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豊島区の雑司が谷のモコモコラボ最後の日
豊島区で去年の10月に突然たちあげたMiracle Waterという概念。

a0010575_021472.jpgその概念のネーミングを活動チームの名前として活動をはじめ、その活動のひとつとして雑司が谷の駅の中にある としまアートステーションZの一部に「モコモコラボ」というぬいぐるみ素材を自由に扱える自由工房をオープンしていた。

a0010575_0271142.jpg今回僕が十和田にゆき、実質的にあまり活動に参加できないのと、アートステーションの性格からいろいろなアーティストに活動をバトンタッチしてゆくということで、一旦ミラクルウォーターは凍結、あるいは蒸発するということで、それにともないモコモコラボもクローズすることにした。

a0010575_0284310.jpg本当はモコモコラボはZを離れたあとに豊島区の雑司が谷の周辺の空き家や空き店舗などを利用して部室的な場としてどこかに移転するイメージをもっていたが、としまアートステーション事業がまだしっかり事務局として動いていない面もあり、候補地を探したりいろいろな交渉をしたり、予算を確保したりの動きは全くできない様子だったので、今回それは見送ることに。

a0010575_03134.jpgとりあえず3年後、事業がパイロット事業からもっとちゃんとした本格事業として動き始め、事務局もちゃんと動ける体制になったところでいろいろ仕掛けたいということになった。

その3年間、僕としてはアートサンターが地域に果たす役割を十和田という地域でその可能性について内側から考えることになる。

ディスカッションの現場にこれまでかかわってきたメンバーや参加者の他に次に僕のバトンを受け取り、新しい活動を行う新しいアーティスト、岸井大輔もやってきて、この手のプロジェクトとしては珍しい引き継ぎが行われる。

さらにとしまアートステーションZにはモコモコラボのベクトルの延長に…なんと!衣装いじり系のアーティストのひびのこづえさんが登場するのだとか。

なんだかおもしろい展開になってきましたね。

おそらくこれから数年後、池袋はもう2段階ぐらいを経て・・・面白くなるんだろうなぁ。
by fuji-studio | 2012-03-29 12:09
被災地にソフトクリームは役に立つのか!シンポジウム
宮城県のえずこホールで東京都文化発信事業が宮城県内で行ってきた文化事業による被災地支援事業の報告会とパネルディスカッションが開催され、かなり興味深い話が飛び交った。

a0010575_041585.jpgなかでも最大のキーワードはソフトクリーム。

女川で活動する岡さんの登場し、ソフトクリームの話を熱弁。

いやー、ソフトクリーム、昔から力はあると思っていたが、・・・なるほど。
しくみや場にはツールが必要という話で、ソフトクリームのパワーは意外とすごいという話。

そのうち詳しくお話しできるかな・・・。
by fuji-studio | 2012-03-24 23:36 | ■宮城・えずこホールとの活動
内側の壁も水道も流しもないまま、しかしようやく引き渡し。
福岡の西の端っこの海水浴場、筑前深江海水浴場。

a0010575_0221883.jpgそこの海の家の土地にずいぶん前から計画し、ようやくできた(?)海の家スタジオ。

あまりにもシンプルな図面だが、建築コストを削ってゆくのに3年近くかかる。工事もなぜだか9月から半年間かかり・・・ようやく引き渡し。実質工事してたの2か月半ぐらいかな・・・・。


a0010575_0234355.jpg引き渡されたものの、まだ内壁はなく、トイレの壁もなく排水パイプがひとつ床から飛び出している状態。

とりあえずそのあたりに落ちていた流しをつけてホームセンターで買ってきた最安値の水栓をつけて・・・水を出そうとしたが…まだ水道のメーターがない。


a0010575_0242587.jpgこのまま内装工事を数か月かけていじりたいところだが・・・なんともうすぐ十和田に行くことに・・・。

とりあえず一年は十和田拠点に動くことになるのだけど・・・最長3年は十和田にいることになるのかな。

だから・・・内装がおわるのは…5年後ぐらい・・・。

今年から糸島でアートプロジェクト・・・「糸島アーツファーム」が始まろうとしているのにその現場に立ち会えないのもつらいなぁ。
by fuji-studio | 2012-03-20 23:26 | ◎福岡・筑前深江での活動
高知県立美術館でのレクチャー
高知県立美術館でまちづかいのレクチャー。

a0010575_0363294.jpg福岡から高知に向かう飛行機トラブルで大変な目にあって、結局愛媛県の松山空港まで飛び、そこからレンタカーで2時間半とばして美術館への到着はレクチャー開始の10分前。


a0010575_0373710.jpgJALの言うとおりに一旦羽田まで飛んで高知へ向かう便におとなしく乗っていたら、レクチャーーに一時間45分遅れる予定だった・・・。


a0010575_0384736.jpg事前にどのような参加者かなどの確認をしなかったので、話の焦点がなかなか定まらず、実は相当ピンボケになった話だったと思う。

高知のみなさんごめんなさい。


a0010575_8305319.jpgしかし高知の人は熱い。

その熱さ、なんだか血が騒ぐ。

日本列島の端っこのエリアのネットワーク、興味がありますね。


a0010575_8322086.jpgところで写真は高知の宝物、沢田マンションのほんの一部。高知県立美術館とは関係ありませんが、ある種のアートセンターのあるべき姿かな・・・。


a0010575_8335035.jpg空間をいじるという作業を数十年という時間をかけて重ねている。

建築物の魅力を引き出そうと限界まで挑んでいる態度が素晴らしいのだと思う。


a0010575_8344361.jpgしかし、建築物が態度を持ってしめしているというのは凄い。それをいじったり使っている人たちも凄いが、それが存在する高知はやっぱり教務深いところだなぁ。
by fuji-studio | 2012-03-19 23:19 | ・講座/対話/研究会
3331での311のモヤモヤ会議
3・11をどのように過ごしたのか・・・という自分自身の行動や思い、ありようを客観視することで、なんだかその人の本質的な部分が理解できたり、そのひとの置かれている状況がわかるような気がする。

a0010575_0465544.jpg僕自身は東京のアーツ千代田3331で行われてる震災復興関係の展示の仕込みに悩みつつ、案のじょうモヤモヤしつつ、モヤモヤはなんだか次の「イメージの種になる!」などと言い訳をつけながら、「モヤモヤ会議」なるものを行って、モヤモヤしていた。

a0010575_0474192.jpgモヤモヤは現状に対する違和感やズレからくる「言葉にならないなんとも居心地悪い中途半端な状態」だけれども、そのモヤモヤを形にしようと…「右往左往しつつ作業に没頭すること」…はかなり面白い状態を獲得できる。

だからといって、そのモヤモヤに直接答えが出るわけではないのだけど、確実にもやもやの状態はスリップする。そしてスリップの向こう側で別の課題や作業が発生し、モヤモヤがいつの間にか別のイメージに繋がる。

とにかく、モヤモヤを無視することなく、モヤモヤをいじろうとすることが大切だと思っているし、その向こう側に次のイメージが発生し、・・・それは必ずしもモヤモヤへの直接の答えではないけれど次のイメージへの連鎖の種になる…という法則。

そもそもモヤモヤはもやもやであって、具体的な問題とか課題ではないので、それでいいんじゃないかなってこと。しかし具体的な問題とか課題がある場合は別でしょうね。

でもでも・・・具体的な問題や課題だと思っているその命題そのものや仮定や前提条件が間違っているかもしれないことを思うと…モヤモヤだよね。

ああ、モヤモヤ。

でもモヤモヤは可能性の始まりだと・・・そう思おう!
by fuji-studio | 2012-03-11 23:11 | ・思索雑感/ImageTrash
地域とアートについて話し合う一日。
「地域とアート」という言葉がどのような時期からどのような関係の中で語られてきたのかもう忘れてしまった・・・ということはそれをアーカイブする時期が来ている・・のだと思う。

a0010575_11264524.jpgというか、インターネット利用が日常化し、ビジュアルサイトや動画サイトを直ちに手元で検索する生活が定着し、ウェブ上に存在することだけが存在するようになってきた現実を考えると、地域とアートの重層的な過去の試みもちゃんとアーカイブするプロジェクトは、相応のフォーマットを模索し整備し、広くネットワークし、多くの関係する機関が枠組みを外して構築しなければならないのだと思う。


a0010575_11272788.jpg今日はたまたまお昼に地域創造が行っているの全国の地域系アートプロジェクトの事例集や提言書のまとめの検討会議に出席し、夜にはアサヒアートフェスティバルの10年間の蓄積された全国の事例をどのようにアーカイブし、出版するかという課題を話し合う企画会議に出席した。


a0010575_11294315.jpg対象となるプロジェクトは相当かぶっている。しかし、一方は自治体の首長に向けてのかなり専門的な視線と分析から切り込んでいるのに対して、一方は地域でプロジェクトを始めようとしている市民に向けての好意と興味からにじみ出てきている感じがある。


a0010575_1130965.jpg僕にとってはどちらの視点も興味深いが・・・というかそもそも地域とアートについて多くの社会人が出席し、普通に会議されていることに対しての妙な感じもある。

僕が活動をはじめた大学時代、おそらく1970年代後半から1980年代の前半、当時の先端的なアート志向の学生のトピックは、野外彫刻から社会彫刻へ、さらに彫刻という概念が拡散し、空間へのアプローチの手法、インスタレーションという手法への興味だったように思う。


a0010575_11303919.jpgその興味を満たすべく貸しギャラリーのシステムと並行して一般的な屋外や公共空間、空き家、空き施設を利用したプロジェクトタイプがたまたま地域の中で試みられていた記憶がある。

当時、空き地や空き施設を利用して活動を志向した理由は大きく3つあった。


a0010575_11311372.jpg1、ギャラリーには収まらないスケールの作品制作に対する欲求。

2、金銭的に貸しギャラリーを借りれないという理由。

3、美術関係者外部の人等への接触に対する興味。


a0010575_11314446.jpg僕自身は先端的なアートに対する興味は全くなかったがたまたま美術大学にいて、周りの友人の影響を受けながら、おそらく1と2と3+αの理由により、地域と関わることになった。

しかし当時は「展覧会をおこなう」というフォーマットしか知らなかったし、地域のシステムを読み込む知識なんてまったくなかった。


a0010575_1132147.jpg・・・なんて昔話を始めると相当長くなるのでやめよう。

詳しく知りたい人は、なぁがぁ~~~~~いインタビューがあるので根性があればご覧ください。

とにかく、そこからじわーっと連鎖して発生したシステムが地域のアートプロジェクトというフォーマットなの
だろうが・・・まさかここまで・・・次の時代の風景を変えてしまうほどの重要なシステムになる可能性の入口まで来てしまうとは…。

僕としてはまだまだ入口で、何も行っていないし、できていないという感覚が強い。

だからもっとちゃんと、もっと深く、もっと凄い現場を作りたいという欲求だけは大きい。

とにかく、次の動きをしなければ…。

ようやく次の展開が見えてきた。がんばろ。



※おもいっきり昔の作品写真を使ってみました。1983年の京都三条大橋の下の鴨川に自作のこいのぼり13点を無許可で設営したときの記録です。
by fuji-studio | 2012-03-09 11:34 | ■東京での活動
鹿児島のイイテラス302号室でジェンダー吉永の展覧会。
鹿児島市荒田(あらた)という地域の鹿児島交通局電停前という路面電車の停留所の目の前が僕の生まれ育ったところ。昔は川沿いの荒れた田んぼだったんだと思う。

a0010575_85267.jpg1950年代後半にそこに建てられたコンクリート2階建ての住宅で生まれ育ったが、そこを改修してイイスペイスという手作りのカフェを経営していたのが1989年から1996年の7年間。もう四半世紀も前の話・・・


a0010575_8524110.jpg1993年の鹿児島の水害の都市整備の問題で鹿児島県といろいろぶつかり紆余曲折の末、1998年そこにつくられたのがイイテラス。その空き部屋を利用してなんとなく302という貸し部屋が誕生したのがこの1月。


a0010575_8532142.jpg本当はだれかに借りてほしいが…シェアオフィスでもいいし、シェアスタジオでもとにかく家賃収入がないとやばい…

とにかくそこで、この半年間桜島に暮らして桜島の火山灰を使って桜島のシルエットの絵を描いたジェンダー吉永の桜島の展覧会がスタートした。


a0010575_853481.jpg展覧会場としては初めて使ってもう空間だったので、その展示に立ち会い、・・・プレオープニングとして急遽ソークイベントのようなことを夜の7時ぐらいからなんとなくゆるりと始める。

しかし、ちょうど吹上でのアートプロジェクトが終わったあとで、山中カメラさんが別府に帰る前ということで、吹上出品作家関係者がぞろぞろと集まってきてくれて…以前取手プロジェクトでお会いしたことのある奥中さんとか吹上で頑張っている博多君とか蒲生でお世話になった永里君とか…


a0010575_8542784.jpgとにかく面白いメンバーで吹上の報告会のようなディスカッションが始まり…吹上の山中カメラの音頭にやられた水脈系の人もいろいろ集まってきて…ずるずると出入りがありながら…なかなか終わらず・・・気づけば夜中の2時。

語り始めると終わらないなぁ。

とにかくいろいろな活動は、本当に思いもせぬところで微妙に繋がり、そしてここからまた繋がってゆくんだろうなと感じている。

イイテラス302でのジェンダー吉永の展覧会はたぶん10日までだったかな…13時ごろから夜の7時ごろまで作家本人がいるかも…ぜひお越しください。入場無料。お茶もセルフですが…飲めます。鹿児島です。

10日にエンディングを行うという噂。
by fuji-studio | 2012-03-03 23:49 | ○イイスペイス@イイテラス