公共ホールでの総合音楽劇というワークショップ
2006年 11月 25日
これがすごい。とにかく住民向けのワークショップが全国からいろいろな講師がほとんど毎日のように押しかけて開催されている。
住民にとってももちろんすごくて、そのへんの大学に行くよりも濃い内容、豪華講師陣! しかも無料! そのすごさは住民向けのみならず、僕等ワークショップを行うものにとっても重要かも。
前回打ち合わせに行ったときは野村さんと板野さんとわたなべさんと一緒だった。今回は明神さんと一緒だったが、皆日本で、、いや、日本にとどまらずに世界各地で活動している作曲家だったり劇作家だったり、演出家だったり、役者だったり・・・。
そんな魅力的な人たちと出会えて舞台をつくるというひとつのミッションに向けて話し合いをやってゆくのがとても楽しく充実した時間。
そう。何かを作ろうとしたり、何かをやろうとする人そのものが魅力的であることを多く感じる。
常に新しい何かを吸収しようと自分を開放し、さらに自分の魅力を発散しているからなのか?
そのような状態の人たちの集積は・・・すごいよね。やっぱり。
僕自身、美術関係者や地域活動系、アートプロジェクト系の人たちとの関わりは日常多いほうだと思うが、作曲家や演劇関係者とこれだけ出会うことはほとんどなかった。
唯一、後輩のダムタイプのメンバーとかが演劇関係者となるが、彼らはまた特殊で演劇関係者ともいいがたい。大学時代に演劇をやっていたころはほとんど自分達の事で精一杯だったし、当時富山県の利賀村での演劇祭に行ったりしていたがまだまだ学生だったので、どのように関わっていいのかわからなかった。
僕が演劇から遠のいていたこの20年の間にずいぶんと演劇も変化し、ダンスも変化している様子。もっと積極的に参加してみなければ。
住民がいろいろな意味で変化し、成長し、地域に様々な種がまかれている以上に、僕等の中に新しい関係が生まれ、新しいイメージが発生し、世界のどこかでまた開花するのかな・・・えずこの種が。
きっとそういう意味が大きいのだと思う。このワークショップ・・・。
しかし、そういうのって一番すごいことなんだけど、一番見えにくいこと。何か数値化できないものでしょうかね。このような効果について。これって物理学?それとも工学?数学?経済学?
いや~、明神さん、なんだか面白かったな。