キッチンの石2
2004年 05月 21日
1997年にメキシコのチャパス州で行われた「石彫シンポジウム」に参加することになって制作した作品の一部、「ラニータ」です。
こいつの生い立ちについて書くとまた長いのでまたいづれ紹介しますが、このお兄さんの「ドンサポ」(これの一回り大きな目に涙のように貝の化石のあるかえるの彫刻)はメキシコの大学の図書館でガラスのポストに入ってじっとこの弟(妹?)からのお便りをまっています。(かわいそう・・・)
で、ラニータにはラニータならではの仕事があるんです。
「つけものをつくる」という仕事!
家ではこいつが漬けたつけものを「かえるづけ」と呼んでいる。
客がくるとその会話を聞き、ぎょっとされる。
「かえるづけ、お客さんに食べてもらおう!」
別にかえるを漬けた漬物ではない。
このかえるが漬けた漬物だからかえる漬けなんです。
台所ネタでした。こいつはここに座り続けてかれこれ7年半か・・・。