福岡アジア美術トリエンナーレがはじまります。
2009年 09月 04日
アジア美術の調査とコレクションを重ねてきて、その連鎖として、福岡にアジア美術館ができたのが1999年。
僕自身も1994年の福岡市美術館でのアジア美術展に出品したことがきっかけとなり、1997年、福岡に引っ越してきて、主にアジアと日本のローカルをフィールドに活動を続けてきた。
この10年でアジア美術の状況は大きく変わり・・・・、福岡がアジア美術を語ることに違和感すら発するような状況にまで激変した。
今後、このアジア美術という視点がどうなるかはわからないし、福岡市の都市戦略がどのような方向性に連鎖してゆくのかはわからないが・・・、
とにかく、ある区切りをイメージさせるような「第4回 福岡アジア美術トリエンナーレ2009」の開会のセレモニーがある。
今回はこの展覧会出品者を選考するという立場で関わることができて、、とても感謝している。
記念すべきカタログにも、選考委員という立場から文章として思いをぶつけた。
抑圧されたひとつの時代から開放され、まったく新しい時代につながってゆくような感覚をおぼえながら、これまで、この場で出会ったアーティスト達を思い出し、なんんだかしみじみとした。
福岡の近くにこられたらぜひゆっくりとご覧ください。