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Art and Capitalでの展示作品
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kaekkoという物々交換のシステムを制作したのが2000年。

それにより、新しい流通・・・つまり使われなくなったおもちゃの流通と、子ども達が遊び場を確保する活動の流通と、様々なイメージを作り出す活動の流通・・・が発生し、その活動はますます拡大しつつある。

その流通が繰り返されることで発生するさらなる余剰品・・・

おもちゃの破片、ぬいぐるみ、おまけのおもちゃ・・・

それを利用して、さらに新しい価値を生産しようとする活動・・・。

それにより制作されたモノそのものを作品化するのではなく、それにより発生する影を作品化してみる。


a0010575_2124788.jpgここが僕の悪い癖なのだが・・・

影だけにとどまらず、ついついよけいなことを展示してしまう。

壁にパックされたカンガエルカンガルー。

かえっこの余剰品のヌイグルミでできたきぐるみ。


a0010575_2132381.jpgこの3ヶ月ぐらい作り続けていたキャラクターの余剰品の木。

その試作第一号。

これをモチーフに絵を描きたいと思っている。

展示台がなかったので、そこにあったイスにおいてみましたが・・・

低かったので、金物屋でいちばん安い棒状のものを買ってきてそれを継ぎ・・・

ぶさいくだったので、キャラクター系おもちゃをさらにくっつけてなんとなくつくってみました。


a0010575_214584.jpgで、今回はkaekkoのシクミを説明する映像作品も制作し、それによってできた幻影のような姿の映像も制作し、その繋がりを壁に落書きして説明しようとモタモタしてみた。

こんな程度しかできなかったけど、設置の2日間、結構楽しめました。

今月末まで、ソウルの Gallery LOOPで展示しています。
by fuji-studio | 2008-01-31 23:14 | ■海外での活動
Art and capital、他の作家の作品。
今回の展覧会のほかの出品作家の作品も少しだけ紹介。

京都芸大の後輩のantennaも出品していたが、残念ながら映像の設営は僕と入れ違いで写真がとれなかった。

a0010575_2357242.jpg市場に溢れるアメリカと日本のキャラクターを合成し、アトマウスというキャラクターをつくって描く韓国の作家。


a0010575_23575318.jpgゴミをあつめて彫刻作品をつくりそれで空間を作る作家ユニットのFlying city。ごみか・・・。ゴミもはやってきたなー。


a0010575_23582031.jpgタイのリクリットは戦争とかデモとかに関する新聞の写真のコピーを地元の学生にわたし、それをそれぞれの表現技法で描いてもらうという作品を展示する。イメージもそこにある作品も作家のものではないが、それを描いてもらうというコンセプトとアイデアのみが作家の表現というやはりかなり歪んだ作品。 


a0010575_23595678.jpg中国の作家は普通に写真館で撮影された一般人のポートレイトを額に入れて並べて出品。それがアート作品として作られたものではないにもかかわらず、撮影者と関係ない作家がギャラリーに並べることでアート化されるという歪みを表現?

そうそう。インドの作家チームは「作品を触らないでください」というテキストをシールにして作品として出品している。

なるほど。皆歪んでいるなー。
by fuji-studio | 2008-01-31 22:01
ソウルのLOOP Galleryでの出題。
となりの韓国だが昔は遠かった。

たぶん、この20年でかなり近くなったのだと思う。

a0010575_11225254.jpg2000年に釜山ビエンナーレに呼ばれたときにはじめて福岡から海をわたり韓国に入り、その近さに驚いたと同時に、わずか3時間の船旅で変化する政治と歴史の境界の深さを感じた。


a0010575_11234946.jpg2002年にソウルの新聞社の工場跡で展覧会に誘われて展示したが、なんだかとても苦労した記憶しかない。

なんだか今回はとても気楽に参加しているのはだぜだろう。 国をわたって移動するという感覚はほどんどなく、都市間の移動という感覚しかない。


a0010575_8513625.jpg以前は言語に対しても、風景にしても、生活様式にしても、金銭感覚にしても・・・もっと差異があったような気がするが、今、ほとんど均質化されているからなのか?

今回与えられたスペースは壁ひとつ。そしてテーマは「Art and Capital」・・・つまり「芸術と資本」


a0010575_11241955.jpg僕自身、自分が泳がされている大きな流れのようなものをどのように捉えて、あるときはそれに反発し、あるときはそれを学習し・・・いかに超えるのかという問題に向き合っているのだとおもう。

ところが、このような一般的に強い言葉・・・つまり、資本という概念で自分自身の意識を編集したことはない。

芸術と資本がテーマの展覧会やシンポジウムが開催される背景には現在のアジア各地で起こっているある特殊な現象があることを無視できない。

つまり、美術作品が・・・とくに現代美術作品の一片が投資の対象として扱われ、ある意味とても注目されているという状況に大きな危機感を持っている人が多いということ。

現在に対する違和感に強く立ち向かい、社会の価値観を大きく覆してゆくような、表現力を持った若い作家が、流通を目的とした作品の制作に向かい消費されてゆくことへの危機感であり・・・

あるいは芸術作品や作家、あるいはその魅力に向かおうとしている活動に対する信頼の崩壊に対しての危機感なのだと思う。


a0010575_11244774.jpgとにかく、その現場で作品を設置するという難問・・・

制限時間は2日間。(12時間程度?)

もともと資本主義経済被災者でもあり、受験戦争被災者でもあることを自認しているだけに、この難問は嬉しい出題。

もちろん正解というかいとうは出せないし、出すつもりもないし、求められてもいないが・・・

とにかくこれまでの態度と意識と意志をはっきりさせようと思う。

・・・・

話をもどして・・・

つまり・・・特にアジアの都市では同じ問題が同時に進行しており、それぞれが連鎖しながら拡大し・・・、あるいは解決に向かおうとするような状況になってきているという実感なのかな・・・。
by fuji-studio | 2008-01-30 23:35 | ■海外での活動
知っているようで1%も知らない日常
話はつまらないところからはじまるが・・・

これまで数百回は通っている東京羽田国際空港・・・

a0010575_1154462.jpgそこに国際線ターミナルがあることはなんとなく知っていたが、はじめて利用することに。

はっきりいって・・・とてもしょぼい。

ゲートは3つだけあるが、地方の空港のターミナルビルより小さくて貧弱。

実は東京の国際空港がこんあに貧相だったんだと思うとなんだか嬉しくなり、おかしい。

考えてみると僕が利用する羽田空港はほんのひとつのルートでしかないことに気づき、僕の全くしらない羽田空港があることを考えてふと思う。


a0010575_1154565.jpgそういえば、自分の暮らしてきた街であれ、仕事で通っていた都市であれ、用事のあるところか、もしくは一般に開かれた共有空間しか知らないため、実はほんの僅かな面しか知らなかったということに思いをめぐらす。

いくら数十年、暮らしていても、その地域社会のなかのすべての場に立ち会うことは不可能・・・ということは先祖代々暮らしていても・・・数十年、そのまちで働きまわっていても、知っていることはほんの数パーセントもないのかもしれない。


a0010575_10451558.jpgしかし、そのことを分かっていない。

知らない世界を知ることは魅力的なことであり、新しい世界とのぶつかりから新しいイメージが発生することがある。

・・・1%も知らないということは・・・

それだけ何か新しい魅力が発生する可能性に満ちているということ・・・

なんてこと考えたりして・・・

ソウルの展示に行ってきます。
by fuji-studio | 2008-01-29 11:55 | ・思索雑感/ImageTrash
九州大学伊都キャンパスでマイケルの現場が始まる。
先日も紹介した九州大学の現場がはじまる。
a0010575_23551189.jpgマイケルは今ちょうど青森の十和田市の新しくできる美術館にも作品を制作中なのだとか。本人が来ると思っていたら、本人は行方不明とかでフランス人のアシスタントが登場。

徳永君を現場監督に、泉山君、田中ちーちゃん、弓削さん、それに僕と容子さん、さらにモマコンテンポラリーの中村君とそのスタッフの山内さん・・・なんと豪華な顔ぶれ。


a0010575_23555093.jpgべつに僕が手伝うこともないんだろうけど、精神的な休暇のつもりで彼らの作業を手伝う。

久しぶりに手を動かして絵をトレースする作業は楽しい。

考えてみるとこの20年で5点以上は壁画制作に関わっている。

僕は基本的に空間の質が変容する瞬間に立ち会うのが好きなので、壁画制作も好きなんだろうなー。はやく絵の具を壁にのばしたい。


a0010575_23562058.jpg特にマイケルの作品は質感として僕の制作物とそれほど大きなズレがないので楽しめるのだと思う。

でも残念ながらあとはスタッフの皆にまかせて・・・うらやましいな・・・僕は韓国→横浜→東京と出張・・・自分の展覧会よりも楽しいのはなぜだろう?

出張から帰って休暇代わりにまた壁画制作させてもらおう。

・・・そうだ。いっそのこと、どこかに壁画の仕事ありませんか?

僕のイメージのもの描こうかな・・・。
自分から描きたいイメージがあるわけではないんですが、描いてもいいイメージが見えてたりするんですよね・・・。

・・・もっとちゃんと制作しなきゃ・・・ですね。

はい!
by fuji-studio | 2008-01-28 23:57 | ■福岡での活動
ももてまつり。また来年。
1996年の暮れに福岡でのプロジェクトのついでに探し、たまたま暮らし始めた福岡県二丈町。

a0010575_18255645.jpgその淀川という地区に江戸時代から伝わる・・・(記録が江戸の末期からあるので、それ以前のことはわかりません・・・)百手祭(ももてまつり)

その祭の為に、今年も韓国の設営をのばして、サンタフェ調査も延期して・・・。いろいろと予定を調整して・・・。

とにかく去年のくじ引きで当番になってしまったので仕方ない。

去年は宮城に行っていて、一昨年はバングラデッシュに行っていたので参加できなかったが、当番になってしまった以上、何をおいても優先事項の伝統行事。2005年にはちゃんとブログで報告しています。 


a0010575_18261894.jpg昨日に引き続き今日も朝から準備。

で、大飯の給仕役。

で、ようやくお勤めを終えて、最後に来年の当番のためのくじ引き。

・・・またあててしまった。来年も準備当番。

地域の伝統行事は大切ですが・・・、

実際、大変ですね。

2009年の1月25日も百手祭のために仕事の予定を入れれません。

皆さん、よろしく御願いします。
by fuji-studio | 2008-01-27 18:19 | ・生活周辺/LifeScape
せりをとり川で泥を洗い流す作業
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ほんの数日間だが、韓国のLoop Galleryの為の作品制作と東京にあたらしくオープンするというmori yu gallery の小作品の制作のためにこもる。

自宅でこもると移動の時間がないので、時間の隙間がなく、このブログの更新ができないことに気づく。

で、今日は地元の奇祭(神事)百手祭のための準備。去年のくじ引きで当番になってしまったので、今日明日と、祭の準備のために働かなければならない。

で、今日は裏の山の川の横の泥田の中のせりを収穫。20人分のせりを川の水で洗ったり、神事用の的を作ったり、食事の買出しをしたり・・・。

で、明日は大飯食いの神事。
by fuji-studio | 2008-01-24 17:00 | ・生活周辺/LifeScape
リアルから生まれるイメージ。
この数日、リアルとイマジナリーの連鎖をなんとなく考えていて、・・・ふと、前からやってみたかったことを思い出した。

かえっこで集まってくる山ほどのおもちゃの破片で制作している鳥。その鳥の絵を描いてみたい・・・という衝動のようなもの。

新しくできるというギャラリーに出品する小品を制作しなければならなかったので、ちょうどいい機会だと思い制作してみる。

a0010575_17542753.jpg僕がこの10年で抱えてしまった廃棄物素材との格闘。

その現実の苦し紛れから生まれてしまった鳥という奇形。

それをモデルとして絵に描くと、まるでその鳥が空想の・・・フィクショナルでイマジナリーな存在に見えてしまう。


a0010575_1755256.jpgしかもアニメーションとして動き出してもおかしくないような妙な存在感。

しかも、もともとの原型となった鳥の立体物が、まるでその絵を基にして作られた鳥の模型のように見える。

プラモデルの箱絵がプラモデル以上にリアリティを感じさせるイマジナリーなものであったように、この鳥の絵はあたかもだれかが空想で描いた絵のようにそこに存在しているような気がするのが不思議・・・。

とても歪んだ状態で面白いんだけど・・・、歪んでます?
by fuji-studio | 2008-01-23 17:39
桜島国際火山砂防センターという場
桜島にある桜島国際火山砂防センター

a0010575_1736596.jpg桜島の土石流や火山についての監視施設であると同時に土石流災害や火山について知ってもらうための施設。

その施設のリニューアルの提案を行うためのディスカッションに参加する。

このような施設展示の違和感をストレートにぶつけてみる。


a0010575_17374016.jpg実際に行っている業務や内容はかなり大規模で知れば知るほど地球の歴史や自然の力に目がくらみそうな現場だというのに、展示は全国どこの展示施設にあるように、なんだか嘘っぽい仕上げになっていてリアリティにかける。

目の前に桜島があり、噴煙をあげているというのに・・・


a0010575_1738527.jpgフィクションとノンフィクションの編集の仕方、あるいはリアルとイマジナリーの表現の手法に違和感があるんだと思う。

うまく言葉にできないが、そこにあるのはリアルな世界であってほしい。イマジナリーな要素はもしかすると施設の導入にあるのかもしれないなと周辺の風景をながめてみる。


a0010575_17382669.jpgイマジナリーなもの・・・例えばイラストレーターの大寺さんが描くイメージ的なものをイマジナリーなものとして導入に使って施設の中にはリアルを表現した展示という漠然とした提案を行ってみる。

展示室は更新性の高いギャラリー仕様として研究的要素をしっかり見せる。

それにしても美術作品はイマジナリーなものであって、リアルなものではないのに、なぜリアリティを伴うのか?

作家が生涯というリスクを背負ってそこにイメージを焼き付けようとしているからなのかな・・・?
by fuji-studio | 2008-01-21 23:33 | ■鹿児島での活動
テトテト公演、ありがとうございました。
a0010575_2285381.jpgテトテト公演、無事終了。

ほぼ満席でした。ご来場ありがとうございました。

僕は気持ちよく下手なハーモニカをふかせてもらい、ちょっとだけ歌わせていただきました。

もうそれで充分満足。


a0010575_2295288.jpgで、出演者の皆さん、楽しい充実した時間をありがとうございました。

いや、よかった。

僕としては随分以前からやりたかったことのほんの少しだけ、皆さんにやってもらったような気がして不思議な気分です。


a0010575_2292296.jpgなんだか僕のやりたいイメージがシンクロして形になっていているような感じでした。

キス君も舞台初デビュー。

おめでとう。


a0010575_22132526.jpgできれば、僕もがっちり舞台づくりでからみながらで、どこかで公演して廻りたいネタです。

映像がちゃんと編集され、ツールとして使えれば、全国を巡回したいなー。


a0010575_22155989.jpgしかし、林さんは凄い。凄いと思っていましたが本当に凄い。

紙芝居も、演奏も、テーマソングも心に沁みました。


a0010575_2217465.jpgで、同時に防災EXPOも無事終了。

もっともっとできる課題が見えたという点ではとても大切なデモンストレーションだったと思います。


a0010575_22191485.jpg写真は今回の期間中に密かに嬉しかった風景。

子ども達が自転車でJICA兵庫に遊びに来ていて、入り口あたりに自転車をとめていた様子です。

いつもは使ったことのない街の一角がその瞬間、使えるところになった証拠写真です。

日常の周りにこんなところがたくさんあればいいのに・・・。

・・・

本当は近所の子ども達とやりたかったなー。

・・・みなさん、おつかれ様でした。
by fuji-studio | 2008-01-20 23:38 | ○イザ!カエルキャラバン