人気ブログランキング | 話題のタグを見る

違和感を飛び超える術の映像追加

福岡市美術館で九州大学の後小路さん(もと福岡市美術館、福岡アジア美術館の学芸員)から頼まれて福岡市美術館の展覧会場の前で軽いレクチャートークを行いました。またベラベラしゃべってしまった。

その後、ついでに馬場君に来てもらい、映像作品を5本追加しました。それと音声コマンドもいろんな遊びを追加し、「カクダイ、サユウハンテン、フリーズ」などで、映像で遊べるようになりました。ひとつひとつタイトルを言うのがめんどうな人の為に、全部の映像を流すコマンド「ゼンタイ」とすべての映像の最初の10秒を頭だしして見せてくれる「アタマダシ」も追加。ぜひ試してください。





追加された映像は1997年にパプアニューギニアで撮影されたもの3本と、夏に大阪で行ったヌイグルミシアターの中で子どもたちと映像をすつるワークショップということで参加してもらった作家による作品(ヌイグルミシアターで子どもたちと制作した作品)です。

現在上映されている映像のリストを掲載します。

■映像作品リスト

「Nobody」 Fu Chang Road Project作品
15年前に造られた街をドライブしてみる。新しくつくられた街の価値観って何?(2004)

「MCM511000AJ80」 Fu Chang Road Project作品
1990年から98年まで働かせたメモリー。なぜ使えなくなるのだろう?(2004)

「Scan」 Fu Chang Road Project作品
乗りものの中から窓の外を眺める。欧米から押し寄せた様々な価値観に対する疑問(2004)

「A Pen」 Fu Chang Road Project作品
イメージを描こうとするが・・・。イメージ力に乏しくつまらない自分(2004)

「Kamome Road」 Fu Chang Road Project作品
日常暮らしている空の風景。空が狭く空を感じないところから逃れ・・・(2004)

「Table」 Fu Chang Road Project作品
丸いテーブルはすごくいいと思う。家族関係を引き裂いたものは何だったのか(2004)

「Across The Border」 Fu Chang Road Project作品
アメリカとメキシコの国境を越える。日本にいるとボーダー感を失う(2004)

「Tiwana」 Fu Chang Road Project作品
アメリカ国境にあるメキシコの街のバーから。自由の国に隣接した、最も自由を感じた所(2004)

「cloud」 Fu Chang Road Project作品
アメリカから日本へ向かう時に眺め続けたなんでもない風景。昔は眺めていた。(2004)

「Cube」 Fu Chang Road Project作品
日本からパプアニューギニアへ向かう飛行機の中で語る。(2003年撮影)

「T.M.Interview」 Fu Chang Road Project作品
1992年に行ったインタビュー映像の再構成。環境問題に対する違和感(1992年撮影)

「Rabaul」 Fu Chang Road Project作品
1987年に旅したラバウル島での日本軍の痕跡。日本が消し去った記憶に対する疑問(1987年撮影)

「My House 1987」 Fu Chang Road Project作品
1987年パプアニューギニアで暮らしていた家のある日の日常(1987年撮影)

「Mai mai」 Fu Chang Road Project作品
1987年に撮影したビデオに入っていた撮影の記憶のないかたつむりの映像(1987年撮影)

「Question」 Fu Chang Road Project作品
混沌としてた頃に撮影した映像。成長すること、価値あるものに対する違和感(1984年撮影)

「Carp Streamer」 Fu Chang Road Project作品
鴨川のこいのぼり作品が撮影された映像。僕は泳がされていると思っていた(1983年撮影)

「1963」 Fu Chang Road Project作品
1963年に父親が撮影した家族の映像。虚飾に対する違和感 (1963年撮影)

「パラモデルとプラレールで遊ぼう」 パラモデル(林泰彦+中野祐介)作品
 「ヌイグルミシアター」でのワークショップによる作品(2004)

「おえかきアニメ」 村井美々作品
 「ヌイグルミシアター」でのワークショップによる作品、音楽は久保田テツのワークショップによる(2004)

「雲のような」 鈴木淳作品
ビルと煙の不思議な風景の映像作品(2003)

「世界の終わりにダンスを踊る」 鈴木淳作品
鈴木淳が遭遇した日常的非日常(2004)

「恐い山」 鈴木淳作品
恐山で撮影した風景映像(2003)

「百年後の美術」 Second Planet 作品
福岡市美術館の百年後について語る!(2004)

「百年後の美術」 Second Planet 作品
21世紀の作家ー福岡ーの将来について語る(2004)

「百年後の美術」 Second Planet 作品
福岡市美術館の百年後についてさらに語る!(2004)

馬場哲晃出品作品
 映像が流れていないときの音声「言霊」より(2004)
 音声認識システム(2004)

■ところでFu Chang Road ProjectってFuji, Koushi(藤浩志)とIzumiyama, Road(泉山朗土)による映像制作ユニットです。(なーんだ) 僕が映像記録をかれこれ20年ぶんぐらい溜め込んでいて、どうにか整理しなければならないなー、と思っていたところに最近泉山朗土君がプロ用のビデオカメラを買い、ドキュメント制作wはじめるという話。じゃあ、カメラ代の足しにでもしてもらおうかと映像の編集を発注することに。僕が撮影した映像を泉山君の視点で編集するというかんじ。
by fuji-studio | 2005-01-27 23:54 | ○夢の鳥 DreamingBird