北本のうらやましい「みなみ幼稚園」。
2009年 10月 11日
「みなみ幼稚園」
メイン会場の雑木林に隣接しているのでたまたま使うことになったのだろうと思っていたが、とんでもなかった。
大木や築山、牧場、農園、美術館までもかとても自然な形で点在し、建築物は自然素材に溢れ、木々の間から差し込む光で満ちている。
ひつじやうさぎや・・・聞くところによるとここから離れたところにロバもいて子ども達は乗って遊んでいるらしい。
なるほど。遊び心で満ちているんだな。
発想力だとか、自主性とか、想像力とか、自己解決力とか、感性とか、活動力とか、意欲とか・・・これらはすべて子ども達の自由な遊びの中で育てられるのだと確信している。
逆にそれらを阻害するものが「大人が用意したプログラム」なのだと思う。
大きな木とやさしい動物と自然の風と大人の暖かい視線が満ち溢れたところで、自由に遊ぶことができる空間と時間。
とにかく、このみなみ幼稚園は開業以来40年ぶれていないのだとか。
つまり、北本にはすばらしい感性を持つ大人が育っているとみていい。
そういえば・・・北本ビタミンに集まってきた大人の多くがこの幼稚園出身であるということに気がついた。
街づくりは人づくりということがよく言われるが、人づくりというと「教育だ!」と勘違いして何かを教えることを考えようとする勘違いした大人が多い。
その余計な勘違いが結局「感性を育つ環境」を阻害してしまう。
教育なのではなく、「だれとすごすか」なのだと思う。
「どんな価値観を持った大人の中で育つのか。」
すべて環境という言葉で語られるかもしれない。
もう少し早く気づいていたら北本に引っ越してきたのにな・・・。
・・・なるほど。鍵になるのは「大人の本気な遊び心」かな・・・。
それが子どもに連鎖する。