広島県の灰塚からのお便り
2007年 03月 22日
1994年よりその整備事業にアートプロジェクトを導入するということで様々な実験が行われたのが灰塚アースワークプロジェクト。
僕は1996年よりかかわり、個人的にはその後の展開のきっかけとなったイメージを作り出した重要なプロジェクト。
結局、当時イメージしたカイトを利用したプロジェクトの実現はまだないが、その後の流れで実際にダム湖にかかる橋の一部のデザインを建築家の吉松さんと行うことになった。
実はこの仕事、もうかれこれ3-4年ほど前に行い、実施の図面を200枚制作して業者に発注した時点でストップしていた。
その後、その地域の市町村は合併され、当時の担当者も皆移動し、はたしてこのプロジェクトはもうなくなったのかと思っていた。
ところが先日、以前の関係者からメールで写真を送ってもらう。地元の住民がしっかり業者に要望を伝えてちゃんとその作品か完成したのだとか。住民はその完成をとてもよろこんでいるということでその写真も送られてきた。
ちゃんとできているなー。
この橋の欄干を図鑑にみたてて地域に活きる動植物をカラス板にシルエットで掘り込んである。
何の動植物をいれるかについては地元住民とワークショップを行って100種類近くリストアップしてもらった。 あの作業はとても楽しかったな。
このガラス板、夜になるとソーラーエネルギーでLEDが光って虹色になる計画だったんだけどなー。どうなったのかな?
春になって元気になったら一度見に行こう。
伊達さん写真送っていただいて、どうもありがとうございます。