カテゴリ:■岐阜の養老天命反転地( 5 )
The Kaeru Showの参加作家作品
a0010575_23401998.jpg養老天命反転地を使った無審査無償与のアンデパンダン形式のThe Kaeru Showが小雨の中実施された。うららかな春の日の荒川修作といろいろな作家達のコラボレーションを期待しての企画でしたが、結局雨だったり晴れたりの変な天気。
それでも大阪、福井、名古屋あたりからいろいろと参加してどうにか開催。

a0010575_23411046.jpg 僕のコレクションのシリコンコーキングボンドのケースを利用して作ったディジュリドゥのワークショップは上石津の大河内夏樹さんが子ども達をリードして天命反転地の中で演奏を実施。でも強風と練習不足で音が思いのほか反響せずになかなかうまく行かない。うーん、課題は多いが面白い光景だったな。

a0010575_2342334.jpg養老町在住の近藤好弘さんが久しぶりにひょうたんを見せるパフォーマンスを行ってくれました。10年ぶり?!にみるひょうたんはやはりすごい。特に、宇宙とモアレがお勧め。結局全部のひょうたんを鑑賞できませんでした。ザンネン。全身白い衣装は参加した観客が感想を描くキャンバス。僕もカエルと犬を書きました。

a0010575_2342363.jpg福井から参加の北島広子さん達による「みかん電鉄」天命反転地の中を電車ごっこをして走る。みかん電鉄で駅につくと「みかんあめ」と呼ばれるミッションの書かれたくじ引きをもらう仕掛け。これが面白い。これ常設してもいいぐらい。いろんなところを走ってほしいプログラムですね。

a0010575_2343143.jpg 大阪のアーティストユニット「ごちゃ」はいろいろなところでいろいろ展開。かれはドラムをセットしてソロでたたいていた。かっこよかった。うまかった。うららかな日だともっと音が響いてよかったのに、ザンネン。

a0010575_2343555.jpg 滋賀の大津から参加してくれたorenge project playersはいろいろできる人のよう。いろんな人のコラボレーションを自然発生的に行いつつ、いい音出していました。この写真で後ろで太鼓をたたいているのは横浜からチラシをみて見に来たという東京造形大学の学生の観客ですか?

a0010575_23584442.jpg岩倉市から参加の「よいこちんどん」は雨にもまけずにちんどんやっていました。子ども達が後ろをついていったり一緒に演奏したりできればよかったのだけど、雨と寒さが敵でしたね。

a0010575_034597.jpg岐阜市から参加のアーティストユニット「OG」が小澤紀代美さんの養老羽化計画の羽をつけています。結構、羽をつけた人があたりませのようにうろうろするのは面白い現象。しかも本人には羽をつけているという自覚があまりないんですよね。

a0010575_06224.jpg岐阜市から参加のアーティストユニット「OG」が芝生に制作したBig MAMAはなかなかセンスのいい線でした。いわゆる女性の体の落書き状態ですが、センスよかった。四角いはこが風で飛んでしまいました。小枝でロープをとめてゆく繊細な感じがよかったなー。

a0010575_072360.jpg養老天命反転地の記念館の中では岐阜市から参加の小澤紀代美さんが来場者の背中に羽をつける「養老羽化計画」の拠点をつくり、ガラスにメッセージを浮かばせていました

a0010575_205688.jpgこちらは大阪の市居啓子さんの「人生卓球大会」の卓球台の作品。養老天命反転地のいちばん低いところ、すり鉢状の底の部分の唯一の平地に天命反転地の小型のような自然と都市の模型を配置しての卓球台。僕もどこかの子どもと卓球に挑戦しましたが2回が限界。人生難しいですね

a0010575_245830.jpg雨にもまけずにひたすら凧揚げを試みていたのは大阪からの「ごちゃ」のメンバー僕も連凧のプログラムをやろうと思っていのに結局あきらめたのですが、一緒にやればよかったなー。撮影するのを逃した作品も他にあります。ごちゃの紙テープの写真も逃してしまった。テルミンやのこぎりバイオリンの演奏者も写真逃してしまいました。反転地のなかでかくれんぼってやってたのかな?かくれんぼだけに紹介できませんね。で、参加者の皆さんは荒川修作とのコラボレーションしっかりできて楽しめたのかな?とりあえず子どもの国の中のこどもたちは満足げに戦利品のおもちゃを持って帰ってゆきましたが・・・。
by fuji-studio | 2005-03-26 23:44 | ■岐阜の養老天命反転地
養老天命反転地での藤グループの仕掛け
a0010575_930244.jpg滞在期間中、東京からkosuge1-16の土谷亮君と福岡から先崎哲進君がきてくれて養老天命反転地へのビニプラ類を使った装飾に挑む。しかし、悪天候の為にことごとく失敗。スーパーのポリ袋で
養老天命反転地を埋め尽くすイメージは結局玉砕。ポリ袋の万国旗を500mはつくるイメージでその分のポリ袋は用意していたのに・・・
a0010575_932280.jpgそんななか強風豪雨にも耐えしのぶ満開の梅の木が姿に心うたれ、こうあるべきだと枯れ木にポリ袋の花を咲かせたり、1週間後に開花を控えた桜の木々にポリ袋の花をつけたり、とてもマイナーな仕事をやってみる。だれか気づいたかな?

a0010575_9352460.jpgてっぺんに水汲みのポンプのある岩山がここでは異質で僕のおきにいいの作品。ここに関わりたいと思い、このてっぺんの水がめに鹿児島での展覧会のときにあるおばあさんからいただいた薬のパッケージのコレクションを設営してみる。かなりぞっとする雰囲気で面白いと思うのだが・・・。

a0010575_938531.jpg岩山にマヨネーズ系、チューチューアイス系のパッケージをうつぼ状に植え込んでみたりしながら頂上までのみちしるべをつくってみたり・・・記念館の中にヌイグルミを各所に設置してみたり。・・・・まあ、いろいろできる範囲でやってみたが、空間が空間だけになにやってもきまりすぎて難しい。とにかくこの空間はもっといろんな使い方ができそう。とにかく場の経験値を増やすデモンストレーションということでひとつ。
by fuji-studio | 2005-03-26 09:23 | ■岐阜の養老天命反転地
嵐の中ドイツからリサーチに来る
a0010575_23483625.jpg嵐の中、ワイマールとミュンヘンからキュレイター達がわざわざかえっこを見にやってくる。一人は足が悪いというのに車椅子で嵐の養老天命反転地でびしょぬれ状態。車椅子を使う人にはこの天命反転地は過酷な場所
。しかし、何か特別な養老天命反転地特別仕様の車椅子とかを考案して、競技大会とかするといいかもとか考えてしまう。ドイツに僕のコレクションのビニプラをコンテナで運ぶとか話していたけど本当なのかな? 日本のゴミの塊がついにヨーロッパに輸出!?
by fuji-studio | 2005-03-23 23:48 | ■岐阜の養老天命反転地
養老天命反転地での説明会開催
a0010575_1043681.jpg養老天命反転地というのが突然岐阜県の養老公園に登場したのは1995年ちょうど10年前。荒川修作とマドリン・ギンズが長年構想してきたモデルが形となって出現した。
それがどのようなものかについては養老天命反転地のサイトをたどってもらいたいが、完成当時、僕にはそれが1分の1模型に見えて仕方なかった記憶がある。
a0010575_105660.jpgそれ以前に彼がその構想としてつくったCGやコンセプトそのもののイメージがまさに彼の作品。その意識を伝えるための模型としてその空間は具現化されていると捉えている。その当時はまさに色も塗りたて、植物もひょろひょろで芝生は今にもはげそうで、廃墟としてつくられた構造物がやたらとうそぽかった。

a0010575_1053519.jpgそれが10年で木々が成長し、廃墟はまさに廃墟っぽくなり、いい感じになってきている。今回はそこでの展覧会とワークショップを依頼され、養老天命反転地とその周辺施設を使った参加自由の1日だけの展覧会を行う事にし、一般公募を行い、その説明会が開催された。岐阜を中心に活動している作家や関西の若手作家、これから制作活動を始めようとしている作家の卵など数名が説明会にあつまり、養老天命反転地の空間の刺激をうけてイメージを膨らます。家族連れやカップルが多く時には1日2000人以上来場するという不思議な施設。表現者にとってはその空間に関わる仕事はかなり刺激的なはず。

a0010575_106024.jpgある種の虚構(フィクション)が、それなりの現実性を帯びるには時間という要素が不可欠なのかもしれない。時間という力は恐ろしい。以前より、生物が遺伝子を残し、次の生命を誕生させ、そこに存在するという事実以外のほとんどのことが「虚構/フィクション」でしかないと考えていた。その意味あらゆるものごとが虚構から発生している。とりわけ都市は虚構の集積から始まる。しかし、年月はその虚構にリアリティをもたらす。年月というより、そこに関わる多くの人間の関係性がその場に経験値を与え、その蓄積が妙なリアリティを与えているような気がする。そもそもピラミッドもスフィンクスも奈良の大仏も広隆寺の弥勒菩薩も三十三間堂の千体の千手観音も竜安寺の石庭も(このあたりは個人的に学生時代とても影響を受けた空間)ある個人の妄想から始まった「大いなる虚」なのだろうが、それがイメージとして人間を媒介として連鎖し人々の意識を作り出し、価値観として固着し、展開され、長い年月にわたり受け継がれ、今となってはだれも「まっかなうそ!」とはき捨てる人はいない。空間がものがたり、訴えかけてくるからだろうが、そのメカニズムについては不勉強なので僕は知らない。そのプロセスの導入が養老天命反転地にはあるのかな?  とにかく3月26日、かえるで変わるのかな? 
by fuji-studio | 2005-02-28 11:30 | ■岐阜の養老天命反転地
養老天命反転地
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岐阜県に養老天命反転地というテーマパーク(?)ができてそろそろ10年になろうとする。実は工事中のときより注目していた荒川修作+マドリンギンズの作品で、その山の裏側の上石津町の音楽ホールでの企画に5年ほどかかわっていた関係で完成前、完成直後、その後記念館ができてから、その後とかれこれ5回は足をはこんでいたが、今回そこをフィールドとして何かワークショップを行うことになって数年ぶりに足をはこんだ。

できた当初は荒川+ギンズ作品の等身大のコンクリート製の模型ができたような変な感覚だったが、それなりの年月を経て個人的にはいい感じになってきたように思う。出来立ての廃墟がしっくりくるはずもなく、植えたばかりの木がうそっぽさを物語っていたが、さすがに10年たつと樹木も成長し、ペイントもはがれ、廃墟風のものも立派な廃墟になり、周辺も整備され、管理者たちの苦労と情がにじんでか、作品としての力が増幅されていた。

そこで何か、展示およびワークショップをオーダーされた。
来年の3月。何ができるだろう?
by fuji-studio | 2004-06-14 00:38 | ■岐阜の養老天命反転地