パラモデルとZENZAI
2007年 10月 24日
京都芸大はとても少人数の大学なので人の繋がりが妙に深い。
ある種の遺伝子のせいか、美術のあらゆるカテゴリーから逸脱して単純に個人の心の深いところで何かを制作しようとする意思が強い人材が多く育ち、その結果、現代美術と呼ばれるカテゴリーに取り込まれてしまう作家の輩出率はおそらく美術系大学でもダントツに高いという噂。
とくに僕が関係する展覧会はその傾向が強いなー。
偶然、林君は数ヶ月前に青森国際芸術センターで僕の深い友人の小山田君と一緒にレジデンスプログラムに参加していたのだとか。いろいろと縁が深いですね。
とりあえず、彼らが宿泊している一流ホテルの城山観光ホテルにお迎えに行き、そのまま桜島プロジェクト跡の廃墟ホテルにつれてゆく。
そうそう。途中で長渕剛の桜島コンサートの記念碑に立ち寄り、ややうけ。
なぜここにこんなものがあるのか不思議な存在。
桜島に向かって絶叫している図。ギターのネックがネック!
そういえば長渕剛って鹿児島の僕の中学の先輩。
桜島にも縁が深そうだし、アーテイストでもあることだし、廃墟のホテルのオーナーになってくれないかなー。
宇野澤君らにその廃墟ホテルの案内をまかせ、その後、浜地君が蒲生町で行っているカフェZENZAIに。
林君と浜地夫妻は以前大阪で一緒に仕事をしていたことがあるのだとか。不思議な縁。
しかもここは小山田君の叔母さんの家というさらに複雑な縁。
浜地君はいなかったけど、ようやく3回目にしてZENZAIでぜんざいを食べることに成功!
細かいところに面白く手を入れていて小山田君の叔母さんのお宅は見事にいい感じのカフェに変貌していました。かなりがんばっていましたね。
本当は時間があれば霧島アートの森とか知覧町の特攻隊基地とかつれて行きたかったのですが、ついついたらたらと過ごしてしまい時間切れ。
なんとその時間、浜地君は鹿児島市内のe-terraceで水彩画教室を行っているとか。夜の仕事までの間、e-terraceの2階で待ってもらい久しぶりの再会。
2階にちゃんとカフェができていたんですね。はじめて足を踏み入れます。
その後パラモデルをつれて僕の実家のe-space gardenへ。
そこで彼らのこれまでの作品資料をみせてもらう。
なんと、犬とか飛行機とかミニカーとか、おもちゃとか、芝生とか、共通するアイテムがどんどん出てきてびっくり。
パラモデルってプラレールを並べるプロジェクトユニットだと思っていたけどそうじゃなくてかなりいろいろなことを試みるアーティストユニットだったんですね。
失礼しました。
しかし、本当にイメージの深いところになんだか共通のものがあるような気がしましたね。
面白いね。