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水戸芸術館での3日間連続講座

水戸青年会議所が主催する水戸芸術館での3日間連続講座「人とアートと街」

水戸芸術館での3日間連続講座_a0010575_8355035.jpg昨日から水戸の街中は国民文化祭で賑わっている。

その関連企画で水戸の青年会議所が企画したのが「人とアートと街」をテーマにした3日間、2人ずつ講師を招いて行う連続講座。

昨日の初日が僕ときむらとしろうじんじん。2日目が美術家の中村政人と建築家のアトリエ・ワン。そして3日目が金沢21世紀美術館の館長になってしまった秋元雄史と横浜のBankARTを総裁する池田修。

このゲスト達、実はもう10年・・いや、15年以上前からいろいろな現場で一緒に戦ってきた友人ばかり。今回進行役をつとめる森司が設計したシナリオということらしい。

森君は、僕とじんじんの街に対する視線を地べたからの視線・・・つまり0度の視線と呼び、2日目を45度斜めからの視線。3日目を90度の視線と呼んでいた。無理もありそうだが、興味深い切り口であることは確かだな・・・。

僕にしてみれば、人に対する誤解、アートに対する誤解、街に対する誤解・・・誤解というよりも僕野認識の違いというほうがいいんだろうな・・・むしろ誤解や超解している僕のほうに問題があるのかもしれないが・・・、今の「人」や「アート」や「街」というイメージに付随している常識に対する大きなズレ・・・、とにかくそのようなものがちょっとでもシフトチェンジするだけで、随分と状況は変わるんだと思うのだけれでも・・・。

先日久しぶりに会った黒田さんが「結局90年代半ばから何の状況も変わっちゃいないじゃないか!」と辛口で嘆いていたが、僕はそうじゃないと信じているところもある。青年会議所がこのような企画をやるようになった状況も変化のひとつだし、確実にアートの周辺の構造に変化は浸透しているように思う。

でも、それでも・・・この場に僕らの思考を止めてくれるようなガツンとした人材の登場が少ないのも、今回の顔ぶれからも見えてしまうな・・・。

もっとがんばろうと思う。

あと10年が勝負かな・・・。

どれだけがんばってもあと30年はないもんな・・・。
by fuji-studio | 2008-11-02 23:44 | ・講座/対話/研究会