桜島の素材
2006年 10月 09日
桜島の火山灰で覆われている灰色の海岸…このあたり、見方を変えるといろいろな表現の素材が転がっていて、なおかつ表現活動の現場となりえる・・・。
その海岸で海に向かって歌を歌う人がいた。
なんとこの日は桜島の海岸清掃のイベントでしたが、海岸を清掃している人に向かってずっとライブが・・・。
島歌、フォーク、太鼓、ブラスetc. と盛りだくさん!
ごみを拾いながら遠くで音楽がなっているのはとても気持ちよかった!
大量の魅力的なポリプラな素材が打ち上げられている。
大型だったり、小さく粉砕されてまあるくなった発泡スチロール。
小学校のころ水彩画に混ぜて描いて受賞したことのある火山灰。
そういえば高校の時、この火山灰を膠でといて日本画を描いたことがある。
鹿児島で育った昔の子ども達がお世話になった軽石。
これでいろいろ落書きできるし、これを削って粉を作って遊んだりした。
軽くて水に浮かぶ石なので水切りの時はとても頼もしい。
そうそう。削りやすいのでお手軽彫刻もできる。
小さな軽石やら、ちいさな流木やら。
なんだかスカスカしたかんじの素材。
溶岩のごつごつした雰囲気は面白い。
それぞれの石が面白い形に見えてくるし、それぞれが展示台にも見えてくる。
元旅館の厨房から出てきた大量のナイフ。
大量の食器もある。
いろいろな食のいべんとやらワークショップやら・・・
食事系の作品やら・・・
海の上にもちょうどいい展示台がある。
鳥を展示するとよさそう。
溶岩の固まりもごろごろしている。
大きなものは動かせない。
ちなみに国立公園である桜島から外に持ち出すのは禁止だとか・・・。
海岸清掃で拾ったブルー系のポリプラ系素材で鳥を作ってみました。
廃墟となった元旅館の厨房。ここが表現のスタジオになりますね。
旅館の客間がギャラリーになったりするとしたら、ここは制作スタジオとか・・・。
もしくはリビング的なものとか。
この奥に光の入らない映像系スタジオになりそうなところがあります。
厨房の整理を行い、同じガラスのコップを並べてみたりしました。
作品の素材と言うよりも活動の素材というかんじ。
大きな流木もごろごろしています。
運搬の仕組みを考えてちゃんとした工房があればかなりのものが制作できます。
これらをりようしてもキチ作りワークショップならばすぐにでもできるかも。
おお! これははんとさじ! これで何か制作してさじよじ展に出品したいなー。
大きい根っこの流木の塊。
何かが住んでそうだ。
地元住民・・・というか、桜島で活動するかの有名な萩原さん。
彼が桜島に居る限り可能性が湧き出てくる。
そうそう。桜島は活火山なんですよね。
それ自体が珍しい。
活きている島。
活動するマグマですよね。まさに。
で、そんな桜島の温泉のある元旅館・・・
もちろん泊まれるわけですが、僕らが欲しいのは格安で泊まれる仕組み。
さてあなたならどう使いますか?