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行動に言い訳とか理由が必要。
水都大阪2009の中之島会場の現場、久しぶりに毎日毎日、楽しくて休みたくもなく・・・体や精神状態はきついのだけれど、・・・とにかく興味深くて面白くて・・・

a0010575_10403133.jpgたぶん2度とこんな現場はないなと感じながら・・・ついに21日間連続無休で1日14時間づつ現場にはりついて制作し続けた。

これだけ制作に没頭できたのは・・・1992年にかえるの形のおにぎりを2048個握り続けたとき以来かな・・・。


a0010575_1491460.jpg鹿児島で水害で崩壊した家屋の木材からヤセ犬を85匹制作したときは鹿児島市内でEスペイスというカフェを経営したり、合唱団活動に力を注ぎつつだったので、制作時間は1日せいぜい4.5時間づつだった。


a0010575_1495044.jpg97年に東京湾にうみほたるができるときにそのこベンチの制作の依頼を受けたときはそういえば今の養鶏場のスタジオを確保して2ヶ月ほど制作し続けたことがあるが、どちらかというとコミッションワークなので自主的な制作活動ではなかった。


a0010575_1501635.jpg時間に対する強迫観念の強さからなのか、貧乏性なのか、おとめ座のA型という性格からか、あるいは労働者遺伝子によるものかはわからないが、自分で何か行動を行うときに自分自身で納得の行く強い理由が必要になる。

周辺の状況や環境の整備からはじまり、自分自身への行動の理由づけでかためてからでないと何かをはじめることができない性格・・・。きっとそうは見られていないんだろうな。

とにかく今回のような状況をつくるのにかなり時間がかかったような気がする。

そのなかで、「何かをつくり続けるおじさんを演じる」という役割を自分に与え、つくり続けるふりをする。

「つくり続けるふりをしている・・・そのふりをしてるんだろう。」と森君はすぐさま指摘してくれた。

その通りだろうな。

本当は何かをいじりつづけて、何かをつくり続けていたいのだけれど、そんな瞬間、いつも同じ疑問が僕自身を拘束する。

「こんなことをしている場合じゃないんじゃないか?」

その疑問から逃れ、こんなことをしている場合だと思い込ませる状況をつくるのは難しい。

・・・

ややこしくてごめんなさい。

・・・

とにかくつくり続けるふりをして、そろそろ時間切れが見えてきた。

大阪中之島の現場は10月12日まで。

・・・・・・・

明日から東京、埼玉、東京と久しぶりに現場を離れての出張・・・。
by fuji-studio | 2009-09-30 23:14 | ◎大阪・中之島での水都大阪
中央卸売り場を自転車で走りぬける。
水都大阪2009の中之島会場と此花区の此花メヂアの間を自転車で毎日通う途中、朝6時半~7時半ごろと深夜12時頃~2時ごろ、大阪市の中央卸売市場の中を自転車で通り抜ける。

a0010575_945324.jpgそこを走る大型トラックやフォークリフトやターレー(写真の3輪の荷車)をすり抜けながら走る緊張感がたまらなく懐かしくて心地いい。

それが理由でこの道を好んで走っている。

実は僕も東京の築地市場の周辺でこのターレーを乗り回していた時期がある。

東京の都市計画事務所に勤務しながら個人事務所の独立をもくろんでいた頃のこと・・・。

いきなり東京で個人事務所で生計を立てるのは不安だったので、早朝からお昼までの築地の魚河岸でのバイトをしながら、午後1時から夜10時まで都市計画事務所で働き、仕事をやめる準備をはじめた。

ちょうどはじめての子どもが誕生するというときで、親になる責任に懸命だった時期とも重なる。

市場という職場は生ものを扱うからだと思うが、とても感覚的な人で満ちている。感性的にとても豊かな人で、生活もかなり豊かだった。(経済的というより、生活の時間の使い方の豊かさ・・・)

魚にしても野菜にしても、生を扱う。その裏側には死が面しているせいもあると思うが、かなり厳しくて、闘争的で、なおかつ愛情に満ち、誇り高い。

僕は毎日、身動きできないほど物理的に隙間のない市場の中をターレーで、時には100キロ近い生ものを載せた自転車で大急ぎで通り抜けなければならななかった。

毎週のように救急車を目にする戦いの現場で信号無視や反対側車線の走行は当たり前で、常識にとらわれるよりも感覚的に、その瞬間瞬間で最も重要な行動をしなければならない。

その感覚が都市計画という十年単位でしか目に見えないデスクワークを繰り返していた僕にとって、とても重要で刺激的な日々だった。

毎朝、毎夜、市場を自転車で走り抜けつつ、そんな昔の感覚を呼び覚まそうとしているのかな。

常識にとらわれず、感覚的に、厳格に、積極的に、誇り高く行動できる瞬発力・・・

大切だな・・・
by fuji-studio | 2009-09-28 23:43 | ◎大阪・中之島での水都大阪
トイ・ザウルス(Toys Saurus)誕生!
水都大阪2009の中之島会場で、かえっこで集まってしまうおもちゃの破片と格闘するうちにできてしまったのがこのトイ・ザウルス。

a0010575_1162095.jpgおもちゃの破片でできた恐竜なので、ストレートにToys Saurusと命名してみた。

どこかで聞いたような玩具屋の名前に似ているが、あのお店はラザラスさんという人が創始した玩具屋という命名ということなので、恐竜とは関係ないらしい。・・・よかった。

しかし、このトイ・ザウルスをつくっていると、やたらとM社のロゴマーク入りのおもちゃの破片が目立ってしまう。他のファーストフード系の玩具もあるはずなのだが、なぜかM社のロゴばかりが目に飛び込んでくる。それだけ多いということか。


a0010575_1165650.jpgこのトイ・ザウルスとはまったく無関係な話だけど、ラザルスさんの玩具屋の日本法人のサイトを見てみると、その主要株主にM社の日本法人の名前があった。

うーん、保有株の比率とこのトイ・ザウルスの主要成分率が比例していると面白いな・・・。

赤系の破片のトイ・ザウルスはほぼ完成し、さらに青系のトイザウルスの制作に突入する・・・が

もう時間がないなー・・・もし、完成しなかったら・・・次の現場で制作し続けよう。
by fuji-studio | 2009-09-26 11:07 | ◎大阪・中之島での水都大阪
ヤノベのラッキードラゴンとのクルーズはすごい。
水都大阪2009の水辺の文化座に静かに係留されているヤノベケンジの作品は、実はたまにクルーズを行っている。

a0010575_9511979.jpgこれがすごくいい。

大阪の中心、中之島の文化座の会場から出発し、巨大なアヒルの作品と絡み、道頓堀、戎橋、湊町リバープレイス、大阪ドームを経由して水を吐きながらいろいろな見せ場をつくりクルーズし、名村造船所跡まで行く。そこでついに火を噴き、造船所跡の巨大な特設会場に設置されている130万ボルトの作品を体感する・・・ありえないクルーズツアー。


a0010575_9515730.jpgこのクルーズは水都大阪2009のプログラムではないところがすごい。


a0010575_9524378.jpg危険リスクの責任を回避して物事を進めざるを得ない管理業者が拘束するフェスティバルフォーマットではできないことを、ちゃんと別の勇気ある業者と連携して、新しいフォーマットを仕込み、その中で大阪の街の可能性を探ろうとしているヤノベチームの態度がすごくいい。


a0010575_95389.jpg水都大阪が様々な経験を蓄積し、街の可能性を探る社会実験としてフォーマットされていれば、ある程度の危険リスクは回避しながらも、相当なことができるのだろうな・・・と、ヤノベのクルーズを通して大阪という場の力や企業の力・・・底力を思い知る。


a0010575_9543896.jpg残念ながら、水都大阪2009年バージョンは「失敗を許されない立場」の管理運営企業が古いイベント体質を引きずりつつ、社会実験に介入してきて、水辺の可能性がにじみ出ることを抑圧している。

都市博の延長や行政主導イベントとして捉えると、仕方のないことなのかもしれない。


a0010575_9554012.jpgしかし、その結果、そのフォーマットの外側でちゃんと実現して見せた番外編のクルーズ。

そのあり方がすばらしい。ヤノベとそれを実現したディレクターの木ノ下さんの態度に敬服した。


a0010575_9562628.jpgヤノベはクルーズのホストを務め、昔から現在にいたる物語を熱く語る。その姿がまた極上にいい。

高校時代に制作していた仮面ライダーやバルタン星人から始まり、 チェルノブイリ原発事故跡地でのアトムスーツ、第五福竜丸、そしてトラやんへと展開してゆく作品の流れを写真を使った紙芝居形式でヤノベ自身が力強く、面白く物語る。


a0010575_9572587.jpgヤノベが大学のバレー部に後輩として入部してきたとき、僕はちょうど大学を出て、ゴジラの着ぐるみを着て京都とか大阪の商業施設でパフォーマンスをやっていた。


a0010575_100436.jpgそれを見ていたヤノベが「僕は高校時代から仮面ライダーやバルタン星人をつくっていたんだ!」と僕のゴジラにひるむことなく敵意をむき出してきた当時の姿を思い出す。それがあれだったのね。


a0010575_1014360.jpgそういえば、当時オープンしたばかりの京都駅八条口のアバンティでパフォーマンスを行った時の、仮面ライダーやバルタン星人に扮した当時の彼らの写真が多数残っているけど・・・封印してあげよう。


a0010575_1033231.jpgしかし・・・ラッキードラゴンというネーミングが福竜丸からきていたとは知らなかった。

アメリカの水爆実験で被爆した第五福竜丸
。そこから連鎖して生まれてきたのがラッキードラゴン。


a0010575_1043377.jpg・・・このあたりの編集力もまたすごい。

ところで、このクルーズを通して大阪の可能性は企業の体質にあるのではないかということを感じていた。


a0010575_1051210.jpg「おもろいこと」を「もうかること」につなげようとする「やんちゃさ」のようなものが大阪の一部の企業には感じられる。

「おもろいか、おもろくないか」が重要な価値判断につながる都市体質。


a0010575_1061794.jpgそれを大切にしてゆける感性と勇気が大阪を面白くする。・・・あたりまえか。


a0010575_1073098.jpg逆に・・・面白くないと感じながらも危険リスクの回避優先で「まちづくり」を制御してくる管理者がいるとしたら・・・まちは面白くならないのは当然のことだなぁ。


a0010575_108445.jpgまちが面白くなるにはいかに面白い業者を連鎖させるかということと・・・さらに重要なのは、面白い活動を阻害する管理業者を排除すること・・・なのだと思う。


a0010575_1083347.jpg・・・あたりまえか。

人の深みが企業の深みをつくり、それがまちの深みを醸しだすのと同様だな・・・。
by fuji-studio | 2009-09-23 23:51 | ◎大阪・中之島での水都大阪
秋のシルバーウィークリー水都大阪で突入
まだまだ続く水都大阪

いよいよ山場のシルバーウィークに突入。

相当混み合うことを予想して---現場の会場整理。

さあ覚悟してゆこう
by fuji-studio | 2009-09-19 08:13 | ◎大阪・中之島での水都大阪
かえるシステムのブログサイト
大阪の中之島で制作の毎日。

a0010575_10505693.jpg朝7時から現場に入り、夜の8時過ぎまで毎日制作し続ける日々が続いている。

おかげでブログアップする暇もない。

ということで「かえるシステム」のブログサイトで現場の様子をお楽しみください。

・・・

いつも移動中にブログを書き込む癖がついているので、移動のない間って、ついついブログから遠のいてしまうなあ。

新幹線も飛行機もこの2週間乗っていない。こんなこと、久しぶりだな。
by fuji-studio | 2009-09-19 07:14 | ◎大阪・中之島での水都大阪
文化座劇場で自然史博物館の研究者とトーク
社会学者の山田創平さんと自然史博物館の古生物、主に地層の中の貝の化石の研究者、石井さんとのトークセッション。

貝の話でどうなることかと思っていたが、貝は深くて面白かった。

大阪の風土がなぜこれほどまでに多様で豊かなのかと点は、・・・実は人類が暮らし始める前からの地形的な要因によるらしい。

琵琶湖が日本では最古の湖だということ。そこからいろいろな多様な生態系が流れてきたということ。

湾と淡水湖を繰り返し、今の地形の基礎ができたという点。

・・・

貝はふかい。

・・・それにしても、

貝が立ってもぐってゆくということを知らない人が会場にはたくさんいたことに驚いた。

貝ほりしてるといつも貝たちは急いで直立してもぐってゆく。

その様子を知らないんだなー・・・。







Osaka na Plants
トークセッション02 by かえるシステム
「河内平野の生き物の変遷」


水都大阪2009「水辺の文化座」のメインアーティスト、藤浩志の 「かえるシステム」では、中之島公園内にある文化座劇場にて3 回のトークセッションを企画しています。水都大阪たる由縁、その歴史 を知ることで、この場での活動をより深めていこうというものです。

2回目となる9月17日は、古生物の研究者(元・自然史博物館学芸員)の石井久夫さんを迎え、「河内平野の生き物の変遷」についてお話いただき、一回目のゲスト山田創平氏、ホストの藤浩志を交え、自然と人間がどのように共存してきたのか、その関係と連鎖について考えたいと思います。


●日時:9月17日(木)18:30 - 20:30

●ゲスト:石井久夫(古生物研究者/元・自然史博物館学芸員) 
山田創平(都市社会学者/京都精華大学教員)

●ホスト:藤浩志(美術家)、雨森信(かえるシステムディレクター)

●場所:中之島公園、水辺の文化座内、「文化座劇場」
○アクセス:
・京阪電車中之島線「なにわ橋駅」4番出口より徒歩0分
・地下鉄堺筋線「北浜駅」1番出口/京阪本線「北浜駅」
26番出口より徒歩0分
・地下鉄御堂筋線/京阪本線「淀屋橋駅」1番出口より徒歩
8分
・地下鉄谷町線「天満橋駅」より徒歩10分


●問い合わせ先:
<かえる事務局> 090-8622-6402(11時-20時)
mail: kaeru.suitoosaka09[at]gmail.com


かえるシステムとは
生活廃材を地域活動のツールにかえる。人とまちとの関係のあり方をか
える。そんなしくみを目指しているのが「かえるシステム」です。藤浩
志により考案されたこのシステムは、これまでアメリカ・サイトサンタ
フェビエンナーレなどで行われてきました。さまざまな「かえる」の連
鎖を促すために、水都大阪2009「水辺の文化座」内では、期間中
52日間「かえっこ屋」と「かえる工房」をオープンしています。
●http://geco.jp/kaeru/suito/index.html  ●http://geco.jp/

主催:水都大阪2009実行委員会
企画・運営:かえるシステム
by fuji-studio | 2009-09-17 08:24 | ◎大阪・中之島での水都大阪
通天閣社長と北浜テラス代表とのトーク
水辺の文化座のかえる工房のとなりにある文化座劇場では連日なんらかのイベントが開催されている。

a0010575_89843.jpg今日は僕もかりだされて通天閣社長の西上さんと北浜テラスなどの面白いまちづくり活動をしている山根エンタープライズの山根さんと僕との「まちづくりと観光」がテーマのトークセッション。

山崎さんがバーテンダーの衣装を着て、僕らはバーカウンターで飲みながら話をしているをいう結構ベタベタな設定。

お酒をオーダーするという設定だが、事務局が許可しなかったということでノンアルコールビールかお茶をいただきながら話をすすめる。


a0010575_8122778.jpg通天閣の前身となる初代タワーは1912年に博覧会にあわせて作られたが、今の通天閣は昭和31年に地元の商店主がお金を出し合い住民のお金で作ったのだとか。そのあたりが大阪らしい。

北浜テラスにしても、行政主導ではなく、どちらかというと行政と戦いながら、自分達の活動を推し進めてゆくエネルギーで満ちている。

トークの中で話したことだが、大阪には個と地域社会との中間領域がたくさんある。

つまり、人のふるまいが地域社会にがんがんはみ出てきて、絡んでくる。

ある意味、通天閣にしろ、北浜テラスにしろそのような個の活動がはみ出た部分とも言える。

縁側とか「かかわりしろ」のようなものが複雑に多様にあるように感じられる。

かえる工房で毎日制作していると、一日十人もの客に声をかけられここちいい。

大阪という地域は軽口をストレートに声に出して表現できる土壌が育っている。


しかし・・・

本当の本音は・・・

つまり自分の商売上の損益にかかわるような言葉はいわないような遺伝子も根強い。

その裏返しの軽口の文化なのかな。

これは流動的な湿地帯の特徴なのかもしれない。

明らかに閉鎖的な低湿地帯・・・無口な泥の文化とは違う。

・・・・・・

しかし、大阪の襞は多層で深い。

それがゆえに、本当に面白い。
by fuji-studio | 2009-09-15 23:43 | ◎大阪・中之島での水都大阪
さすが休日だけに・・・
a0010575_740264.jpg昨日の土曜日が雨だったので人手が少なかったが、今日はさすがに日曜日だけあtって、午前中からかなりの人手。

今日だけでかえる工房に足を踏み入れた人で2100名。かえっこ屋には2500名の人が来場したのだとか。
by fuji-studio | 2009-09-13 23:13 | ◎大阪・中之島での水都大阪
素材の分類用のかご?
a0010575_738917.jpgかえる工房で素材を分類しストックするためのかごをペットボトルを利用してつくってみた。

なかなか使える。

秋葉原、これでゆくと安上がり・・・。
by fuji-studio | 2009-09-12 23:35 | ◎大阪・中之島での水都大阪