北本のうらやましい「みなみ幼稚園」。
たまたま今回、日本文化デザイン会議の会場として使うことになったので足を踏み入れた北本にある幼稚園。

「みなみ幼稚園」


a0010575_915198.jpg「なぜ、幼稚園でデザイン会議?」と少なからず疑問に思っていたが、足を踏み入れて・・・びっくり。

メイン会場の雑木林に隣接しているのでたまたま使うことになったのだろうと思っていたが、とんでもなかった。


a0010575_9155833.jpgそこは幼稚園というよりは子どもの心の楽園。

大木や築山、牧場、農園、美術館までもかとても自然な形で点在し、建築物は自然素材に溢れ、木々の間から差し込む光で満ちている。


a0010575_9174393.jpg大木の周りに子ども達のイメージを刺激するようなツリーハウスのような仕掛けがあったり、園内に電車の車両をそのまま利用して滑り台になっている「本物」まである。


a0010575_9191183.jpg井戸水をくみ出すポンプもあった。

ひつじやうさぎや・・・聞くところによるとここから離れたところにロバもいて子ども達は乗って遊んでいるらしい。
なるほど。遊び心で満ちているんだな。


a0010575_9342371.jpg子ども達の感性が最も急成長する時期にこのような自然豊かでおおらかな空気感の満ち溢れたところで育てられる北本の住民がうらやましい。


a0010575_916358.jpgこのみなみ幼稚園では最近巷の幼稚園で増えてきている子どもの感性の阻害するような「教室的」カリキュラムはほとんどなく、子ども達は自由に遊んでばかりなのだとか。

発想力だとか、自主性とか、想像力とか、自己解決力とか、感性とか、活動力とか、意欲とか・・・これらはすべて子ども達の自由な遊びの中で育てられるのだと確信している。

逆にそれらを阻害するものが「大人が用意したプログラム」なのだと思う。


a0010575_9203695.jpg特にこの時期、つまり、未就学の時期は知識を詰め込むことが自由にイメージする力を阻害する大きな要因になると確信して子ども達を育ててきた。


a0010575_936919.jpgしかし、僕の近くの保育所でさえも、この運営競争の中で迷走をし始めているように思えてならない。

大きな木とやさしい動物と自然の風と大人の暖かい視線が満ち溢れたところで、自由に遊ぶことができる空間と時間。


a0010575_937370.jpgそれを子ども達に提供することすら困難な時代になっているのかな・・・。

とにかく、このみなみ幼稚園は開業以来40年ぶれていないのだとか。

つまり、北本にはすばらしい感性を持つ大人が育っているとみていい。

そういえば・・・北本ビタミンに集まってきた大人の多くがこの幼稚園出身であるということに気がついた。

街づくりは人づくりということがよく言われるが、人づくりというと「教育だ!」と勘違いして何かを教えることを考えようとする勘違いした大人が多い。

その余計な勘違いが結局「感性を育つ環境」を阻害してしまう。

教育なのではなく、「だれとすごすか」なのだと思う。
「どんな価値観を持った大人の中で育つのか。」

すべて環境という言葉で語られるかもしれない。

もう少し早く気づいていたら北本に引っ越してきたのにな・・・。

・・・なるほど。鍵になるのは「大人の本気な遊び心」かな・・・。

それが子どもに連鎖する。
by fuji-studio | 2009-10-11 23:59 | ◎埼玉・北本ビタミン


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