開くことと閉じること
a0010575_08511964.jpg最近、開くことと閉じることのバランスがとても重要だということが気になって仕方ない。

感情や感覚の在り方、あるいは精神状態のあり方というべきか、心の在り方というべきか。

自分自身の状態を客観視できること。そのことがとても重要な気がする。

作品を作る行為、あるいは表現に向かう行為、自分自身を客観視し、さらに自分自身を超えようとする行為はあくまでも内側に向かいつつ、ある意味閉じたところから発する質のものなのかもしれない。そしてそれを発表する行為、社会化する行為は、自分の内なるものをいかに開いてゆくかということに繋がる行為のような気もする。

しかしそれぞれにも開く部分と閉じる部分が微妙なバランスでせめぎあう。

内なる自分を超えてゆく行為はまさに自分と周辺との境界を行き来する行為であるし、社会化しようと発表する行為は単に自分自身を開くだけではなく、ある部分に対して閉じながらある部分を開いてゆく微妙な操作が絡んでくる行為のような気がする。

もしかすると開くと閉じるだけのことではないのかもしれない。

前向きと後ろ向き、上向きと下向き、そして開くことと閉じること・・・そのバランスをコントロールできればすごいのだろうけれど・・・。

あたりまえだけれど、世の中はそんなに単純ではない。だから面白い。その微妙な開き具合と閉じる具合でいろいろな関係の在り方が変わってくる。

それを自覚できること・・・そんなことって子どもの頃教えられなかったなぁ。



by fuji-studio | 2014-10-26 08:49 | ・思索雑感/ImageTrash


<< 繋ぐ術 前川國男の作品「弘前こぎん研究... >>