111点の作品の審査
2006年 07月 12日
そこが主催する公募展の審査があった。応募総数は111点。北は東北から南は台湾まで全国各地からの応募。A4ファイルの企画書審査。
おもしろい。なかなかいい掘り出し物もあった。
応募してくる作品にももちろん興味があるが、新しいタイプの作家にとても興味がある。
いやー、世の中には面白い人がいっぱいいるもんだ。
過去の作品は最高だけど応募作品が妙に現代美術を意識していてつまらなかったり、資料はだめだけど、何かオーラを放っているものがあったり。
ファイルとか資料の作りこみは完璧だけど何にも新鮮な感覚が見えてこなかったり・・・
全部とりあえず実際に設置されたものを見てみて、応募者全員と話してみたいけど・・・それってGEISAIですか…なかなかそうも行かずに、ファイルだけにじっくり目を通しつつ、そのプランから作家がどれほどの空間を具現化できるかを見ながら10名程度に絞り込む。
AとBとあって二つを比べるとどう考えても作品としてAのほうがいいのに、こういう審査の段階って他の作品との関係からBが選ばれてしまうこともあるのが不思議。
展覧会のバランスを考えてしまうのか・・・。
いい作品なんだけどな・・・
で、この展覧会は9月の後半に福岡市天神のアルティアムで行われます。
もっと大規模の街のいろいろな施設を利用した大型の公募展があればいいのになー。