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今年は瀬戸内、豊島の年でした
a0010575_1519780.jpg今年もバタバタと移動しつつ、何を作ってきたのだろうとあらためて振り返る。

年賀状のお返しカードのイメージを毎年どれにするかいろいろ迷うが、今年はやはり八十郎の豊島タワー。

結局、プロジェクトパートナーとして豊島に移住した宇野澤君が瀬戸内国際との今後の関わりを拒否した結果…八十郎の家は撤収する事になった…らしい。

結局、こえび隊と有志と地域の人のお世話になって掃除作業をしていただいたとか。本当に申し訳ございません。

年末僕は不本意ながら豊島に行けなかったのですが…、今後の関わりをじっくり考えなければならない事に。

---でも…豊島にいってもどこにゆけばいいのやら。せっかく作った拠点がなくなってしまったな〜。

その意味について深く理解している関係者が果たしてどれだけいるのか?

拠点については宇野澤君がどうにかしてくれるかな。期待する事にしよう。

とにかく…

2010年いろいろお世話になりました。ありがとうございました。来年はもっと積極的ないい活動ができましように。
by fuji-studio | 2010-12-31 15:19 | ・単純記録/Diary
兵庫県と大阪府の県境、川西にあるクリーンセンター国崎でのワークショップとディスカッション
兵庫県川西市の大阪との県境にある国崎クリーンセンター「ゆめほたる」
そこは里山ももっていて、その里山ともリンクしつつ、環境教育に力をいれようとしているのだとか。

a0010575_12125436.jpg4市町の廃棄物処理施設だけあって、日常的にいろいろな廃棄物が持ち込まれる施設。

その廃材のなかから使えそうな特選された素材を分類し、それを創作活動の素材として使えるようなシクミを組み込めないか…との思いを持った啓発施設の管理者が僕や椿さん淀川テクニックyottagrooveに声をかけてワークショップとディスカッションを行う。


a0010575_1213409.jpgもう10年前に福岡の古賀市にクリーンセンターができるときにそのリサイクルプラザの計画に関わり、その可能性を探ったことがある。

提案のほとんどは実現できなかったが、運営の主体に意識の高い市民が関わるきっかけとなり、大切な活動の連鎖は作り出しているとか…


a0010575_1214411.jpgそもそも広い制作スタジオを確保できる空間的に余裕のある大型施設であるし、倉庫や展示室も確保もしやすく、なんといっても、素材を狙って集めようとする意志を持つと…ありとあらゆる素材をかなりの量で集めることができる。


a0010575_12151786.jpgそこに必要なのはそれを利用して何かに活かそうとするエネルギーと分別のエネルギー。

僕らのように…何かをいじりたくて…作ってしまう性質の者にとっては…あらゆる素材が集まってくるこの現場は相当創作意欲やイメージをかきたてる。

1000種類ぐらいの素材の分別ショーケースと自由に使える工房と、そこで懸命に制作するアーティストや工芸家、あるいは学生…時にはへんなおっちゃん…などの懸命に素材に向かい合う姿がそこにあることで、相当面白いモノゴトを作り出す現場になる。


a0010575_12155411.jpgしかもクオリティの高い展示空間を設ければ、そのまま上質の作品を常時展示しておくいちに可能になるだろうし、作品の流通の拠点になる可能性もある。

いいプログラムを用意しなければならないのでなないかと勘違いしがちであるが、そうは思わない。

自主的に発生するプログラムを受け入れるシステムと、素材に向かい合う懸命な態度があればそこから面白い連鎖は広がる…と確信する。


a0010575_12162611.jpg問題はその場所が…ここもそうだが…交通の不便な…公共交通機関では行き着けない辺鄙な場所にあり、そこに宿泊できない現状と…

廃棄物処理法やリサイクル法などの法規上の規制や廃棄物を扱う資格業者の利権等…それがその可能性の連鎖を阻害している。


a0010575_12165324.jpgこの10年ぐらいにできたほとんどの処理施設には若干の制作工房や家具工房、自転車修理工房などもあるが、多くの場合換気設備が不十分だったり、本格的な作業や簡単な塗装すらできない工房も多く、専門的に大量の素材を使うスタジオとしては機能していない。

実際に作業場で手や体を動かして本気で制作の仕事をしたことのない人が設計しているのだから仕方ない。


a0010575_12172271.jpg処理施設にアーティストインレジデンス機能を付属させ、自由に滞在し制作と料理などができるスタジオや滞在施設、さらに温泉なども併設し(露天風呂でいいかな…。)、まあ、ちかくのチャンプ場でもいいが…


a0010575_175569.jpg同時に廃棄物になる前の素材を選別し確保できるシクミとそれを分類しストックする場を設けることで…地域の中での有益な活動への連鎖をつくりだすような魅力的な場となる可能性は随分と高まる。


a0010575_17553880.jpgさらにそれが24時間利用可能な自由工房みたいになるとさらにいいんだけど…

しかし、なかなか常識的な管理・運営の発想では難しいだろうな。…


a0010575_17561099.jpgそれにしてもこの
ヨタグルーブの焼き芋カー、金時は最高。

最高の焼き芋環境を作り出している。このぐらいのありえなさに心は動く。


a0010575_17563786.jpgディスカッションでは、この処理施設自体に大学などの研究機関が入ってきて、その活用法を考えたり、地域の活動に繋げるシクミを考えてゆくことも必要…との意見も。

どんな場でもどんなモノゴトでも…何かを超えるあり方が素晴らしい。

そうなんですよ。超えた存在じゃないと本当に興味なんて持てない。 


a0010575_1757164.jpg参加者が少ない中でも淡々と作業をこなし、時間内にしっかりした仕事を仕上げる淀川テクニック。

その態度がこのような施設には必要なんだと思う。

地域社会のためとかエコのためとか…大きな他のためではなくて、自分の感覚の為に…淡々と作業をする態度。

そうそう。最近気になっている「作業」と「仕事」と「労働」の違いについてもちょっとだけディスカッションでぶつけてみた。

大切なのは作業。作業は自分や周辺の関係をとてもよくする大切な行為…ということ。

地方や田舎、あるいは都市部でも、最近「仕事がない…」のが問題ですが、実はやったほうが幸せになれる作業であふれている…と思うんです。

その話はまたいづれ…。


by fuji-studio | 2010-12-23 12:20 | ■兵庫での活動
京都文化ベンチャーコンペティションの2次審査会
京都府文化芸術室が主体で行っている京都文化にかかわる新しいビジネスのアイデアの公募の審査会が京都府庁内であり、その審査会に参加。

高校生から大人まで数百点の応募の中から一次審査を経由した31点のアイデアのプレゼンテーションをうけてながらの審査会。

プレゼンテーションがうまい人もいれば、プレゼンテーションはダメでもアイデアが面白く可能性のあるものとかさまざま。

さすがに京都は素材がいろいろある。

いろいろあるものの伝統文化の重圧も重く、なかなか新しい展開はハードルが高いのも事実。

学生時代にもがいていた頃を思い出すなー。
by fuji-studio | 2010-12-17 18:23 | ・単純記録/Diary
工事中の新博多駅の下見と打ち合わせ
東北新幹線は全線開通し、青森までつながったようだが、九州新幹線はいよいよ数か月後に鹿児島まで全線開通する。

a0010575_1101296.jpg数年前に九州新幹線の鹿児島ー八代間が一部開通した時に…その開通記念に、上野の西郷さんの銅像が連れている薩摩犬「ツン」が新幹線にのって鹿児島の軍服姿の西郷さんの銅像に会いに来るという出来事を実施したこともある。


a0010575_1121381.jpgそしていよいよ3月には九州新幹線が全線開通し博多ー鹿児島は最速で1時間20分で行けるのだとか。

大阪や東京で暮らす人にはまったく興味も関心もないことだと思うが…両親の暮らす鹿児島を離れて30年…実家とのプロジェクトも抱えながら100を超える数以上、京都から東京からそして福岡から…時には車で、バイクで、飛行機で、フェリーで…そしてJRで通い続けてきた僕としては…相当期待感の大きな夢のような出来事である。


a0010575_1141269.jpgで、思わず…ついつい青森ねぶたの廃材をもらって、それを旅させる出来事を思いつき…

現在大阪の中之島の天神橋の下にある龍が…素材と姿を変えて(針金と和紙とビスのバージョン)新博多駅にやってくる…という計画が浮上してしまった。

で、その実現に向けて、工事中の新博多駅の中の現場の下見。

新博多駅の中には相当使えそうな魅力的なホールもできたり、福岡を360度見渡せる屋上デッキができたりするとかで、博多の新しいスポットになることは間違いない。

そしてその運営をしている人達が単なる駅舎としてではなく、九州各地の魅力に繋げるネットワーク拠点としてのステーションを目指している態度に共感し、僕らもいろいろ協力することになっている。


a0010575_1125017.jpgそれにしてもこのような施設は…どのような組織やシクミもそうであると思うが、それを動かしている人の意志のありようでその連鎖の方向性は全く異なってくる。

開放的で積極的に繋げようとする意志はいろいろな可能性の連鎖をつくりだすが、閉鎖的に抑制し、規制しようとする意志を持つ人がかかわることで閉塞感への連鎖を引き出す。

関わる人の態度の積極性が状況を打開するんだけど…困った現場も多い。

さて、新博多駅、5月の半ばごろ、駅ビルの中の飛龍は登場するのか!
by fuji-studio | 2010-12-15 23:35 | ■福岡での活動
久しぶりの帰宅というのに…まさかの八十郎消滅の危機
久しぶりに福岡の家に帰る。家を出るときは春だったはずなのに、もうすっかり年末…。もちろん何度かは途中立ち寄ったりしていたが・・・

引っ越したばかりの家はほとんどまだ荷物もろくにかたづけられていなくて、隙間だらけの家は暖房とかの冬対策も充分にされておらず…というか、まずこの隙間風対策をどうにかしなければ…

今年は豊島の藤島八十郎とか、青森のACACとか、大阪の中之島とか…ほとんどボランティアのような仕事が多かったので…家族に相当迷惑をかけている。

その収入の穴埋めのようなことを審査員をしたりレクチャーをしたり、ワークショップをしたり…結局、まともな制作時間なんかほとんどなかった。

にもかかわらず、高校3年と高校1年と小学2年の子ども達はそれなりにいろいろ苦労しながら成長している。たくましいな。

その家族の苦労もあり、この夏の「豊島の藤島八十郎をつくる」という仕事は、思った以上に面白く展開し、相当これから面白く展開する…と思っていたのだが…それは僕の妄想だったのか…。

僕の予想しないところで北川さんや実行委員会事務局に藤島八十郎の活動が深く迷惑をかけていたみたいで…具体的には現場を任せていた宇野澤君の事務局スタッフに対する態度が悪かったり、彼が書きこんでいた八十郎の言葉が瀬戸芸を盛り上げる為に頑張っていた人達の気持ちを傷つけていたということで…瀬戸芸の実行委員会や組織で動いている個人に対する態度については会期中もしばしば僕と宇野澤君の間でぶつかって、話したりしていたが…、なかなか黒い雲が漂うだけですれ違い…

とにかく、これから活動しようと思っていたことが八十郎の関わりではできない状況になっている様子。

10月末の段階でその状況が発覚し、どうにかしてくれると思っていたが、2ヶ月何も動いていない。

どういうフレームの中でも、どういう状況の中でさえも、少しでも自分の信じるところで、自分の信じれるところから…少しでも動きながら…確かな模索をしようとしてきたつもりだったが、結局苦しみの中でしか動けなかった人が横にいた状況をどうにもすることができなかった。そのことを知らなかった。

まさかそんな理由で…八十郎の活動が頓挫するとは思いもよらなかったが、結局これまで半年ほどかけて考えてきたこれからの八十郎に関する活動のイメージはとりあえず中断…なのかな…。

宇野澤君が北川さんに直接話をしてお互いの信頼関係ができることを願いたいが…無理なのかな…。

ああ、これから始まりそうなのに…
by fuji-studio | 2010-12-14 23:16 | ・単純記録/Diary
大阪。光のルネサンスが始まりました。そこに青森から…
大阪・中之島での光のルネサンスというフェスティバルがはじまりました。

a0010575_9492228.jpg初日の昼間はあいにく大雨。そんな中、なんと…青森からねぶたの廃材を追っかけて…NHKの青森放送局の記者とカメラマンとアシスタントが大阪まで取材にやってくる。

実はこの記者、ねぶたが終了たあと、その廃材を解体する現場から取材に来ていて、僕がずっとその解体分別作業をしているときも、青森国際芸術センターに何度も足を運びつつ、さらに解体作業を手伝いつつ…


a0010575_956586.jpg一般参加者がつくって持って帰る工作品に物足りなさを感じていたのか…その廃材の行く末を気にして…、大阪まで廃材を運び出す時にもカメラマンを連れて取材に来てくれてトラックを送り出すシーンを撮り…そしてついに上司を説得して大阪までやってきた。

大阪の人にとっては青森まで新幹線が開通したことにしても、青森ねぶたの廃材で白龍がつくられていることについてもそれほど関心はないのだろうが、やっぱり青森の人にとってはとても大切なねぶた。


a0010575_9503570.jpgその廃材からどのような活動が連鎖するのかについて相当関心は高いだろうと…わざわざ追っかけてくれた。

しかも僕らが廃材を大阪に運びだした後、「天神・菅原道真」を制作したねぶた師に会いに行き話を聞いたのだとか。ipadにこの素材となっている青森ねぶたの「天神 菅原道真」の動画まで入れて大阪まで持ってきて道行く観客に見せながらの突撃インタビューなどもしたり…本当にお疲れ様でした。

さて、次は新博多駅です。今回大阪では大型青森ねぶた一台分の廃材のうち、すべての木材
を使って制作しましたが、博多駅では残りの素材…はりがねと和紙とねじ…のすべてを使って制作する予定です。

どうなることやら…

光のルネサンスは今月25日まで。

そうそう。会場では白龍の脱皮が日々進行しています。
by fuji-studio | 2010-12-11 23:34 | ◎大阪・中之島での水都大阪
eco product と eco japan cup
この数年間eco japan cupの審査をしている関係で有明の国際展示場ビッグサイトで開催されているエコプロダクツの会場に出向き…年々拡大してゆくその盛り上がりに驚く。

a0010575_863476.jpg今日はアーツ千代田3331が主催するアート系のスクール、Arts Field Tokyoの授業の一部をその会場で行うことにした。

参加者が二人一組になり、その展示会場のそれぞれのブースを巡りながら交代で一人の言動をもうひとりが記述する。


a0010575_871458.jpgエコプロダクツの現場には多くの違和感と同時に、多くのアイデア、イメージ、意志、思いが渦巻いていて、さらに新しく魅力的な素材や意識、シクミや試みが数多く展示されている。

そして何よりも、何かを作り出そうとしている人のエネルギーが集積されている。

これまで、いろいろな地域の空き家や空き地、隙間、空間、地域の組織、人材を巡りながらあらゆる可能性と対話し、何かイメージを立ち上げようと感覚に向かい合っていた手法を、地域を巡るのではなく、エコプロダクツのような現場に重ねてみる。


a0010575_874125.jpgこのあたりに違和感をいじり、ズレを生じさせる性質の人間が深くかかわることで何か相当面白い次のことが始まるような気がするのだが…

その会場の一部にeco japan cupの受賞者の活動が展示され、そこに豊島のおばちゃんのみせうららが特別賞を受賞。豊島でおせわになっているご夫婦が受賞会場に登場。なんだかとても嬉しい。

ちなみにアート部門のグランプリは西尾美也

北本での活動が展開連鎖して受賞しているのがとても嬉しい。来年早々、新世界のブレーカープロジェクトでも相当面白そうなことを計画しているようだし…楽しみだな~。

今回の受賞者で気になっているのがミチバタロバタ文具店の「水マーカープロジェクト」。このツール使って相当面白いことになりそうな気がするんだけど…いろいろ使ってみたいな…
by fuji-studio | 2010-12-10 23:07 | ■東京での活動
天神橋の下の白龍登場!
前回東大阪の石切の明治大理石工場で制作していた青森ねぶた「天神 菅原道真」の廃材の龍。

a0010575_052619.jpg3日前に明治大理石が大阪中之島の天神橋の下に搬入し、その現場での設営作業が始まる。

なんとここは去年の夏、ほぼ2か月間毎日通った「かえるシステム」の現場。 まさにここに「かえる工房」があり、ドラゴンヘッドのペットボトルのボートが設置され、トイザウルスを産み出した現場でもある。


a0010575_0533265.jpg台風の到来を経て閉幕した水都大阪2009から15か月…。

かえるシステムはズレながらもしっかりと連鎖して、青森ねぶたに僕なりの関わり方をして、その廃材で「天神 菅原道真」を大阪の「天神橋」の下に出現させることができた。

昨日より明治大理石の丸玉石を貼り付ける作業をおこなう。


a0010575_054668.jpg木材の強度と玉石の重さと、全体的な見栄えのバランス…

今回の作業をツイッターでなんとなく呟いてみたら、京都からライターの仕事をしている阿部君と…なんと。高松から強力な助っ人Wさんが登場!

おかげで予定よりも順調に作業が進行しました。ありがとうございました。


a0010575_0582422.jpg作業をしながらポツポツと話す時間はとてもいい時間で、その中で「作品の仕上がりはどうやって決めるのか?」という鋭い質問が。

作品を仕上げることが苦手な僕としてはとてもするどいところを突かれた感じ。

いつも時間に追われて制作し、時間に追われて設営し、常に時間切れであきらた瞬間が結果的な終わり…と説明しつつ、実はあまり考えたことがなかった。


a0010575_0585265.jpg何かイメージが立ち上がる瞬間に感情的な盛り上がりがあるのは確かだし、その立ち上がりつつある「やせ犬が猛然と走り出す状態」を作り出すことが僕にとっての究極の作業だとすれば、その作業から解放される瞬間…かなりじわーっとした瞬間が確かに存在して、その時間はえもいえぬ放心状態にある…のも事実。


a0010575_164984.jpg自分自身で認識したことはなかったが、ちょうど前日3331で現在展示されている日比野さんの展覧会の中のフランスのホテルでの作品についているテキストを読んで、やたらと共感していた自分を思い出し…

イメージが立ち上がってくるピークがあるのと同時に、それから解放される瞬間に、実はえもいえぬ解放感…どちらかというと溶けてゆく感じ…の状態にある自分に思い当たった。


a0010575_0572641.jpg同時にそれは醒めてゆくかんじだったり、切れてゆくかんじだったり、がんがん盛り上がりつつある状態から解放される感覚…

「もういいか。このへんで許しておこう」というかんじ

やりだせばきりがなく、やればやるほどダメになってゆく現実も知っているので、実はその離れ際がとても大切だとは知っていながらも、その離れ際の感覚の大切さを自覚したことがなかった。

・・・

とにかく、中之島の白龍は…手から離れました。

12月11日の夜から25日の夜まで大阪の中之島の天神橋の下に展示される予定です。

しかし、ここまでカエルシステム引っ張ってくるとは…
by fuji-studio | 2010-12-08 18:04 | ◎大阪・中之島での水都大阪
氷見のアートセンターでレクチャーとワークショップ
2005年から07年まで毎年何らかの形で関わっていた氷見だが、3年ぶりに訪れる。

a0010575_12352184.jpgプロジェクトで使っていた石造りの倉庫が氷見のアートプロジェクト、ヒミングの拠点として整備されていて、その2階で行っているレクチャーシリーズ。 

クリエイターになるための本当の話ということで体験しに来ている参加者の半数は学生だったけど、やはり大学の授業と違い、参加のモチベーションが高いのでとても面白い状況になる。

「だれと」モノゴトに対峙するかで僕自身のそのモノゴトに対する価値は変わると何度も話しているが、参加者のモチベーションが高いとレクチャーそのものの価値は僕の中で高まるし、逆に「単位のため」あるいは「なんとなく」受けている授業の中で行うレクチャーは…本当に…なんで僕はこんな時間を過ごさなければならないのか…と思うこともある。



a0010575_12342977.jpgモチベーションの低い人がいやいや仕事をする現場に関わっていたとしたら僕の価値はなかったに等しいな…。(今年の瀬戸内はそんなことないと思っていたのになぁ?)

富山の氷見はちょうどブリの水揚げが始まって盛り上がっている時期。

生まれて初めて食べた天然ブリのハラミの大トロ…僕にはもったいなさ過ぎましたが、とにかく氷見はハイテンション、モチベーション高かったなー。

ところで…瀬戸内海の豊島に昔あった「虻山」(あぶやま)が気になっていてその絵を描こうとこの夏以降思い続けていますが、富山の氷見に「虻が島」(あぶがしま)というとても不思議な謎の島があり、興味深い伝説もあり…呼ばれてるのかな…。

石動山と虻が島が繋がっているのだとか…

雲行きが…
by fuji-studio | 2010-12-04 23:50 | ■富山・氷見での活動
大分の日田・中津江村でのNakatsue Music Campの下見
大分の中津江村にある中津江村民ホール。そこでこの数年、いろいろなミュージシャンやアーティストが集まって…とくに自然体でのミュージックキャンプが展開されているとのこと。

a0010575_1219485.jpgそれを起動しているピアニストの中村真さんとは数年前に富山の氷見で行われているヒミングで初めて出会った。

数か月前にメールをもらい、北本で久しぶりに再会し、大分の中津江村で音楽関係者が主体で動いているアーツなキャンプに誘われて様子を見に行ってみる。


a0010575_1221114.jpgこの数年、夏に中村真が信頼している音楽家が集まり、そこで合宿を行い、それぞれが練習したり、セッションしたり、ワークショップを開催したり…なのだとか。


a0010575_12213812.jpg今年の夏の合宿にはダンスの山田うんさんが参加して、ダンスとのセッションも行ったのだとか。

で、以前から美術家としての僕の態度に興味を持っていただいていたとかでのお誘い。

   
a0010575_12222385.jpg冬のキャンプは夏のよりもさらにゆるーいキャンプだとかで、特にコンサートだとかワークショップだとかのプログラムが組まれているわけでもなく、参加したい人が自主的に全国各地から集まり、ゆるやかに練習したり…合宿していてとても自然体。


a0010575_12225952.jpg音楽の流通と美術の流通ではまったく事情が違うし、流通される以前のイメージの立ち上げ方にも随分と違いがあるのだと思う。

僕はその世界を知らないだけに、なんとなくこの繋がりには魅力を感じる。


a0010575_12232425.jpgしかも、この中津江村村民ホールという存在が何とも言えず…中村真さんがその建物の可能性に魅了されるのもよくわかる。


a0010575_12235537.jpg地元の木材がふんだんに使われて建設された木造構造のホール。

一見無駄な空間がたくさんあり「何かができそうなところ…」な雰囲気。

客席が畳だったりして、すべてがベッドに見える。


a0010575_12243186.jpgしかも、このホールの中で実際に寝泊まりできて、エントランスでは料理もできるのだとか。

今回は1週間弱の緩やかな合宿だったようだが、来年の夏はもっとがっつり地域との接点をつくりながら面白く…ゆるやかで…しかし確かな活動を作りたいという強いベクトルを持っている様子。


a0010575_1225239.jpg僕の暮らす福岡県糸島市からだと車で約3時間のロケーション。

近くには小学校校舎を改装して利用している木工の工房があり、相当良質な仕事をしている。

…とにかく、来年の夏の後半はこれにはまりそうです。2011年8月20日から29日まで。
by fuji-studio | 2010-12-03 23:01 | ・単純記録/Diary