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六本木アートナイトはあえて小さなもので繋くプランでゆこう。
「だれと」つくるのか。 その関係が見えてきたときはじめて具体的なイメージが見えてくる。このことについては今までもいろいろな現場で語ってきた。

a0010575_12384070.jpg活動を、その地域をフィールドとして地域の人と主体的に行っている立場の人から直接リクエストをもらう場合は「だれと」が見えるのでとてもやりやすい。

しかし、仲介業者や当事者でない企画者、代理店があまり縁のない地域に何かを仕掛けようとする場合、「だれと」を見出すのにディスカッションを仕掛けつつ、登場人物の動きをみながら3年から5年かかることがしばしば。

しかも立場を超えていい活動をつくろうとしている人なら別だが、立場を超えることのない人との仕事は難しい。


a0010575_12391674.jpg今回の六本木アートナイト、去年からはじまった地域系のアートイベントであるが、どうやら対象者の属性はおおまかに2種類。

アート利用者と六本木愛好者。どちらかというと地域住民への視点は少ない。 

そこで、今回は六本木の中でも巨大な施設を繋ぐ昔ながらの通りに注目した。

六本木愛好者にとっては取るに足りない通りかもしれないが、僕にとってはとても魅力的なところ。


a0010575_12394756.jpg無視できない空家や空きビルがあり、魅力がにじみ出ている。

本当はその現場のどこかを借りて数年かけていじるという方向性で活動したいが、プロジェクトの主体がなかなかそこまでは本気ではない様子。そのうち本気でやりだすとそうなるだろうな。

で、今回注目したのは店舗の前にある植栽や鉢植え。

大阪や東京の下町の鉢植えほど過剰なものはないが、それぞれが街との接点を作り出そうとする意思を感じ、いじりどころのツボなのかもしれない。 


a0010575_1240201.jpgしかも、屋外の植栽は日があたり、雨を受けるという巨大ビルの中ではつくれない状況であることに注目した。

植栽や鉢植えにある共通のツールを仕掛けろことで全体を繋いでみるのはどうだろう? 実は・・・六本木のプランを考えはじめたところから家の庭の松の木の枝が気になっていじりはじめていた。

六本木の話をもらった瞬間、たいした意味はないとは知りながらもネットで六本木についての基本情報を検索していた。癖のようなものだ。


a0010575_12415923.jpgたぶんその時「松ノ木」とか、6種類の樹木というフレーズが僕の頭にインプットされたのだと思う。

数ヶ月前に、宇野澤君が僕の昔の作品のネタとなった「善峰寺の老松」を見に行ったという話を聞きいていたので、その時すでに松ノ木は僕の中で反復しはじめていた。

とにかく、六本木がきっかけとなり松ノ木の枝から入り、どうしようとも、どうなるかもまったく見通しのないところから小枝をいじりはじめたこの2ヶ月

小枝とおもちゃの破片をいじりながら作業を続けているうちにいろいろなものができていった。

その毎日の行為を表現行為だとすれば、それをそれぞれのプロジェクトのフォーマットにあわせて編集する行為を作品化と呼ぶのかもしれない。


a0010575_12422851.jpg小枝とおもちゃからつくられたツールを一晩だけの六本木アートナイトのフォーマットに編集して搾り出したのが

「Toys Street Gardening」

水都大阪で行った「Deco poly」…まちかざりの延長にありつつ、通りをガーデニングのフィールドとして見立て、展示作品をガーデニングのオーナメントとして取り扱ってみる。

街の人の扉をたたき挨拶をするような感覚の作品。


a0010575_12425723.jpg六本木ヒルズとミッドタウンと国立新美術館の間をつなぐ龍土町美術館通りをストリートガーデニングで繋ぎ、この地域の新しい方向性のデモンストレーションと捉えている。

龍が舞い降りたという伝説もあるとかの龍土町。

こことかかわることができるとは・・・。

この小枝系の作品ツール、いろいろな展開ができそう。

その第一弾が六本木からはじまるということになるかな。

・・・・・・
by fuji-studio | 2010-02-27 12:40 | ■東京での活動
タイムリミットがいろいろ迫る
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六本木アートナイトと秋葉原のアーツ千代田3331と北本ビタミンと
大阪新世界のブレーカープロジェクトと瀬戸内国際の豊島でのプロジェク
トと---

もちろんそれぞれ何のリンクも関連のないプロジェクトだが、僕という個
人が今現在、同時進行で抱えているという点で、それぞれの流れと繋がり
を考えてしまう。

とにかく新しい展開ができればいいのだが----
by fuji-studio | 2010-02-24 15:04 | ・単純記録/Diary
アサザプロジェクトの飯島博さんとのTokyo Art Schoolでの対談
a0010575_18122125.jpgTokyo Art Schoolでの飯島さんとのクロストーク、やっぱり相当面白かった。

まったく違うフィールドで、しかし同じ時代に活動を続けてきた飯島さんの言葉のいろいろなキーワードがシンクロしていて興味深い。

点と点を繋ぐのではなく竜動的に(流動的の言い換え)動きながら活動の連鎖を作り出す。

地形の中に龍を見出し、風の流れを読み込み「いきものの道」を体験しつつ、実際にいきものの道を再生しようとする活動。

どれをとってもすばらしい。

情報で読み込んでいた飯島さんの力は市民の活動を組織化し、いろいろな社会システムとリンクを作り出す力だと思っていたがそれは誤解だった。人の動きを誘発させる魅力を導く力だったんだと再認識。

僕も霞ヶ浦モードにもっとシフトしたくなった。

僕の渇望しているあたりはこの辺かな・・・

それにしても僕の活動は本当に役立たずなものばかり・・・
by fuji-studio | 2010-02-20 18:12 | ・講座/対話/研究会
アーツ千代田3331の展覧会会場の下見
a0010575_2315211.jpgアーツ千代田3331のプレオープンに向けての配布物が印刷できた様子。

プレオープンの記念展の展示の打ち合わせの為に工事中の展示室へ。真っ白にコーティング塗装された床がやたらと眩しく魅力的な空間。


a0010575_15353579.jpgやる気出てきたぞ!
by fuji-studio | 2010-02-19 23:01 | ■東京での活動
Tokyo Art Schoolで飯島博さんと
東京都が行っている文化発信事業のレクチャーシリーズ、Tokyo Art Schoolでのレクチャーがこの週末の20日開催される。

ここで、霞ヶ浦のアサザプロジェクトで知られる飯島博さんとの対談。(詳しくはこちらのリンクから)
楽しみ、楽しみ。勉強せねば。

しかし、AIT前回の安冨さんとの対談といい今回といい、僕にとってとてもありがたい組み合わせを作ってくれる。

すばらしいですね。
by fuji-studio | 2010-02-19 07:41 | ご案内/Information
小枝ですね
a0010575_17174634.jpg庭に生い茂り、屋根をつぶし、桜の木を覆い囲み、困っていた松の枝を切り落とすところからはじまった枝との再会。

雑然とした枝の中から興味深いラインを見出し、みがきあげ、なんだか期待させる状態へと変化する。

枝・・・stickはモノゴトをささえ、branchはモノゴトを繋いでゆく。

どちらにせよ、大切な概念。

ブランチが広がり、何かにつながる・・・
by fuji-studio | 2010-02-17 17:17 | ・単純記録/Diary
日々繋ぐ
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iPhoneから送信
by fuji-studio | 2010-02-15 16:05 | ・単純記録/Diary
糸島市の市長選で見えたこと。
a0010575_22275563.jpg1996年の11月に福岡県の西の端のこの地域で暮らすことを決めてもう14年になる。

何の縁もゆかりもないところだったが、日本地図を広げて、夕日が海に沈む海水浴場の近くでありながら、国際空港まで1時間でゆける地域を探し回った結果、たどり着いたところ。
たまたま1994年と96年に福岡でのプロジェクトに関係して、アジアに対して開いた福岡の態度に興味を持ち、そこに一緒に仕事ができそうな人が何人かいたのも大きな要因だった。

子育てに自信がなかったこともあり、海と山と畑と自然と地域の繋がりに助けを求めた結果、ここになったともいえる。

去年まで人口1万2千人程度の糸島郡二丈町という単なる田舎町だったが、この1月から周辺の市町が合併して糸島市という人口10万人の福岡市に隣接するまちになった。

その市長選があり、従来型の地域政策を打ち出した合併前の市長と、環境政策にシフトしようとする地域計画系デザイナーの佐藤さんとの一騎打ちとなり、結果は29100対21900で旧体制の勝ち。

選挙が始まる一月ほど前から僕の周辺では地元高校出身である旧市長を応援するための署名カードが町内のいろいろな隣人から回ってきて、政治に対してニュートラルな僕でさえも嫌な思いをした。

二丈町の頃は別段激しい選挙選もなく、のんびりした田舎だったが、その裏側に張り巡らされたいろいろな人脈や金脈があぶりだされているかのようで興味深く眺めていた。

しかし、もともと僕の立場は少数派。流通する常識の中に違和感を抱き、そこから新しいイメージを立ち上げようと必死になる。その周辺に共感する数人が集まってくる状況が最も興味深い。

それがそのうち流通し、多数派の常識に関与し、次の時代の常識となる。そうなってしまった時は、またその中の違和感を探り出し、いつのまにか少数派の中にいる。

それは性質(タチ)なので仕方ない。

しかし・・・つくづく思う。

多数派が正しいとする多数決の原理はいったい何なのか?
多数派が必ずしも正しいわけではないということは誰もが分かっているというのに。

多数の票を集める政治力を持った人の集合体が地域をつくるというふざけた現状。

これでいいわけがない。そのそものシステムが欠陥なんだろうな。

きっと専門家はすでに分析していて、新しいイメージがあるんだろうな。

僕らはそれを知らないだけ・・・

とにかく、僕らが暮らす地域は、本当に「いい」地域であってほしい。

その「いい」という価値観は右往左往している。
by fuji-studio | 2010-02-15 08:08 | ・単純記録/Diary
瀬戸内の豊島へわたる
a0010575_17451736.jpg瀬戸内国際芸術祭に向けて動いてみる。

以前、プランを作ってみたが、その方向性でいいのかの確認と、拠点となる場の確認。

方向性はぶれていないが・・・

表現の表情が見えてこない・・・

編集方針がきまらない・・・というべきか。
by fuji-studio | 2010-02-10 17:45 | ◎瀬戸内国際芸術祭・藤島八十郎
赤いトイザウルスの子ども
a0010575_1243218.jpg今のうちに制作しとかなければ、また制作できない日々が続く。

赤いザウルスの子どもバージョン。

小さくつくろうとしたのに大きくなりすぎた。

もっと小さなバージョンをつくろう。
by fuji-studio | 2010-02-09 12:04 | ・単純記録/Diary