Nine rabbits
2025年 03月 08日
神戸の垂水の瀬戸大橋の近くに大理石のうさぎさんを9匹登場させた。

瀬戸内海に張り出し、淡路島と最も近いこの土地へのコミッションワークの話があった時に最初に思い浮かんだのが山から降りてきて海を渡ろうとしているうさぎさんたちの群れのイメージだった。

その理由・・・というか物語については色々と妄想することはできるが、格段の特別な理由があったわけではない。


うさぎのモチーフについては学生時代からしばしば魅力的で不思議な存在として、幸福や家族やそして苦しみや不自由の隠喩として扱ってきた。それは子どもの頃に自宅の小さな小屋で飼っていた身動きできなくなったうさぎとの経験によるものだと思う。

鳥獣戯画をはじめ、古来より描かれ、彫刻されてきたうさぎのモチーフの作品と出会うたびに魅かれていった経験もある。特に柴又の帝釈天の壁に暮らしているうさぎには何度会いに行ったことか。

学生時代に制作した屏風作品にも登場させたし、卒業後の初めての企画展での展示にも、石膏で制作したし、パプアニューギニアで始めた初めての木彫もうさぎさんだった。地元のギッグマイという彫刻家の作品と交換してパプアニューギニアに置いてきたけど、まだちゃんとあるのかな?



