本田紘輝・13年の命
2007年 12月 29日
僕の祖父の曾曾孫。僕と同じ奄美大島の大工の遺伝子を持ち、自分の戦いをドラゴンをモチーフとして絵画で表現しようとしたあまりにも早熟な美術作家。
昨日の朝、13年の命を全うした。
彼には明確な敵がいたのだと思う。彼は闘病生活を始めた小学校低学年の頃から自分の戦いを絵画で表現しはじめ、作品を制作することで生きてきたように見えた。
彼にとって作品は彼の命とのかかわりにおいてかけがえのない意味を持ち、彼の周辺の人との関係において疑いようのない価値を放っていた。
僕自身も彼の作品を通して彼自身について知ることができ、僕自身のなかにある何かについて知ることができた気がする。
今日、たまたま鹿児島にいて、彼の通夜に参列する。
彼は力強い表情で眠っていた。
彼は僕に「作品はもっと強くあるべきだ!」と語りかけているようだった。いや、僕の命がある限り語り続けるのだと思う。
僕自身、これまでにも多くの友人を見送ってきた。彼らは永遠にそれぞれの言葉で僕に様々なことを語り続けている。
本田紘輝という13年の命は、彼の作品に接した多くの人に語り続けるのだと思う。
紘輝君、ありがとう。
