緑視率・・・窓からの眺め
a0010575_22398.jpg緑視率・・・
80年代の終わりごろ、都市計画事務所に勤務している頃、東京の不動産価値を高めるひとつの指標として、緑視率(緑が見える割合)、空視率(空が見える割合)について話しをしたことがある。都市の風景の持つ空との稜線の景観が住民の心理状態に与える影響とか、そんなものにも興味を持っていた。

もともと、窓からの眺め、特に部屋からの夕日の眺めを重視し、東京で引越しを繰り返していた僕にとって、そのことは日常生活にとってとても重要なことであり、部屋の広さと間取り、駅からの距離、建築物の築年数のみが不動産価格を決める当時の価値観に違和感を感じていた。実際、築年数50年以上の天井高の高い、水と緑が豊かな地域にある、眺めのいい窓のある物件をどれだけ探したことか。

出張が多く、格安ビジネスツアーのホテルの常習利用者である僕にとって、部屋の窓からの眺めはとても重要である。ホテルにチェックインして部屋に入ってまずその部屋からの眺めをチェックする。突然目の前に大きな壁がそびえていると落胆し、息苦しくなる。逆に空視率が高く、遠景率(遠景が見える割合)が高いと、それだけでいい仕事ができる気がする。

半年ほど前に飛蚊障にかかり、それがきっかけで緑内障の宣告をうけ、特に左目が30%程度見えなくなっている事実を知って以来、特に風景がいとおしく感じるようになり、視線が風景の中の緑を求めるようになっている自分に気づいている。

緑内障と緑視率、関係ないけどどちらも緑か・・・。

先日関西の出張で、京都と大阪に宿泊したついでに窓からの眺めを撮影してみた。一方は山も含め、緑視率は20%、そしてもう一方は0%、空が見えたことでまだ救われた気がした。
by fuji-studio | 2004-06-05 21:55 | ・思索雑感/ImageTrash


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