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取手の魅力! 今日は取手で3つの鋳造

取手の魅力! 今日は取手で3つの鋳造_a0010575_02549100.jpgまずこの猫の鋳造物。これは取手の小貝川の辺に暮らす造園家で写真家の佐々木さんが最近立てた隠れ家(?)の中で撮影したもの。取手アートプロジェクトの藤浩志シークレットツアー(ふじひろしとふじしろが単に名前が似ているというだけで発案さたツアー)でお世話になる佐々木さんのお宅へを訪ねたところ、「まあ、お茶でも・・・」と、いきなり炭火で沸かした茶釜からお湯を汲み、抹茶が出てきた。いや、先にちゃんとした茶菓子が出てきてまいった! そこでとつとつといろんなコトガラを秘めた重い言葉と作品と・・・。もともと昆虫好きだったという佐々木さん、昆虫観察から植物への興味とカメラへの興味へ行き、そのまま造園家と写真家へという凄く直球な人。

このような人と出会うと僕は後ろめたさを感じる。自分は何故こんなにひねくれ曲がりくねったやつなのだろう! とてもまっすぐな視点から身の回りの自然や生活と向き合い、記録し、社会システムに不満を持ち、戦い、考え、動き、作る。僕が求めているものでありながら僕が一番苦手なことだ。

利根川周辺をもともと昆虫を含む動植物のサンクチュアリとして捉え、特に近代以降の河川改修の工法や土木行政に違和感を超えた不満を持ち、いや、危機感を持ち、戦いの結果、周辺への意識改革まで行き着いて労力を惜しまない人。・・・いいなーと思いながら僕にはできない・・・。

なぜ僕は違うことばかりをしてるんだろう・・・。今日も福岡のスタジオには15万円もかけてひたちなか市から4トントラック満載のペットボトルを運搬した。もう倉庫は満杯を超えパニック状態。運送やと2人で全部のペットボトルを倉庫に投げ込んだ妻はさすがに「????」の疑問を投げかける。嫌で嫌で仕方ないペットボトルの存在に疑問と不満を持ちつつ不買運動をする代わりにコレクションをしてしまうというこの行動。だめだなー。ほんとにだめだなー。・・・・なんて書き込んでいたら鋳造3つどころかひとつの紹介で終わってしまうではないか。っていうかまだひとつも紹介していない。でも時間がないのです。ザンネン。中途半端で申し訳ない。・・・と万事がこんなかんじ。


取手の魅力! 今日は取手で3つの鋳造_a0010575_111791.jpgもうひとつの鋳造物は間宮林蔵の立像でこれがまたシークレットツアーの重要なキーとなるところ。ここで何するかはシークレットだけど、間宮林蔵もいいぞー!


取手の魅力! 今日は取手で3つの鋳造_a0010575_11775.jpgこれは間宮林蔵が見ている自分の作品。つまり昔の岡堰。一部保存されている。あー、この切り取って保存している状態をみると、鹿児島での石橋の戦いを思い出します。で、またこの話すると長くなるのでやめますが、とにかく取手って実は味わえば味わうほど深く本当にいいかも。取手というか取手周辺というか、日常から離れた取手というか・・・。利根川周辺というか・・・。

取手の魅力! 今日は取手で3つの鋳造_a0010575_14174011.jpgで、結局紹介されなかったけどもうひとつの鋳造はキリン取手工場のキリンの鋳造で今日はここでの作品設置からすべてが始まったのでした。明日はそこで取手アートプロジェクトのオープニング。で、取手のシークレットツアー企画で、今日は盛り上がりましたが、相当面白そうで新しい展開ですのでこれはまたまたお勧めですよ。内容はシークレットですが・・・。
by fuji-studio | 2005-11-11 01:09 | ■茨城・取手Art Project