福島県立美術館でkosugeの展示。煎餅や。
2009年 01月 27日
結構長いドライブ。
kosuge1-16の車田さんが福島出身ということで、福島県立美術館で若手作家を紹介する企画展に出品しているというので、いわきのついでに立ち寄る。
立ち寄る・・・というか、実はかなり遠かった。
kosuge1-16が借りている小菅1-16の家が、もともと煎餅屋だったというなんでもないモノゴトをいじり、小学校に田んぼをつくってお米を育ててみたり、それを収穫して煎餅をつくり、焼いてみたり、オリジナルの煎餅を考えてみたり。
家族と子ども達とで煎餅にまつわる出来事をいじりまくる。
かれらの仕事のツボは、空間的な仕上げよりも、人の関わり方や人のかかわりを作るうえで重要となってくるツールの作り方の所作のようなものだな。
彼らの仕事をみていて、自分自身の作品への編集の仕方のズレを発見し、かなり感動し、マニアックに楽しんだ。
10年近く前にコマンドNで接点ができて沖縄のプロジェクトで知り合って以来、、美学校での共同授業、イザカエルキャラバンと一緒に関わってもらってきたが、今年は大阪、東京と随分とシンクロし、さらに北本アーツやいわきアリオスでも何か関わってもらう方向性。
いろいろお世話になります。
それにしても開館24年の福島県立美術館の入り口の映像コーナーで昔の間島さんのワークショップの映像を見てとても懐かしかった。結構じっくりと大型のワークショップができた時代だったんだな。
24年というと・・・ほぼ、僕が美術とかかわりを持ち始めて今に至る時代とほとんど重なる。全国に2世代目といわれる美術館がどどっとできた時代が僕が活動をはじめた時代だったことをあらためて俯瞰する。
話は変わるが・・・福島県立美術館、いわきアリオスと宮城県のえずこホールの中間に位置して・・・福島県だが宮城県に近い。阿武隈蔵王環境芸術圏構想のエリアとしてはその中心なんじゃないかな・・・。ということに気づいてなんだかうれしい。
休日のところわざわざ案内していただいた学芸員の方々、ありがとうございました。