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舞鶴の八島アートポートでクリエイター養成講座のレクチャー
舞鶴は学生時代になんどか車で通過したことがあるまち。そこを拠点に活動しているのがまいづるRB

a0010575_2325837.jpg数年前からアサヒアートフェスティバルの関係で活動については耳にしてきたし、なぜだか、日比野さんとか小山田君とか山田創平さんとか周辺の人がたくさんかかわっていて興味をもっていた。


a0010575_2326393.jpgそこで地元の人に向けての「つなぐこと」がテーマのレクチャーシリーズがあり、2時間という短い時間だけどそれなりに思いをぶつけてみる。

それにしても、確かに地形的に、歴史的にとても重要なところ。


a0010575_232631.jpgそれがゆえにかなり重い重石や手枷足枷でがんじがらめで窮屈な印象のところだったが、しかし、その中でいろいろ闘っている気骨が見えてくる。


a0010575_23273118.jpgそれはそうと、それなりに改装された赤レンガ群の中で…ありえなく魅力的で重要な…しかし、組織の都合上手つかずで重石と枷だらけの赤レンガ倉庫の一部に…ここは僕の作業場の倉庫ではないかと勘違いするほどの…ペットボトルを利用した「まちかざり」の部品の山…興味深かったなぁ。


a0010575_23282573.jpg僕がペットボトルを利用した活動をはじめて12年経つのだからまあ、一般的に流通しててもおかしくはない。

不思議な体験でした。2時間の予定が結局3時間しゃべりつつけたレクチャーに参加したみなさん、お疲れ様でした。
by fuji-studio | 2012-02-27 23:06 | ・講座/対話/研究会
京都文化ベンチャーコンペティションの最終審査と表彰式
a0010575_082627.jpg京都府の主催での京都文化ベンチャーコンペティションの最終審査会と表彰式が開催される。

なかなかの力作、面白いアイデア、可能性がいっぱい。
by fuji-studio | 2012-02-27 01:31 | ・講座/対話/研究会
北九州の建築系の学生の合同合評会
北九州のスペースワールドの横にあるイノベーションギャラリー北九州の建築系の学生の団体、tonicaが企画する合同好評会で学生との対話を楽しむ。

a0010575_1015427.jpg一緒に講評した建築家の質が高く面白く、それぞれの現場をとても楽しめた。

学生がいろいろと食いついてくるのが印象的。

いいなぁ。経験値が少ないだけにそれに反比例して可能性はたくさんある。


a0010575_10155228.jpgかれらの今後20年間で培う意識がその後の20年間の風景をつくることになる。

美術と同じように建築にもいろいろなシステムがあり、(いや、建築周辺のほうがもっと多層だな。)・・・それぞれまったく違うフォーマットがあるが…あたりまえだけど、学生はまだその違いについて知らない。


a0010575_10171271.jpgしかもそのシステムは変化し続け、学生が活動する時代の本流のシステムは未だにない…かもしれない…というイメージをだれも持つことはできない。 

結局その現場に立ってみないと見えないんですよね。その現場の生臭い匂いは…


a0010575_10175989.jpgだからこそ、今の建築にまつわる状況に違和感を抱く学生は現在の建築の様々なシステムを疑いつつ、孤立感を感じつつも、その中途半端な…仮設暮らしの気持ちを抱えながら活動を連鎖させ続ける強さが必要になる。 


a0010575_10214948.jpg結局、どの時代もそうやって来たのだと思う。 

今日の学生の中から建築の概念を変える次の時代の建築家が登場するのだと思うと本当に楽しい、
by fuji-studio | 2012-02-24 23:52 | ・講座/対話/研究会
茅野市民館での「小さなアートプロジェクト」の実験ワークショップ
長野県の茅野市の茅野の駅前にある茅野市民館

a0010575_8241824.jpg茅野駅に直結している図書館とホールと美術館等の複合施設だが、その公共部分…つまり、普段は使われていないホールやギャラリー以外のところを使って参加者が各自活動を行うというワークショップを開催する。


a0010575_9405935.jpg茅野市は地理的条件から氷点下になる日数が多い地域ということで、寒天の里として有名だとかで…この建築物も寒天を相当意識してデザインされている…のかな?


a0010575_8245073.jpgとにかく空間的には魅力的な隙間が多く、何か仕掛けたくなるところもい多いので、参加者を募って「2時間だけの小さなアートプロジェクト」の実験というフレームをもうけてみた。


a0010575_8262285.jpgアートプロジェクトはいろいろな形の表現活動を包括できるフォーマットとして注目している。

絵画展なら壁のあるフォーマットが求められるし、パフォーマンスならば広いフロアか広場かが求められ、演奏するなら音の響きのいい観客が停留できるところが必要だが、茅野市民館にもいろいろなフォーマットに利用できる場がたくさんある。


a0010575_943294.jpg小さな…というタイトルは時間的にもわずか二日間のワークショップで、それぞれの準備時間も2時間程度、発表時間も2時間程度ととても短いものだということを意味しつつ…


a0010575_9422598.jpg実は、プロジェクトは本来地域の様々な場で展開されるべきものであり、それを繋ぐ拠点としてこのようなアートセンター的文化芸術交流拠点はあるべきだと思っていることを暗示している。


a0010575_9414885.jpgたとえば、茅野という地域にアートプロジェクトというシステムがインストールされることで茅野市民館そのものが単にホールとか美術館という過去の概念を超え、地域に対して大きな期待と可能性をつくる施設として成熟するような気がしてならない。


a0010575_9401277.jpg地域に潜在する様々な魅力的な場、空間、施設、構造物、歴史、素材、人材、組織、風習・・・もろもろ・・・に対してそこに暮らす人やこの地域に魅力や関心を持った人が深くかかわり…これまでの常識的な関係を超えてさらに深くかわり…


a0010575_9394893.jpgその結果としてにじみ出てくるもの、できてしまう現象、変化、些細な物語の蓄積が大切なのだと思う。

というか、そのような魅力にあふれる地域素材があまりにも使われていないし、忘れられているし、がんじがらめに束縛されている様な気がしてならない。


a0010575_9403486.jpg経済発展という束縛や文化財という束縛、活性化、有効利用という錘が、様々な可能性を排除してきたような気がしてならない。

あるいは「文化・芸術」というキースレーズそのものが重石となって新しい感性の発生を抑えてきた状況もあるのかもしれない。


a0010575_9391959.jpgそこに暮らす人が解放され、深く、興味深くかかわる経験の蓄積が次の新しい何かに連鎖するのだと信じている。

今回のワークショップはわずか2日間で2時間単位のワークショップ。


a0010575_9412666.jpgここに数か月とか数年という時間軸を持ち込むことで相当なことになるのではないかと期待する。

この秋の終わりから冬にかけて次の段階の、、、もう少し大きなプロジェクトの発生を促す拠点づくりのデモンストレーションを行う予定。


a0010575_8304024.jpg全国の美術館やホールなどの文化交流施設がこのような視点を持ち、地域に「なにかを作ろうとする態度」が広がってゆくといいのになぁ…と思いながら…地域に当たり前のようにある可能性の広がる現場…病院、学校、福祉施設、消防、警察、防災センター等に本当に深くアーツが浸透するとどうなるのかというイメージを妄想する。

それが当たり前になる時代への展開が必要だな…。
by fuji-studio | 2012-02-19 09:49 | ■長野での活動
金沢美術工芸大学で二日間の集中講義
僕がまだ京都の大学の学生だった頃、千葉県の我孫子にスクオッターズハウスギャラリーというアーティストが運営するギャラリーがあって、そこの企画で行った我孫子市内の数か所で行った展覧会「残暑見舞」

a0010575_2323285.jpgこの時僕が行ったのは 「ナマズの群像建設未定地」という何かをつくるふりをするという活動だった…という話は随分前にこのブログでも紹介したことがある。その時に一緒になった作家が今回のレクチャーの仕掛け人の中瀬さん

中瀬さんとは長い間お会いすることがなかったが、今回この授業に呼んでいただき久しぶりに時間を過ごし、この我孫子での夏の体験やここで知り合った東京芸大彫刻科…どちらかというとラグビー部系の遺伝子が僕の活動の初期的体験として重要だったことを思い出した。


a0010575_23235998.jpgそこから随分長い間…、それぞれ全く違うアプローチで活動を続けてきたが、かなり多くのシンクロする価値観を持っていて興味深い。

講座とワークショップをということだったので、最近気にしている「フェチと表現と編集技術」についての超論を無理やり「彫刻論」という授業の中で行い、金沢美大の学生に僕の粗削りな言葉でぶつけてみた。

反応がすごくいい。


a0010575_23242259.jpg今回は編集について学ぶためにFacebookを利用して、参加した学生がそれぞれ簡単な行為を画像、あるいは文章としてアップロードしてもらう

夜は打ち上げを兼ねて、外部にもオープンにして、そのネタを見ながらディスカッションをする企画をKapoの一階のmojoで行い盛り上がる。

皆さんお疲れ様でした。学生の感性は予想よりはるかに面白く、本当に期待に満ちた時間だったな。

ありがとうございました。
by fuji-studio | 2012-02-09 23:35 | ・講座/対話/研究会
北本の雑木林でのクスタケシの展示。
北本市での日本文化デザインフォーラムの開催はかれこれ3年目…かな。

a0010575_10523857.jpg雑木林での取り組みもじわじわと広がってきている。(全体の活動が見れるサイトはどこ?)

僕の北本との関わりはさらにその前からで、ここでもまずはじめにディスカッションの為のキャンプを企画した。

a0010575_1053589.jpgそこに関わった多くのアーティストや市民活動のグループとの関わりが、今の北本の活動へと変化しながら繋がり続けている。

その裏側には多くの葛藤や悩みや苦しみ、挫折もある。運営事務局も行政も皆素人なので多くの誤解も迷惑も渦巻いている。

a0010575_10533460.jpgしかし、その紆余曲折(プロセス)が地域の風景を作り出し、そこで人は変化し、活動も変化する。

北本でのアートプロジェクトをイメージした時に、外からの作家が大型のプロジェクトをやるような越後妻有タイプではなく、この地域の周辺の何かを作りたいと思っているエネルギーが集まってきて、ここから何かが発生するような状況を作るべきだと強く思っていた。

a0010575_1054142.jpg荒川の広大な河川敷きと雑木林が点在し、果樹園と桜が印象的で、空気と水の流れを感じるの東京近郊のこの地は、何かを作り続けて暮らしたいと考える創作者にとって魅力的な場であるはずだし、そもそも、この周辺にはそのような創作者がたくさん生まれ育ち、暮らしているに違いない。

a0010575_10543492.jpg当時は今のような「水を集める」の概念はなく、むしろ「土を開拓する」イメージだったのかもしれない。

まちの変化は世代単位で変化する。

その単位にいかに新しいベクトルを作るのかが重要だと思っている。

a0010575_1055643.jpg僕の個人的な常識では1世代は33年。66年で2世代。

今の北本のまちの風景は2世代前と1世代前の価値観によってつくられてきた。

ここに定着する人が何を考え何を行うのかで風景は変わるはずだが、時間の感覚が長いので自覚的にそれを捉えるには一生かかってしまう。

でも確実に風景はつくられ変化してゆくので、その変化に関わる人の意識がどのような経験をするのかが重要だと思う。

a0010575_10553027.jpgで、北本に関わりかれこれ4年ぐらいは過ぎているが、今回はじめて、目に見えるいわゆるブツとしての作品を展示してみる。

単純にブツが作品なのではなく、僕としてはかなり入り組んだデモンストレーションの為のブツなのだが、そのストラクチャーに興味を持ち、それを読み込もうとする人はほとんどいない。

a0010575_10555132.jpgまあいい。ブツを目にすると人は安心するし、喜んでくれる。

特にこのかわいい眼の無垢そうな動物たちに惑わされ、「かわいい」「おもしろい!」とのツイートの数は多い…だけど…

a0010575_7441647.jpg根本的なところでディスカッションしたいと思っているし、話したいこと、実践すべきことも山ほどある。

そこからわかりたいこと、知りたいことがたくさんある。そのような場を作らなければならないんだけど…

仕組みに関わる人が育つのは難しいね。

僕自身、まだまだ力不足だなー…
by fuji-studio | 2012-02-05 10:56 | ◎埼玉・北本ビタミン
クスタケシを演じることでクスタケシの工房という場をつくることになる。
埼玉県の北本市の雑木林に魅かれて北本氏にやってきた架空のB級動物彫刻家クスタケシ。

a0010575_11592465.jpg彼が雑木林に隣接する一軒家の納屋に間伐材を使って動物をつくる工房を作ったとの設定で彫刻をする。


a0010575_11535620.jpg雑木林に落ちていた間伐材を利用して、いかにもつくりそうな動物を数点制作する。

そのプロセスの結果…納屋には、木彫の為の道具や材料がそろってゆくことになる。


a0010575_11544015.jpgそれを収めるところを…やはり間伐材の枝で作りたくなる。それがなんとも楽しい作業。いままでもそちらに力を入れてきた。

僕の場合…作品を作ること以上に作品を作る環境をつくることに執着する性質がある。

彫刻はそれなりに作るながら…切れ端の枝を繋いで作業がしやすい空間を作ってゆく…その作業に数日没頭する。


a0010575_11552194.jpgその工房を…雑木林の枝に
興味を持った人が自由に使える木工の部室…クラブルーム的なたまり場にならないかなと考えながら制作する。

今後の活動で行いたいことはこの「部室」的な半分オープンな…しかし個性の充満した活動の為の場づくりだと確信している。それをどのような仕組みに組み込むのかが大きな課題。


a0010575_11563930.jpgクラブルームというと更衣室的で汗臭そうだし、クラブハウスというと高級感が漂い、なんだかその間のいい言葉が欲しい。

クラブボックスという呼び名を大学時代は使っていたが…このあたりが検討しどころ。


a0010575_11561311.jpgどちらにせよ、その空間をつくる為に活動を行い、実際に制作しながら結果として空間ができてゆくというプロセスが重要な気がする。


a0010575_11575358.jpg様々な地域に絡む活動に参加し、一緒に活動することで結果として空間が作られ、その空間をどのように開いてゆくのかのシクミをつくることが課題なのだが…北本ではこのシクミまで考えれる余裕がない。


a0010575_11583273.jpgとにかく、雑木林の枝がとても魅力的であり、可能性と期待が大きいことは確かで、その枝は生活の中からとても遠いところに行ってしまった地域社会であることも確かですね。

by fuji-studio | 2012-02-04 12:06 | ◎埼玉・北本ビタミン