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KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18192487.jpg鹿児島の霧島アートの森で開催されたKTSアートマーケット。

天気も気候もよくて幸せなかんじのアートマでしたが、僕はなんだかやたらと忙しかったな。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18195898.jpgこの日「霧島アートの森」も年に一度の無料開放の日とかで、開館以来の初めての4000人を越える入場者だったとか。

ひろい芝生のところに85ブースのアートマーケットが広がりなかなか開放的でいいかんじ。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18201696.jpg今までは鹿児島市内の公共施設の中でのアートマーケットでしたが、今回はこのように霧島アートの森の風景(自然や作品を含めた環境)と関わりながらブースを展開できる可能性がある。

それをいかに解釈して取り込むかが僕にとっての審査のポイントだと思って眺めて回る。

そうそう。このアートマ、無賞与無審査でもいいと思うのだが、なぜか審査があり、賞が与えられる。
それはそれでいいのかな…。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18265287.jpg偶然賞は逃したものの、なんだかとても気になる活動も多い。

たとえばこのカメラを解体している人。

とても気になった・・・。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_1821941.jpg話を聞いてみるとこの人が作家なのではないらしく、写真家は別でこの人は単に古いカメラの部品は美しいので・・・ということで分解しているらしい。

ああ、いいなー。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18213531.jpgは過去にも受賞した作家でおそらく今回の出品者の中でダントツの実力の持ち主。

きっとかなりいいところまで行く作家だと思うが、霧島の日差しが強くて苦労しているようだった・・・。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18215882.jpg環境や空気をどのように読み込んでそこでどのような表現を行うかは、それぞれが現場で多くのことを感じながら経験してゆかなければ、なかなか形にするのは難しいのかもしれない。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18222689.jpg全体的にいえることは出品者の多くがおそらく住宅の机の上で、あるいは部屋で制作しているという小さなスケール感。

鹿児島にいる頃作業場になりそうな空き工場を探して県内を走り回ったが、作家それぞれにはそれぞれにふさわしいスタジオのスケールや雰囲気がある。

小さな部屋で制作するのではなくもっと大きな空間で・・・天井の高い空間でのびのびと制作できればきっともっとのびる作家も多いのかも。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18225739.jpg今回いくつか参加していたゲストの中でバターナイフをつくるワークショップをおこなっているグループがあった

無料で参加できるので多くの人が参加している。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_1823178.jpgうちの子ども達も知らないうちに参加して、もって帰ってきた。

そうとう喜んでつくったみたいで、帰ってきてからもずっとはしゃいでいる。

そうか。案外皆このような工作ってやったことないんだと改めて気づく。

バターナイフって単純で簡単でありながら、実はかなり奥が深い。

うん。これはいいな。小学校・中学・高校・・・どの教材にもなりそう。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18235040.jpgダン・グレアムの半透明のガラスの作品を部屋に見立てたマッサージルーム。

おもわずグランプリに推薦しそうになったが、これはアーティストの出品作品ではないということで対象外。 おしい!

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18241275.jpg草間弥生の彫刻の横では子ども達が水玉をはってゆくワークショップを開催。

その奥ではたまたま僕の親戚の本田紘輝君が展覧会を行ったりしているので、僕の親戚がいろいろいっぱい来場していて不思議なかんじ。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18244192.jpgで、審査と並行して行ったのが霧島アートの森の僕の犬達がいる森のあたりでおこなった「1時間だけの展覧会」

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_1825153.jpg参加者がもちこんだ作品やその場で制作した作品を森の中に仕掛け、皆で見て回るというもの。

これは松田君が3匹の犬の視線の重なるところにつるしてくれた犬の好物の骨・・・。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_18252482.jpg参加者は少なかったけれど、試みとしては一度やってみたかったもの。

モノの価値はその周辺との関係でも変わってくるし、誰と見るかによって変わってくるという僕の考え方をこの場で試すとどうなるか・・・。

もっといろんな人がいろいろな場所で表現作品を仕掛ける楽しみを体験すると面白いだろうなと考えている。

案外このような体験のチャンスって少ないんだと思う。

KTSナマイキVoiceのアートマ霧島アートの森の巻!_a0010575_8463992.jpgで、夕暮れ時間に審査の発表。

このKTSのアートマーケット、もっともっと凄い別のものに化ける気配・・・。

お疲れ様でした。

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by fuji-studio | 2006-11-03 23:17 | ■鹿児島での活動