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永田さんと+arts School・・・

NPO法人プラスアーツができてから今年で3年・・・

永田さんと+arts School・・・_a0010575_21161053.jpgartが目的でもなく、主語でもなく、地域社会の様々な状況に+artsという考え方を導入するのはどうだろうか・・・という考え方がNPOという組織として表現されて形になってから3年経ったということになる。

今日はそのプラスアーツの代表の永田さんが「アーツクール」の第0’ 回 ということでレクチャーを行う。

実はこの前僕が第0回を開催した。いつまで続くのかこの0回シリーズのアーツクール・・・

今日、あらためて永田さんのレクチャーを聞きながら彼との出会いを思い出す。

2001年に突然電話がかかってきて、その3日後には福岡まで来てくれて、はじめて出会い、博多小学校の授業で開催していたかえっこの現場を体験し、そのまま家の近くの露天風呂につれて行き、そのまま自宅で散々飲ませて家に泊めて・・・次の日になぜだか子どもの小学校の授業参観にまで連れていった。

・・・しかし、当時はまだ竹中工務店にいた頃だと思うが、よく付き合ってくれたなと思う。

それから関西に行くたびに忙しい合間をぬって随分と飲み、飲み、飲み・・・僕の思いをぶつけてきた。

永田さんは僕らとはまったく違った手法で形をつくる能力を持っている。

今日のレクチャーはそんな長い積み重ねを感じて、いろいろな活動からいろいろな関係が連鎖してきてここにいるということを思い知った。

2001年当時はじめてあったとき、直感的にこれは何かが始まるかもしれないと思いながら、急激な変化はないものの、じわじわといろいろな関係が連鎖して、・・・ほら、やはり始まっている。

そういえば、永田さんは独特の時間を持っているなあ・・・。

こちらから投げた乱暴なボールを、一度しっかり受け止めて、それから咀嚼して、熟成させて、さらに磨き上げて時間差をつけて・・・忘れた頃に返してくる。

僕にはその時間差が心地いい。

結局、その場はちゃんとやり過ごす術を持ちながら、しかし、妥協せずに、違和感にちゃんと立ち向かう感性と意思を持っているのだと思う。

プラスアーツができてから3年だが、それが立ち上がるまでの5年の年月を思い出し、しみじみしながらも僕自身もある違和感に向っていた。

そうか。自分でつけたものの、このタイトル「アーツクール」はよくないんじゃないか・・・。


そう思い始めるとすっきりして、早速ぶつけてみた。

「やっぱり +arts School なんじゃないの?」

・・・ということで、ごめんなさい。ご検討ください。
by fuji-studio | 2009-06-16 23:09 | ・講座/対話/研究会