状態をいじる性質(タチ)なのかな・・・?
去年の今頃制作したUltra Tower(ウルトラタワー)が一年間、どこにも登場することなく前原のスタジオで眠っていて・・・、そのままひどい環境に放置していたら結構ひどい状態になっていたのでもう一度修復しつつ、再制作。

a0010575_159378.jpg制作しながら自分自身、ずっと何をいじっているのかを考えていた。

「なにをいじる性質(タチ)なのか?」という視点で作品や作家を見るとその作家の求めている方向性が見えてくるので興味深いということを最近ようやく認識する。

たとえば、絵描きと一言で言っても、何をいじっているのかで随分と違う。

絵の具をいじる性質、形をいじる性質、色をいじる性質、風景をいじる性質、湧き出る妄想をいじる性質、画面をいじる性質、絵画の文脈や美術史をいじる性質、あるいは絵画のシステムや権威をいじる性質・・・いろいろな性質の人がいるから興味深い。

しかし、絵画という文脈でひとつの地平にならんでいることに大きな違和感・・・


a0010575_1993757.jpg建築家にもいろいろな性質がある。素材をいじる性質、図面をいじる性質、空間をいじる性質、歴史や文脈をいじる性質、人の行動や関係をいじる性質・・・時代とともに流行があったり、常に新しいいじりどころが登場したり・・・

それぞれの性質については時代の中での流行り廃りはあっても、別に上下があるわけでもなく、・・・流通するかどうかはさておいて・・・性質なのだから仕方ない。

僕自身、最近になってようやく自分の中の性質が見えてきたような気がする。

常に「状態」をいじっているのではないか?

彫刻してみたり、空間を作ってみたり、まちを関わってみたり、いろいろなところでディスカッションしてみたり、絵を描いてみたり、廃墟を掃除してみたり、並べてみたり・・・

結局、状態を過剰にいじることで・・・、ある特別な状態にすることに喜びを感じる性質なのでないだろうか?

・・・ということで、ウルトラとかモンスターとか・・・通常ではありえない状態にしている作業の結果・・・
by fuji-studio | 2010-01-12 20:09 | ・思索雑感/ImageTrash


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