40年モノのスキンをつい愛でる癖・・・。
2006年 06月 10日
この癖のようなものは京都の芸術大学の時代に嵯峨野や太秦あたりを後輩の小山田君と歩くうちに身についたものなのかな…。当時、目にするかなり多くのものを2人で愛でながら歩いていた記憶がある。 同じアパートに暮らし、同じ劇団で同じクラブ活動を行い、おなじ銭湯通いつつ…。
で、夜毎に飲みながらつまらない妄想の話しをしていたような気がする。
もしかするとそれが街への興味に繋がっていたのかもしれないな。僕らの場合日本画という絵画から美術の世界へ入ったので、そのテクスチャとかマチエールとかの質感のつくりかたの技法に興味を持っていた時代だったと思う。
そして、それらの質感を作品の中に取り入れようとする努力をあきらめて、街のその独特の質感の中に自分の活動重ねることを思いついたのかもしれない・・・。今となってはなにが 事実かはわからないが…
そういえば、泊という後輩は家に来るたびに街の気になるモノを拾って持ってきて、僕の部屋に置いて帰っていたような記憶がー。
そうそう。小山田を通してその後の京都芸大の後輩にはこの街の質感を愛でる感覚がかなり色濃く伝播しているように思うことがしばしばある。これはもしかすると京都の街がかもし出す空気感なのかな…。
まあ、それは仕方ないとして、今日散歩してみるとついに一番上で紹介した40年モノの看板「海のレジャーハウス見晴荘」はすでに撤去されていた。
新しいスキンのkjayatに乞うご期待! オープンは7月2日!