これまでもかえっこの経験をかなり重ねているひたちなか市のワークプラザ勝田。
今回のイベント型の実験は結構な多層構造の仕掛けだった。
市内で活動するさまざまな団体がそれぞれワークプラザ勝田という勤労者福祉施設を使って、しかもかえっこの仕組みを利用してさまざまな活動を試みるというもの。
ひとつの出来事ではなく、同時進行で複数の出来事が微妙にリンクしながら開催されるというもの。
一見、ばらばらな内容を繋ぐものは「カエルポイント」
「ごめんなまずった!」も「たすけてけろぞう!」もちゃんと働いている。500名を超える来場者で賑わう会場の一角で僕はかえっこで集まったおもちゃの破片を利用して鳥をつくるコーナーを設ける。その皆さんがつくったおもちゃの破片の作品でこの公共施設のエントランスの吹き抜けに飾りを作ろうという試み。デコポリ実験。
特にワークショップをいう形での表現をやめて、僕が鳥の作品を作っている横で勝手に作って良いですよ。という状況を設けてみる。
「フジヒロシ
と鳥をつくる部屋。
ここが勤労者限定ということと、勤労感謝の日ということで、自称勤労者限定の部屋のはずが終了時刻を何時間も過ぎてもずっと子ども達がかなり没頭して制作し続けていた。
ワークショップをいうフレームで、何かを教えるのではなく、何かを懸命に作っている人と作ることができる状況を設定することでかなり面白いできごとが発生してくる。
ちなみに僕は何のアドバイスもしないが、子ども達と世間話をたまにしてみたりしながら・・・彼らが行っていることをひたすら受け入れているだけ。
「○○
との状況を作り出す。」
ここに重要なポイントがある。面白いな。