バングラデッシュビエンナーレで鳥達は飛びました。
a0010575_103446.jpg第12回バングラデッシュビエンナーレの会場、オスマニメモリアルホールのドーム空間、鳥がドームのセンターに向かって舞っている風景。

とりあえず僕の部分は設営終了。仕上げに照屋さんがこのセンターにトイレットペーパーロール芯の樹木を設営する予定。どうなるか楽しみですね。

a0010575_1014346.jpg鳥はおなじみ僕のUseless Selectionの素材から作られたもの。気持ちよさそう。

しかし、今回の展示、さっぱりしていますが、展示の仕方として意外と奇跡的に面白い。
つまり照屋さんと僕が同じ空間で同じ風景をそれぞれの独立した作品で構成するという結構僕としては面白い取り組み。
1993年に直島のベネッセハウスの吹き抜けドーム空間で熊谷優子(杉山優子)と同じような状況になって以来の久しぶりのシンクロ。


a0010575_1025156.jpg作品とか表現とかってたまにシンクロすることが多いが、なかなか一緒にできるチャンスはない。で、シンクロする部分がへんな部分だとお互いにどれが誰の表現だか分からなくなる。

それはそれでウェルカムだが、今回は照屋さんの作品と空間を共有できるということはなんとも奇跡的な喜び。これはAITのしかけというよりもAITと僕と照屋さんの微妙な人間性が導いた偶然だったと思う。


a0010575_1031541.jpg床には少し遠慮して送ったおもちゃとヌイグルミが山と池の風景画を描いているつもり。

会期中、会場に設置しているお札の大きさの紙に詩をかいてもらい、それを壁に「たなびく雲を描くように」貼り付けてもらうことで好きなおもちゃをもらっていいということになっている。

バングラデッシュ人は詩人だという話を聞いて興味を持っていたが、最初に会ったこのビエンナーレの事務局長のような人と話してみると「私は詩人です」といっていたので確信した。

バングラデッシュはベンガル語というひとつの言葉によって独立した国だとか。言葉というものに対する思いが強く、独立記念日のようなものも「言葉の日」(←こんな訳し方でいいのかな、だめだろうな。) ということでとても大事な日になっているらしい。

で、詩を描いてもらい、会場の中でも一番気持ちのいい壁面に参加者の詩を展示してもらうという仕掛けもある。僕としては珍しいなんともロマンチックな風景画なことか。ハハハハハ。似合わない?


a0010575_9592391.jpg「おもちゃを詩で買うことができるなんていったら皆凄い勢いで詩を書いておもちゃの取り合いになりすぐにおもちゃなくなるよ」とのアドバイスをもらい、「1日5000人ぐらい見に来てトータル10万人は見に来るよ」と脅され、この詩とおもちゃの交換がどこまでできるかすべてをロジャーに託して、僕は一足先に日本に帰ることに。
で、最後に国際交流基金の高取さんとAITのロジェー君と照屋君とで記念撮影。皆さん、あとはよろしく。


a0010575_1043118.jpgで、現場から空港に向かう途中、日本大使公邸での晩餐会に招待され久しぶりに美酒とご馳走をいただく。
この数日間、荷物を待ってうろうろしたり、天井裏に上ったり、床のほこりにまみれたり、紙を探してローカルマーケットを廻ったり、汗だくの現場の作業が続いていたので、それが国際展であり日本代表の作家だったのを忘れていた。
在バングラデッシュの日本大使館に皆さん、本当にご馳走様でした。本当に癒されました。
で、どろどろの作業ズボンで手も顔も洗わずに座ってしまい、フカフカのソファーを汚してしまったのではないかと心配しています。ごめんなさい。
by fuji-studio | 2006-03-02 23:04 | ■バングラデッシュ国際展


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