ずっと発酵中! 筑前深江海水浴場の「うみかえる」
2016年 10月 27日
福岡の糸島のこの海沿いの空き家のたっている土地を借りることになり、それにともなって、本来取り壊すべきところの朽ち果てつつある木造の古民家を買い取り、改修して使ってきた。
僕のブログの中から、これまでのうみかえるの記事をいくつかピックアップしてリンクしてみる。
しかし、5年前この場所を離れ、十和田市現代美術館に勤務することになり、家族が隣にできた屋根と外壁だけの家に移り住み、ここが一時はかえっこのおもちゃの荷物の集配所になっていたが、雨漏りが激しく、海風が強く、天井が落ちてきて、ほとんど使えない状態になっていた。整備してもすぐ荒れ果てる・・・。
その延長の広い半屋外のような雨漏りのする屋根のある東屋のような感じで使えないかなと、今回3部屋分の天井をおとし、整備して、部屋の中にだるまストーブをもちこみ、発酵中の空間を作ろうとしてみた。
空間をいじり始めるといろいろやりたくなる。こうしようと決めて部屋を作るのではなく、部屋をいじりながら部屋を構築してゆくのがいい。
もっと時間があれば、ずっといじり続けているのだろうな。
糸島芸農の出品作品として空間をつくったので、まだ作業中の現場にバスツアーで100名ほどの客がくる。福岡市文化振興財団の主催のマネジメントスクールの学生が20名ぐらいで訪れる。かなり昔から僕の活動を見てくれている人たちがぽろりぽろりとやってきて、僕が作業しているのを見て驚く。