海の家の自宅と「うみかえる」
2016年 05月 08日
外壁と屋根とコンクリートの床下だけという12m×12mのとてもシンプルな何もない空間に簡易水洗だけがある状態。・・・あまりにも寒いし、壁のない部屋なので、まるでキャンプ場のように屋内にテントを立てて、トイレを囲ったり、お風呂を囲ったり・・・しつつここでの生活がはじまった。・・・僕は十和田に行っちゃったのでいなかったのだけど。
途中、一度十和田の常勤をはずれて非常勤になった時にトイレの壁を作ったものの、お風呂の壁ができないで数年間。
なんとなく家のようなかんじになってきた。
この写真は作業途中の写真。壁の間にはもちろんぬいぐるみを詰め込み、家の中で珍しくできた天井裏には解体して綿を取り出す素材としての大型のぬいぐるみをストックする倉庫にすることにした。
・・・といくら棚をつくってみても、なぜだか家の倉庫に大量にある友人の書籍や僕の資料をストックするスペースは到底たりない。 ものが入る棚や空間を作ると、それだけまたものが増えて行くので10年後を考えると恐ろしい。
ベランダの角に東京で勤めていた時に会社からもらってきた石の彫刻を設置してみたりするとぴったりはまって嬉しい。
にもかかわらず、ずっと大工作業と荷物の運搬と整理と掃除と・・・労働
結局好きでやってるのだから仕方ないなぁ。
猫はどこにでも登り、隙間があるとそこでくつろぎ・・・しあわせそう。僕はそのような場をつくるために休むことなく働いている。
ここ手を入れると相当良くなると思うのだけれど、なかなか時間がない。
僕は見知らぬみなさんが楽しめる場所を開放しているだけ。
いつまでやっても掃除は付きまとってくる。一生続くのだろうな・・・。物や場所は持たないほうがいいとつくづく思う。身軽になりたい・・・とも思うのだけれど・・・業というか、性というか・・・
不幸なことに作業に没頭することは嫌いではない。荷物の移動も苦痛とは思わない。むしろじっと座ってくつろいだり昼寝することができない性質・・・不幸だ。
・・と 久しぶりに自宅での作業に没頭してみたが、また秋田に戻り、秋田で空き家探しと作業場探しを始めなければ・・・空き家とものが追いかけてくる・・・。はぁ。何してんだろう。