大阪の新世界から西成を歩く。
2008年 05月 10日
ところがあいにくの雨。 しかも季節外れにとても寒い。
やはり新世界というと通天閣。
通天閣の3階から屋上に上る階段を発見。
昔はビアガーデンとかバーベキューとかしていたのだとか。
そこから通天閣を見上げる。
このあたりはとにかく人の層が深い。
おっちゃん、おばちゃんが過激で元気。
なんでもありのようで・・・
これだけやってもまだこの街では地味なんだろうなー。
良質の保存したい建築物は数限りなくたくさんある。
人の営みの痕跡がいやというほど染み付いて多層に・・・重層な襞となっている。
大衆演劇はポピュラーなものだったんだ。
娯楽のための施設も多層にストックされている
このあたりの大手スーパーの入り口付近の壁の装飾看板。
似ているが何かが違う。
ヒューマンスケールの仕業の痕跡がいたるところにあるので、盛りだくさん。
大正時代の豊かさがそのまま今も現役で活きているところもしばしば。
フェンスの中をのぞいて歩くことしばしば。
フェンスの向こう側が気になる。
公園が村のようになっている。すごい豪邸ばかり。
ジャングルジムが豪邸の構造体になっているように見える。
自転車に看板を背負った木の人形が乗っている。
これは自転車を停めているだけで、看板を設置しているのではない・・・といういいわけができる・・・。
ナメクジ対策なのだとか。
植え木鉢にタイヤがついて移動型というのがいい。
とおり沿いに植木を並べているのも下町独特の風景。
緑化。
通天閣の上から大阪の街を眺めると屋上庭園もやたらと多い。
映像館の横にはどこぞの美術館の様式がそのまま植物園の温室に。
アーケードが迷路のように繋がっている。
天井には魅力的なライトや数世代を生き抜いてきた看板の痕跡も・・・
道路の上がワイヤーだらけのところもあり、・・・気になる。
何かをつるしてくれと語っているよう。
商店街の天井のためのワイヤー。
何かを吊るしたくなる。
歩いていると塀が多いのに気づく。
しかも何重にもなっているのが気になる。
塀がやたらと多くて、しかも高い。
ここはもと路面電車のあとがそのまま塀に囲われているのだとか。
中が気になる。
塀がやたらと高い。さらに高いところは有刺鉄線で厳重。
入れないようにするのと・・・ごみを投げこめないようにするのだとか・・・。
それでもごみが入っているのがすごい。
公園なのに2重の塀で囲まれているのみならず、入園料を取るという珍しい公園。
街中の中央公園で入場料をとるところが他にあるだろうか?
美術館が市民の無料のリビング化しつつあるいまどき、厳重な鉄格子に囲われた閉鎖的な美術館も珍しくなった。
とにかく塀が高い。 高い塀が続く。
ランニングフェンスだなー。
ここもどうしても触りたいところ。
使いたいというより触りたい。掃除したい。磨き上げたい。
机も壁も窓も。
やはり使ってみたいところ。
通天閣の3回フロア。ぐるっとガラス張り。
面白い構造物が部屋にある。
かえっこおもちゃMuseumかなー。
豆腐やさんの搾りたての豆乳。
この豆腐屋の豆乳をプロデュースするとか・・・。
そういえば中国では豆乳がブームだったなー。
・・・・と、きりがない。
この2日で撮った写真は300枚を超えてしまいました。
参加した皆さん、寒い中お疲れ様でした。
実は・・・予定したところの半分も歩けませんでした。
とにかく大阪は深い。
そのなかでも特にこのエリアは・・・深すぎる。