割りはしサミットのゲストでかえっこ
2006年 08月 27日
で、うどんといえば割りばしがつきもの。塗り箸ではやはり食べにくいのだとか。
その総量が1年間に約250億膳 重さにすると10万トンだとか。
この写真のおじさん、王子製紙工場の鳥取県米子市の工場の社員だった12年ほど前、あるきっかけで、工場に割り箸を集めて紙の原料にする社会活動を提案したとか。
で、米子から運動がはじまり、全国の王子製紙では割り箸を集めて持ってゆくと紙の原料として受け取ってくれる窓口を作ったのだとか。
皆さんも持っていってみよう!
使い終わった割り箸を集めて(洗浄しなくてもいいらしい・・・)乾燥させて、工場に持ってゆくとそれを粉砕し、苛性ソーダで溶かし、パルプの原材料をとり・・・結局割り箸の重さの半分の重さの紙ができるのだとか。
ということはずべての割り箸を紙にすると日本全体で1年間約5トンの紙が割り箸から生産されることに・・・。
ひとりあたり年間200膳ということだったので紙にすると…3膳でA4の紙1枚といっていたので66枚・・・そうか、1週間に2~3枚の紙が割り箸製・・・。
で、今日の話の中で割り箸が環境悪か環境善かという話をしていたのですが・・・輪島市が割り箸は森林破壊に繋がるという「ノー割りばし!」というスローガンを掲げ、輪島塗りの箸の普及を全市をあげてやっていたとか。それに対して割り箸の発祥地の吉野の割り箸の組合が割り箸は間伐材などでつくるので森林保全に役に立っているのだと猛反発したのだとか。
もっとやることはいっぱいあるとは思うのだが・・・それはさておき、とにかくまあ、いろいろ立場が違えば価値観は変わるものだが、結局この割り箸サミットでは国産の間伐材を利用した割り箸を使って、さらにそれを回収して紙にすれば環境にいいという話。
割り箸も紙も使わなければいいのではないか・・・という意見は会場からはでなかったけど・・・。
まあ、とにかく、讃岐で割り箸集めているので博多ラーメン業界でも集めればいいんじゃないの?…ぐらいのことは思う。
まあ、捨てるよりはましだということはよくわかるし・・・。
で、問題はその回収の仕組みをどのようにインプットするかということ。高松の場合は福祉作業所の人たちが動いていたが・・・。
そのあたりの仕組みの構築には興味がある。
で、その会場でひっそりと地味なかえっこでした。