e-space Lobby + gallery 制作時間切れ。
2009年 03月 10日
しかもこのe-terraceという空間の場合、税金で成立している公共空間でもなく、大きな資金を持つどこからかの補助や助成で成立しているわけでもないので運営はとても困難。
竣工した1998年当時、まさか10年間も維持運営できるとは思っていなかったが、どうにかまだそこにある。
この10年間でいろいろな人がこの建築物を利用し、この周辺の風景も随分と変化した。
建物ができて数年後に、鹿児島空港に行く空港高速バスの停留所が建物の前にできたのには驚いた。
最近は教室や講座、講習会などの利用が増えて、興味深い人の出入りも活発になった。
せっかく、魅力的な人が出入りしているので、このロビイという場が、利用者達の滞留できる縁側のような場になればいいのかなと思っている。
このロビイという場があることがこの建築物の利用の魅力を高めて、あと20年、維持管理できればそれでいい。
そして、さらに面白い人が出入りしてくれて、刺激的で魅力的な活動が発生すればもっと面白い。
生活の中に可能性と期待感が芽吹いている状態。
それを刺激するような場を地域社会に成立させることが大切なのだと思う。
この9日間、みっちりこの空間に手をいれながら、その成立のイメージを描き続けた。
しかし、時間切れ。宮城のえずこホール、愛知の豊田市美術館でのワークショップとレクチャーのために一旦現場を離れ、福岡に車でもどる。
4月はじめにもう一度鹿児島に戻り、床と壁の仕上げ塗装と、テーブル椅子の搬入と、サインの取り付けと、常設作品の設置をして仕上げるとしよう。
4月ごろからぼちぼちとこの空間 イイスペイス・ロビイ オープンします。5月にオープニングトークでもやりましょうか。管巻三十郎さん、いかが?
場所は鹿児島市交通局電停前、下の地図のところ。
このイイスペイス・ロビイの隣の部屋と斜め上のフロア、空き部屋あります。