頼まれる仕事なら何でもやってきたなー
a0010575_2220571.jpgハードディスクとケーブルが急遽必要になったので、鹿児島の郊外に新しくできた大型の電気屋にあわてて買いに行く。

するとその電気屋の入り口の目の前にずいぶんと懐かしい中古車屋のカエルのマークの看板が・・・


a0010575_2222185.jpg鹿児島にいてほとんど収入になる仕事がなく、石橋問題と合唱に忙しくしている頃、知り合いの知り合いが新しく中古車屋をオープンするということで依頼されたロゴマークの制作の仕事。

石橋取り壊し反対運動を行っていることでちょうどカエルのキャラクターの絵を描いたりしていたので、「カエルの絵ならありますよ」と答えて一晩で仕上げた唯一のものがこのカエルのマーク。
これ以外は制作する気もなく、他を頼まれたら断る気でいた。

なぜかカエルがタイヤを履いている。
カエルがタイヤを履いていることに意味があるのではなく、たまたま石橋保存のキャンペーンの為のカエルのキャラクターの絵を描いているときに中古車屋からロゴを頼まれたのでタイヤをつけただけのもの。


a0010575_22224118.jpgこの仕事でいただいたお金でそのお店で中古車を購入してその後15万キロは乗った。

しかし考えてみると、営業活動はほとんどしたことがないが、飛び込んでくる仕事をほとんど断ったことがない。ギャラの多い少ないに関わらず、仕事の内容に関わらず、なるべくアートから遠い仕事に関しては特に断ろうと思わない。

逆に、大変そうな国際展へのプロポーザル提出の依頼とか、欧米での展覧会への出品依頼とかについては、お金になりそうでもなんとなく会場の雰囲気とそれにいたるプロセスが読めるので断った記憶がいくつかある。

しかし、美術活動とは無関係な仕事ほど、めったにできないので喜んでやってきた。

性格がねじれているのか、自分の仕事を限定したくないのか、美術の中心部に行くのを避けたがる意気地なしなのかわからないが・・・まあ、しかたない。

このカエルの看板…考えてみると僕の今までの仕事で10年以上継続して設置されているものでこれだけ大きなものはないなー。

なんだかこの看板、がんばって働いている感じがして妙にうれしかった。

・・・知らないうちに「ビッキー」という名前までついているし・・・。

by fuji-studio | 2006-10-10 22:37 | ・思索雑感/ImageTrash


<< 搬出のついでに机の塗装をしなお... 霧島アートの森の中で出会う・・・ >>