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福岡の百道浜で2カ所同時開催とは・・・

福岡の百道浜で2カ所同時開催とは・・・_a0010575_23264822.jpg夏休み最後の土日。本来ならば子ども達と一緒に休日を楽しみたいところ・・・。ところが残念ながら、福岡のテレビ局のTNCとFBSが2日連続で同時にかえっこを開催することになった。
TNCはその放送局が入っているTNC放送会館というビルの管理会社が主催。周辺の地域住民に向けてのイベントとして実験的に開催。周辺地域に数千枚の折込広告を行い告知。もう一方のFBSは24時間テレビがらみでイベント全体の告知の中にほんの一部掲載。街頭などで配ったとか。福岡ドームのあるももち浜というところの徒歩15分の距離での開催ははじめての経験かも。TNCには常連の客や周辺の住民の子ども達が少人数でいいかんじでやってきて、そこそこもりあがるが、24時間テレビはほとんど人がやってこない。そりゃそうだ。いろんなイベントにまみれてしっかり情報が伝わっていない。

これまでいろいろな地域や属性でかえっこを開催してきて、そのイベントの告知方法について様々な経験を重ねることができた。いわゆるマスメディアと呼ばれる情報媒体がかえっこのようなマイナーな地域活動系の告知にはあまり有効ではないということもわかってきた。せいぜいベスト5の情報に入らない限りは多くの情報にまみれて情報はほとんど届いていない。逆にオリジナルメディアで唯一の情報として信頼できる人を経由して直接手渡す手法がもっとも確かで効果的であるということも理解できている。かえっこの場合、教育委員会の後援をもらって校長先生の同意を得ながら担任の先生から説明つきで直接手渡される場合、配布されたちらしの数の10~20%の来場が期待できる。先生の説明がなかったらそれが2分の1ほどに減る。逆に僕が直接説明に行って子ども達の心をつかむことができた場合、それが2倍以上になる。

たとえばそのままポストに入っているポスティングと回覧板と折込広告の違いはその届け人の信頼関係に比例して情報の伝達度が変わるように思う。誰が入れたかわからないポスティングが効果が薄くお隣さんからまわってくる回覧板の方が効果的であることに間違いはないが、回覧板を発している町内会や自治会と住民との日常の信頼度で実はまたまったく効果は違ってくる。日常流れてくる情報が興味深いもので良質な場合と行政的なつまらない無関心な情報が多く流れてくる場合との違いのようなもの。折込広告の場合、その曜日による他のちらしとの関係でも効果は変わるが、基本的に新聞折り込み広告の場合、子ども伝達率は非常に低いことも考慮すべき。インターネットをつかった地域の回覧板や掲示板、ブログ、メーリングリストなども結局同じことがいえることですが・・・。

情報のひとつかもしれませんが、サインのつくりかたや会場の構成の仕方なども同じことがいえる・・・。代理店系とかマスメディア系、展示会業者系の会場の作り方とかサインとかって妙に信頼できそうにない風に見えるところがポイント。逆に子ども達や地域の大人が時間をかけて一所懸命何かを伝えようとして自主的につくった看板って妙に信頼できる。
by fuji-studio | 2005-08-27 11:46