ワイマールからフランクフルト、関空経由福岡のガマン
a0010575_1910544.jpgほとんど行くまで何も知らなかったがワイマールって老後暮らしたい人気の街だとか。周辺地域で人口が減っているにもかかわらずワイマールだけは人口が徐々に増えているという話。人口6万数千人の小さな町だが文化度は高い。僕はほとんど興味なかったが一応学生時代に経由したことのある…ニーチェ、ゲーテ、シラー、バッハそしてバウハウス等・・のゆかりの街だとか。この展示しているACCもゲーテがかつて住んでいた建物だとか。もっと大きなゲーテの邸宅が歩いて5分ぐらいのところにあり、そこはミュージアムになっているとか。街の主要部はゆっくり散歩しながら十分に廻れるぐたいの適正規模。しかも中心の歩行者天国は以前貴族しか歩くことができなかったというエリアで、情緒豊か。石畳が歴史を物語る。良くみてみると、日本の風景とは正反対。イミテーションが存在しなくて本物しかない。すべて本物過ぎる。石は石。木は木。土は土、陶器は陶器、金属は金属。日本に多くある「本物っぽいもの」がない。この街ではイミテーションを探すのが難しいかも。それにくらべて日本の都市の風景はフェイクとフィクションだらけ。街も家も街路も・・・食品も商品も家族関係までも・・・。こんな街でよくまあウソの極限のビニプラのパッケージを展示したものだなー。すぐ近くにナチの時代の強制収容所があったり、そこにひそかに薬を届けていたオヤジのいた薬局で今回風邪薬など購入したり・・・。まあとにかく重くまじめで豊かなところ。
a0010575_124395.jpg 去年、椿さんとか、ヤノベとかが出品した日本作家の展覧会を仕掛けたのがこのフランク君。良く分からなかったし予算もなかったので、納豆パックとか適当なゴミをダンボールひと箱につめて送って適当に展示してもらった。
a0010575_1111374.jpgその後、日本に来て何度となく連絡をくれて何度となく断ったにもかかわらずねばりぬいて この忙しい時期から1週間のスキマを見つけ出し、お金をかき集めて日本のゴミを展示したいとコレクションの展覧会を企画したほどの情熱。彼はとにかく陽気でよくしゃべるがやるときはやる。もとコーラスをやっていたとかでずっと歌っている。
a0010575_171990.jpgこれはベルリンかどこかの博物館のコレクションでその当時西側の情報を得ようと手作りで作られたアンテナ各種を集めたもの。これも同じ展覧会のほかのコレクションの出品作品。もっとまじめにやればよかったかな・・・。とちょっと反省。でも時間なかったもんね。そりゃちゃんとやりたいが、ちゃんとやれるだけの時間を確保するのが大変。
a0010575_1105641.jpg実は月23日がオープニングの予定の展覧会だった。ところが僕がひたちなかの公演があるので断っていたのであるが、わざわざ1週間、オープニングをずらしての開催となった。オープニングではフランクがビニプラコレクションについて熱く語る・・・とはいえドイツ語なのでチンプンカンプン、さっぱり分からないのであるが・・・。

とにかく展示もレクチャーもワークショップも無事終了し、結局公園の散歩もできず、観光名所みたいなところはまったく行けず、かえっこ会場の向かいのバウハウスミュージアムぐらいは寄ってみようと思いながら、結局どこにも寄れず、オープニングの次の朝8時の列車でフランクフルト→空港へ。ようやく健康状態もましになってきたので、空港のレストランでひとりゆっくり最後のドイツビールを楽しもうと思っていたが結構時間切れ。あわててビールをがぶ飲みし搭乗口に駆け込み長時間の機内を映画でも観て乗り切ろうとする・・・ところがルフトハンザはシステムエラーとかで上映プログラムの音声が出ない。

映画のない状態のエコノミーの10時間はやはりつらい。さらに今回関空乗り換え福岡行きだったのだが、なぜか乗り継ぎ便の音楽のサービスもシステムエラー。飛行機でシステムエラーって怖いですよね。機内の音楽や映画のサービスだとはいうものの、出発してからシステムの調子がおかしく・・・なんてアナウンスされるとぞっとする。とにかく貧血になりそうなのをガマンして映画も観れず眠れず音楽も聴けずじっと我慢の十数時間のルフトハンザと全日空でした。やっぱりつらいなー。しかし、皆偉いなー。よく欧米行き来していますね。・・・
by fuji-studio | 2005-11-03 02:11 | ■海外での活動


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