タグ:アートプロジェクト ( 69 ) タグの人気記事
新潟大学のアートプロジェクト、なかなかいいぞ!
a0010575_22291413.jpg新潟といえば越後妻有アートトリエンナーレという日本では最大規模のアートの祭典が開催されているところ。

その影響もあるのだと思う。新潟大学の学生が中心となって自分達の活動する内野という地域でアートプロジェクトをはじめて数年になる。


a0010575_2231257.jpg学生が企画し、ほとんど学園祭のノリのアートプロジェクトかと思っていたらそんなことはない。

これは自動販売機の横にカフェスペースを作った作品。撮影したのが夕暮れだったのでこんなに暗くなりましたが本当はとても明るい空間です。 


a0010575_2342946.jpg街のいたるところに濃密な作品が仕掛けられて、かなり濃厚な住民の会話を耳にすることしばしば。

作品について畳の上で語ろうという企画の一コマ


a0010575_22263387.jpgオープニングには新潟市の西区の区長さんをはじめとしていろいろな地元の人が大勢集まり、アートが地域に定着している状況に驚く。


a0010575_22322132.jpg先日紹介したすごい作家の作品も展示されているが、ほとんどは学生の習作が街中に点在されるという状況の中、たまに力作に出会う。


a0010575_22324668.jpgこれは住民から古着をあつめてそれを縫い合わせて制作された共同制作の作品。

工学部系や教育学部系の大学院レベルの学生が入り混じり共同で行うのでかなり面白いものがつくられる可能性を秘めている。


a0010575_22364285.jpgこれは、街中を走るタクシーに仕掛けた作品のカタログ的な掲示板。

実際にこれだけの数の作品化されたタクシーが街を走っているのだとか。

共同制作といえば、僕が出た京都市立芸術大学では一年生のときに自由にグループをつくり共同制作を行う授業があった。今もあるのかな? そのときのメンバーが中心となってその後大学の演劇部の中心メンバーとなり、そこから紆余曲折を経てダムタイプシアターというプロジェクトが生まれた。 共同制作の授業がなかったら…ダムタイプはなかったんだ。

・・・あなどりがたり、学生の共同制作・・・。


a0010575_22374228.jpg学生時代にいろいろな立場の人間が同じ場に関わりつつ何かを作り上げようと濃厚な時間を共に過ごすことはとても意味があることだと思う。 

その機会として地域が学生に場を開放し、協力しているというかんじ。

学生が地域を通して実社会の現実に面するという意味も持つ。
大学の授業としてはかなりいいプログラム。


a0010575_2239944.jpg特に秀逸だったのがこのビニールハウスの作品。


a0010575_22394587.jpg農業用のビニールハウスの中に無数のナイロンの糸がぶら下がっているだけの単純なものだが、奥行きが深いためにビニールが重なって妙な空間を作る出していてなかなか感動的。


a0010575_2240454.jpgたまたま友人が中に入ってゆくと、その姿が霧の向こうに消え行くように見えなくなる。

建築の学生と絵画の学生、数名の共同制作の作品。何か大きな・・・、鑑賞者を包み込むような空間の作品を作りたかったのだとか。

もともとスイカの栽培のために使っていたこのビニールハウスを借りるために、スイカの収穫の仕事を手伝ったりするプロセスの上に作られたのだとか。

彼らの将来が楽しみ・・・。


a0010575_2244868.jpg街の片隅で遠慮がちに設けられてた遊技場の作品もかなり良かった。

窓にこびりついたホコリに指で描いた看板。


a0010575_22445897.jpg学校帰りの子ども達がランドセルを担いだまま、次々に遊びに来る空間。


a0010575_2246057.jpgかなり肩の力が抜けた状態で仕上げられた空間は、実は相当面白いバランスとセンスで満ち溢れていて心地いい。


a0010575_22471757.jpg遊びを促すツールが美術作品であることを覆い隠しているが、僕にとってはとても良く構成された空間に思えてならなかった。


a0010575_22485542.jpgさりげなく窓辺に置かれている置物やポストカードがビミョウに面白く、自然と眺めてしまうもので溢れていたりする。


a0010575_2251996.jpg特にこのカード・・・いったいなんなんだ! 新潟大学、恐るべし。


a0010575_22521242.jpg全部の作品を見て廻る時間がなかったけど・・・、作品のバリエーションもかなりあり、地域の子ども達や親子、カップル、若者・・・本当に楽しそうに作品を体験して廻っている様子を見ていても、結構幸せなプロジェクトだと確信。

運営面ではかなりの問題は抱えているけどね。でもそれでいいのかもね。

学生の地域の様々な場を使った実験を地域住民や大人たちが暖かく見守って支えている状況なんだし。

劇場空間でもなく、デジタル空間でもなく、農業用のビニールハウスでフェードアウトを体験できるのが面白いですね。
by fuji-studio | 2007-10-15 23:07 | ■新潟での活動
風と土について・・・
a0010575_9441738.jpg風と土で・・・風土。

伊賀のアーティスト・イン・レジデンスのテーマがこの風と土に絡んでいた。
で、シンポジウム会場で若手作家の「はくまえすすむ」が勢いよく疑問をなげかける。
「風と土は本当に融合するのか?」

その疑問がずっと頭にこびりついていたのだと思う。

今日の住民参加者ゼロという画期的で前代未聞のワークショップの帰り道、永田さんが僕に疑問をなげかける。その疑問は違う質問だったと思うが、僕にはこのように聞こえた。

「僕らは土にはなれない。それをどのように捉えればいいのか?」

そこで伊賀での質問を思い出し、風と土について思いをめぐらす。

・・・・・・・・

土が熱を発することで上昇気流が起こり、風が発生する。

土が熱を発することがことのはじまり。

風は種を運ぶ。

風は雨雲を運び雨を運ぶ。

種に水が注がれ、光りが当たることで発芽する可能性が生じる。

土に養分があれば見事発芽し、それがかれるかもしれないが土の養分へとなる。

発芽し、開花し、花粉や種を風が運ぶ。

周辺の土が豊かになる。

・・・豊饒化・・・

風と土は融合するものとしてあるのではなく、協力関係にある。
協力関係は信頼関係の上になりたつ。

信頼の上になりたつ土と風のいい協力関係がその土地独自の風土をつくる。

・・・そんなものかな。

・・・とすれば

今の僕らの役割はあきらかに風。
良質のその土にふさわしい種を運び、雨雲をはこび、光りを運び、花咲くころには静かに眺め・・・

土がなければ空虚を運ぶだけ。
by fuji-studio | 2007-09-16 23:14 | ・思索雑感/ImageTrash
富山県の氷見市でのアートプロジェクト、ヒミング。
a0010575_2342434.jpgブリで有名な富山県の氷見市でのアートプロジェクト、ヒミング。

今年で氷見でのアートプロジェクトへの参加は3年目。

a0010575_23423638.jpg2年前は「氷見クリック」というアートプロジェクト。
街中の中心部にある銀行の跡地が市民に開放されたデジタルスタジオのようなたまり場になっていてそこで制作された映像作品が海辺に設けられた仮設の屋外スクリーンに投影され、上映会を行うというもの


a0010575_2343243.jpg去年は、氷見クリックのプログラムにプラスして竹ドームでのコンサートがあったり、天馬船レースがあったり、街中での展覧会形式のアートプロジェクトがあったり・・・ヒミングのはじまり
もりだくさんが始まりかけていた。

僕は去年はセルフ形式のそうめん等流し場というのを制作・・・



a0010575_23433629.jpg今年のヒミングはそれぞれがボリュームアップ、バージョンアップという雰囲気か・・・?

実は今年のこの時期、あまりにも重なりすぎていて、僕はプロジェクトがはじまって、会期半ばでの参加。


a0010575_1226554.jpgひとつめの山場の天馬船レースが終了していて、滞在制作していた作家達はもうすでに氷見を後にしていて、街では静かな雰囲気でプロジェクトが進行中。


a0010575_12263248.jpgこれまでも利用してきたが、市内に点在する多くの蔵、倉庫、番屋などを利用してかなり上質の作品が展示されているのが目に付く。

なかでも圧巻だったのがこの写真の作品。
高橋治希のぐるぐるうねった植物のような作品


a0010575_12265776.jpgよくみると九谷焼で作られており、花びらには細かい風景画が描かれて焼かれている。

それが魚港の倉庫の朽ち果てた雰囲気の中で活きていてとてもいい。

ああ、作品っていいなー。


a0010575_12274445.jpg現代美術に限らず様々なジャンルの人が参加しているのもバランスとしては必要かもしれない。

3年前に映像を写す会場となり、2年前はトークセッションの場となった番屋では間伐財を利用した家具の展示。


a0010575_12281385.jpg去年はインフォセンターやカフェとして開放し、ヒミングの拠点となっていた川沿いの石蔵では建築家の佐藤慎也がプロジェクトを行う。


a0010575_12283694.jpg会場となる蔵のスチロールの模型をつくり、いろいろな人からそのイノベーションのプランを送ってもらうという「蔵メール」プロジェクト


a0010575_1229577.jpg柳幸典はヨットで日本海に面した地域のアートプロジェクトを巡る構想を古い街の中心部の倉庫で展開。

柳さんは広島から学生をいっぱい送り込んでいたなー。


a0010575_12292823.jpgそれぞれの作品はいいのですが、拠点が点在しているためになかなか廻りにくいのが問題。

車できているひとはいいのですが、電車で来た人はかなり苦労しただろうな・・・


a0010575_12295573.jpg会場が分散しているので運営している人の配置も大変。

市民だけではなく、氷見の周辺地域からいろいろな人が人の繋がりをたどって、このプロジェクトに興味を持ってサポートしているのがこのヒミングの特徴かな。


a0010575_12303254.jpg久しぶりに見る鈴木真吾の作品。

子供用のプールの底が取り外されたおうなリングを好きに重ねていいようになっている。
じわーっと人気の作品。


a0010575_12305937.jpg日比野さんはダンボールで橋と川をつくる作品。

富山大の学生が公開制作を行いつつ、この作品は金沢21世紀美術館に飾られるのだとか。

なかなかやるな。


a0010575_12313214.jpg渡辺寛の展示会場がなんともマニアックなかんじ。

家のつくりがマニアックというのではなく・・・、家のつくりも不思議で面白いが、ビミョウなロケーションにある普通の・・・ちょっと大きめの・・・少し古いかんじの・・・面白い間取りの家の・・・床の間とか屋根裏部屋とか・・・ビミョウな部屋の・・・・


a0010575_1232021.jpg様々なところを使って・・・、そこで展覧会を行うというディレクターの意図がなんともマニアックで・・・、そこに渡辺さんのまたまたマニアックな感じの・・・なんでもないような風景の・・・ビミョウにデジタル処理した雰囲気の出力された色と大きさと展示場所が・・・
なんともビミョウで面白く・・・

これは相当は作品だけど、この空気感を読み取れるのは相当な人なのではないかと・・・。

いや、面白いこと仕掛けるなー。


a0010575_12324098.jpgもっとマニアックな仕事は中村政人の作品。

しかし、こちらはある面ではわかりやすい。

商店街の40年もののアーケードの上に登らせようという作品。

a0010575_12332196.jpg仮設の階段を上ると商店街アーケードの上にテラスができている。

テラスで商店街を眺めつつふと振り返ると・・・商店街の2階の普通の部屋がのぞける。

a0010575_1234161.jpgれれれ・・・、ふつうの家の普通の部屋の中にはありえない街灯が・・・

意外性と迫力があって面白い。

あ、これって・・・・・・


a0010575_12343026.jpgまだまだいろいろな作品がいたるところに仕掛けられているのだが・・・、意外とよかったのが、元銭湯を使ったノーヴァヤ・リューストラの作品。


a0010575_12345310.jpg元銭湯という場がいかにすごい力を持つか。

このことについてまだ掘り下げられていないような気がするなー。

もともとコミュニティスペースだったところがいったん閉鎖された場と捉えるほうがいい。


a0010575_12352349.jpg多くの人が利用し、まさに裸の付き合いを行っていた場。

その名残りで、訪れる高齢者も多く、脱衣所で近所の人たちの井戸端会議が始まっていた。

銭湯も持つ空間の力は空間の魅力とそこで重ねられてきた人々の対話の魅力・・・個人的には多くのものを抱え、そこで湯につかることで癒されてきたという・・・そんな場所。

この古着という素材が意外と高齢者や主婦層に関わり深い素材であることも初めて気づく。

古着の柄について語り、その縫い合わせのセンスについて初老の女性達が熱く語っている。

なんとも不思議な雰囲気。


a0010575_12361199.jpg僕のひとつめの出品作品は「かえっこや」。 大館に次ぐ2号店

もと散髪屋を利用して子ども達が集う空間をつくる。

実は8月のはじめに僕の妻と娘が氷見入りし、彼女達が空間を仕込んだ。


a0010575_12363736.jpgで、富山大の学生チームと地元の小学生が会期中しっかり運営してくれて、夏休みの間にはかなり盛り上がっていたとか。

その痕跡がおもちゃの量と会場の荒れ具合をみてわかる。

やっぱりちょっと狭かったようだな・・。


a0010575_12371599.jpgかえっこやはそのまま富山大のスタッフにおまかせして、なぜだか僕は映像作品をつくる流れに・・・。

実は沖縄でのプロジェクトからペットボトルの獅子舞を作るという課題を引きずってきていた。

で、結局これまでの3年間でかんじたヒミングに対する新しい提案を映像作品として仕上げて・・・・


a0010575_1237395.jpg結局最終日のメインイベントの会場は下見しただけで、その盛り上がりを知ることなく氷見を離れる。

ああ、もっとしっかりそれぞれのプロジェクトにコミットしたいなー。

そのためにはやっぱり予算と時間を確保しなければなー。

やっぱり僕の仕事をマネジメントしてくれる人が欲しいなー。

もっとちゃんとしたいい仕事がしたいですよね。

氷見の人にもちゃんとした仕事を見せたいですよね。
by fuji-studio | 2007-09-06 23:04 | ■富山・氷見での活動
広島県灰塚大橋の欄干作品「ハイヅカニイキルモノ」
地域に常設されている藤浩志作品としては珍しいタイプの作品紹介。

広島県、現在の三次市の三良坂町にある灰塚ダムエリア

僕が最初にその地域に関わったのは、1996年、鹿児島を離れる決心をして東京から岐阜、福岡と引越し先を探してトラックで移動していた夏、灰塚アースワークプロジェクトという地域活動にアートが絡む当時はかなり実験的なプログラムに参加するのがきっかけだった。

a0010575_9345227.jpgそのダム建設の計画に住民が対策同盟をつくり戦いが始まったのがもう45年以上前。

その戦い抜いた人たちからのオーダーでそのダム湖にかかる橋の欄干のデザインを行ったのがアーキプロという建築事務所の吉松さん

その吉松さんから2001年にその欄干の硝子板の絵のデザインを頼まれた。

欄干の両側に190枚の硝子板がついている斬新なデザインの橋で、そのガラス板に何か絵を描いてくれというオーダー。


a0010575_9352864.jpg吉松さんとしては何か全体の構成を考えてガラス板の図柄を1枚描いて欲しいという意味のオーダーだった。(予算もそれなりに少ない予算。)

ガラスに描く絵はガラス工場でエッチング加工するという話。


a0010575_9355779.jpg大阪のガラス工場まで出向き、その制作工程を聞いてみると、たとえば190枚全部違う絵柄でも、一種類の絵柄を190枚つくるのでも、製作コストは変わらないという話。


a0010575_9451727.jpg僕の仕事の量は190倍に増えるのは目に見えていたが、灰塚ダム対策同盟の人たちが戦ってきた45年を思うと・・・とにかく彼らが納得ゆくのものを作りたいと思い・・・というかそうせざるをえないとても凄い人たち。


a0010575_937730.jpg彼らの新しい住宅再建地(ダムができることで移転してできた新しい街)に出向き、彼らにそのガラス板に載せる図柄を決める話し合いの場をつくる。


a0010575_9383381.jpg僕からの提案は灰塚地域に暮らしていた動植物の図鑑を硝子板にするというアイデア。

ダム湖にかかる橋を記念館にみたてて、水没するエリアで暮らしていた生き物と人との関わりの記憶を保存しようという試み。

彼らは子どもの頃を思い出しながら・・・91種類の灰塚に生きる動植物をリストアップしてくれた。


a0010575_939074.jpgそのリストアップするワークショップはとても楽しかった。

ダム建設に対して長年戦ってきた表情険しい戦士達が子どもの表情になり、あの魚が・・・、あの虫が・・・あの鳥は・・・あのあたりでは・・・と昔話に華を咲かせる。


a0010575_939458.jpg作業としては、リストアップされた91種類の動植物の原画を描き、同じサイズに縮小したり、拡大したりして描き、その拡大率とどの名称の頭文字とナンバーを硝子板に描く。

ひとつのガラス板の図柄に対して原画を5枚も描かなければならないのはちょっと誤算。(ガラス板へのエンボス加工の工程で5種類の深さの違う絵を描かなければならなかった。)

結局ストライプ図案やタイトルガラスやリスト表示図案も含めると550枚を超える図面を制作したことになるなぁ。


a0010575_9414030.jpgその動植物の名称は欄干の一番入り口のところに答えが書かれている。

・・・という作品。

灰塚にイキイルモノのリストはそのまま灰塚ダムによって沈んでしまった動植物のリストと重なる。

印象的だったものがある。


a0010575_9475312.jpgリストアップの最後の絞込みの段階で住民の一人が「そうえいば一番たくさん沈んでしまうのは田んぼだなー」という話しをした。

最後に加えたれた動植物は「稲」だった。

それから6年。

その橋がこの4月に完成したという話しを聞いて、はじめて見に行く。

しみじみと人気のない橋をわたる。


a0010575_942164.jpg夜になると照明が・・・。

噴水のライトアップと橋のライトを眺めにきたのか、数名のバイクが駐車場に溜まっている。

・・・・・・・・

結果的に地域に常設で残っている藤浩志作品としては今のところ一番良質のものかもしれないなー・・・

機会があれば、ぜひ見に行って・・・くもの巣の掃除をしてあげてください。
by fuji-studio | 2007-07-31 23:08 | ・様々な地域活動の実験
桜島でアーティストデイスカッション
a0010575_7222783.jpg刻々と日々変化を続ける桜島プロジェクトの現場。

いやー、数日間でいろいろと作品が増えていて、空間がやたらと豊かになっている。



a0010575_7225417.jpg「○○と」の関係がここでも活きていて、「○○と」の関係においてそれぞれが刺激を受けあい与え合いながらまさに化学変化が起こり、作家がぐんぐんと成長している。


a0010575_726568.jpg作家の力はすごい。とあらてめて感じる。

いいなー・・・。

しかし、彼らの力は彼らの日常の周辺にある表現者に向けたシステムの中で充分に活きているだろうか?


a0010575_7273062.jpg確実にアートプロジェクトというシステムが彼らにとっては必要であり、機能しているということを実感したディスカッションだった。


a0010575_7275883.jpg個人的には作家同士が作品の中身に踏み込むようなディスカッションを期待していた。

しかし、なかなかそうはならずに、アートプロジェクトや桜島についてなどのあまり作家や観客にとってリアリティのないディスカッションの内容が続いた。


a0010575_7283715.jpgそんな中、このようなアートプロジェクトが、展覧会や公募展あるいはギャラリー等のような発表のシステム、あるいは、絵画、陶芸、工芸、彫刻・・・etc.のこれまでの素材を中心として確立されてきた表現の流通システムを超えて、表現者にとっても、地域社会にとっても、重要な新しい形のシステムとして流通してもいいのだなーと確信した。


a0010575_7285986.jpgそこで作家が活きダイレクトに観客や地域に繋がるアートプロジェクトはその瀕死の重症患者のような現場を活かし、魅力的で可能性を秘めた場に変化させる。


a0010575_7294255.jpgそこでは必ずしも貨幣経済上の通貨は流通しないが、かなり多くの利益が流通している。

その利益を数値化することがどうなのかも疑問だが、数値化できないでいるのもどうにも間抜けな気がしてならない。


必見! 遠藤一郎君の日常の一部・桜島でのある日。


作品制作後に突然応援をはじめた。

これも桜島の日常の一部。 

いいね。
by fuji-studio | 2007-07-22 23:30 | ■桜島での活動
のぼりと盛り上がりすぎ!
今日はのぼりとのアートプロジェクトの初日。
これから数十年は続くことが予測される現場の起工式のようなもの。

それで、異様な盛り上がり。
いや、盛り上がりすぎですよ。

商店街の子どものためのナイトバザールでワすごい状況。
明日からが本番なんだけどなー。・・・

後日報告します。
by fuji-studio | 2006-04-30 00:57 | ・様々な地域活動の実験
遅ればせながら越後妻有のプラン提出したのですが・・・。
a0010575_10194070.jpg日本で雪の深さでは有数の新潟の地域で3年に一度開催される「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレ2006が今年開催される。随分以前から北川さんにプランを出すようにいわれていたが、すっかり忘れていた。・・・というか第一回の2000年の開催の前年、1999年ごろからプランを出してといわれていて、越後妻有がなんなのかさっぱりわからなかったので、どうしようかと思っているうちに第一回が始まってしまった。

2003年の2回目、知り合いにかえっこ事務局の運営の相談をしようとしたら、第2回越後妻有トリエンナーレの事務局を手伝っていて、じゃあ、2006年開催のための越後妻有の地域とそのプロジェクトの下見をしようということで、かえっこのお土産つきで下見にいったら、そのままかえっこが出品作品になってしまった。

で、そのときにそのプロジェクトの壮大さと面白さ、大切さを知り、なんとかいい活動を展開できないかなと頭の片隅にこびりつき始め、第3回のプロジェクトが終了した後の地域活動に仕掛けるイメージを作り出そうとしたものの、もうあれから3年が経ち、なにも熟成されないままに第3回の越後妻有アートトリエンナーレが開催されることになった。

ぼくは勝手に秋の開催だと思い込み、そろそろプランをださないといけないんだろうなー・・・と、のんきにウェブサイトでスケジュールでもチェック・・・!?
実は7月末からプロジェクトがはじまるらしい。で、もうすでに記者発表も終わり、参加作家も決定されている! 遅かった。まあ、いいや・・・とおもったが・・・。
まさかなとサイトで今回の参加作家を見てみると、僕の名前を発見! 
・・・
まだ間に合うのかな・・・。
・・・
とりあえず、大急ぎで無理のないプランをとりあえず制作。大急ぎで速達で提出。で、今年できれば越後妻有や中越地域を僕なりにリサーチし、もやもやを見つけ出し、また3年後ぐらいに展開するイメージを熟成することにしよう。

で、プランどうなりますかね。北川さん。実現しますか?
結構時間的にタイトになっていますが・・・。
何かしかけなければなー、とのんきに考えていたらもう7月末には始まることが判明し、
by fuji-studio | 2006-04-19 23:19 | ・様々な地域活動の実験
のぼりとゆうえん「まちなかアートプロジェクト」
a0010575_12201588.jpg川崎市ののぼりと周辺で展開されることが大いに期待されるのぼりとゆうえん、まちなかアートプロジェクト。 そこでのセミナーで登戸へ。
a0010575_12173294.jpg僕の若いころの精神的な師、岡本太郎の美術館でお話できるありがたさ。なんともしみじみ。
しかし、新しいPCを使ってのプレゼンテーションなので、タブレットソフトの調子がおかしかったり、神戸カエルキャラバンのデータもなければかえっこのデータもない。

a0010575_12213836.jpgバングラデッシュビエンナーレのデータもないのでデジタルビデオを駆使したり、資料を見せたり、DVDを使ったり、ホワイトボードを登場させたりの相当ワタワタしたプレゼン。
a0010575_2325858.jpgがたがたしていて申し訳ございませんでした。 
しかし、本当に何かが始まりそうな現場というのは面白い。何かが動きはじめる瞬間とか動いているときとか実はとてもいい空気が流れる。
しかし、結構当事者たちはそれぞれの現場で必死なのでその空気を俯瞰して読み込めない。

a0010575_10382854.jpgのぼりとはまだ始まる前でまだまだ見えないが、いいかんじになる可能性は大いにある。皆さん、かかわりましょう。かかわりましょう。・・・ということで、登戸駅前でまた盛り上がり深夜まで。ふう。しんど。
a0010575_10391547.jpgで、次の朝、なにも考えずに登戸の駅から新宿行きの小田急線に乗る。

あ! これ! しまった!

15年ぶりのこの体験。昔の記憶がよみがえる。そうそう。小田急線すし詰め状態での通勤。
これでもかというぐらいに押し付けられ、新宿まで。そうでしたそうでした。90年から91年にかけて小田急線で川崎市麻生区の柿生から新宿経由の水道橋までの通勤。これ毎日やっていました。

で、あまりの苦痛に400ccバイクを購入。バイクで毎日世田谷通り渋滞往復60kmの通勤。排気ガスまみれをとるか満員電車をとるかの選択に、ついにギブアップして葛飾区の亀有に引っ越したのでした。
亀有からは意外とすんなりの往復30km通勤。

そうやって僕は怠惰になっていったのかな。

※なおここの写真たちは特に本文とは関係ないのですが、たまたま登戸を歩きながら撮影してしまったものです。
by fuji-studio | 2006-03-10 12:04 | ・様々な地域活動の実験
涙、大宰府スタードームフェスティバル開催そして終了!
a0010575_1371998.jpg大宰府でスタードームフェスティバルが開催、で終了。いやなかなかどうして、すごくよかったですよ。いろいろな意味で。まさに絵に描いたような協働の現場。地域の活動との深い関わり。大宰府政庁跡という国指定の史跡という場との自由な形での関わり。まるで最近のアートプロジェクトの課題に答えを導いた優等生のよう。これってどこかでまとめてしっかり報告するサイトってあるのかな? いや、しかし、不可能と思われていた直径6メートルのスタードームが20機立ち並ぶ風景。満月の夜と重なり(重ねたんだけど)、本当によかった。手持ちの写真だけアップします。月の写真がないぞ! 夜のドームの写真もない。
a0010575_1403821.jpg実は僕は神戸のカエルキャンプの現場との掛け持ちで、神戸と大宰府を行ったり来たりで2日連続現場のテント宿泊。大宰府は1000年以上も前に区画整備された街の中心地跡の国指定特別史跡、神戸は阪神淡路大震災の後10年かけて区画整理されてJR駅前に再開発で完成したばかりの(その日が街開きの日)公園。もちろんキャンプ場ではない。こんなことができるのってアートプロジェクトの力なんですよね? で、前日神戸でのビデオ撮影の為にビデオカメラのバッテリーがなくなり、撮影できなかったんです。デジカメのメモリーも一杯で・・・ごめんなさい。 

a0010575_1444589.jpg僕は個人的にかれこれ20年以上も前の1982年に制作したへたくそロウケツ染めの「ハッポウニラミノリュウモドキ」を円形に縫い直して出品。随分色あせてみすぼらしかったな。よこのかえっこ本家のドームも管理者不在でパニック状態のよう。ものは散らかり放題で片付ける状態ではなさそう。
しかし、他の参加者のそれぞれのドームがまたいろいろ面白い。そもそもスタードームを考案して展開している九州フィールドワーク研究会(野研)のドームはさすがにすごい。とにかくすごい。こちらのサイトに紹介されているので是非ご覧ください。写真もすごくいいですね。うらやましい。いや、まいった。ところで、18日から19日に変わる瞬間、ハッピーバースディを仕掛けてくれて皆さん本当にありがとうございました。大宰府スタードームフェスティバルのブログサイトcatでの報告楽しみにしています。・・・どこかで報告みつけたらコメントもしくはトラックバックお願いします。
by fuji-studio | 2005-09-18 23:35 | ■福岡での活動