海の中道海浜公園での灯明
海の中道海浜公園は日本でも数少ない国営公園のひとつ。 そこでのクリスマスイベントのキャンドルナイト。

その企画のひとつが一万個の灯明による絵画。 今日から3日間の開催。

a0010575_0481233.jpg去年の春ぐらいだったか、そこの運営スタッフがかえっこを開催したいということで、僕のスタジオを訪ねてきた。

そのときに当時出版したてのワークショップ知財研究会の本を購入してもらい、僕の活動にいろいろと興味をもってもらった。

で、それがきっかけで、僕のブログもみてくれたみたいで、いろいろなアイデアが伝わり・・・、人の関係が広がり、去年のクリスマスから海の中道での灯明によるイベントを行うことになった。


a0010575_048546.jpgそんな流れで、去年、クリスマスキャンドルイベントの仕事の話をもらったものの、僕がスケジュール的に動けなかったのと、僕よりもすでに当時一緒にはじめた山野さん達の方が灯明について経験豊富となっているので、紹介した。

・・・というか、かえっこも灯明による絵画も、僕自身はシステムを作ることに興味があり、・・・当時は特に・・・それが僕の手を離れ、どのように動くのかに興味があった。

それぞれ、運営する人にシステムをそのまま委ね、運営者が独自に展開していいことになっている。


a0010575_0502675.jpgこの灯明による地上絵画のシステムは、かえっこのシステムを作り出す2年前の1998年に、当時OS的表現を作り出そうと右往左往し始めた頃に誕生した。

簡単で、安く早い灯明のツールを考えることによって、地域の空き空間を住民が利用する仕組みとして提案した手法。


a0010575_0494387.jpgその後、この手法は、僕と当時一緒に活動していたミュージアムシティプロジェクトや、博多のまちづくりのNPOや建築家チームにそのまま渡し、当時一緒に活動をはじめた人たちによってその後もずっと継続され、じわじわと広がっている。

今では福岡を中心に、10ヶ所ぐらい、地域づくりの手法として利用されている。

全国で竹を使った灯明やガラスコップやペットボトル、プラスチックコップなどを使った灯ろうによる灯りのイベントはそのあと、シンクロするように増えていった。

しかし、僕が考案したシステムは材料費が安いという点と、だれでも間単に作れるという点、それゆえにとにかくたくさんの数を並べることによって絵を描くことができるという点で、他の灯りのイベントとは性格が違う。


a0010575_0511268.jpgどちらかというと、かなり大勢の人が参加できるワークショップとして、あるいは地域住民や各所団体が枠組みを超えて協働で作業しながら交流を深め、ひとつの空間を作り出すという場の創出のしくみとして。

気づいてみると、このシステムも最初に提案された1998年から11年。

僕自身、いったいどこで、どれだけの灯明が誰の手によって開催されているのかを知らない。


a0010575_0514086.jpg聞くところによると当時はじめた博多灯明はその後もますます集客を伸ばし、定例の人気の地域行事になっているのだとか。

最初に僕が使った小学校跡地でもいまだに校庭を使った灯明絵画が描かれ、その周辺の当時同時期に廃校になった小学校跡の校庭でも同様の灯明絵画の博多灯明はますます続いているのだとか。

毎年東京のお台場でも夏の恒例行事になっているのだとか。

今日は、一級灯明士として年間8本の灯明の現場を仕切る緒方君に頼まれて、僕・・・ではなく、中学2年と高校1年の娘達が早朝からスタッフとして出かけていった。僕は朝早起きして見送る役。

で、夕方現場の様子を見にでかけてみて、びっくり。

広大な芝生の広場に一万個の灯明を100人近い人が並べている。

で、夕方にはしっかりと光が入り、・・・・


a0010575_0521185.jpg観覧車の上からしっかりとその絵の全体像をみれることになっている。

観覧車も行列。

で、夜の8時、なんとこのイベントのための花火の打ち上げが・・・。

すごい風景。・・・ありえない。

一万個の灯明の光の海の向こうに青く光る観覧車があり、そのよこで、冬の花火が豪華に打ちあがる・・・。

作品が自分の手を離れて、勝手に一人歩きし、そして、こんな形ですっかり観客として楽しませてもらっている。

大阪の中之島でもこの灯明やろうかな。

この灯明についてのディスカッションもやらなければならないなー。

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福岡の海の中道でのこの風景は明日のクリスマスイブと明後日のクリスマスの夜も楽しめます。

ぜひ楽しんでみてください。
by fuji-studio | 2008-12-23 23:37 | ■福岡での活動


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