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水戸芸術館の森さんの最後の日の前日。
いわきからの帰り道、水戸芸術館に立ち寄る。

a0010575_2262525.jpg去年水戸芸術館で開催したかえっこフォーラムの記録集を印刷できそうだということで打ち合わせ。

その後、水戸芸術館の森さんの送別会があり、それに顔を出す。


a0010575_226538.jpg水戸芸術館の開館準備室から20年以上勤めてきたところを離れて東京都の仕事へと移動するのだとか。・・・と他人事のように話しているが、・・・実は他人事ではない。

水戸でもこれまでいろいろと一緒に仕事をさせてもらってきたが、どちらかというと、もっと本格的に一緒に仕事をする・・・かもしれない現場への移動・・・ということになる。

森司との付き合いは僕がパプアニューギニアに行く前の年、1985年からの付き合いになるので、24年・・・四半世紀・・・長いなー。


a0010575_2273715.jpg水戸芸術館ではこれまで、91年お米の砂漠、97年ヤセ犬の散歩、99年バクの夢、2002年Vinyl Plastics Connection、そして去年のHappy Forest、かえっこフォーラムと、僕自身の転換期の重要な節目で、僕としては疎遠になりがちな美術館との関係性の課題を与えられてきたような気がする。


a0010575_228494.jpgそれ以外に90年代後半のトヨタ・アートマネジメント講座での全国各地での現場や、筑前深江アーツキャンプ、去年のサイトサンタフェビエンナーレ北本アーツキャンプでも一緒に動いてきた。

なかなか周辺の人と共有することができない現在の美術にまつわる問題を、一緒に考えてゆける数少ない友人だと思う。

水戸芸術館を拠点としてこれまで行ってきたことの達成感と何かが始まる予感・・・そんなことを感じさせる送別会の現場に居合わせることができて、結構感動的でした。

お疲れ様でした。そしてこれからもよろしく。
by fuji-studio | 2009-03-29 23:54 | ・縁の深い人・家族
アリオス plants! Festival 3000人!
a0010575_0202267.jpg約一年間かけてじわじわっと仕込んできた、いわきアリオスでのplants! Festival 無事終了!


a0010575_021694.jpgこれから新しいファンタジーが始まる・・・という雰囲気ですが、とりあえず、みなさん、お疲れ様でした。

あまりの強風のために断念したティピー これがこの公園に立ち並ぶ姿を見たかった。


a0010575_0214770.jpgアリオスの公式発表によると、約3000人を超える来場者だったとか。

寒い中、屋外ステージのトップはこどもじゃんがら。


a0010575_022858.jpgスタッフ関係者だけでもダンスとかの出演者も合わせると200人ぐらいはいたかも・・・。

足湯も出品参加。せっかくの足湯なのにさびしい雰囲気。暖簾とかよしずとか、露天風呂色満載の暖かい仕掛けが必要。場所も寒そうな場所だったな・・・。


a0010575_0223177.jpg今回の場合、参加人数が重要なのではなく、参加者がどれだけの面白い実験ができたか・・・どういう活動の連鎖の種・・・因子・・・が繋がったかが重要だった。

サーフボードショップが子ども達にサーフボードのフィンのデザインをしてもらうコーナーを作って参加。サーフィンの疑似体験コーナーも工夫次第でもっと面白くなったかも。
・・・・


a0010575_0225684.jpgとはいえ、参加者の数が多いのもひとつの重要なインパクトにはなる。

ここは環境がテーマの紙芝居やクイズなどを子ども達と楽しむコーナー


a0010575_0231943.jpgでもイベントとしてのオペレーションに気をとられてしまうぶん、何かをここからつくろうという余裕がなくなるのも否めない。

強風の中、舞台にマジシャンが登場。今回、ライターや水、カードやペーパーを使い、風には弱いマジックを披露したが、強風の中でしかできない凄いマジックを開発すると面白いのではと・・・


a0010575_023554.jpgプランツを終えて、帰りの飛行機の中、今回のアリオスプランツについて振り返ってみる。

タイからタイ舞踊も参加。舞台で踊っていて寒そうだった。これこそ、体験コーナーを作って、基本の動きをおこなうとポイントをもらえるコーナーがほしかった。子どもがタイ舞踊をしている姿をみたかった。



a0010575_0241376.jpg・・・ちょうど、福島の新聞社からの原稿を依頼されたのでその文章を考えつつ・・・プランツへの思いをあらためてぶつけてみた・・・

ステージでは子ども達が芸能人になりきって踊っていた


a0010575_0243324.jpg何らかの関係へと連鎖を作り出すことから何かがはじまる。

彼女達は楽しんで踊っているのか、それとも踊らされているのか。それが分かれ道。とにかく、懸命な姿がとてもいい。


a0010575_0245764.jpg窮地に追い込まれ、あるいは死に面したとき、それを乗り越える力はまさに表現力と深く関わってくる。

もっと電波が強ければ、会場内の各ブースを繋ぐ通信網になる予定だったのだが・・・難しい。やっぱり会場でのMCや全体の進行を促す放送はこれほどの規模になるとほしい。


a0010575_0251589.jpg地域にはモヤモヤの塊がいくつもある。

アリオス内ではいわき在住のアーティストが作品展示をおこなったり、ライブペインティングを行ったり。


a0010575_0253910.jpgモヤモヤの塊とは、身の回りの常識や情報、商品、風景、まち、人間関係など現在の地域社会を構成しているもろもろのモノゴトに対する言葉にならない違和感のようなもの。

いわきの医療現場に対する認識を深めてほしいとの思いのコーナーもある。



a0010575_0254687.jpg言葉にならない、まだ表現されていないものなので、僕は「モヤモヤ」と名づけてみた。

アリオスのにぎやかな内部の様子。



a0010575_0255297.jpgつまり、騙されてはいけない常識や、変えてゆかなければならない価値観が身の回りにたくさんある。・・・ということ。

今回はいくつかの有料のワークショップも参加。かえっことしてはかなり画期的な新しい試み。



a0010575_0255619.jpg今現在を構成している価値観は前の時代の人たちの価値観によって作られてきたものなので、今の時代にズレが生じても仕方ない。

いわき理容美容学校の生徒がネールアートコーナーを設置。これはかなり盛り上がっていました。これ系もかえっこでは珍しい。お勧めです。


a0010575_026297.jpgそのモヤモヤの正体が何であるかを捉えようとし、周りの人に伝え、何らかの変化を作ってゆくために必要な力。

子どもが親にマッサージをするというなんとも素晴らしいコーナー。しかも専門家の人がちゃんと子ども達に指導していました。これも全国のかえっこにお勧めのひとつ。



a0010575_0261085.jpgそれが表現力だと思う。

「心のままに動ける力」あるいは「想像力と行動力」ともいえる。

いわきならではのサーフィンショップの出店。海をいじり、海を感じ、海と深い関係を持つその接点にサーフィンがあるんだということが分かりました。このコーナーももっともっといろいろな可能性があったなー。


a0010575_0263112.jpg何かをイメージし、それを形にして伝えることができるとすれば、それは確実に周りの人に伝わる。

作品展示とライブペインティング。もっと広いところで、広い空間で、空間自体をコーディネートして見せたい。




a0010575_02786.jpg常識や悪しき風習からの束縛を離れ、新しい表現方法の獲得に感情を開いてゆけるかどうかが重要なのだと思う。

高校生が自作の缶詰を展示販売。さんま缶が80円と安いので結局完売。せっかく高校生がきているのだから、このコーナー、ただ販売しているだけではなくて、もっと面白い遊びを取り入れればいいのに・・・。もったいない。缶詰クイズでポイントを発行するとか・・・。缶詰でゲームをするとか・・・。高校生がもっと自主的に考えたくなる雰囲気がほしい。



a0010575_0273034.jpg今回、文化交流拠点アリオスの開館以降、それぞれのモヤモヤを話し合う場を重ねてきた。

屋外に出店されたいわき市内で活動する移動式カフェも参加。ちょっと寒かったけど、会場の雰囲気をもりあげていました。子どもスタッフ養成講座を開講するとかの遊びがほしいところ。



a0010575_0274762.jpg多くの人が参加し、それぞれの形で何らかの表現を行う実験を、プランツフェスティバルという形で開催してみた。

移動式のカレー屋も参加。黄色いかわいいワゴンでずっと客の行列が絶えなかった。うらやましい。ただの商売ではなく、文化的活動としての移動式店舗・・・これがずらっと並んだ場ができるもの面白い。



a0010575_028850.jpg興味深いのは、ここからいろいろな連鎖が始まっているということ。

高校生のダンスチームがいい雰囲気を醸し出す。



a0010575_0283232.jpgこれまで繋がらなかった人や場が繋がることで予期せぬことが発生する。閉じていた価値観が開かれることで可能性が開かれる。

会場内では不思議なパフォーマンスが、会場の雰囲気を盛り上げている。



a0010575_0285789.jpgそこで暮らす人それぞれに可能性と期待感が育まれるシステム。

参加していた人たちが実は相当面白い人たちなので、それぞれの紹介パネルとかもほしい感じ。面白い人たちが暮らすところに暮らしていることを知るところに意味がある。


a0010575_0292784.jpgそこをもっともっと探りたい。いわきという地域が興味深く、面白くなるかどうかは、いわきでどれだけ興味深く、面白い人に出会えるかどうかに関わってくる。

アリオスの裏にある川には相当な量のゴミがあり、それを前日からゴミ拾いして展示したり・・・。たぶんゴミ拾いかえっこを開催したほうがいいと思う。


a0010575_0313169.jpgこれからのいわきに期待満々。

オークションはいつものように盛り上がりました。



a0010575_0314767.jpgということで、地域に何らかの芽が芽吹いたでしょうか。

この芽を育てるのは水と太陽です。

地域の活動において、水は興味や関心で、太陽は批評や批判、意見だと思います。

ここから発生した芽が何に成長するのか・・・そのプロセスが楽しみですね。




by fuji-studio | 2009-03-28 23:59 | ■福島・いわきでの活動
もしかしたら・・・ここもアートタワーの可能性が・・?
a0010575_1165222.jpgいわきの駅周辺で空間を探している・・・という話を広めていたら、勘の働くplants!の参加者から「ここなら気に入るかもしれない」と紹介されたので早速「空き場」を見に行ってみる。

素材としてはすごくいい。


a0010575_1172467.jpg50年ほど前のコンクリート3階建築。

鉄の窓枠や床のデコラ素材やコンクリート壁の白とグレーのツートーン塗装が個人的にはとても懐かしい雰囲気のする建築物


a0010575_1175143.jpgどうやら僕とほとんど同年齢の建築物らしい。

思わず壁に手を触れて、その時代の変遷をイメージしてみる。

イメージできる自分が・・・うれしいような、悲しいような・・・。


a0010575_1181747.jpgそういえば、ずいぶん以前、自分と同じ年齢の都市、ブラジリアに行ってその建築物に触れ、建築が年齢を重ねることについて考えたことがある。

ちなみにこのブラジリアはブラジルの首都として1960年、広大な砂漠の真ん中にわずか2年でつくられた鳥の形をした都市。都市計画事務所に働いている当時、都市計画の失敗例として話を聞くことが多く、気になっていた。

人間と同じで、「誰と」関係を付き合い、どんな経験をしてきたかで建物の価値も変わるのではないかという感情を感じたことを記録した。


a0010575_118458.jpgそんなことを思い出しながら、もしかしたら・・・と、「屋上は?」・・・とたずねてみると・・・ここにもいわきを俯瞰できるタワーが存在していた。

一柳さん、またここにもタワーがありましたよ。

去年沖縄で体験した一柳さんのプロデュース作品「銀天街タワー」を経由して、たまたま水戸芸術館(英語表記はArt Tower MITO)の森さんと北本の「空き場」を探しながらディスカッションを重ねているうちに出会った概念が「北本アートタワー」

たぶん、常識がずれているのではなくて、僕の個人的な感覚がずれているだけなのだということは十分承知しているとしても、この空間に大きな可能性を感じてしまう。これは仕方ないことなんだと思う。

ちなみにこのビルは・・○○無線ビル!

かっこいい。
by fuji-studio | 2009-03-27 01:20 | ■福島・いわきでの活動
いわきでも、やっぱり「空き場」探し。
いわきにきて、また手を入れたくなるような現場を探している。

新しい活動が発生する現場としての空き家だったり、空きビルだったり・・・。

a0010575_11441534.jpg1997年以降のこの12年、福岡に拠点を移し、養鶏場の制作スタジオを立ち上げ、主に「不要とされるもjの」を利用したOS的な・・・仕組みの表現を作ろうとしてきた。


a0010575_11445746.jpg起動したての最初の3年間で、今の活動の基本構想がほぼ形作られ、その後はいろいろな形で実験を行いつつ、展開してきたと捉えるべきか・・・。

つねに現在のことはわからない要素が多いながらも、こうやって今の活動の視点から、一昔前の活動を俯瞰してみるとよく分かる部分が多い。


a0010575_11453066.jpg逆に現在の活動に対する認識は、・・・おそらく10年後に何をおこなっているかによって変わるのだと思うが・・・、

最近の僕自身の動きを見ると、さらに12年前のさらに12年前・・・「場」そのものに興味を持ち、いろいろな場をいじろうとして右往左往した85年から97年までの活動に戻りつつあるような気がしている。


a0010575_11455817.jpg当時、場をいじろうとした結果、立ち向かうことになった「仕組みをいじること」を経由して、過去においてはできなかったことが、今になってなんとなくできるような気がしている・・・だけなのかもしれない。

しかし、・・・できるかもしれない・・・という期待感・・・それが重要で、そのプロセスを誰と共有するのかということが大切であることも分かっている。

何かをつくろうとしているのではない。・・・とあえて思う。

いじりたいだけなのかもしれない・・・とあえて言う。

結果として何か新しいモノゴト。感動的な場面に出会いたい。

震える空気を共有したい。

まちにその現場をつくることが僕の仕事なのだと自覚する。

・・・・

手をいれた方がいいところ、「空き場」どこかないかな・・・。

「空き場」って呼び方よくない?

アキバ系?
by fuji-studio | 2009-03-24 23:44 | ■福島・いわきでの活動
いわき アリオス Plants! Festivalのミーティング
a0010575_11483920.jpgこの週末に開催される いわきアリオスでのPlanrts! Festival

30名を超える各参加団体の代表者が集まって当日の流れの確認などの打ち合わせ。

Kosuge1-16の土谷君も来年度の引継ぎもかねて特別参加。

子どもの読書の会、インデアン活動、ファーフショップ、医療・環境問題、ダンスチームなど様々な種類の参加者。もちろん子ども向けにかえっこも開催される。

どうなることやら。乞うご期待。
by fuji-studio | 2009-03-23 23:24 | ■福島・いわきでの活動
大阪にて
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iPhoneから送信
by fuji-studio | 2009-03-23 11:25 | ・単純記録/Diary
スタジオでライダー系を繋いでゆく。
何日ぶりかに糸島のスタジオでの制作。

今日は先日から繋ぎ続けていたウルトラ系の繋ぎ作業の仕上げ。

a0010575_22353487.jpgそして、いよいよライダー系の繋ぎ作業。

ウルトラ系はつるっとしていて結構フォルムとしても単純だが、ライダー系はひとつひとつのフィギアが細かくてマニアック。プロポーションもとてもいい。

そういえば、先日繋いだトラ、ライオン、キリンなどの動物系は結構手抜きフィギアが多いのに、なぜだか恐竜系はマニアックで精度の高いフィギアが多いことに気づいた。


a0010575_971180.jpgその道の人には当たり前の事なのかもしれないが、僕のような素人にとってはこうやって手にとって作業をしてはじめて気づくことが多いので面白い。

この繋ぎつつけているものたちをまた並べて、水戸の次の風景を作りたいな・・・。

途中、久しぶりに泉山君が水都大阪2009の広報の映像撮影のためにスタジオまで来てくれてインタビューの収録。

夕方、先日手に入れた筑前深江の海の館をかえっこの集配のステーションにするイメージをつくるために下見。

いよいよかえっこの分別センターができるのか・・・。

カエルステーションというのはどうだろう・・・とまたネーミングを考えている。

4月からこの筑前深江海岸カエルステーションの改装工事かな・・・。

越智君よろしく。
by fuji-studio | 2009-03-18 22:36 | ・スタジオ作業日誌
豊田文化フォーラムでのワークショップとディスカッション
1990年に豊田で開催された豊田文化デザイン会議がきっかけとなってできたのが豊田文化フォーラム

a0010575_207374.jpgそこが年に4回企画している活動のひとつが今回の「春の文化塾」

ちなみに1980年に日本文化デザイン会議(現在は日本文化デザインフォーラム)というものが建築家の黒川紀章や、僕が学生時代にお世話になった梅原猛さんらによって発足し(梅原さんって豊田自動車と縁が深かったとは・・・びっくり)、毎年どこかの都市で大型のデザイン会議を行っている。


a0010575_23233971.jpg僕はたまたま2年前の神戸での会議で参加したことがきっかけとなり、なぜだか会員になってしまった。

全国各地で文化デザインフォーラムは開催されていることは知っているが、その後しっかりと地域活動の仕組みとして(活動団体として)残りつつ、しかもずっと活発な活動が続いている地域があるとは知らなかった。

そのように地元で活発な活動を続けている市民団体が今回テーマにしたのが地元の美術館、豊田市美術館がもっと街に対して開くイメージを模索するための今回のフォーラム。


a0010575_2324338.jpg豊田市美術館というと、個人的には東京の都市計画事務所に勤めている当時、すっかりはまってしまった葛西臨海水族園や猪熊弦一郎現代美術館を作った谷口吉生の建築空間。

できた当時は何度か足を運んで随分とマニアックにこの美術館空間を満喫させてもらったところ。

猪熊弦一郎現代美術館
に展示されている作品は相当印象深く、いつも作品に感嘆してきた記憶があるが、実はこの豊田市美術館の場合、建築空間の美しさの印象が強くて、作品のイメージがほとんどなかった。


a0010575_742164.jpgその美術館、どうやら市民にとってはあまりオープンな雰囲気ではないらしい。

僕自身は美術館についていろいろな意見を持っているので、いろいろとぶつけてみたかったが、実はそんな時間はまったくなかった。

一言で言うと・・・美術館システムはもっと開放系のOSを目指すことを第一として・・・研究機関としての美術館はもっと他の機関と連携体制をとりつつ専門的になるべきだと思っている。収蔵庫はデータ保存も含めて地盤の安定した地下に埋蔵すべきだが、展示室は街のいろいろな施設と連携して拡散すべき。学芸員はいろいろな専門性を持ち、それぞれ得意な分野でディレクションすべきだが企画自体やプログラム開発、教育普及や展覧会企画も含めて外部のキュレイターやエディター、NPOや企業、大学と連携して行うべきだと思っている。

場としての美術館は・・・僕の大好きな京都のお寺のように・・・超日常に連れて行ってくれる日常に隣接した精神的なところであってほしい。


a0010575_7432232.jpg・・・どうも地域とアートとか美術館との繋がりについて語りだすと、ついつい力が入ってしまう・・・。

そういえば、数ヶ月前にもブログでなんだかぐちぐちと語ったことがあるなー・・・。

僕自身がこの30年蓄積したいろいろなイメージが・・・どうやらまだまだ地域社会のシステムとの常識との間にはズレがあり、・・昔はもっと大きなズレだったのだろうけれども、最近はまだましにはなってきたので、最近話す機会も増えてきたのだと思うが・・・それでもまだまだギャップは大きい。

一度、とことんだれかにぶつけてみたい。

やっぱりこういう話は合宿でやらないとなかなか語りきれませんね。

次の世代の美術館・・・早く出てこないかな・・・。

それにしても、豊田の皆さん、勝手な発言をして申し訳ございませんでした。

写真はシンポジウムの会場で行われた平野あかねさんとフ透明少年らによるパフォーマンス。最後は僕らも、くもの巣に取り込まれてしまいました。
by fuji-studio | 2009-03-15 23:30 | ・講座/対話/研究会
阿武隈蔵王の地域がどのように変化してゆくのか。
a0010575_1514157.jpg自分自身にどのような価値を見出すのか。

それもまた自分がどのような人との関係において、どのようにあるのかによって変わる・・・

・・・ということなのだなぁ~。

地域づくりとはそんなことなんだなぁ~。

阿武隈蔵王芸術環境圏への道・・・かな?

もっと違うプラットフォームが必要ですよね。
by fuji-studio | 2009-03-13 23:37 | ■宮城・えずこホールとの活動
ホールは地域に対してどうあるべきなのかを考える。
宮城県えずこホールで、音楽ホールが地域に対してどのようにあるべきなのかを考える2日間。
今日は住民創造グループの代表者とのディスカッション。

a0010575_17284267.jpg1993年活動の拠点を東京から鹿児島に移した当時、地域にどんどんできつつあった音楽ホールについて、僕自身まったく違う視点で興味を持ち、それがどうあるのかについて積極的に知りたいと思っていたことがある。

まさか、15年後にこんな形で音楽ホールについて考えるようになるとは思ってもみなかった。


a0010575_19374762.jpg活動は常にズレながら連鎖してゆくのだなー・・・。

たまたま1000㎡程度の小型の文化館(児童館と老人福祉施設が合わさった複合施設)を鹿児島県内に101箇所つくり、それをネットワークするというイメージを持ってしまったことがあった。


a0010575_19382286.jpgその漠然としたイメージを、より具体的にするためのリサーチとして、いろいろな音楽ホールを使う立場になってみようと思ったのが事のはじまり・・・。

個人的には・・・音楽ホールといえば・・・、幼稚園から小学校にかけて日本舞踊を6年ほど習っていて、鹿児島の一番大きなホールで踊ったことがあるのと、中学生の時に県立の大きな音楽同じホールで一人でイタリア語の歌を独唱させられた経験がある。


a0010575_1939121.jpgどちらかとえいば受身での舞台だった為か、決められたことをやるので精一杯だった為か、・・・とにかく自分として感動した記憶はない。

ふとしたことで、地元の合唱団に入れば音楽ホールを使う側になれる・・・との単純な理由をおもいつき、鹿児島混声合唱団に入団。


a0010575_19402517.jpgなぜだか、ポスター、ちらし、ニュースレター、パンフレットなどビジュアルに関係する仕事をひきうけつつ、合唱団活動にはまり、毎日数時間歌い続ける生活がはじまり、気づいてみると毎年全国大会上位入賞の大変な合唱団になっていた。


a0010575_19412850.jpg僕は特に高松の金沢の音楽ホールに立って歌った瞬間の感動・・・ホール全体に自分の声が、自分の声としてではなく合唱団のひとつの歌として溶け込みながら響き渡る感動を忘れない。

感動の中歌い終わった瞬間、大きな拍手喝采が観客席から帰ってきた感動。一緒に歌っていたメンバーが皆僕と同じ状態にある感動。日常では予想することもできないといんでもない状態に出会うことができた。


a0010575_19421743.jpg使う側からすれば、それが最大の喜びであり、目的であってもよい。

その感動が日常生活の延長にあるというのがいい。

そのような感動の体験を知っているか、知っていないかで生き方や暮らし方が変わる。


a0010575_1942494.jpg生活がそのような感動の状況に縁があるのか、もしくは無縁なのか。

今日参加した住民グループの代表者の意見を聞きつつ、僕がそちらに座っている立場だったら、どのような意見を持っていたのかを考えていた。

地域社会での暮らしの中で感じる力・感性を持ち続け、それを表現できる技術を身につけ、なおかつ、それをぶつける場と仲間があるということ。

そして日常を超えるような体験に出会う可能性があるところにいるということ。

そのために音楽ホールのような場が作られたというのに・・・なかなか地域を管理している仕組みの中で、このような文化施設への風当たりは強いようだ。

今回、音楽ホールの周辺空間をいろいろ回ってみた。ここの写真はホールの周りの使えそうな空間。
まだまだ使われていない空間がたくさんある。

ホールの中でも、外でも、まちでも、どこでもいい。

このホールの「ありかた」はこのホールとの「かかわりかた」で変わってくるということは確かだと思う。
by fuji-studio | 2009-03-13 19:41 | ■宮城・えずこホールとの活動