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北本市でのディスカッション。椿さんついに登場!
北本市でのアートプロジェクト、ついに目指してきた最後の一年がはじまる。

その方向性を確認するようなディスカッションが北本市長も含めて開催される。

a0010575_10253532.jpg特に今年いろいろと関わってきた作家、西尾美也北澤潤wah、そして僕もこれまでの活動の経緯と今後の方向性をぶつける。

西尾君の北本の河川敷や雑木林と対話しながら作品を集積させてゆく展開も興味深いし、wahの事務所やこんごの活動も魅力的だが、北澤君の団地で行った「Living room」という活動は相当可能性があるような気がする。ついに北本からとてもいい活動が発生した。まさにシステム型の拡がりのある表現だと思う。

本人もまだその正体に戸惑っているかもしれない。そのあり方がさらにいい。


a0010575_10263711.jpgそして第2部、朝方まで六本木で跳ぼうとしていた椿さんも北本に招待し、意見をぶつけてもらう。

・・・椿さんとは瀬戸内国際でもかぶっているが、「瀬戸内終わったら関わってもいいよ・・」と話していた。

学生を投入するのかな?・・・そういえば、北本にもねぶたあったな

さて、どうなるか、北本。

もうすでに芽吹き始めているのだが、その価値や意味についてほとんどの人に繋がっていない。
by fuji-studio | 2010-03-28 20:22 | ◎埼玉・北本ビタミン
六本木アートナイト、オマツリ騒ぎの裏通り、龍土町でしっとりとトイ・ストリートガーデニング
六本木アートナイトは都市型のオマツリイベントだと思うが、それにしてもまちと人の関わりに新しい関係を作り出すシクミである事にかわりはない。

a0010575_11464975.jpg問題はそのシクミがどうあるのかということ。 「ありさまの問題」

そこに個人的な関心がある。

回、六本木という街の龍土町という通りの、しかも植え込みや鉢植えに注目し、そこをいじることにした。

それぞれ、土地やお店、住居の個人の所有する場でありながら、外、つまり通りに対して開かれている中間的な場。

オーナーの意志や外部に対しての振る舞いの意識が垣間見れる興味深いツール。


a0010575_158770.jpgそれが面白くなると通り全体も面白くなる。

タイトルは「トイ・ストリートガーデニング」としてみた。
(なぜだか会場でのキャプションは違っていたが・・・)


a0010575_1583629.jpgまちには、そのまちについて深く想い、受け継ぎ、育て、伝え、誇りを大切にしながら活動している人が存在する。

まちでの活動を行う時、そのコアな人たちとどのように出会い、どのように関わるかがとても重要となる。


a0010575_11949.jpg大型の都市型イベントの場合、そのような人たちとは無関係に、まったく別の都合から別の力関係で暴力的につくられる危険性もある。


a0010575_1192521.jpgまちに興味も関心もない担当者が上からの命令でまちにリンクしようとしたり、お金で人を動かすことでお金に群がる人が地域と接点を持ち、現場に苦痛が生じる場合も多い。


a0010575_11102417.jpgまちでの、活動を通した対話や経験が引き継がれることのないまま・・・人と人とが信頼関係を築けないまま・・・組織間の責任関係でのみ、構成され、動いてしまうような現場にだけは・・・関わりたくない。


a0010575_11523970.jpg今回は幸い、まちに対して深い思いのある人たちとリンクする現場に立ち会うことができた。

軽いあいさつと掃除ぐらいの関係しかできなかったと思うが、ここからはじめる意味は大きいと思っている。


a0010575_1153386.jpg特に大型施設に目がいきがちな六本木という地域で土地に根ざして活動している場と出会えたことは意味深い。

※おそらく一番目に触れにくい位置にあった作品。運送屋の入り口。 


a0010575_11103814.jpg問題としてはここからどのような活動が連鎖し、どれほど興味深い活動が展開するか・・・ということ。

※金物店の店の商品にまぎれて飾られる熊群。夜はシャッターの前でライトアップされる。 


a0010575_11105243.jpg個人的には作品の「編集」にまつわる試みも実践できたと思っている。

※朝まで営業しているカラオケ店のエントランスの犬群


a0010575_111197.jpg千代田区のアートセンター3331Arts CYDに展示中の作品の一部ツールを港区の六本木の通りに再編集し通りの飾りとしての役割を担わせ後、2日間の散歩のあとまたアートセンターの展示に戻る。

その二つの場のシステムの違いを意識させ、それぞれの役割を再認識し、そこと作品との関係のあり方を再認識する試み。


a0010575_1112750.jpg日常の表現行為の結果が作品として成立しているのではなく、作品化するためには社会システムのフォーマットにふさわしい形で編集する必要があるということの実践。


a0010575_11122021.jpgそしてその表現を起動するためのシステムは多様チャンネルに存在する可能性があるということ。


a0010575_11162289.jpg「作品以前の表現」と「作品」の間に「システムのフォーマットを読み込んだ編集」(作品化)という作業があるということについてあまり語られていない。


a0010575_11171039.jpg同じ作品ツールでもシステムとフォーマットが変わることで、出会える人が変わり、見え方が変わり、存在価値が変わり、あり方が変わる。

そして連鎖のありかたも変わる。

そのことがとても重要なのだが、その切り口であまり語られていないことに対する違和感。


a0010575_1147503.jpg今回六本木アートナイトに便乗して六本木「勝手に」アートナイトという動きに出会えた。

その一部で、僕の作品に対する意見を書いてもらい壁に貼ってもらうコーナーを発見。


a0010575_11483282.jpg上の写真のライダータワーの作品についての面白い意見が目にとまる。

面白い発想に感嘆感心。

この面白い感性とリンクできた「勝手に」のようなあり方に感謝。

もっといろいろなひとがまちをいじり、楽しめるシクミに連鎖すればもっともっと面白くなるのだが・・・

しかし、龍土町・・・本当はもっと貴重な素材にあふれる期待の場・・・なんだけどな・・・。

運営母体さえしっかりしていたら相当面白くなる。

大型の組織の中にその部分をちゃんと受け継ぐ人材を育てることができるかどうか・・・
by fuji-studio | 2010-03-28 14:06 | ■東京での活動
六本木アートナイトはまさに都市型のオマツリフェスティバル。
こちらも東京文化発信事業プロジェクトの事業。去年オリンピック誘致がらみでばたばたと始まってしまった経緯の六本木アートナイト。

a0010575_14515245.jpg去年はヤノベがトラやんを登場させ火を噴いて話題を盛り上げ、一晩で50万人もの集客だったのだとか。

その2年目。

オープニングセレモニーの現場に、どこからともなく千人規模の観客が・・・


a0010575_14524241.jpg今年は椿さんがとても派手な風船系いっぱい持ってきてがんばっている。

オープニングからそのオマツリムードにびっくり。

ダンサーの子どもの顔が妙な笑顔でぞくっとする。


a0010575_14533717.jpgせっかくのオマツリなのだから、もっと「つくるプロセス」に多くの関係者を巻き込むシクミにすればいいのに・・・

椿さんが愛知万博でつくったというビリケンのような空気人形・・・CO2人形?・・・も登場。


a0010575_1454338.jpg椿さんにとっては学生や周辺の人と作っているので、このマツリの価値は大きいのかもしれない・・・。

そのあたりはうまい。


a0010575_14555975.jpgオープニング会場にも数千人規模の人が集まっているが、珍しいものを眺めているだけで、もったいない。

・・・ビニールの光る「胞子」と呼ばれるぽんぽんを配布していたので、それが参加ムードは作っている。

・・・そのあたりもうまい。


a0010575_14562323.jpgフランスから招待したキダムという集団のパフォーマンスはサーカスのようで完成度が高くて会場のオマツリ気分を盛り上げる。


a0010575_1457460.jpg竹馬にのった白い衣装が空気でみるみるふくらみ・・・ライトが点灯し・・・かわいいキャラクターが出現する。


a0010575_14573489.jpgその姿がなんともいじらしい。 

急に僕のほうに向かってきて・・・めっちゃどきどきした。

観客へのサービスも満点。


a0010575_1458082.jpgしかし、キダムといい、椿さんといい、韓国のチェさんといい、ふくらみ系がやたらと多い。

やはり大きな都市に対してインパクトを作ろうとすると・・・


a0010575_14584318.jpgそれなりの派手さとか、巨大さとか・・・花火をちらしたり、大音量だったり・・・火を噴いたり・・・シャボンを飛ばしたり・・・


a0010575_1552980.jpgそれなりに大量のものを導入したり・・・対抗しようとすると、どうしてもそうなってしまうのかな・・・。

そういえば、チェさんも1994年の福岡での伝説のような展覧会の参加作家だった。

その時、日本語で会話した記憶はないが、今回久しぶりにあってみるとかなり日本語がうまくなっている。

年月を感じるなぁ・・・


a0010575_14593662.jpgしかし、椿さんとチェさんの隣にならんで、僕はつくづく地味だなと思う。

僕の作品が地味・・・困ったものだ・・・。

六本木の街のあちこちには夜に映えるような作品が点在し、客はそれを巡る。


a0010575_1502570.jpgしかし六本木アートナイトは恐ろしい集客。

24時間営業の森美術館は朝まで長蛇の列。

まるでモナリザや月の石を見るかのような行列(例えが古いという突っ込みが入りました。)


a0010575_1504497.jpgそしてもれでも夜中の2時半ごろの六本木ヒルズのアリーナ。

椿さんが気球の浮力でムーンウォークをやろうとしながら強風の為に風船おじさんになりかけている様子。

スタッフが必死で風と戦う姿を見せるパフォーマンスになっていた。

いや、おそるべし、六本木アートナイト。よくやるね。
by fuji-studio | 2010-03-27 20:59 | ■東京での活動
明日から2日間の六本木アートナイトのために六本木へ。J-waveスタジオ収録
東京都が行っているアートイベント、六本木アートナイトが明日27日の午後から明後日28日の午後まで開催される。 特にコア時間は27日の日没から28日の日の出までなのだとか。

椿さんや海外作家が都市規模に対抗すべく巨大作品を仕掛けているということで、注目と情報はそこに集まる中、僕はその活動に隠れるように・・・、あえて小さく些細なツールを街に潜ませることをやる・・・のだと思う。

a0010575_17434826.jpg巨大な六本木ヒルズやミッドタウン、新美術館を繋ぐところに位置し、以前から六本木のまちに根付いてきた龍土町通りの住宅や商店の前の植え込みや鉢植えに注目し、地味な作品ツールが少しだけ仕込まれる予定。

アートナイトとは直接は関係ないが・・・、六本木に今日から入るということで、六本木ヒルズにあるJ-waveスタジオでの番組収録がある。

ソトコトの小黒一三さんがナビゲーターの番組でのインタビュー出演の収録。

東京で仕事をしていた頃、ちょうど開局したのがJ-wave 開局当初はかなり注目して、東京時代はずっと聞いていた放送局。


a0010575_17451546.jpg家はテレビを見ない生活をしている為、今でもFMラジオは僕の日常の一部。FMラジオ暦30年以上の僕としてはFMラジオのスタジオはなんだか心躍る。

ラジオはずっと流れているのがいい。ずっと流れているので何かに出会える期待感がある。

テレビはブラウズし、番組を変えてゆくが、ラジオ局は一旦セットすると放送が入らなくならない限り変えることはない。音質とか触覚のようなものとの相性もある。感覚的だし、仕事がはかどる。

予期せぬ音楽や情報に出会い、心躍らせてきた30年の蓄積がFM放送への信頼を生んでいるんだろうなと思う。

とにかくノイジーなコマーシャルやトークがなるべく入らない局がいいんだけど・・・

ということで・・・最近サイマルラジオ、インターネットラジオばかり流していてFM離れしてきたなー・・・

ラジオについて語りすぎですね・・・。
by fuji-studio | 2010-03-26 17:43 | ■東京での活動
ついに北本タワーにwah office がオープン! その記念のトーク
埼玉県北本市の駅前に僕が個人的に借りてしまった家具屋跡の4階建てのビル、通称「北本タワー」

その2階にかなり興味深い活動を展開しているアーティストユニットwahがありえないオフィスを開設した。そのオープンを記念してのwahのトークとオープンオフィス。

a0010575_1144654.jpgwahが最近オランダで行ってきたありえないプロジェクトの紹介のあと、北本でのアイデアをいろいろ話してみる軽いディスカッション。

北本でのディスカッションの第一回目だけあって、なかなか濃いメンバーがあつまり、濃厚なアイデアディスカッション。


a0010575_11445042.jpg実はwahはこれまで活動拠点を持っていなかったらしい。

プロジェクトの現場に住み込み、そこで活動を展開してきたのだとか。

今回の本格的拠点づくりははじめてなのかな・・・。


a0010575_11453646.jpg入り口の扉には僕への関係を意識してフジサンの絵を描いてくれていて、とてもうれしい。

北本タワーが面白い場所に連鎖すればいいと思っていたが、まさかここまで超面白い状態に連鎖してゆくとは思ってもみなかった。

まさにファンタジーの現場。


a0010575_11461814.jpgオフィスの真ん中にはなんとミニフットサルコートが整備されていていつでも遊べる・・・。

メンバーが皆サッカー経験者だのだとか。


a0010575_11471310.jpg入り口には小さなカフェスペースが整備されていて、だれでもやりたい人がイベント的にカフェをオープンできるのだとか。

カフェやりたい人募集中だとか。

壁の木材破片タイルがなかなかの技。

お!テーブルの下のものはアサヒビールと行った隅田川をプールにするために作った飛び込み台に違いない! 心くすぐるなぁ!


a0010575_11474775.jpgこれまでのwahのドキュメントが見れるスペースもできている。

ここでドキュメントを制作してゆくのだとか。


a0010575_1148321.jpgなんといろんな人が滞在できるレジデンススペースまでつくっていて機能的。

学生対象のwahスカラシップレジデンスプログラムが実施されるとかされないとか・・・


a0010575_11492272.jpgwahのディスカッションに参加していると無目的に妄想を楽しんでいた京都での学生時代を思い出す。

wahの中心メンバーが関西出身ということもあるかもしれないが、基本的な価値観として、「スマート」であるとか、「粋である」とか「しぶい!」とか「芸術的である」とかの価値観以上に「おもろい!」の価値観が優先されているのが馴染み深い。


a0010575_11502679.jpgしかし、それ以上に「超えているか!」というところが重視されているのにも共感した。

「超えている状態をつくる。」ということや「ありえない状態をつくる。」こと。

これは常識的なシクミの中で働いていたり、仕事としてひととおりのことをやることと、そのありようが違う。

wahから連鎖する北本でのありえない活動・・・

非常識な政治的妨害さえなければかなり面白くなるというのに・・・。

もったいない。
by fuji-studio | 2010-03-25 23:37 | ◎埼玉・北本ビタミン
雨の中の大阪・西成のまちあるきツアー
大阪のブレーカープロジェクトのまちあるきのツアーのナビゲーション。

a0010575_10371124.jpg何の準備のせずに・・・いや、そういえばザウルスとかドラゴンとか仕掛けていたんだった。・・・西成の新世界から山王、太子エリアの散策ツアー。

雨の中参加者はいないだろうと思っていたが、15名の定員のはずが20名を越える参加者で4つのグループで歩くことに。

今年のブレーカープロジェクトはパラモデルとトーチカが参加作家。


a0010575_10375468.jpg西成のあちこちで主に街の風景やこそに登場する人をいじる仕事を着実に重ねていて中身は相当面白い。

さらに去年からの流れで、僕と福永宙君が「まちが劇場 準備中」「水都大阪2009」で制作してきた商店街まちかざりを実施していて、その現場を中心に見て巡る。

それにしてもやはり、西成は深い。まだまだ入り口までも行き着いていないんだろうな。

本当は、たぶん・・・まちの構造をいじるような表現が求められているのだと思う。

そこからどのようにいじるのか・・・。

今年の秋、瀬戸内国際芸術祭の後、西成に一歩踏み込むのかな・・・。
by fuji-studio | 2010-03-24 23:45 | ◎大阪・新世界等での活動
ボウ菜のクルーズ、船橋から夢の島経由門前仲町まで
東京都の東京文化発信事業プロジェクト、今日は東京での災害時を想定しての近隣漁港(船橋)から都心へ船で野菜を運ぶデモンストレーションのツアー。(是非リンク先を見てね)

a0010575_1345416.jpg以前からかなり興味深い活動をしているボート・ピープル・アソシエイションと東京都の共催事業。

直下型の災害が発生したことを想定して、海や川を利用したいくつかの画期的な心くすぐるツアーの数々。


a0010575_1352263.jpg日比谷公園に集合してまずはバスで船橋漁港に移動。

そのバスの中で、今回のミッション、東京で直下型の地震が発生し、船橋漁港から東京都内の被災地に野菜を運ぶという設定のツアー。

それにしても、この船橋漁港の漁船とは思えないかっこよすぎる船と船長のなんともスマートで魅力的なことか・・・。


a0010575_1353958.jpgこの魅力的な船長自らの船橋漁港と東京湾についてのレクチャーをうける。

その声と振る舞いにほれぼれ。


a0010575_136342.jpgなんと船橋って相当な漁獲高の凄い漁港だったんだ。

考えてみると当たり前ですが、東京湾って相当な漁礁なんですね。

それと船橋は相当おいしい小松菜の産地なのだとか。


a0010575_1362516.jpgとにかく、船橋産のおいしい小松菜、トマト、きゅうり、かぶなどの野菜を満載して東京湾に繰り出し、夢の島の中継地点へ向かう。

船が・・・船が・・・でかくて早くて安定していて・・・凄い!


a0010575_137239.jpgディズニーランドを海側から眺めながらの快適な船旅ののち、夢の島マリーナに到着。

会場では野菜を待つ人の出迎え。

同時進行で坂口恭平とその道のプロの指導による、ブルーシートハウスの制作ワークショップも開催されている。


a0010575_1374751.jpg到着した野菜は会場で待っていたスタッフによって都内に運ばれる野菜とシェフの手によって料理される野菜に分けられる。

ちょっとショールーム的な・・・


a0010575_1372582.jpg会場構成がやたらとおしゃれで、震災中とは思えないギャップ。

災害時の適正技術でやってほしかったかなぁ。


a0010575_1382853.jpgそれにしてもお味は最高! 満足度は一気に盛り上がる。

食べ物は大事ですね。

小松菜サラダがとてもおいしい。


a0010575_1385938.jpg午後からは再び野菜を積み込み、東京湾から運河を東京都内へ。

なんとものどかなクルーズ。


a0010575_1392316.jpg川の中から東京の街を眺めると、また違った角度でいろいろなモノゴトが見えてくるから面白い。

この夏は大阪市内を船で巡り、今回は東京を巡ってみたが、東京のほうが比較にならないほど水辺と街の境界線の敷居が高い。

絶対に水辺には近づかせないぞ!という管理者の意志が強く伝わってくる。


a0010575_1394924.jpgただし、江東区のあちこちに以前水上バスの為に整備したという船着場が残っており、今は厳重に封鎖されているものの、非常時の防災の船着場として存在しているのがとても可能性を感じる。

街のインフラとして整備されたものの、使われなくなってしまったもの・・・

僕のツボにはまる。相当可能性があるなぁ。

ああ・・・いじりたい。


a0010575_140617.jpgいくつかの船着場にはなぜか立ち寄らず・・・門前仲町のあたりの橋の上に野菜を待つ人が。

橋の上からロープが降りてきて・・・そこに野菜の箱をくくりつけ・・・無事にそれを届ける。

それにしても多くの高層マンション、集合住宅・・・当たり前のことだが・・・

数千万人の水や食料を含むライフラインを川からのルートだけで確保するという発想には無理があるものの、あらゆるラインを活かす方向で都市は経験を重ね、整備をし、もっと生き残るイメージを立ち上げなければならないことは確かだと思う。


a0010575_1402138.jpg今回のデモンストレーションがその発想に繋がり、いろいろな活動や行動が連鎖すること・・・そこに到達できればいいのだろうが・・・

出発してすぐのバスの中で恐ろしい現実の話を聞いた。

東京の2000世帯規模のとある超高層のマンション、耐震マンションの内部では超長周期振動によって物が飛びまくるシェーカー(あるいはマラカス)の中のような状態になるという話だが、そのマンション住民の避難場所は行政的には用意されていないとかで、7日間(以前は3日間と言っていたらしい)、マンション内で監禁生活状態を強いられることが想定されているのだとか。

例えば電気が停止している20階~50階とかのフロアで・・・例えば数日分の食料と水を階段で運ぶことができる体力と気力を残している被災者がはたしてどれだけいるのだろうか・・・。

ちゃんと考えなければならない問題は山ほどあるんだろうな・・・

それにしても問題は・・・それらの問題を見えないようにしようと働く意図がある・・・ということ。
by fuji-studio | 2010-03-22 23:46 | ■東京での活動
3331 Arts Chiyodaでの Insideout/Tokyo
秋葉原の3331 Arts Chiyodaでは連日まだプレオープン期間だというのに、展覧会だけでなく、いろいろな勉強会やレクチャー、シンポジウムなどが展開されている。

a0010575_124675.jpg一階にあるトビムシのスペースでは水都大阪でお世話になったstudioLの山崎さんのレクチャー。

ちょうどはじまったところに到着し、山崎さんのこれまでの活動とそのベクトルをはじめて知る。

水都大阪の時はそれそれが忙しくて現場の表情しか接することができなかった。

とにかく・・・共感することばかり。

それにしても トビムシの活動が気になる・・・。


a0010575_1247018.jpgその直後からエントランスで東京都の東京文化発信プロジェクトとコマンドNが共催するInsideout/Tokyoのプレゼンテーション。

全国から9つのアートプロジェクトがそれぞれ活動を紹介する。


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by fuji-studio | 2010-03-21 23:05 | ■東京での活動
奄美大島での九州環境クラスターの会議に出席
3年ぶりの奄美大島。奄美大島はもう暑い!

a0010575_11385180.jpg奄美大島で開催された九州環境クラスターの会議に呼ばれて参加する。

奄美大島の市役所職員のあまりにもタレント揃いの熱烈な歓迎をうけつつ、北九州、福岡、長崎、宮崎、水俣、鹿児島、沖縄、帯広、そして奄美大島のいろいろなバイオマス関連、環境関連の事業報告と産業の可能性を模索する興味深い現場に立ち会う。


a0010575_11405191.jpgバイオマス関連事業についてなんとなく耳や目にはしてきたが、これからの地域づくりの上でとても重要な要因であるという点で、しっかり捉えてみたことはなかったので新鮮だった。

これらの活動があくまでの地域産業という大規模な循環の視座にたったもので、個人ユーズを対象していないという点で、僕らの意識に落ちてこなかったのだと思う。

逆に、そこに僕らが見えていなかった大きな可能性があるのではないかと考えながらどきどきしていた。

その会場となった文化センターは、もう15年以上まえに、鹿児島で活動していた頃、仕事で空間を作ったことのある場所。いろいろと縁が深い。

会う人会う人すべての人が、ぼくの遺伝子を掻き立てるような性質の人たちだし、僕のこと以上に僕の親戚のことを知っている人がたくさんいることもまた不思議な感覚・・・。


a0010575_1141504.jpgシンポジウム翌日、飛行機の時間までの間、レンタカーを借りて、遺伝子の騒ぎどころを数箇所巡ったあと、マングローブの林の中に入ってみることにした。

以前奄美大島に来たときに、ウルトラマンが実は奄美大島のマングローブの種から発想されたのだという話を聞いたことがこびりついていた。 カヌーを借りてマングローブの原生林の中に入り、溶け込んでみた。


a0010575_1223045.jpgマングローブに生えるウルトラタワーをイメージしてしまった・・・。

その後、田中一村記念館へ・・・。

最近いろいろな人の活動を「何をいじっている人なのか?」という視点で見てしまう癖がついてしまった。

7するとこれまで見えなかったその人の活動の見えてくる。


a0010575_123246.jpg田中一村については1979年に一村が全国に知られるようになった展覧会をリアルタイムで体験してから、幾度となく見惚れてきた。彼は「絵画」をいじっていることはわかっていたが・・・

一村がいじっていたものは実は奄美の風景でもなければ動植物でもなかったという視点。それらのものはモチーフであり、ツールであるが、それを構成要素として彼がいじっていたものはあくまでも絵画の中の構成・・・

特に明暗の構成をいじっていた・・・・。しかも色面の構成ではなく、トーンの構成だった。輝きや光と影の構成・・・

それはほぼ、一貫している。 

問題はそれをどこまで彼自身が、あるいは彼の周辺がその問題を共有していたかということ。

・・・気になる。
by fuji-studio | 2010-03-19 23:36 | ■鹿児島での活動
北本タワーにwahが!
a0010575_11533563.jpg埼玉県の北本市の駅前に借りている北本タワーに、wahが活動の拠点をつくっている

その姿がとてもいい。


a0010575_143166.jpgそして、懸命にこだわり制作しているソノモノがまた、ありえなくてとてもいい。

それに巻き込まれている地元の高校生や若者達がまたものすごくいい。


a0010575_1434440.jpgたまたま隣に北本市長の事務所が入っているという関係で、市長の反勢力への心遣いから、北本市主催事業では、決して表に出ることがないというかわいそうな運命を背負わされた場であるにもかかわらず・・・

そんなことを跳ねのけるほど魅力的で画期的な場になりそうな予感・・・


a0010575_144299.jpg僕ももっとがんばらなければならないなー・・・

それにしても・・・

北本の駅前にしても、雑木林にしても、このタワーにしても・・・もっといろいろな場にしても・・・

相当面白い人が関わって、相当面白くなる可能性があるというのに・・・、どうやらそれを阻害する人たちがいる様子。

そうやって日本の風景は平たくつまらなくなってつくられているんだろうな。
by fuji-studio | 2010-03-17 11:53 | ・単純記録/Diary