2000年、ちょうど海水浴場の近くにあった深江保育所と深江児童クラブが移転することになり、妻が保護者会長を行っていた関係でその移転先の建築に対する保護者会としての要望書を制作して提出したことがある。
急いでつくったし、どれほど聞き入れてくれるかわからなかったので、要点だけを整理してA4一枚の簡単な文字だけの提案書を制作した。天井の高い天窓がある部屋があること、オープンデッキのテラスがあること。子ども達が手に触れるすべての床や壁には天然素材を使い合板などを使用しないことなどいくつか単純なものだった。根拠としては子どもの発育上の精神衛生と健康面でごく当たり前のこと・・・。 児童クラブの建築計画はすでに進行していて、大幅な変更はできなかったが、その後つくることになった深江保育所の建築にはこの要望が大きく影響してほとんどその要望が形になった。 そのとき・・・ついでにつくったのがこの看板。 だれか文字を書く人がいないかと頼まれて、文字はかけないけど彫刻ならできるな・・・とボランティアで制作した。 二丈町の鳥がかわせみなので、かわせみもついでに彫って看板の上にとりつける。 それが2000年のこと。 そこで子ども達はずっとお世話になり、学校が終わったとの自宅のように過ごした。 で、末っ子が今年からまた再びこの児童クラブにお世話になることになる。 で、色あせた看板を磨きなおし、塗装しなおす。 10年近くたっているけど、まだまだきれいな。 今年で二丈町がなくなり来年から糸島市になる。 運営するメンバーも運営する組織も変化してゆくが、この看板はまだまだひそかに残ってゆくのかな。 明日から東京の豊洲ではじまる防災の展覧会とワークショップ、BO-SAI 2008 in 豊洲。
去年の横浜での地震EXPO、今年はじめのHAT神戸での防災EXPO。地震も防災もどうしても避けられがちなのか、2005年に神戸で行なったIZA!カエルキャラバン!のような集客がなく、プラスアーツとしては苦戦している。 で、最近頼りっぱなしなのはデザイナーの寄藤さん。で今回はBO-SAI2008と英語でやってみる。イラストのキャラクターがとてもかわいく、棒がサイになっているボウ・サイのキャラクター。子ども連れのお母さんがついつい手にとってしまうようなフライヤーイメージに仕上がっているのでその点は面白いと思うが小さな子どもは英語は読めない。まあ、それはいいとして・・・ ついにコピーライターまで登場してだんたんだんと大掛かりな代理店的イベントの仕込になってきつつあるが、本当にこれがいいことなのか。そこに行かずに地域住民や地域の学生、地域の作家によびかけてそこでワークショップを考えるワークショップを行なうことが大切だと思っているが、どうしてもお金はそういう方向には流れてゆかないようだ。 まあ、それでも実験としてやらないよりはやったほうがいいに決まっているが本来作るでき状況とは違う。それはスポンサーの担当者の上司の質・・・つまり問題意識・・・の問題なのだろうな。 そんな重要な問題を抱えつつも、寄藤さんの描いたBO-SAIのキャラクターがあまりにも無視できないのでついついクスタケシが彫刻にするということを口すべらしてしまう。 で、もう10年以上前に購入していた楠(くすのき)を豊洲に送り、東京ガスの広報施設、「がすてなーに」の海側の芝生にテントをたてて、そこでクスタケシがこの2日間、BO-SAIキャラクターを彫刻する。 大雨が降る中での公開制作だったが、近くの子ども達がやってきてずっと話しかけてくる。職員の人も僕が全国各地でチェーンソーで木彫をする作家のように勘違いしてみているようだ。 クスタケシになりきるのは楽しい。 クスタケシはB級動物彫刻家という設定なので自分の作家性の高い作品を求めない。誰かが考えたキャラクターを立体の動物彫刻として制作する人ということになっている。 デビューは1997年の東京湾岸横断道路の海ほたる。コマンドNで1998年に個展を開催したこともある。そういえば先日、福岡で「クスタケシと藤浩志」という個展が開催されていた。 クスタケシのほうが作家として人気があるといううわさもある。そんなこととは関係なく、クスタケシになって木に向かって格闘する時間は本当に充実している。 明日もクスタケシ。 で、あさってからは豊洲の現場はプラスアーツスタッフにお任せして、いわきアリオスでのかえっこ。 滋賀県の近江八幡で行われている琵琶湖ビエンナーレに「サージ+ヨージ」というグループ展が出品している。「サージ+ヨージ」は僕の大学時代の後輩達が中心となって、様々なジャンルの作家が「さじ」と「楊枝」をテーマとして作品を制作して出品するという肩の力をぬいたお遊びのグループ展。 琵琶湖ビエンナーレは作家に対してまったく予算が出ない街を使ったグループ展ということで、通常の招待作家でさえも交通費も作品の運搬費用も出ないという画期的な話。 そんな中での「サージ+ヨージ」の出品は、もちろん出品費用も設置費用もちらし制作まで皆で負担するという学生ノリを楽しむ展覧会。 その「さじよじ」にB級動物彫刻家のクスタケシと妻のふじようこが出品参加しているので、近江八幡まで設営へ。 ちょうどオープニングのレセプションをやっている会場に到着したのですが、関係者が20名ぐらい集まってしみじみしている雰囲気。 しばらくして北京でもずっと一緒だった林君(西山さんのパートナー)が出迎えてくれて、会場まで案内してくれる。 古い民家を利用した暗闇の展示会場に入り、一応、藤浩志の「夢の鳥」の作品をまねてクスタケシがつくった「さじ」でできた鳥を設置。素材は僕が出張中に妻と子ども達が31アイスで食べたアイスについていたピンクのスプーン数年分。 ついでに電気の落ちた民家のあちこちに展示してある作品を携帯電話の灯りで鑑賞。 簡単な設置を終えてオープニング会場に戻るともう会場もあたりも真っ暗。みんなどこへ消えたのだろう? で、駅までの帰り道、林君が設置してくれたというクスタケシのもうひとつの作品、匙楊枝合体型家守像を暗闇の骨董品屋の展示窓で確認。福助の前のカエルと向かい合う家守。 暗闇の中で撮影し、なんだか寂しく大阪に向かいました。 琵琶湖ビエンナーレってどんなのだろう?・・・・ なんだか詳細はよくわからないが、とにかくとある有名人が企画しているという小品展の話が舞い込んできた。
こんなときはクスタケシにお願いする。なんせ動物系のアートプロジェクトらしい。なんとかいう作家が愛知万博のときに制作した400個の陶器の動物の処分に困り、いろんなクリエイターやデザイナーがその陶器の動物を作品化するという小品展。 僕も2つ、オオカミとイノシシをいただき、Useless Selectionを使って2006年出張の歯ブラシのブラシ部分をくっつけただけのイノシシとスタジオの端っこに転がっていたさび釘をくっつけただけのオオカミを制作。 うーん、汚い。 きっと皆きれいな作品出品するんだろうな。 DEBLI Projectはこちら。 あまり詳しい情報まだないね。 羽田空港でふと売店の前を通ると・・・見覚えのある魚の絵が目に飛び込んできた。 1997年に東京湾横断道路ができたとき、その真ん中…東京湾の真ん中にできた海ほたるというサービスエリア。 そこにそのデッキ材の廃材で製作したシャチと海がめと野犬のベンチ。 デッキ材が世界で一番硬い木で、しかも防腐剤や防虫剤がしみこませていた過激な材料だったため、その彫刻は予想を絶して過酷だった。薬品にかぶれて目が開かないぐらい顔がぱんぱんに腫れた。 それでも納品に間に合わせるように皮膚科で注射を打ちつつ彫り続けた思い出の作品。 このときの作品がきっかけで僕はB級動物彫刻家のクスタケシという別の名前を持つことになった。 もう10年たつがまだちゃんと海ほたるの作品あったんだ。 で、たまたまそれを見つけた和田誠というイラストレーターが週刊文春の表紙絵にそれを描いたということか・・・。 ちなみにこれ、ベンチになっていますので、座ることができますが、座ると魚におしりをかまれている風景ができあがります。 ところで、この表紙の絵を見てわかることが2つ。 1、まだ確実に海ほたるにその作品は存在するという事実。 2、僕が製作した当時描いた目ではない目がおそらくメンテナンスの業者によって勝手に書き換えられていて、黒い瞳がやたらと小さくなり、黒い瞳の中の白いハイライトとかはなくなってしまったという事実。 ちなみにこうなるともうすでに僕の作品ではない。作品という意識があるのかどうかもわからないが、これって、過去の作家の作品を・・・たとえばモナリザの絵画の色があせてきたからという理由でペンキ屋が勝手に目とか色を加えて描いたということと同じ・・・。 しかし、この作品が設置されている場所、東京湾の真ん中だけに潮風と暴風雨と日差しに恵まれた相当過酷な自然環境・・・。 ということで。おもわず記念に一冊購入。 これはおもしろい!都城市でヤセ犬の物語の公募があり、作品が28点(?)集まってそれを審査。結局8点の受賞作品を選択し、これからその物語を再編集し、作品化を目指す!記事サンプル 物語の募集と再編集という手法は2002年の神戸の自然の家で「自然の家の物語をつくる」ワークショップで実験して面白かった。物語という発想は1985年の「がまくんとカエルくん」のおはなしからの流れでじわじわと展開している。 神戸カエルキャラバンの100年残す名作のプロジェクトも物語の再編集という手法の表現。取手のガスホルダーのコンペでも物語の募集プランを出したが却下された。で、今回ヤセ犬の物語の募集。 8つの力作、そのうち公開します。時間のあるときに細かい報告をしたいところ。さっそく南日本新聞に入賞者の発表があったとの連絡をもらった。 この2ヶ月でスタジオにいたのはほんの数日。おかげで制作スタジオはぐちゃぐちゃです。そのスキマにクスタケシさんが六甲山牧場のアヒル足型とロバの足型の制作をしたようです。これでようやく六甲山牧場8種類の動物達すべての足型がそろいました。More ツンが戻ってきました。去年の3月、九州新幹線が開通した日に上野の西郷さんのところから鹿児島の西郷さんのところまで九州新幹線つばめに乗って旅してきた薩摩犬「ツン」!ツンは一度、上野にもどったとかいううわさでしたが、鹿児島の西郷さん前では、ツンにまた会いたいという声がかなり多かったとか。 More < 前のページ次のページ >
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