横浜を駆け足でまわり・・・そうか!・・・そうだったんだ。
2008年 11月 06日
今村さんは学生時代から独自のペースで変わらずとてもいい作品を作っていて、これまであまり自覚してなかったが、僕自身感覚的にかなり影響を受けていることを自覚する。
いい作品に出会う喜びってここにあるなぁ・・・。
その後、BankArtの池田さんとBankArtの新しいカフェでゆっくりとした時間をすごし、もう時間がないだろうとあきらめていた横浜トリエンナーレの会場を大急ぎでまわることにする。・・・駆け足でトリエンナーレ出品作品をブラウズしながら久しぶりに忘れかけていた感覚を思い出す。
そうだ! 「現代美術」は難解で、面白くないものだったんだ。忘れていた。
きっとじっくりと読み込むと深くて興味深い作品ばかりに違いないが、(!?)今日のように時間がなく急ぎ足で作品をブラウズすると、何も興味深い事柄は見えてこない。 空間だけがやたらとでかくてお金をかけていて、ガランとしていて、そこに贅沢におかれたものが、無口で難解で面白くないものに見えてしまう。
そうだった! そうだったんだ。学生時代にギャラリーを巡って、「現代美術」を理解しようと努力した頃のことを思い出す。
随分と離れてしまったなー・・・あの難しい現代美術の世界。しかももっと違う精神状態のときに接したらきっと救われたかもしれないが、今の僕の状態ではまったく受け付けることができない作品群。
これもまた懐かしい。こもっていた頃の自分の作品・・・。
なんせ、2時までに秋葉原にゆかなければならなかったので、朝10時からBankARTをゆっくりと堪能し、池田さんとゆっくりと過ごし、豊かな時間の後にわずか1時間半で3つの会場を回ったのだから、作品それぞれを読み込む時間なんてなかった。たぶん、おそらく、そんな状態で回った僕が悪いのだろうと信じたい。
会場ごとの作品のつまらなさのおかげなのか、急遽移動で利用したポニーの馬車がとても爽快でうれしく、楽しく、愉快だった。
やっぱり、ロバのバス、やるべきですよね。ポニーの馬車でもいいのだけれど・・・。
牧場経営のアートプロジェクトが必要になってきたかな・・・。
ポニーの馬車最高!
・・・
あれが現代美術だとするとこっちがやっているのはなんだろう?・・・