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システムのための仕掛け・・・
ますますこのブログから離れてきた。 2004年からはじめたこのブログが僕の中で旬の時期が終わったのかもしれないが、なんとなく、2014年までは…10年は続けてみようと思う。

しかし、このブログで当初そうとういろいろな思いを言葉にしてきたし、いろいろな現場をプロセスのままレポートしてきた。

a0010575_8442890.jpg震災以降ツイッターの利用が加速し、その後facebookの利用がさらに加速し、今はほとんどfacebookに記述することが多いので、その分このブログサイトから離れているという理由もある。

特に4月以降、十和田に常駐するようになってから、移動する時間が無くなったこともあり、移動時間に書いていたこのブログから離れがちになっている。しかも十和田市現代美術館のブログも書くことになり、なんだか個人の言葉で書くことの難しさを知り、ここで自由気ままに書いてきた中途半端な言葉をうらやましく思う。

そんな僕の個人的なある種自由な呟きのようなここでの言葉を、同時代にそれぞれの地域プロジェクトの現場で活動してきたある意味の「同僚達」は、批判や共感の対象としたり言葉化するときのスケールのようなものとして利用してくれていたようで、おかげで・・・というか、面白いことにそれぞれの地域の現場にはかなり共感できる感覚が連鎖していることを感じている。

そのあたりの感覚をまさにこのブログを分析し、それぞれの地域の現場でのキーパーソンにヒヤリングなどして論文を書いていたのが東京芸大の大学院の中山亜美。

その論文が十和田に届き、ようやく一通り、目にした。

なるほど。これまでの活動の僕自身の知らなかった客観的な分析がとても参考になる。

読み進めてゆくごとに、それぞれの過去の現場の状況が記憶によみがえってきて面白い、本当にその都度、成り行きにかなり感覚的に対応しながら現場の行方を観察していた自分の態度を思い出す。

確かにその都度考えることは、ひとつのその時々でのベクトルだったと思う。どっちのほうにどのフックをかけるのか。

僕自身が行ってきた活動はまさに仕掛けであって、システムを作っていたわけではない・・・ということ。

この論文、どこかのサイトで公開していないの?
by fuji-studio | 2012-05-22 08:44 | ・講座/対話/研究会
十和田での「わからないことだらけ」の一か月。
とにかく慣れないことはするべきだ。

a0010575_22335081.jpgそもそも慣れないことだらけの中で人生は始まっていたし、慣れない状態から自分がなじんでくるときの振る舞いの奥底に自分自身の大切な部分が垣間見れするような気がしてビビッドだ。

しかしどうしても時間が経つと慣れてしまうし、慣れてしまうということはなんだか「わかったような気になってしまう。」のでそれが気に入らない。

本当は何も知らないしわかっていないのに、わかってしまうような気がすること・・・それが一番危険な気がする。

自分自身は自分自身の思い込み(わかっているつもり)によって規制され、束縛されているのだと思う。

以前の僕の周りには時折「わかっている」人達がいた。「わかっている人」はそれ以上をわかろうとしないし、自分の考えを変えようとしないので、一緒に話していてもあまり興味を持てなかった。

しかし、わからない人と話をしていると・・・いや違う・・・わかろうとしている人と話をすると、とにかくいい時間が過ごせる。

しかし、人生せめて死ぬ前ぐらいにはなんだかすべてをわかった気になって死んでみたいと思っている。

a0010575_22344423.jpgそこまでどのような「わからない旅」を連鎖させるのか…に興味がある。

いい時間を過ごすために人生があるのだから、もっと「わかろうとする人」と過ごす時間・・・に価値がある。

逆転すると…自分自身が「わかろうとする人」にならなければいい時間は発生しない・・・のかもしれない。

この一か月、久しぶりにわからないことだらけ。

あれだけわかっていたつもりの「アート」も多分いま一番わからなくなっているのだと思う。

ちょっと以前の僕であれば「いや、アートはわかるべきものではなく、感じるべきものだったり味わうべきものだったりだから・・・」と説明していたかもしれない。

しかし、今はわからなくなっている状態がとてもここちいいかも。


一度「美術館」についてここで語りたいですね。・・・っていうか、動画にしようかな。しかし、さもわかったように話す自分が嫌だな。
by fuji-studio | 2012-05-06 22:21 | ・思索雑感/ImageTrash