海の家の自宅と「うみかえる」
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4年前、十和田に赴任する一週間ぐらい前に引き渡しをうけた海沿いの自宅兼スタジオ。 

外壁と屋根とコンクリートの床下だけという12m×12mのとてもシンプルな何もない空間に簡易水洗だけがある状態。・・・あまりにも寒いし、壁のない部屋なので、まるでキャンプ場のように屋内にテントを立てて、トイレを囲ったり、お風呂を囲ったり・・・しつつここでの生活がはじまった。・・・僕は十和田に行っちゃったのでいなかったのだけど。


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残された妻が一人で地道にかえっこで大量に集まるぬいぐるみの中から汚れたり人気のないもの達を外壁の内側に詰め込みながら内壁を作る生活を続けて4年。

途中、一度十和田の常勤をはずれて非常勤になった時にトイレの壁を作ったものの、お風呂の壁ができないで数年間。

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この連休で久しぶりに数日間自宅兼倉庫、スタジオの整理をすることができて、ついでにお風呂の壁を天井をつくることができた。

なんとなく家のようなかんじになってきた。

この写真は作業途中の写真。壁の間にはもちろんぬいぐるみを詰め込み、家の中で珍しくできた天井裏には解体して綿を取り出す素材としての大型のぬいぐるみをストックする倉庫にすることにした。

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以前つくったトイレの壁の内側にも本棚をつくったり、窓側には金魚の水槽を入れたり・・・

・・・といくら棚をつくってみても、なぜだか家の倉庫に大量にある友人の書籍や僕の資料をストックするスペースは到底たりない。 ものが入る棚や空間を作ると、それだけまたものが増えて行くので10年後を考えると恐ろしい。

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そうやって単純な作業を重ねていると、ついついやらなくてもいいことをしたくなり・・・
ベランダの角に東京で勤めていた時に会社からもらってきた石の彫刻を設置してみたりするとぴったりはまって嬉しい。

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ベランダの下では家族連れが海遊びを楽しみに来ていて幸せそう・・・
にもかかわらず、ずっと大工作業と荷物の運搬と整理と掃除と・・・労働

結局好きでやってるのだから仕方ないなぁ。
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作業している横で7匹の猫と一匹の犬がじっと見つめながら自分たちの居場所がつくられてゆく期待しているのか・・・どうだか。

猫はどこにでも登り、隙間があるとそこでくつろぎ・・・しあわせそう。僕はそのような場をつくるために休むことなく働いている。
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同じ敷地内にあり、海水浴場の駐車場に面している以前暮らしていた昭和4年ぐらいにできた古い民家は、海沿いの家ができてからはかえっこの集配所として物置になってしまったり、後輩の陶芸家が暮らしたりしていたが・・・最近近所に引っ越してきた自然農関係の人や環境活動をやっている人たちに開放して、シェアスタジオとして利用し始めている。
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度重なる地震や強風、豪雨で屋根や天井が崩れたりして相当修復が必要になってきた場所だけど、使いながら少しづつ場所を整備しなければならない。まだまだやることいっぱいあるなぁ。

ここ手を入れると相当良くなると思うのだけれど、なかなか時間がない。
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うみかえるの中を覗いてみると、美味そうなカレーをつくっていたり、染色体験をしていたり、フリーマーケットのようなことをやっていたり、マッサージのようなことをしていたり・・・ここも楽しそう。

僕は見知らぬみなさんが楽しめる場所を開放しているだけ。
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その裏にある昔の事務所の後の中がまだ未整理で、砂埃にまみれた資料が詰まっていて、・・・当時は結構綺麗に改装したのだけれど、5年以上放置されているのでまた手を入れなければならないところを掃除したり・・・

いつまでやっても掃除は付きまとってくる。一生続くのだろうな・・・。物や場所は持たないほうがいいとつくづく思う。身軽になりたい・・・とも思うのだけれど・・・業というか、性というか・・・
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もうひとつ福岡で放置されている養鶏場跡地のスタジオや倉庫からものを移動するために自宅の下に倉庫を作ってみたが、もうすでにおもちゃやぬいぐるみや古本で埋まってしまった。倉庫はいくらあっても足りない。恐ろしい。
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ここでの分類作業から新しい活動のための素材が生まれてくると信じて・・・作業に没頭する。

不幸なことに作業に没頭することは嫌いではない。荷物の移動も苦痛とは思わない。むしろじっと座ってくつろいだり昼寝することができない性質・・・不幸だ。
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途中、娘がどこからか這い出てきてお茶をたててくれた。その瞬間は休日モード。

・・と 久しぶりに自宅での作業に没頭してみたが、また秋田に戻り、秋田で空き家探しと作業場探しを始めなければ・・・空き家とものが追いかけてくる・・・。はぁ。何してんだろう。
by fuji-studio | 2016-05-08 18:02 | ◎福岡・筑前深江での活動


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