と車両を指定し、乗り込んでもらい、ガイドを配置して、自宅までの道のりの風景を楽しんでもらい、若い作家数名に声をかけて、自宅と自宅から海岸までの道のりに作品をしかけてもらい、(そういえば鈴木淳はそのときかなりがんばって設置していたな…)最後は砂浜の海岸で珈琲を飲みながらはだしで散歩してもらうというもの。砂で汚れた足を洗ってあげるサービスもかなり評判がよかった。2回だけ実施してトータル50人近くが参加した。
で、今回のツアーの実施。もっとちゃんと表現として整理しながら展開してゆこうかな・・・。
これってもしかしてかえっこから脱皮する大人向けのOS的表現になるのかな?
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素晴らしい! ヒルズでのはらっぱオークション!
http://geco.exblog.jp/2726066/
2005-11-26T23:59:00+09:00
2005-11-29T12:02:36+09:00
2005-11-29T08:15:07+09:00
fuji-studio
■茨城・取手Art Project
ツアーから帰ってきたら開催されていたヒルズでのオークション大会。
会場は熱気むんむん、満員御礼状態。今回の参加作家の小作品がオークションにかけられて次々に落札されてゆく。 カエルポイントを使ってのオークションはなじみだが、現金を使ってのオークションを体験するのは久しぶり。作品以外にもプロジェクトで作られたカフェの家具とか階段とか看板とかも販売されてゆく。
これってやりたかったけど今までやれなかった。 福岡のミュージアム・シティ・プロジェクトなどでさんざん家具を制作してきたが、全部僕のスタジオの倉庫に眠るはめになっている。イベントとしても面白いし、プロジェクトのサポートにもつながる。作品を通して深い関係が作られ将来に繋がる。 いや、やっぱりやるべきですね。
特に今回素晴らしかったのはその看板、階段などの「そんなもの買ってどうすんだ!」とつっこみたくなる商品の入札の後の「はらっぱ」と「ヒルズ」の入札イベント。値段を入札するのではなく、「どのように使いたい!」という思いを入札してゆく。 個人的に星空を見上げたいとのことでハラッパの一部を入札したり、屋上露天風呂おを楽しみたいので屋上を入札したり。つらいときに泣くための空間として階段を入札したり、カフェで飲みつぶれて一泊500円で宿泊したいとの思いを入札したり。・・・皆が好き勝手に思い思いのイメージを語る。
いや、面白い。よく考えましたね。僕からすればあの時間は紛れもなくいい意味でのアートパフォーマンス。通常あのような施設について語るとき「何にすればいいか」などと一般的な視点での話しをしがちなのですが、この場合「私だったらどのように使いたい!」という意見を聞いていった点が凄い。これって案外やられていない微妙にズレていて何でもなさそうでとても大切な論議。まあ、通常、公共空間なので「私だったらこうつかう」などという意見はまず募集しない。通常使い手ではないコンサルや行政マンやデザイナーやプランナーが自分でつかうわけでもない必要かどうかわからないような計画をぶちたてる。はらっぱからヒルズのプロセスは結果としてすごいパフォーマンスを作り上げたナー・・・といたく感動してしまったのは僕だけだろうか?おどけた大きな蝶ネクタイとお子様ランチのような赤い旗の気の抜け方と、楽しい進行の裏側に潜む深くて重要な問題がいいバランスでとても心地よかった。
ヒルズの皆さん、お疲れ様でした。
でも本当はここから先なんだよね。大切なのは。アートというテクニックでイメージとして立ち上げ、それを流通させるビジョンまでもってゆく人たちを動かすこと。(ややこしい?)
さて、どう動くか、動かないのか・・・。そこで表現の真価が問われたりして・・・。]]>
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